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47 怪しい二人組
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怪しい男、その一。
名前はアルと名乗った。
多分、二人組で主導権を握ってると思われる大男だ。
もっともどちらも大男。
見上げるほど、背が高いので首が痛くなる。
見上げたくないけど、目を合わさないで話すのは何だか、嫌だから……。
このアルという人は恐らく、多分ナルシストじゃないだろうか。
単に背が高いだけではなく、筋肉質のいい体をしているけど、それを見せつけるようにわざと薄い生地の上衣を着てる。
肌がサンドカラーなのもあって、余計に目立ってる。
しかも顔もそれなりに整っていて、無駄にイケメンだ。
でも、趣味はあまりよくないかもしれない。
馬鹿みたいに大きい両手持ちの剣を背負ってる。
お世辞にも取り回しがいいとは思えないんだけど、中二的なロマンみたいなものじゃないだろうか。
だから、趣味がいいと思えないのだ。
もう一人の怪しい男、その二。
こちらはセトと名乗った。
背恰好はアルと変わらないくらい大きい。
でも、正直なところはよく分からないとしか言いようがない人だった。
顔を完全に隠す頭巾の付いた白の外套を纏っていて、全体が掴めないのだ。
さらに顔には御丁寧に仮面を付けてる。
あまり喋らないけど、声は落ち着いたバリトンだ。
もしかしたら、仮面を取ったらイケメンなのかもしれない。
ただ、気になるのは歩くたびに聞こえる奇妙な足音。
金属が軋むような奇妙な音だった。
そう言えば、アルの右腕は機械仕掛けの義手だ。
ひょっとしたら、セトの足も義足なのかもしれない。
たったの二人でカンブリス救出の為に動こうとしてたくらいだから、同じような境遇の人を救おうとする気持ちが強いんだろう。
どう考えても怪しさしかないけど、何となく分かるのはこの二人、強そうってことだ。
だから、怪しいけど協力するしかない。
呉越同舟って感じ?
さぁ、それじゃあ、手筈通りにやるとしよう!
そう心に決めて、動こうとしたその時だった。
「君の作戦に私も参加したいのだが、かまわないかな?」
「はい?」
まさかの予定にない救援団、三人目が現れた……。
その人はちょっと声が低いけど、女の人だった。
背は私より、ずっと高い。
ぱっと見で均整の取れた体つきをしてると思った。
肩幅も広くて、まるでアスリートみたいだ。
もっともセトと同じで全身を隠そうとするように外套を纏ってるから、はっきりと分からない。
顔も身元を隠したいのか、鼻と口を覆うように覆面を付けてる。
でも、きれいだった。
軽くまとめて髪留めで留めただけの髪はきれいなネイビーブルーで切れ長の目は澄んだ海の色をしてる。
ただ、その割に両手で握ってるのはどこかで解体工事をするんだろうかと言いたくなる両手持ちの大きなハンマーだった。
見た目とのギャップが大きい。
喋り方も何だか、仰々しいというか、軍人ぽいのだ。
割合、ぞんざいな喋り方をするアルとは対照的だけど、両者に共通する点が一つある。
何だか、近寄りがたい雰囲気がするのだ。
迂闊に仲良くなってはいけないって、虫の知らせでなければいいんだけど……。
名前はアルと名乗った。
多分、二人組で主導権を握ってると思われる大男だ。
もっともどちらも大男。
見上げるほど、背が高いので首が痛くなる。
見上げたくないけど、目を合わさないで話すのは何だか、嫌だから……。
このアルという人は恐らく、多分ナルシストじゃないだろうか。
単に背が高いだけではなく、筋肉質のいい体をしているけど、それを見せつけるようにわざと薄い生地の上衣を着てる。
肌がサンドカラーなのもあって、余計に目立ってる。
しかも顔もそれなりに整っていて、無駄にイケメンだ。
でも、趣味はあまりよくないかもしれない。
馬鹿みたいに大きい両手持ちの剣を背負ってる。
お世辞にも取り回しがいいとは思えないんだけど、中二的なロマンみたいなものじゃないだろうか。
だから、趣味がいいと思えないのだ。
もう一人の怪しい男、その二。
こちらはセトと名乗った。
背恰好はアルと変わらないくらい大きい。
でも、正直なところはよく分からないとしか言いようがない人だった。
顔を完全に隠す頭巾の付いた白の外套を纏っていて、全体が掴めないのだ。
さらに顔には御丁寧に仮面を付けてる。
あまり喋らないけど、声は落ち着いたバリトンだ。
もしかしたら、仮面を取ったらイケメンなのかもしれない。
ただ、気になるのは歩くたびに聞こえる奇妙な足音。
金属が軋むような奇妙な音だった。
そう言えば、アルの右腕は機械仕掛けの義手だ。
ひょっとしたら、セトの足も義足なのかもしれない。
たったの二人でカンブリス救出の為に動こうとしてたくらいだから、同じような境遇の人を救おうとする気持ちが強いんだろう。
どう考えても怪しさしかないけど、何となく分かるのはこの二人、強そうってことだ。
だから、怪しいけど協力するしかない。
呉越同舟って感じ?
さぁ、それじゃあ、手筈通りにやるとしよう!
そう心に決めて、動こうとしたその時だった。
「君の作戦に私も参加したいのだが、かまわないかな?」
「はい?」
まさかの予定にない救援団、三人目が現れた……。
その人はちょっと声が低いけど、女の人だった。
背は私より、ずっと高い。
ぱっと見で均整の取れた体つきをしてると思った。
肩幅も広くて、まるでアスリートみたいだ。
もっともセトと同じで全身を隠そうとするように外套を纏ってるから、はっきりと分からない。
顔も身元を隠したいのか、鼻と口を覆うように覆面を付けてる。
でも、きれいだった。
軽くまとめて髪留めで留めただけの髪はきれいなネイビーブルーで切れ長の目は澄んだ海の色をしてる。
ただ、その割に両手で握ってるのはどこかで解体工事をするんだろうかと言いたくなる両手持ちの大きなハンマーだった。
見た目とのギャップが大きい。
喋り方も何だか、仰々しいというか、軍人ぽいのだ。
割合、ぞんざいな喋り方をするアルとは対照的だけど、両者に共通する点が一つある。
何だか、近寄りがたい雰囲気がするのだ。
迂闊に仲良くなってはいけないって、虫の知らせでなければいいんだけど……。
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