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後日談
番外編1話 冒険の日々は続いている
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あたしは今、オーストリアにいる。
タケルがオーストリアのクラブチームに加入したからだ。
このクラブの経営者。
つまりはオーナーなんだけど、あのミレイだ。
父親が経営していたクラブを譲り受ける形でのオーナー就任だったんだけど、元々、陣頭指揮を執っていたのはミレイ。
だから、書類上も表向きも全てがミレイになっただけ。
『簡単なことでしょ?』とはミレイ本人の言葉だ。
あたしは特にゲームが好きとか、嫌いとか、特にこれといった感想は抱いてなかった。
強いて言うなら、モデル業の上でのビジネスゲーマーを装う可能性があったかもしれない過去があるくらい。
だって、あたしが好きなのはタケルがゲームをしていて、楽しそうにしている姿を見ていることなんだから。
それでタケルがゲームに集中しすぎて、あたしのことを構ってくれないのが嫌!
ゲーム自体が嫌いって訳じゃないのにゲーム嫌いみたいに誤解されてたのはそのせいだと思う。
ここで意外だったのは生粋のお嬢様のミレイだ。
ゲームに偏見があるどころか、大のゲーム好きだったことが分かって、びっくりした。
父親のサッカークラブ運営を手伝おうと思ったのも『リアルでサカ〇く出来ますわくらいのノリだったわ』と笑いながら言っていたから、あの子に下手に権力握らせると危ないわね。
タケルとあたしの中々、進展しないもどかしい関係を一歩以上、進ませてくれたのがVRMMORPG『グリモワール・クリーグ』というゲーム。
世界共通プラットフォームが売り文句らしいんだけど、何だかよく分からない。
要はどこにいても遊べるってことで会う機会が減ってしまった大好きな友達とも会えるし、一緒に遊べるから、今でもよく遊んでいる。
コミュニケーションツールの一種と考えれば、これほど優れた物はないんじゃない?
今日はタケルがオフの日。
だから、久しぶりに一緒にあちらのファンタジーな世界で遊べるのだ。
ログインするといつも通りの見慣れた部長もといマリーナさんの設立したギルドのサロンだ。
そこにボッーと立っているのは黒髪ショートカットの美女に見えるけど、実は単に顔がきれいなだけです! っていうカオルもといヴォルフだった。
「ヴォルフ、久しぶりね。元気だった?」
「おや、本当にリナリアだ。久しぶりだね。そっちこそ、元気なの? ランスは?」
「彼も今日はオフだから、もうちょいで来ると思う」
噂をすると何とやらで、あたしがそう言ってから、諮ったように全身鎧を着込んだランスがログインしてくる。
「ランス、久しぶりだね」
「ヴォルフ、久しぶり。そっちはどうかな?」
「どうっていうほど変化ないよ。平々凡々とした普通の大学生活しているよ」
「大学生かぁ。あたしも普通のキャンパスライフって、ちょっと憧れていたわ」
現在は正直、普通とはかけ離れている訳で……。
言葉を覚えるのが大変じゃなかったのかと言われるとそこそこに面倒だったわ。
それに加えて、今やクラブの看板選手になったタケルの体調も管理しなくてはいけない。
栄養面の管理をしながら、彼が喜んでくれそうな料理を考えなくちゃいけないのだ。
でも、タケルが喜んでくれるとあたしも幸せ。
だから、毎日大変だけど頑張っているのだ。
彼が進学を選んでいたら、普通のキャンパスライフを送っていたのかなって、想像しなかった訳じゃないけどね。
「リナリア、もしかして、後悔してる?」
「ううん、後悔なんてしないわ。あたしはあなたの隣にいるって、自分で決めたんだもん。どんな場所でも何があっても一緒だから……ね?」
「リナリア」
「ランス」
「はいはい、お二人が熱いのは分かったよ」
ヤレヤレと両手を上げながら、うんざりといった表情を見せるヴォルフだけど笑いを堪えながら、言っていることに本人は気付いていないらしい。
「そういうヴォルフこそ、エステルとの仲はどうなの?」
「順調だよ、僕達は清く正しい交際を続けているからね。ふふっ」
「それだとあたしたちがまるで清くない交際のように聞こえるんだけど?」
「身に覚えがないとは言わないよねぇ」
ジトッとした目で見つめられると反論出来ないじゃない。
身に覚えがあるっていうか、あたしとタケルが毎日のように肌を重ねているのは事実だし。
爛れた関係って訳じゃないんだけどね……。
あたしたちはもう法的にも夫婦なんだし、おかしくないはずなんだけどそう言われると妙に恥ずかしくなってくるのはなんでかな?
「ヴォルフ、あまりリナリアをいじめないでね」
「分かってるって。君達があまりに幸せそうだから、いじりたくなっただけだよ?」
フフッと微笑みかけるヴォルフの姿は本当にきれいだ。
これだと騙される男の人が一人や二人じゃ済まないだろう。
幼馴染三人が久しぶりに会えて、嬉しくって、騒いでいるとまた、一人ログインしてきた。
「遅れて、ごめんなさい」
大きな弓を背負って、ログインしてきたのは珍しく、髪をポニーテールに結んだエステルだ。
「エステル、会いたかった! 久しぶりね、元気そうで良かった」
「リナリアも元気そうで良かった。まだ、大丈夫なの?」
彼女とも長い付き合いでお互いに何でも言い合える仲だから、親友と呼んでいいのかな?
大丈夫なの? とあたしのお腹を見て、言ってきたから、赤ちゃんがどうのって話なんだろう。
早く欲しいって望んでいるし、毎日アレなのに出来ていない。
「ん? え? あぁ、残念だけどまだなの」
「そうなの? もう年内にはかわいい赤ちゃん見られるのかなって、楽しみにしていたんだよぉ」
ケラケラと屈託なく笑うエステルの顔を見ているだけであたしの心は癒される。
あたしは見た目がこんなピンク色の髪で目が青いイケイケな感じのせいか、きつくて攻撃的な性格と思われているらしい。
あたしもそういうキャラを演じる方が周囲との関係も楽かなって、思ってやってたし。
本来のあたしはタケルが側にいないとすぐ泣いちゃう泣き虫。
演じている自分とのギャップに疲れていたから、彼女の素直な表情と言葉にどれだけ、癒されたことか。
「マリーナさんは今日は無理なんだっけ?」
「そうそう、何でもお見合いさせられるとかでかなり、お怒りモードだったよ」
「へえ、お見合いなんて、あの人、やっぱりお嬢様だったのね」
「そうすると今日はヒーラーなしの感じかな?」
マリーナさんこと部長は部長ということから分かる通り、文芸部の部長を務めていた美人だけど変人な先輩だ。
なぜか、あたしとタケルのことを気に掛けてくれて、あたしたちの仲が進むように応援してくれた恩人でもある。
彼女はギルドの創設者でもあり、唯一のヒーラーだから、今日これから挑もうとしているイベントボスを倒すのに必須のクラスなんだけど。
まさか、お見合いとはね!
「それで代わりを務めるって、朝から気合入りまくってるのがいるのよね」
腕まくりをして、『さあ、やりますわ』と息巻いている美少女の姿を想像して、ちょっと頭が痛くなってくる。
「あぁ、彼女か。大丈夫なの?」
「あの子って、確かヒールよりも殴るのが好きではなかった?」
ヴォルフとエステルからの評価が『言わずもがな』ってやつだよね。
仲が良くなったというか、戦友みたいな感じで関係が近付いたから、VRMMOに誘ってみたんだけど、元々ゲーム好きだったからか、はまっちゃったらしい。
それは別に悪いことじゃないと思う。
お嬢様でサッカーチームのオーナーでセレブだって、趣味がゲームで悪いはずがない。
「皆さん、ごきげんよう!」
噂をしたら、やってきたわ。
ログインしてきたのは髪をサイドテールにまとめ、レオタードに似た形状の服にフリルのスカートが装飾されてた露出度高め! 注目度高め! の防具を身に着けた美少女だ。
彼女こそ、うちのギルドの新人メンバー。
リアルでは雇い主でもあるミレイことフランソワーズ。
彼女のクラスはバトルモンク。
謳い文句は殴って、回復出来る万能ヒーラー。
一応、ヒーラー枠のクラスだ。
区分としては殴りヒーラーって、言うらしい。
ミレイの場合、殴るしかしてない気がするけど!
「私が来たからには何も心配することはございません。安心してくださいね」
不安だ。
むしろ不安要素しかないでしょ。
あぁ、頭が痛いわ。
タケルがオーストリアのクラブチームに加入したからだ。
このクラブの経営者。
つまりはオーナーなんだけど、あのミレイだ。
父親が経営していたクラブを譲り受ける形でのオーナー就任だったんだけど、元々、陣頭指揮を執っていたのはミレイ。
だから、書類上も表向きも全てがミレイになっただけ。
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あたしは特にゲームが好きとか、嫌いとか、特にこれといった感想は抱いてなかった。
強いて言うなら、モデル業の上でのビジネスゲーマーを装う可能性があったかもしれない過去があるくらい。
だって、あたしが好きなのはタケルがゲームをしていて、楽しそうにしている姿を見ていることなんだから。
それでタケルがゲームに集中しすぎて、あたしのことを構ってくれないのが嫌!
ゲーム自体が嫌いって訳じゃないのにゲーム嫌いみたいに誤解されてたのはそのせいだと思う。
ここで意外だったのは生粋のお嬢様のミレイだ。
ゲームに偏見があるどころか、大のゲーム好きだったことが分かって、びっくりした。
父親のサッカークラブ運営を手伝おうと思ったのも『リアルでサカ〇く出来ますわくらいのノリだったわ』と笑いながら言っていたから、あの子に下手に権力握らせると危ないわね。
タケルとあたしの中々、進展しないもどかしい関係を一歩以上、進ませてくれたのがVRMMORPG『グリモワール・クリーグ』というゲーム。
世界共通プラットフォームが売り文句らしいんだけど、何だかよく分からない。
要はどこにいても遊べるってことで会う機会が減ってしまった大好きな友達とも会えるし、一緒に遊べるから、今でもよく遊んでいる。
コミュニケーションツールの一種と考えれば、これほど優れた物はないんじゃない?
今日はタケルがオフの日。
だから、久しぶりに一緒にあちらのファンタジーな世界で遊べるのだ。
ログインするといつも通りの見慣れた部長もといマリーナさんの設立したギルドのサロンだ。
そこにボッーと立っているのは黒髪ショートカットの美女に見えるけど、実は単に顔がきれいなだけです! っていうカオルもといヴォルフだった。
「ヴォルフ、久しぶりね。元気だった?」
「おや、本当にリナリアだ。久しぶりだね。そっちこそ、元気なの? ランスは?」
「彼も今日はオフだから、もうちょいで来ると思う」
噂をすると何とやらで、あたしがそう言ってから、諮ったように全身鎧を着込んだランスがログインしてくる。
「ランス、久しぶりだね」
「ヴォルフ、久しぶり。そっちはどうかな?」
「どうっていうほど変化ないよ。平々凡々とした普通の大学生活しているよ」
「大学生かぁ。あたしも普通のキャンパスライフって、ちょっと憧れていたわ」
現在は正直、普通とはかけ離れている訳で……。
言葉を覚えるのが大変じゃなかったのかと言われるとそこそこに面倒だったわ。
それに加えて、今やクラブの看板選手になったタケルの体調も管理しなくてはいけない。
栄養面の管理をしながら、彼が喜んでくれそうな料理を考えなくちゃいけないのだ。
でも、タケルが喜んでくれるとあたしも幸せ。
だから、毎日大変だけど頑張っているのだ。
彼が進学を選んでいたら、普通のキャンパスライフを送っていたのかなって、想像しなかった訳じゃないけどね。
「リナリア、もしかして、後悔してる?」
「ううん、後悔なんてしないわ。あたしはあなたの隣にいるって、自分で決めたんだもん。どんな場所でも何があっても一緒だから……ね?」
「リナリア」
「ランス」
「はいはい、お二人が熱いのは分かったよ」
ヤレヤレと両手を上げながら、うんざりといった表情を見せるヴォルフだけど笑いを堪えながら、言っていることに本人は気付いていないらしい。
「そういうヴォルフこそ、エステルとの仲はどうなの?」
「順調だよ、僕達は清く正しい交際を続けているからね。ふふっ」
「それだとあたしたちがまるで清くない交際のように聞こえるんだけど?」
「身に覚えがないとは言わないよねぇ」
ジトッとした目で見つめられると反論出来ないじゃない。
身に覚えがあるっていうか、あたしとタケルが毎日のように肌を重ねているのは事実だし。
爛れた関係って訳じゃないんだけどね……。
あたしたちはもう法的にも夫婦なんだし、おかしくないはずなんだけどそう言われると妙に恥ずかしくなってくるのはなんでかな?
「ヴォルフ、あまりリナリアをいじめないでね」
「分かってるって。君達があまりに幸せそうだから、いじりたくなっただけだよ?」
フフッと微笑みかけるヴォルフの姿は本当にきれいだ。
これだと騙される男の人が一人や二人じゃ済まないだろう。
幼馴染三人が久しぶりに会えて、嬉しくって、騒いでいるとまた、一人ログインしてきた。
「遅れて、ごめんなさい」
大きな弓を背負って、ログインしてきたのは珍しく、髪をポニーテールに結んだエステルだ。
「エステル、会いたかった! 久しぶりね、元気そうで良かった」
「リナリアも元気そうで良かった。まだ、大丈夫なの?」
彼女とも長い付き合いでお互いに何でも言い合える仲だから、親友と呼んでいいのかな?
大丈夫なの? とあたしのお腹を見て、言ってきたから、赤ちゃんがどうのって話なんだろう。
早く欲しいって望んでいるし、毎日アレなのに出来ていない。
「ん? え? あぁ、残念だけどまだなの」
「そうなの? もう年内にはかわいい赤ちゃん見られるのかなって、楽しみにしていたんだよぉ」
ケラケラと屈託なく笑うエステルの顔を見ているだけであたしの心は癒される。
あたしは見た目がこんなピンク色の髪で目が青いイケイケな感じのせいか、きつくて攻撃的な性格と思われているらしい。
あたしもそういうキャラを演じる方が周囲との関係も楽かなって、思ってやってたし。
本来のあたしはタケルが側にいないとすぐ泣いちゃう泣き虫。
演じている自分とのギャップに疲れていたから、彼女の素直な表情と言葉にどれだけ、癒されたことか。
「マリーナさんは今日は無理なんだっけ?」
「そうそう、何でもお見合いさせられるとかでかなり、お怒りモードだったよ」
「へえ、お見合いなんて、あの人、やっぱりお嬢様だったのね」
「そうすると今日はヒーラーなしの感じかな?」
マリーナさんこと部長は部長ということから分かる通り、文芸部の部長を務めていた美人だけど変人な先輩だ。
なぜか、あたしとタケルのことを気に掛けてくれて、あたしたちの仲が進むように応援してくれた恩人でもある。
彼女はギルドの創設者でもあり、唯一のヒーラーだから、今日これから挑もうとしているイベントボスを倒すのに必須のクラスなんだけど。
まさか、お見合いとはね!
「それで代わりを務めるって、朝から気合入りまくってるのがいるのよね」
腕まくりをして、『さあ、やりますわ』と息巻いている美少女の姿を想像して、ちょっと頭が痛くなってくる。
「あぁ、彼女か。大丈夫なの?」
「あの子って、確かヒールよりも殴るのが好きではなかった?」
ヴォルフとエステルからの評価が『言わずもがな』ってやつだよね。
仲が良くなったというか、戦友みたいな感じで関係が近付いたから、VRMMOに誘ってみたんだけど、元々ゲーム好きだったからか、はまっちゃったらしい。
それは別に悪いことじゃないと思う。
お嬢様でサッカーチームのオーナーでセレブだって、趣味がゲームで悪いはずがない。
「皆さん、ごきげんよう!」
噂をしたら、やってきたわ。
ログインしてきたのは髪をサイドテールにまとめ、レオタードに似た形状の服にフリルのスカートが装飾されてた露出度高め! 注目度高め! の防具を身に着けた美少女だ。
彼女こそ、うちのギルドの新人メンバー。
リアルでは雇い主でもあるミレイことフランソワーズ。
彼女のクラスはバトルモンク。
謳い文句は殴って、回復出来る万能ヒーラー。
一応、ヒーラー枠のクラスだ。
区分としては殴りヒーラーって、言うらしい。
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