463 / 529
第11章 魔王と最北の国篇
第135話 銀世界
しおりを挟む
「さぁ、ヴァイス王国へ向かおう」
リュート達はヴァイス王国に向かって歩き始めた。
「見えてきたな…雪だ!」
しばらく歩くと、リュート達の行く手には銀世界が広がった。
「うわー綺麗!」
「これが雪か…」
アル大陸に居たメンバーは雪を見るのは初めてのようで、各々が雪に様々な反応を見せていた。
「この服の効果か、全然寒くないな」
このぐらいの雪が積もっている場所なら寒いのが当たり前かもしれないが、服の効果で寒さを全く感じない。リュート達が身につけている防寒服の効果は絶大なようだ。
「さぁ、歩きにくいかもしれないけど、気をつけて進もう」
リュート達は銀世界を進む。ザクザクと雪を踏みならして進む。
「みんなは寒かったりしないか?」
「大丈夫だ」
「私も」
「この布の効果は凄いですー」
防寒具を着たみんなはもちろんのこと、防寒布を身につけたクリアとオリアナも特に寒さは感じていないようだ。あの店は相当優秀だったようだ。
「なら良かった。気を抜かずに進もう」
最初は慣れない雪道でペースも遅かったが、徐々にみんな慣れ始めてペースが上がった。
「どうだ?みんな雪には慣れたか?」
「だいぶ慣れたわ」
「私も雪を歩くのは初めてで、最初は歩きにくかったですが、慣れました」
ローザもニナも雪に慣れることが出来たみたいだ。
「ねぇコットン?」
「なんでしょうご主人様!」
「寒くないの?」
コットンは寒さに強いという理由で防寒着を買わなかった。コットンは普段と何ら変わらない格好をしている。見てるこちらが寒くなりそうだ。
「大丈夫です!このくらいの寒さ、我には有って無いようなものですから」
コットンは自信ありげにそう言う。実際、なんの変化も無いので、本当に寒さには強いのだろう。
「何かあったら報告しろよ?」
「下郎に言われるまでもない。それに我は大丈夫だ!」
一同はヴァイス王国に足を進める。道中には雪ならでは兎のようなモンスターや、氷の霊みたいなモンスターが居た。リュート達はそんなモンスター達も倒しながらひたすら北へ向かう。
「くっ!天候が荒れてきたな…」
リュート達が歩き始めた時はなんともない空模様だったが、ヴァイス王国に近づくに連れて天気が激変した。猛吹雪となったのだ。
「前が見えづらい…みんな!逸れるなよ!」
ペースが落ちるが逸れるよりはマシだ。みんなを見失わないように慎重に進む。
「あっ!リュート!あれ!」
クリアが指さす先に一筋の光が見える。それは間違いなく人為的な光だ。
「着いた!あれがヴァイス王国!」
リュート達は吹雪をぬけ、ヴァイス王国にたどり着いたのだった。
リュート達はヴァイス王国に向かって歩き始めた。
「見えてきたな…雪だ!」
しばらく歩くと、リュート達の行く手には銀世界が広がった。
「うわー綺麗!」
「これが雪か…」
アル大陸に居たメンバーは雪を見るのは初めてのようで、各々が雪に様々な反応を見せていた。
「この服の効果か、全然寒くないな」
このぐらいの雪が積もっている場所なら寒いのが当たり前かもしれないが、服の効果で寒さを全く感じない。リュート達が身につけている防寒服の効果は絶大なようだ。
「さぁ、歩きにくいかもしれないけど、気をつけて進もう」
リュート達は銀世界を進む。ザクザクと雪を踏みならして進む。
「みんなは寒かったりしないか?」
「大丈夫だ」
「私も」
「この布の効果は凄いですー」
防寒具を着たみんなはもちろんのこと、防寒布を身につけたクリアとオリアナも特に寒さは感じていないようだ。あの店は相当優秀だったようだ。
「なら良かった。気を抜かずに進もう」
最初は慣れない雪道でペースも遅かったが、徐々にみんな慣れ始めてペースが上がった。
「どうだ?みんな雪には慣れたか?」
「だいぶ慣れたわ」
「私も雪を歩くのは初めてで、最初は歩きにくかったですが、慣れました」
ローザもニナも雪に慣れることが出来たみたいだ。
「ねぇコットン?」
「なんでしょうご主人様!」
「寒くないの?」
コットンは寒さに強いという理由で防寒着を買わなかった。コットンは普段と何ら変わらない格好をしている。見てるこちらが寒くなりそうだ。
「大丈夫です!このくらいの寒さ、我には有って無いようなものですから」
コットンは自信ありげにそう言う。実際、なんの変化も無いので、本当に寒さには強いのだろう。
「何かあったら報告しろよ?」
「下郎に言われるまでもない。それに我は大丈夫だ!」
一同はヴァイス王国に足を進める。道中には雪ならでは兎のようなモンスターや、氷の霊みたいなモンスターが居た。リュート達はそんなモンスター達も倒しながらひたすら北へ向かう。
「くっ!天候が荒れてきたな…」
リュート達が歩き始めた時はなんともない空模様だったが、ヴァイス王国に近づくに連れて天気が激変した。猛吹雪となったのだ。
「前が見えづらい…みんな!逸れるなよ!」
ペースが落ちるが逸れるよりはマシだ。みんなを見失わないように慎重に進む。
「あっ!リュート!あれ!」
クリアが指さす先に一筋の光が見える。それは間違いなく人為的な光だ。
「着いた!あれがヴァイス王国!」
リュート達は吹雪をぬけ、ヴァイス王国にたどり着いたのだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる