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まよ様は……
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あの後、結局まよ様の元でしばらくお世話になることになった。
「ふむ、我は伽耶の娘と寝てみたかったのじゃ」
まよ様のその一言で、まよ様と俺の寝室は一緒になった。
「懐かしいのう。こうすると昔、伽耶と一緒に寝たことを思い出す。2人で眠るのはいつぶりかのう」
満足げに俺を抱きしめるまよ様に、俺は何も言えず、ただ、久しぶりに温かで安心できる温もりに身を任せた。
◇◇◇
「名を改めぬか」
朝1番に、まよ様から言われた言葉。
うん、思えばルーナという名前になってからいい記憶はない。
「ええ、変えたいです」
ルヴィルは死んだことにされたし……
「ならば、我が名付けてもよいかの?」
え、まよ様が付けてくれるの?
願ってもない申し出に、俺はコクコクと全力で首を縦に振った。
「是非!!!!」
「ふむ、そなたは以前は男じゃったらしいからの。どちらの性別でもおかしくない名にしようかの」
さらりと腰まである長い黒髪を揺らし、真剣な表情で考え込むまよ様。
「む、そうじゃ。華雪はどうじゃ。響きも中性的であろう?」
「かせつ?」
「華に雪と書いて"かせつ"と読む。そなたの髪は銀じゃからの。冬のような美しさがある。何より、厳しい冬に咲く花もあるでな。そのような花は目を奪われるというものよ」
そういえば、帝国にいた頃は雪なんて見たことがなかった。雪か……
「素晴らしい名をありがとうございます」
「うむ」
満足げに頷くまよ様は、何故か俺の髪を弄り始めていた。
「あの?」
「結ってやろう」
思えば今まで髪はおろしっぱなしだった。とはいえ、まよ様は髪を結ぶのに慣れていないらしい。悪戦苦闘した末に、俺の髪はポニーテールになった。
「なんとも斬新な髪型じゃが、そなたはそれが似合うぞ」
「まよ様は結ばれないのですか?」
「む、我はよい」
まよ様のポニーテールみたかった……
「ほれ、食事の支度じゃ。そなたは包丁を扱ったことはあるか?」
今世ではない。でも、前世の記憶がある俺ならば!
「はい!」
「良い返事じゃ」
立ち上がったまよ様の後ろをついて行けば、立派な台所があった。
「凄いですね」
「うむ、村の皆が作ってくれたのじゃ。ありがたいものよ」
そして、食材もどっさりとあった。これは、買ったのかな?
「そなたが手にとっておる野菜は村の者がくれたものじゃ」
俺の疑問を読んだかのように、まよ様が答えてくれた。
どうやらまよ様は村人に慕われているようだった。とはいえ、皇族というからには高い地位なのだろうに、付き人はおらず、自炊するところは帝国で育った俺としては意外に思った。
「良いか、華雪。森羅万象、全ての物には神が宿っておる。日々感謝して過ごすのじゃぞ」
「はい」
この時のまよ様の横顔は神秘的で、あぁ、巫女様なんだなぁというのが改めてわかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【日記スペースby作者】
自炊は苦手です。私はあまりレシピをきちんと見ない大雑把な性格をしております。中学生の時、その性格のせいで簡単なはずのハンバーグを大失敗しました。
砂糖の代わりに塩を入れ、パン粉の"粉"の部分だけを見て小麦粉だと勘違いし、小麦粉を入れました。
この世のものではない料理の出来上がりです。しかし、見た目が綺麗に出来たがために家族全員口にハンバーグ? を入れるまで、私の失敗に気づきませんでした。
しょっぱく、所々固くなり、かと思えばねっとりした部分もあるあの料理の味は今でも忘れられません。
一人暮らしを初めて数年が経った今現在、料理の腕は上がっておりますが時折やらかします。
皆さまの感想をお待ちしております。レシピがなくても上手にできる料理のコツを是非ともご教授ください。お気に入り登録もお願いいたします。
「ふむ、我は伽耶の娘と寝てみたかったのじゃ」
まよ様のその一言で、まよ様と俺の寝室は一緒になった。
「懐かしいのう。こうすると昔、伽耶と一緒に寝たことを思い出す。2人で眠るのはいつぶりかのう」
満足げに俺を抱きしめるまよ様に、俺は何も言えず、ただ、久しぶりに温かで安心できる温もりに身を任せた。
◇◇◇
「名を改めぬか」
朝1番に、まよ様から言われた言葉。
うん、思えばルーナという名前になってからいい記憶はない。
「ええ、変えたいです」
ルヴィルは死んだことにされたし……
「ならば、我が名付けてもよいかの?」
え、まよ様が付けてくれるの?
願ってもない申し出に、俺はコクコクと全力で首を縦に振った。
「是非!!!!」
「ふむ、そなたは以前は男じゃったらしいからの。どちらの性別でもおかしくない名にしようかの」
さらりと腰まである長い黒髪を揺らし、真剣な表情で考え込むまよ様。
「む、そうじゃ。華雪はどうじゃ。響きも中性的であろう?」
「かせつ?」
「華に雪と書いて"かせつ"と読む。そなたの髪は銀じゃからの。冬のような美しさがある。何より、厳しい冬に咲く花もあるでな。そのような花は目を奪われるというものよ」
そういえば、帝国にいた頃は雪なんて見たことがなかった。雪か……
「素晴らしい名をありがとうございます」
「うむ」
満足げに頷くまよ様は、何故か俺の髪を弄り始めていた。
「あの?」
「結ってやろう」
思えば今まで髪はおろしっぱなしだった。とはいえ、まよ様は髪を結ぶのに慣れていないらしい。悪戦苦闘した末に、俺の髪はポニーテールになった。
「なんとも斬新な髪型じゃが、そなたはそれが似合うぞ」
「まよ様は結ばれないのですか?」
「む、我はよい」
まよ様のポニーテールみたかった……
「ほれ、食事の支度じゃ。そなたは包丁を扱ったことはあるか?」
今世ではない。でも、前世の記憶がある俺ならば!
「はい!」
「良い返事じゃ」
立ち上がったまよ様の後ろをついて行けば、立派な台所があった。
「凄いですね」
「うむ、村の皆が作ってくれたのじゃ。ありがたいものよ」
そして、食材もどっさりとあった。これは、買ったのかな?
「そなたが手にとっておる野菜は村の者がくれたものじゃ」
俺の疑問を読んだかのように、まよ様が答えてくれた。
どうやらまよ様は村人に慕われているようだった。とはいえ、皇族というからには高い地位なのだろうに、付き人はおらず、自炊するところは帝国で育った俺としては意外に思った。
「良いか、華雪。森羅万象、全ての物には神が宿っておる。日々感謝して過ごすのじゃぞ」
「はい」
この時のまよ様の横顔は神秘的で、あぁ、巫女様なんだなぁというのが改めてわかった。
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【日記スペースby作者】
自炊は苦手です。私はあまりレシピをきちんと見ない大雑把な性格をしております。中学生の時、その性格のせいで簡単なはずのハンバーグを大失敗しました。
砂糖の代わりに塩を入れ、パン粉の"粉"の部分だけを見て小麦粉だと勘違いし、小麦粉を入れました。
この世のものではない料理の出来上がりです。しかし、見た目が綺麗に出来たがために家族全員口にハンバーグ? を入れるまで、私の失敗に気づきませんでした。
しょっぱく、所々固くなり、かと思えばねっとりした部分もあるあの料理の味は今でも忘れられません。
一人暮らしを初めて数年が経った今現在、料理の腕は上がっておりますが時折やらかします。
皆さまの感想をお待ちしております。レシピがなくても上手にできる料理のコツを是非ともご教授ください。お気に入り登録もお願いいたします。
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