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6 ダイエットに励む、まずはウォーキングから!
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「おひいさま、まだ歩くんですか?」
「も、もちろん。まだ、カロリー消費してないから……あ、あと五分頑張らないとっ」
私は早速、ダイエットに励んでいる。
そうはいっても体型がネックであって。
激しい運動や筋力トレーニングでカロリーを消費するのは無理だった。
それなら、できることから始めようと思い、三食の食事前に軽く、ウォーキングすることに決めた。
時間は脂肪を燃焼できると言われるニ十分以上がベストだから、ニ十分を目安に三十分だ。
アンディにデータベースを検索してもらったから、間違いないはず。
しかし、たかが三十分、されど三十分。
この体型には辛い。
十分間の軽いウォーキングでぜえはあする小学生って、嫌すぎるんだけど……。
毎日続けることでどうにか、十五分はこなせるようになった。
でも、ニ十分辺りからきつい。
ここで耐えられるかどうかが勝負なんだと思う。
「ねぇ、シオン。あなたは別についてこなくてもいいのよ?」
「いいえっ! おひいさまが行くところ、火の中水の中であろうとどこまでもっ」
「そ、そう」
私よりも必死な様子で一緒にウォーキングをしているのは、クラシカルなメイドドレスに身を包んだクマちゃんメイド。
ステラとして初めて目を覚ました時に目が合ったあのメイドだった。
名前はシオン。
見た目は人間の大人くらいのサイズをした大きなテディベアにしか見えないけど、森主族(ウッズルーラー)と呼ばれる獣人らしい。
彼女だけでなく、そういう見た目の獣人であって。
そうは言われてもいまいちピンとこないけど。
もふもふとしていて触り心地が良くて、温かくて。
心優しい彼女と一緒にいると心が安らぐ。
両親がいない女の子にとって、大切な存在なのは間違いないと思う。
「おひいさまはこんな無理しなくても今のままで可愛いじゃないですか。やめましょうよ」
円らな瞳でそう言われて、心が揺らがないかと問われると多少、動揺はしている。
無理に痩せなくてもいいのではないか?
痩せなくても生きていけるのではないか?
そんな風に考えてしまう。
いけない。
こういうのを悪魔が囁くって、言うんだっけ?
悪魔が何かは分からない。
人間の心の弱さを表現しているんだろう。
「ダメ。ここで頑張らないとダメなの」
「そういうもんなんですか」
「そういうものなの」
でも、神は確かにいる。
そうでもなければ、死んだ人間が転生することもないし……。
世界がこんなにも不可思議だらけにならない。
悩むことなんかなかった。
とうに結論は出ていた。
生き抜く為には今、頑張らないと後悔する。
死んでしまったら、後悔だってできない。
美心だった頃、やれなかったこと、我慢していたことがたくさんあった。
それを抱え込んだまま、死んだ。
同じことをしてはいけない。
だから、頑張ろう。
私の為に……。
「あと五分、シオンもがんばろ。そうしたら、お昼御飯がもっとおいしくなるよ」
「御飯がおいしく……がんばりまっしょー、おひいさま」
そっか。
シオンがウォーキングしているのに痩せるどころか、膨張している気がしたのは気のせいではなかった。
動いている以上に食べてれば、減る訳ないよね……。
彼女を反面教師にして、私は食事制限を決めた。
「えー、もう食べないんですか」、「もっと食べてくだしあ」と料理長やシオンに心配される、「もっと食べないと健康にならないよ」と悪魔の囁きをしてくる叔父の妨害にあったもののダイエットは順調である。
多分……。
「も、もちろん。まだ、カロリー消費してないから……あ、あと五分頑張らないとっ」
私は早速、ダイエットに励んでいる。
そうはいっても体型がネックであって。
激しい運動や筋力トレーニングでカロリーを消費するのは無理だった。
それなら、できることから始めようと思い、三食の食事前に軽く、ウォーキングすることに決めた。
時間は脂肪を燃焼できると言われるニ十分以上がベストだから、ニ十分を目安に三十分だ。
アンディにデータベースを検索してもらったから、間違いないはず。
しかし、たかが三十分、されど三十分。
この体型には辛い。
十分間の軽いウォーキングでぜえはあする小学生って、嫌すぎるんだけど……。
毎日続けることでどうにか、十五分はこなせるようになった。
でも、ニ十分辺りからきつい。
ここで耐えられるかどうかが勝負なんだと思う。
「ねぇ、シオン。あなたは別についてこなくてもいいのよ?」
「いいえっ! おひいさまが行くところ、火の中水の中であろうとどこまでもっ」
「そ、そう」
私よりも必死な様子で一緒にウォーキングをしているのは、クラシカルなメイドドレスに身を包んだクマちゃんメイド。
ステラとして初めて目を覚ました時に目が合ったあのメイドだった。
名前はシオン。
見た目は人間の大人くらいのサイズをした大きなテディベアにしか見えないけど、森主族(ウッズルーラー)と呼ばれる獣人らしい。
彼女だけでなく、そういう見た目の獣人であって。
そうは言われてもいまいちピンとこないけど。
もふもふとしていて触り心地が良くて、温かくて。
心優しい彼女と一緒にいると心が安らぐ。
両親がいない女の子にとって、大切な存在なのは間違いないと思う。
「おひいさまはこんな無理しなくても今のままで可愛いじゃないですか。やめましょうよ」
円らな瞳でそう言われて、心が揺らがないかと問われると多少、動揺はしている。
無理に痩せなくてもいいのではないか?
痩せなくても生きていけるのではないか?
そんな風に考えてしまう。
いけない。
こういうのを悪魔が囁くって、言うんだっけ?
悪魔が何かは分からない。
人間の心の弱さを表現しているんだろう。
「ダメ。ここで頑張らないとダメなの」
「そういうもんなんですか」
「そういうものなの」
でも、神は確かにいる。
そうでもなければ、死んだ人間が転生することもないし……。
世界がこんなにも不可思議だらけにならない。
悩むことなんかなかった。
とうに結論は出ていた。
生き抜く為には今、頑張らないと後悔する。
死んでしまったら、後悔だってできない。
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それを抱え込んだまま、死んだ。
同じことをしてはいけない。
だから、頑張ろう。
私の為に……。
「あと五分、シオンもがんばろ。そうしたら、お昼御飯がもっとおいしくなるよ」
「御飯がおいしく……がんばりまっしょー、おひいさま」
そっか。
シオンがウォーキングしているのに痩せるどころか、膨張している気がしたのは気のせいではなかった。
動いている以上に食べてれば、減る訳ないよね……。
彼女を反面教師にして、私は食事制限を決めた。
「えー、もう食べないんですか」、「もっと食べてくだしあ」と料理長やシオンに心配される、「もっと食べないと健康にならないよ」と悪魔の囁きをしてくる叔父の妨害にあったもののダイエットは順調である。
多分……。
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