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56 大ヒットしたパンデミックなゾンビ映画『28日後...』
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今回、御紹介する映画は製作費はB級映画クラスなのに大ヒットとなり、続編『28週後...』、続々編『28年後...』まで製作されたSFホラー映画『28日後...』です。
流行病で世界中が混乱したあのパンデミックを思わせますが、本作の公開は何と2002年。
二十年以上前に予見していたかのような人類の暗澹たる未来を描いた映画です。
あらすじがめっしゃ分かりやすいのは評価の高い映画に多い気がします。
という訳で分かりやすいあらすじです。
『『トレインスポッティング』のダニー・ボイル監督によるSFホラー。28日後、ロンドンのさびれた病院で昏睡状態から目覚めた自転車の運び屋ジムは、謎めいた混乱状態の中、さびれた街路を歩く。一見廃墟のような教会で恐ろしい出会いを果たした後、別の生存者グループと手を組んだジムは、やがて荒れ果てた街路と影に潜む驚異的な生き物の背後にある真実を知る。やがて、チンパンジーが、犠牲者を猛烈な殺人衝動に駆り立てる致死性のウイルスを保持していたことが明らかになる。それとも、致命的なこの恐ろしいウイルス世の中に渡り、地球全体を感染させてしまったのか??』
いわゆるパンデミックなゾンビ物であり、バイオハザードの如く、人為的にウイルスが蔓延していったことはあくまで示唆されるだけです。
何しろ、主人公はパンデミックが発生したのにそれを知らずに寝ていた人ですし(´・ω・`)
プロローグでは感染者がいわゆる一般的に言われる狂暴なゾンビのようになってしまうウイルスがなぜ、研究施設から蔓延したのかが描写されます。
これが実に皮肉の利いた内容でとある研究施設が件の危険なウイルスを研究し、特効薬を作る為に動物実験を行っていたのですが……。
自分達は善意の固まりと信じて疑わない狂信的な動物愛護団体の若者……というより馬鹿者が動物の解放を謳い、施設を襲撃したのです。
研究員が止めるのを聞かず、ウイルスに感染し狂暴化しているチンパンジーを解き放ってしまいます。
おめでとうございます、あなたが人類第一感染者です(´・ω・`)
こうして、馬鹿者のせいで一気にイギリス全土へと危険ウイルスが広がっていきました。
場面は変わって、主人公のジムがようやく登場します。
誰もいなくなった無人の病院のベッドで目覚めたジム。
もうこの時点で怖いです。
目が覚めたら、誰もいないのです。
浦島太郎状態の別バージョンと言ってもいいでしょう。
ひとしきり炭酸医療を飲み漁り、町へと繰り出したジムですがやはり、誰もいません。
そして、あらすじにあるように教会に向かうとウイルスに感染し、殺人衝動に動かされ、襲い掛かってくる神父さんです。
西欧は敬虔なクリスチャンが多いので神に仕える者や場所が頼れなくなったことを示唆しており、ニーチェの「神は死んだ」をリアルな映像で綴ったようにも見えます。
ただ、世紀末のヒャッハーな状況ではありません。
ウイルスの感染力があまりにも強く、理性を保っている人間が非常に少ないからです。
あらすじにある通り、教会で怖い目に遭ったジムが這う這うの体で逃げ出し、危機に陥ったところをまともな精神性を保つ生存者二人組に助けてもらいました。
二人組はヒロインのセリーナという黒人女性と哲学者のような考え方を持ち、キャラが濃いので重要な仲間かと思ったら……。
あっという間に噛みつかれて、感染してしまいセリーナに殺されるマークというおっちゃんです。
マークは結構、いいキャラだっただけに前半であっさりと退場するとは思わなかったのが意外です(´・ω・`)
安全な場所と明日を求めて、彷徨うジムとセリーナの二人が次に出会ったのは集合住宅の高層階で籠城している親娘でした。
父親のマークとまだ少女のように見える娘のハンナ。
四人は微かな希望を胸にラジオで放送されているマンチェスター近くにある軍のキャンプを一路、目指すことになります。
このマークがまた、いいキャラをしたおっちゃんです。
豪快な性格をしていながら、いい父親で絶対に生き残って、娘と幸せに生きて欲しいと思える。
そんなキャラなのです。
しかし、本作はウイルスに感染し、変異した人類よりも生き残った人間の精神性の方が怖い!
彼らが希望を求め、向かった軍のキャンプが実は……。
ここからはちょっと評価が分かれるかもしれないと感じました。
どちらかと言えば、受動的な害のない青年だったジムが、突如としてランボーばりにスーパーアクションを始めるので(´・ω・`)
一応、ハッピーエンドと言えば、ハッピーエンドではあるのでその点は安心してください。
一点だけ、気になったところがあります。
多分、私の気のせいであり、そんな設定はないと思うのですが……。
最初、事故で病院に運び込まれ、パンデミックが起きていることも知らぬまま、眠り続けていた主人公のジムが本当にただの人間だったのか🤔
そこが気になるのです。
終盤、理性を失った軍人に拘束されたジムは唯一、まともな精神を保っており、ジムをかばったが為に彼共々、処刑されることになったファレル軍曹が時間稼ぎをしてくれたお陰で危地を脱します。
この時、ジムは腕に手錠を掛けられ、自由に動きがとれない状況でありながら、見事に逃げ延び、覚醒して進化したのかと思うほど、プロの軍人を圧倒するのです。
身体能力面や判断力も高いですが、それ以前に不思議なのは感染者だらけの危険地帯に放り込まれながら、生き延びている。
この事実が謎なんです(´・ω・`)
流行病で世界中が混乱したあのパンデミックを思わせますが、本作の公開は何と2002年。
二十年以上前に予見していたかのような人類の暗澹たる未来を描いた映画です。
あらすじがめっしゃ分かりやすいのは評価の高い映画に多い気がします。
という訳で分かりやすいあらすじです。
『『トレインスポッティング』のダニー・ボイル監督によるSFホラー。28日後、ロンドンのさびれた病院で昏睡状態から目覚めた自転車の運び屋ジムは、謎めいた混乱状態の中、さびれた街路を歩く。一見廃墟のような教会で恐ろしい出会いを果たした後、別の生存者グループと手を組んだジムは、やがて荒れ果てた街路と影に潜む驚異的な生き物の背後にある真実を知る。やがて、チンパンジーが、犠牲者を猛烈な殺人衝動に駆り立てる致死性のウイルスを保持していたことが明らかになる。それとも、致命的なこの恐ろしいウイルス世の中に渡り、地球全体を感染させてしまったのか??』
いわゆるパンデミックなゾンビ物であり、バイオハザードの如く、人為的にウイルスが蔓延していったことはあくまで示唆されるだけです。
何しろ、主人公はパンデミックが発生したのにそれを知らずに寝ていた人ですし(´・ω・`)
プロローグでは感染者がいわゆる一般的に言われる狂暴なゾンビのようになってしまうウイルスがなぜ、研究施設から蔓延したのかが描写されます。
これが実に皮肉の利いた内容でとある研究施設が件の危険なウイルスを研究し、特効薬を作る為に動物実験を行っていたのですが……。
自分達は善意の固まりと信じて疑わない狂信的な動物愛護団体の若者……というより馬鹿者が動物の解放を謳い、施設を襲撃したのです。
研究員が止めるのを聞かず、ウイルスに感染し狂暴化しているチンパンジーを解き放ってしまいます。
おめでとうございます、あなたが人類第一感染者です(´・ω・`)
こうして、馬鹿者のせいで一気にイギリス全土へと危険ウイルスが広がっていきました。
場面は変わって、主人公のジムがようやく登場します。
誰もいなくなった無人の病院のベッドで目覚めたジム。
もうこの時点で怖いです。
目が覚めたら、誰もいないのです。
浦島太郎状態の別バージョンと言ってもいいでしょう。
ひとしきり炭酸医療を飲み漁り、町へと繰り出したジムですがやはり、誰もいません。
そして、あらすじにあるように教会に向かうとウイルスに感染し、殺人衝動に動かされ、襲い掛かってくる神父さんです。
西欧は敬虔なクリスチャンが多いので神に仕える者や場所が頼れなくなったことを示唆しており、ニーチェの「神は死んだ」をリアルな映像で綴ったようにも見えます。
ただ、世紀末のヒャッハーな状況ではありません。
ウイルスの感染力があまりにも強く、理性を保っている人間が非常に少ないからです。
あらすじにある通り、教会で怖い目に遭ったジムが這う這うの体で逃げ出し、危機に陥ったところをまともな精神性を保つ生存者二人組に助けてもらいました。
二人組はヒロインのセリーナという黒人女性と哲学者のような考え方を持ち、キャラが濃いので重要な仲間かと思ったら……。
あっという間に噛みつかれて、感染してしまいセリーナに殺されるマークというおっちゃんです。
マークは結構、いいキャラだっただけに前半であっさりと退場するとは思わなかったのが意外です(´・ω・`)
安全な場所と明日を求めて、彷徨うジムとセリーナの二人が次に出会ったのは集合住宅の高層階で籠城している親娘でした。
父親のマークとまだ少女のように見える娘のハンナ。
四人は微かな希望を胸にラジオで放送されているマンチェスター近くにある軍のキャンプを一路、目指すことになります。
このマークがまた、いいキャラをしたおっちゃんです。
豪快な性格をしていながら、いい父親で絶対に生き残って、娘と幸せに生きて欲しいと思える。
そんなキャラなのです。
しかし、本作はウイルスに感染し、変異した人類よりも生き残った人間の精神性の方が怖い!
彼らが希望を求め、向かった軍のキャンプが実は……。
ここからはちょっと評価が分かれるかもしれないと感じました。
どちらかと言えば、受動的な害のない青年だったジムが、突如としてランボーばりにスーパーアクションを始めるので(´・ω・`)
一応、ハッピーエンドと言えば、ハッピーエンドではあるのでその点は安心してください。
一点だけ、気になったところがあります。
多分、私の気のせいであり、そんな設定はないと思うのですが……。
最初、事故で病院に運び込まれ、パンデミックが起きていることも知らぬまま、眠り続けていた主人公のジムが本当にただの人間だったのか🤔
そこが気になるのです。
終盤、理性を失った軍人に拘束されたジムは唯一、まともな精神を保っており、ジムをかばったが為に彼共々、処刑されることになったファレル軍曹が時間稼ぎをしてくれたお陰で危地を脱します。
この時、ジムは腕に手錠を掛けられ、自由に動きがとれない状況でありながら、見事に逃げ延び、覚醒して進化したのかと思うほど、プロの軍人を圧倒するのです。
身体能力面や判断力も高いですが、それ以前に不思議なのは感染者だらけの危険地帯に放り込まれながら、生き延びている。
この事実が謎なんです(´・ω・`)
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