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第15章 闇との決戦篇
第191話 再戦、北門
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サレナ達の作戦会議から数日後、決戦の日はすぐに訪れた。
「敵襲!敵襲!魔物達の群れがこちらに迫ってきています」
「来ましたわね。作戦は皆様に伝えた通りですわ!ご武運を!」
サレナ達は各門へ分散する。北門へ向かったのはサレナとオリアナ+ブレイズだった。
「さぁやりますわオリアナ様!」
「はい!行きましょうサレナさん!」
「マスターには近づかせないぜ!」
「お二人は魔物の処理を私はあちらを」
北門に魔物を引き連れて現れたのは前回同様アテルだった。サレナが一人アテルに向き合う。
「前回より敵が増えていますねェ!しかし、あの時の私と比べられたら困りますよォ!」
アテルの闇の力は以前よりも確実に増していた。
「さァ!闇よ我が肉体を蝕むが良い!」
アテルの体から闇が溢れ、アテルの肉体は変化し始める。髪の色や肌の色、終いには角や翼も生えていた。
「魔人化ですか」
「前回のようには行きませんよォ!あなたがたは全て闇に帰して差し上げますよォ!」
「はぁ!」
サレナは高速の斬撃でアテルを切り裂いたが、まるで手応えがない。
「私の幻影の力も以前より増しているのですよォ!」
アテルはサレナの死角から現れ、サレナを闇の手で殴りつける。
「くっ!速い!」
「速度も攻撃力も以前とは比べ物になりませんよォ!暗黒に誘いし闇!」
無数の闇の手がサレナに伸びる。
「こちらも手は抜けませんわね。剣聖の名の元に、剣よ顕現せよ」
空から出現した白き剣が闇の手を切り裂きながらサレナの手元に飛んでくる。
「行きますわよ、D.Dソード。久しぶりに貴方の力借りさせていただきますわ」
サレナは二本の剣を構えた。
「剣が一本増えた所で何か変わるというのですかァ!」
アテルは幻影を混じえながら、サレナとの距離を詰めていく。
「今ですブレイズ様!」
「任せろ!炎域!」
サレナとアテルの周囲に炎の領域が広がる。
「何ですとォ!いつの間に私の近くにィ!」
「あなたを私に惹き付けさせて頂きましたわ!これでもう逃げ場は無いですわ!」
炎が二人に迫る。
「しかし、これであなたも逃げ場が無いィ!この場で貴方を屠ればなんの問題も無いィ!」
アテルは魔力を高め、闇を増幅させる。
「さァ!死ぬが良いィ!暗黒の剣!」
闇の剣がサレナを貫く。
「ははァ!死にましたかァ!」
「残念ながらハズレですわ」
「ぼくだよ」
アテルが貫いたのはサレナに擬態していたスライムのムーだった。
「何ィ!」
アテルの頭上には既にサレナの刃が来ていた。
「もらいました!」
ザンッ!アテルは真っ二つに切り裂かれたのだった。
「敵襲!敵襲!魔物達の群れがこちらに迫ってきています」
「来ましたわね。作戦は皆様に伝えた通りですわ!ご武運を!」
サレナ達は各門へ分散する。北門へ向かったのはサレナとオリアナ+ブレイズだった。
「さぁやりますわオリアナ様!」
「はい!行きましょうサレナさん!」
「マスターには近づかせないぜ!」
「お二人は魔物の処理を私はあちらを」
北門に魔物を引き連れて現れたのは前回同様アテルだった。サレナが一人アテルに向き合う。
「前回より敵が増えていますねェ!しかし、あの時の私と比べられたら困りますよォ!」
アテルの闇の力は以前よりも確実に増していた。
「さァ!闇よ我が肉体を蝕むが良い!」
アテルの体から闇が溢れ、アテルの肉体は変化し始める。髪の色や肌の色、終いには角や翼も生えていた。
「魔人化ですか」
「前回のようには行きませんよォ!あなたがたは全て闇に帰して差し上げますよォ!」
「はぁ!」
サレナは高速の斬撃でアテルを切り裂いたが、まるで手応えがない。
「私の幻影の力も以前より増しているのですよォ!」
アテルはサレナの死角から現れ、サレナを闇の手で殴りつける。
「くっ!速い!」
「速度も攻撃力も以前とは比べ物になりませんよォ!暗黒に誘いし闇!」
無数の闇の手がサレナに伸びる。
「こちらも手は抜けませんわね。剣聖の名の元に、剣よ顕現せよ」
空から出現した白き剣が闇の手を切り裂きながらサレナの手元に飛んでくる。
「行きますわよ、D.Dソード。久しぶりに貴方の力借りさせていただきますわ」
サレナは二本の剣を構えた。
「剣が一本増えた所で何か変わるというのですかァ!」
アテルは幻影を混じえながら、サレナとの距離を詰めていく。
「今ですブレイズ様!」
「任せろ!炎域!」
サレナとアテルの周囲に炎の領域が広がる。
「何ですとォ!いつの間に私の近くにィ!」
「あなたを私に惹き付けさせて頂きましたわ!これでもう逃げ場は無いですわ!」
炎が二人に迫る。
「しかし、これであなたも逃げ場が無いィ!この場で貴方を屠ればなんの問題も無いィ!」
アテルは魔力を高め、闇を増幅させる。
「さァ!死ぬが良いィ!暗黒の剣!」
闇の剣がサレナを貫く。
「ははァ!死にましたかァ!」
「残念ながらハズレですわ」
「ぼくだよ」
アテルが貫いたのはサレナに擬態していたスライムのムーだった。
「何ィ!」
アテルの頭上には既にサレナの刃が来ていた。
「もらいました!」
ザンッ!アテルは真っ二つに切り裂かれたのだった。
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