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第14章 七大国会合篇
第178話 加速
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リュートとアイザックは到着の遅いライアン達を探しに出た。
「しかし、本当によかったのか?」
「我々よりあの御二方の方が何倍も強いだろう」
「そうだな…」
ベルデの北の門番はリュートとアイザックを止めることは無かった。
「なぁ、アイザック王。勝手に国から出てきてよかったのか?」
「大丈夫だ!俺は相当強いからな!」
「いや、そういう問題ではなく」
リュートの心配を他所に、アイザックは体をほぐし始める。
「リュート王、今から飛ばそうと思っているんだが、どうする?」
「飛ばす?一体何をするつもりだ?」
「ヴァイスの皆に何かあったら大変だからな。早く移動するために走ろうと思ってな」
「走るって…。馬かなにかを用意した方がいいんじゃ…」
「まぁ見てな。リュート王は後からでも着いてくるといい」
アイザックはランニングポーズをとり、構える。
「加速!」
次の瞬間、アイザックの姿が一瞬で消えた。
「速っ!」
アイザックは超高速で走り去った。
一方、ヴァイス王国の兵たちは未知の魔物に苦戦を強いられていた。
「くっ…!王!このままでは、我々はジリ貧です!」
「王!我々を守るのをおやめ下さい!魔力が尽きてしまいます!」
黒い肌を持つ巨人のような魔物が、巨大な武器をヴァイスの兵たちに振り下ろす。しかし、武器が兵士たちに届くことは無い。
「守護の隔壁!」
ライアンはヴァイス兵と魔物の間に強力なバリアを展開していた。
「うーん。私の能力はあまり戦闘向けでは無いんですよね…困りました…」
そんなライアン達の元に一人の男が現れた。
「おう!無事か?」
そこにどこからともなく現れたのは、アスールのアイザック王だった。
「アイザック王!わざわざ来ていただけるとは!」
「なるほど。こいつはかなり厄介なモンスターだな!俺に任せてくれ!」
アイザックは収納袋から、大剣を取り出す。
「行くぞ相棒!蹂躙の時間だ!」
アイザックが大剣を構え、魔物の後ろに立つ。
「はぁ…はぁ…。全力で飛ばしたのに追いつかないなんて…。なんて速さだ…」
リュートが息を上げながら遅れて到着した。
「覇王斬!」
リュートが次にアイザックの姿を確認した時には、巨大な魔物は真っ二つになっていた。アイザックの一撃に魔物は息絶えた。
「ありがとうございました。アイザック王!」
「何。気にすることは無いさ!俺がやりたくてやったことだからな!ハッハッハ!」
「リュート王もわざわざありがとうございます。共にベルデへ参りましょう」
こうして、アイザックの力をリュートは知ることになるのだった。
「しかし、本当によかったのか?」
「我々よりあの御二方の方が何倍も強いだろう」
「そうだな…」
ベルデの北の門番はリュートとアイザックを止めることは無かった。
「なぁ、アイザック王。勝手に国から出てきてよかったのか?」
「大丈夫だ!俺は相当強いからな!」
「いや、そういう問題ではなく」
リュートの心配を他所に、アイザックは体をほぐし始める。
「リュート王、今から飛ばそうと思っているんだが、どうする?」
「飛ばす?一体何をするつもりだ?」
「ヴァイスの皆に何かあったら大変だからな。早く移動するために走ろうと思ってな」
「走るって…。馬かなにかを用意した方がいいんじゃ…」
「まぁ見てな。リュート王は後からでも着いてくるといい」
アイザックはランニングポーズをとり、構える。
「加速!」
次の瞬間、アイザックの姿が一瞬で消えた。
「速っ!」
アイザックは超高速で走り去った。
一方、ヴァイス王国の兵たちは未知の魔物に苦戦を強いられていた。
「くっ…!王!このままでは、我々はジリ貧です!」
「王!我々を守るのをおやめ下さい!魔力が尽きてしまいます!」
黒い肌を持つ巨人のような魔物が、巨大な武器をヴァイスの兵たちに振り下ろす。しかし、武器が兵士たちに届くことは無い。
「守護の隔壁!」
ライアンはヴァイス兵と魔物の間に強力なバリアを展開していた。
「うーん。私の能力はあまり戦闘向けでは無いんですよね…困りました…」
そんなライアン達の元に一人の男が現れた。
「おう!無事か?」
そこにどこからともなく現れたのは、アスールのアイザック王だった。
「アイザック王!わざわざ来ていただけるとは!」
「なるほど。こいつはかなり厄介なモンスターだな!俺に任せてくれ!」
アイザックは収納袋から、大剣を取り出す。
「行くぞ相棒!蹂躙の時間だ!」
アイザックが大剣を構え、魔物の後ろに立つ。
「はぁ…はぁ…。全力で飛ばしたのに追いつかないなんて…。なんて速さだ…」
リュートが息を上げながら遅れて到着した。
「覇王斬!」
リュートが次にアイザックの姿を確認した時には、巨大な魔物は真っ二つになっていた。アイザックの一撃に魔物は息絶えた。
「ありがとうございました。アイザック王!」
「何。気にすることは無いさ!俺がやりたくてやったことだからな!ハッハッハ!」
「リュート王もわざわざありがとうございます。共にベルデへ参りましょう」
こうして、アイザックの力をリュートは知ることになるのだった。
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