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第15章 闇との決戦篇
第192話 再戦、西門
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ベルデ王国西門前にて、ミラとコットンは魔物の群れを視認していた。
「さぁやるぞコットン。手筈通りにな」
「わかっている」
西門に現れたのはやはり前回同様メランであった。
「チッ!今回はあの金ピカ女は不在か。だが、あのエルフはまた居るようだな。隣の人物は誰か知らないが、纏めて殲滅してやれ!倍増!」
ただでさえ多かった魔物の数が倍増する。
「そして、今回連れてきた魔物の中には非常に手強い者も居るぞ!行け闇巨人!」
「ガアァァァァァ!」
その魔物の中に居た一際大きい魔物が咆哮をあげる。
「あれが向こうの鍵のようだな」
「やれるかコットン?」
「誰にものを聞いている?我は偉大なる天狼。魔物ごときに引けは取らん!」
コットンが一人、敵陣に飛び込んでいく。
「奴は馬鹿か?空中では避けることは出来ない!弓兵!やつを貫け!」
魔物達の中に居た弓使いが矢を放つ。
「ふん。そんな攻撃は予め予想済みだ」
すると、コットンを追い抜くように無数の何かが飛んでいく。
「追従する矢!」
ミラが放った矢が、コットンを目掛けて飛んできた矢を全て撃ち落とす。
「何!あのエルフ!」
「どうしたこの程度のことでうろたえていたら我には勝てんぞ!」
コットンは素手で魔物を蹴散らしていく。
「天狼爪!」
魔物は次第に数を減らしていく。
「ひと薙ぎでこの威力…。こいつら只者ではない!」
「当たり前だ!我は天狼、世界最強の種族だ!」
「仕方ない…使いたくなかったが仕方がない!魔人化・融合!」
先程まで暴れていた闇の巨人が闇に変換され、メランの元に集まる。
「さぁ闇の元に一つになり、こいつらを叩きのめす!」
メランはみるみる肉体を巨大化させ、巨大な魔人となった。その大きさは優に20メートルは超えているだろう。
「この体なら貴様らにも負けん!闇巨振動!」
「あれで地を殴られたら、とてつもない被害が出る!」
コットンが言ったように巨大魔人メランの一撃がこのまま地面に当たれば、地は割れ、ベルデ国内まで被害が出るだろう。
「さぁ死ねぇ!この一撃で戦いを終わらせてくれよう」
「だが、どうやら間に合ったみたいだ」
『素質解放が発生します』
ミラの体に雷が宿る。ミラは素質解放状態に覚醒した。そして、その雷で巨大な弓矢を作り上げる。
「この一撃を持って、お前は消え去るだろう。節制の巨矢!」
メランの核がミラの一撃で貫かれたのだった。
「さぁやるぞコットン。手筈通りにな」
「わかっている」
西門に現れたのはやはり前回同様メランであった。
「チッ!今回はあの金ピカ女は不在か。だが、あのエルフはまた居るようだな。隣の人物は誰か知らないが、纏めて殲滅してやれ!倍増!」
ただでさえ多かった魔物の数が倍増する。
「そして、今回連れてきた魔物の中には非常に手強い者も居るぞ!行け闇巨人!」
「ガアァァァァァ!」
その魔物の中に居た一際大きい魔物が咆哮をあげる。
「あれが向こうの鍵のようだな」
「やれるかコットン?」
「誰にものを聞いている?我は偉大なる天狼。魔物ごときに引けは取らん!」
コットンが一人、敵陣に飛び込んでいく。
「奴は馬鹿か?空中では避けることは出来ない!弓兵!やつを貫け!」
魔物達の中に居た弓使いが矢を放つ。
「ふん。そんな攻撃は予め予想済みだ」
すると、コットンを追い抜くように無数の何かが飛んでいく。
「追従する矢!」
ミラが放った矢が、コットンを目掛けて飛んできた矢を全て撃ち落とす。
「何!あのエルフ!」
「どうしたこの程度のことでうろたえていたら我には勝てんぞ!」
コットンは素手で魔物を蹴散らしていく。
「天狼爪!」
魔物は次第に数を減らしていく。
「ひと薙ぎでこの威力…。こいつら只者ではない!」
「当たり前だ!我は天狼、世界最強の種族だ!」
「仕方ない…使いたくなかったが仕方がない!魔人化・融合!」
先程まで暴れていた闇の巨人が闇に変換され、メランの元に集まる。
「さぁ闇の元に一つになり、こいつらを叩きのめす!」
メランはみるみる肉体を巨大化させ、巨大な魔人となった。その大きさは優に20メートルは超えているだろう。
「この体なら貴様らにも負けん!闇巨振動!」
「あれで地を殴られたら、とてつもない被害が出る!」
コットンが言ったように巨大魔人メランの一撃がこのまま地面に当たれば、地は割れ、ベルデ国内まで被害が出るだろう。
「さぁ死ねぇ!この一撃で戦いを終わらせてくれよう」
「だが、どうやら間に合ったみたいだ」
『素質解放が発生します』
ミラの体に雷が宿る。ミラは素質解放状態に覚醒した。そして、その雷で巨大な弓矢を作り上げる。
「この一撃を持って、お前は消え去るだろう。節制の巨矢!」
メランの核がミラの一撃で貫かれたのだった。
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