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25 美醜逆転
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やばい。
何がやばいって、まさか美醜概念のネジが飛んでるとは予想外だった。
そういうパターンだから、あんな狂った性格になったのだと理解した。
そもそもが狂った性格のキャラしか、『鋼鉄の聖女』にいなかったとも言う。
傾国の美女で悪女なステラだけがトチ狂ってるんじゃなくて、主人公の聖女もまともじゃないのだ。
「僕達は醜いから」
「そう。醜いから」
「こんな醜い僕達は生きてちゃいけないんだ」
「いけないんだぞ」
うわ、面倒くさい。
思わず、口に出しちゃいそうになった。
危ない。
そんなこと言っちゃったら、アウト。
味方につけるどころか、敵対ルートになっちゃうだろう。
「もしかしてなんだけど……私とこの子はどう見えてる?」
私とアディは誰が見ても美少女に見えるはず。
劇中屈指のルッキズムの権化のステラとそれによく似た妹なんだから。
ただし、普通ならという前提であって。
「ほ、本当に言ってもいいんですか?」
涙目でおどおどした態度の美少年二人は、妙な性癖が発露しそうで困る。
もっといじめたいと心の中で何かが囁いている気がするけど、きっと気のせい……。
「ええ。正直に言って」
「は、はい。変な顔です……」
はい、確定。
美醜の概念が二人の頭の中で逆転してるんだろう。
それだけなら、きれいなものがきれいに見えないだけで問題ないんだけど……。
自己評価が最低であって、全く自分に自信がなくて、それが原因で不当な待遇を受けてるんだから、大問題だ。
「分かった。うん、問題ない。君達は私のところに来てもらう」
「お姉ちゃん、本気なの?」
「うん、本気」
決めた。
生きる為には彼らの力が必要。
だから、どんな手を使っても歓心を得ようと考えていた。
でも、そうじゃない。
二人の様子を見てるとそんなことを抜きにして、何としても助けてあげたいと思ったのだ。
困ってる人がいたら、手を差し伸べる勇気は八雲叔父さんがくれた。
あの人のようになれなくても真似事くらいなら、私にだってできるはず。
「君達はこんなところにいては駄目。だから、一緒に来て」
「え、でも……」
「僕達は役立たずだから」
この自信の無さは環境のせいだろう。
やっぱり損得勘定無しで見過ごす訳にはいかない。
「でも」「だって」と中々、同意してくれなかったけど、半ば強引に連れ帰った。
隊商の方はサテレス叔父さんからもきつく言い渡してもらう。
特に問題はない。
レウスが辺境の小さな都市とはいえ、プラッツの名は伊達じゃないのだ。
問題があるとすれば、孤児院がさらに騒々しくなったことだろうか。
スサナとデザートエルフの子供達に加えて、ブランカとヴィトー。
それだけじゃなくて。
隊商で下働きをさせられていた子供達も一緒に引き取ったから。
少々、手狭になったと思う。
まだ、オスカルとブラウリオが見つかってすらいない。
これ以上、どれだけ増えるか、分からないけどその時になってから、考えればいいか。
「いいよね?」
「まぁ、いいんじゃない?」
アディもどこか他人事のようにいい加減なのだ。
あれだけ正確な情報を手に入れて、分析できる緻密な仕事をやる子が普段はこの調子。
まぁ、今のところはいい関係を維持してるから、このまま頑張ろうと思う。
何がやばいって、まさか美醜概念のネジが飛んでるとは予想外だった。
そういうパターンだから、あんな狂った性格になったのだと理解した。
そもそもが狂った性格のキャラしか、『鋼鉄の聖女』にいなかったとも言う。
傾国の美女で悪女なステラだけがトチ狂ってるんじゃなくて、主人公の聖女もまともじゃないのだ。
「僕達は醜いから」
「そう。醜いから」
「こんな醜い僕達は生きてちゃいけないんだ」
「いけないんだぞ」
うわ、面倒くさい。
思わず、口に出しちゃいそうになった。
危ない。
そんなこと言っちゃったら、アウト。
味方につけるどころか、敵対ルートになっちゃうだろう。
「もしかしてなんだけど……私とこの子はどう見えてる?」
私とアディは誰が見ても美少女に見えるはず。
劇中屈指のルッキズムの権化のステラとそれによく似た妹なんだから。
ただし、普通ならという前提であって。
「ほ、本当に言ってもいいんですか?」
涙目でおどおどした態度の美少年二人は、妙な性癖が発露しそうで困る。
もっといじめたいと心の中で何かが囁いている気がするけど、きっと気のせい……。
「ええ。正直に言って」
「は、はい。変な顔です……」
はい、確定。
美醜の概念が二人の頭の中で逆転してるんだろう。
それだけなら、きれいなものがきれいに見えないだけで問題ないんだけど……。
自己評価が最低であって、全く自分に自信がなくて、それが原因で不当な待遇を受けてるんだから、大問題だ。
「分かった。うん、問題ない。君達は私のところに来てもらう」
「お姉ちゃん、本気なの?」
「うん、本気」
決めた。
生きる為には彼らの力が必要。
だから、どんな手を使っても歓心を得ようと考えていた。
でも、そうじゃない。
二人の様子を見てるとそんなことを抜きにして、何としても助けてあげたいと思ったのだ。
困ってる人がいたら、手を差し伸べる勇気は八雲叔父さんがくれた。
あの人のようになれなくても真似事くらいなら、私にだってできるはず。
「君達はこんなところにいては駄目。だから、一緒に来て」
「え、でも……」
「僕達は役立たずだから」
この自信の無さは環境のせいだろう。
やっぱり損得勘定無しで見過ごす訳にはいかない。
「でも」「だって」と中々、同意してくれなかったけど、半ば強引に連れ帰った。
隊商の方はサテレス叔父さんからもきつく言い渡してもらう。
特に問題はない。
レウスが辺境の小さな都市とはいえ、プラッツの名は伊達じゃないのだ。
問題があるとすれば、孤児院がさらに騒々しくなったことだろうか。
スサナとデザートエルフの子供達に加えて、ブランカとヴィトー。
それだけじゃなくて。
隊商で下働きをさせられていた子供達も一緒に引き取ったから。
少々、手狭になったと思う。
まだ、オスカルとブラウリオが見つかってすらいない。
これ以上、どれだけ増えるか、分からないけどその時になってから、考えればいいか。
「いいよね?」
「まぁ、いいんじゃない?」
アディもどこか他人事のようにいい加減なのだ。
あれだけ正確な情報を手に入れて、分析できる緻密な仕事をやる子が普段はこの調子。
まぁ、今のところはいい関係を維持してるから、このまま頑張ろうと思う。
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