137 / 201
第137話【思わぬ事態】
しおりを挟む
「これはいつ届いたんですか?」
僕は書類から目を離してルルベにそう問いかける。
「今朝方に緊急便でギルドに届いたんです」
「何が書かれているのですか?」
マリアーナが気になって僕から書類を受け取り内容を読んでいく。
「これは少々面倒なことになりましたね」
書類を読み終わったマリアーナがため息をついてそう答える。
「どうされたのですか?」
僕の隣に座っているノエルが不安そうな表情で僕に聞いてくる。
「ザガンの取り引きしていた商人に捕縛命令が出たそうだ。
捕縛依頼を出したのはザガンの父親のテンマートだ。
ザガンが行方不明になったのはその商人から魔道具を買った直後だとの情報をテンマートが掴んだようでその線から調査をするつもりらしい」
「商人を引き渡すつもりですか?」
マリアーナがルルベにそう問いかけると彼女は「今は何とも言えません」と言う。
「調査の手が伸びてくればここの鉱山にも調査が入るてしょうからアルルと一緒にザガンをここの鉱山に置くのはマズイですよね。
見つかれば引き渡し要求をしてくるでしょうしザガンからの証言で僕たちを犯罪者扱いして捕まえにくる可能性も否定出来ませんね」
「おそらくだけどほぼその通りになると思いますね。
ですのでこちらのギルドとしてはアルルはもちろん我が国の商人なのでそのまま罪を償わせますがザガンについては今この場で裁くのはリスクが高いので難しいかと思われます」
ルルベは苦渋の表情でそう答える。
「……まあ、それが現実的な判断だと思いますよ。
僕たちにしてもザガンが行方不明のままならば向こうも因縁をつけて来ても白を切ることが出来ますからね」
僕はそう言うとルルベにある提案をする。
「そちらが良ければザガンとその部下は僕がそのまま連れて行きますがその事実を他には漏らさないようにして頂きたいんです」
「彼をどうするつもりですか?」
ルルベはあごに手をあてて考えこむようにしてそう聞き返す。
「まだ決めてはいませんが僕は彼を許すつもりはありませんので条件が揃えばそれ相応の罰を受けさせるつもりですよ」
「そうですか……。
わかりました。
ならばザガンの件についてはあなたに全てお任せしましょう。
もとより彼はこちらの国の住人ではありませんし、魔道具を使った犯罪もそちらの国での事ですのでこの国の法律で裁くのが正解かどうかは分からなかったんです」
ルルベはそう言うと僕に頭をさげて礼をして「お願いします」と締めくくった。
「では、僕たちは早急に王都から離れることにしますね」
「どちらに向かわれるか……は聞かない方が良いですね。
知らなければ答えようがないですから……」
「せっかくの縁が切れてしまうのは残念ですが仕方ないですね。
ですが、アランガスタに来た事でノエルが救われた事は間違いないですので感謝しています。
ザガンの件が落ち着いたらまたお会いできるかもしれません。
では、またお会い出来ることがありますように」
僕はルルベとゾラにそう言うとノエルたちと共にギルドを後にした。
* * *
「時間はあまり無いと思った方がいいね。
今からだと準備しても出発が夕方になってしまうだろうから今日は買い物をして明日出発することにしよう」
僕たちはギルドを出てから商業施設が立ち並ぶ通りの食事処の個室でこれからの事を話し合っていた。
「ミナトさんはこれから何処に向かうつもりですか?」
明日出発するとの意見にマリアーナがそう聞いてくる。
「ロギナスにはまだ戻らない方が良さそうだしこの王都近辺の街は情報が漏れる危険があるから反対の国へ行ってみようと思ってるよ」
「そうですか。
……では、私は国に戻ることにしますね。
本当はもう少しミナトさんの側でいろいろと見て見たかったのですけど、私も立場がありますのでこちらでの仕事が完了したならば報告をしなければならないのですよ」
「……ああ、そういえばマリアーナさんはギルドのサブマスでしたね。
あまりにも自由人でしたのですっかり忘れていました」
「……言ってくれますね。
まあ、それは置いておいてギルドへの報告をどうするかですね。
今回私が受けている任務はミナトさんをアランガスタへ無事に送り届ける事なのでそれに関しては問題ありませんが大義名分として魔道具の制作依頼をするためとしているので何か成果を示す必要があるんです」
「具体的にどんな魔道具を頼むつもりだったんですか?」
「特に決めていないのですけど仕事の効率が上がるものがあれば実績として申し分ないですね」
「仕事の効率が上がるもの……ですか」
僕はそうつぶやいて何かないかと考え込む。
「……作れるかどうかは分かりませんがアイデアだけで良いなら幾つかありますが聞いてみます?」
「そうですね。
何かヒントがあるかもしれませんのでお願いします」
マリアーナはそう言うとメモをとる準備をする。
「それ、それですよ。
たとえば『自動書記ペン』とか。
僕たちはスキルで鑑定を持っていますがそうでない人が鑑定出来る『鑑定メガネ』とか……。
あとは書類の複写をする魔道具とかあれば書類の整理が楽になると思うんですけど……。
やっぱり無理ですかね?」
僕が思いつきで話す魔道具の案にマリアーナは笑うでもなく真剣にメモをとり「なるほど、それは画期的ね」と答えた。
「……今の話をルルベに持っていけば動いてくれるかもしれないから私はもう少し留まる事にするわね」
少し考えたマリアーナはそう結論を出して「もし、採用されたらアイデア料はあなたに渡さないといけないから必ずロギナスへ戻って来なさいよ」と言って笑った。
「アイデア料はともかくロギナスにはノエルの家もあるし知り合いもたくさんいますので必ず戻りますよ。
少しばかり後になるかもしれませんけどね」
僕はそう言ってマリアーナにつられて笑い返した。
「……となると移動の手段も確保しないといけないな。
馬車はマリアーナさんのものだし、そもそも僕は御者の経験がないから運転も出来ないから馬車を買っても仕方ないんだよな」
「私、出来ますよ……御者」
僕が悩んでいると突然ノエルがそう言った。
「私は商人スキルがあるので御者の訓練も受けています。
普通に走らせるだけならば問題なく出来ると思いますよ」
ノエルの発言を受けて僕は頭の中で効率とリスクの計算を始めた。
僕は書類から目を離してルルベにそう問いかける。
「今朝方に緊急便でギルドに届いたんです」
「何が書かれているのですか?」
マリアーナが気になって僕から書類を受け取り内容を読んでいく。
「これは少々面倒なことになりましたね」
書類を読み終わったマリアーナがため息をついてそう答える。
「どうされたのですか?」
僕の隣に座っているノエルが不安そうな表情で僕に聞いてくる。
「ザガンの取り引きしていた商人に捕縛命令が出たそうだ。
捕縛依頼を出したのはザガンの父親のテンマートだ。
ザガンが行方不明になったのはその商人から魔道具を買った直後だとの情報をテンマートが掴んだようでその線から調査をするつもりらしい」
「商人を引き渡すつもりですか?」
マリアーナがルルベにそう問いかけると彼女は「今は何とも言えません」と言う。
「調査の手が伸びてくればここの鉱山にも調査が入るてしょうからアルルと一緒にザガンをここの鉱山に置くのはマズイですよね。
見つかれば引き渡し要求をしてくるでしょうしザガンからの証言で僕たちを犯罪者扱いして捕まえにくる可能性も否定出来ませんね」
「おそらくだけどほぼその通りになると思いますね。
ですのでこちらのギルドとしてはアルルはもちろん我が国の商人なのでそのまま罪を償わせますがザガンについては今この場で裁くのはリスクが高いので難しいかと思われます」
ルルベは苦渋の表情でそう答える。
「……まあ、それが現実的な判断だと思いますよ。
僕たちにしてもザガンが行方不明のままならば向こうも因縁をつけて来ても白を切ることが出来ますからね」
僕はそう言うとルルベにある提案をする。
「そちらが良ければザガンとその部下は僕がそのまま連れて行きますがその事実を他には漏らさないようにして頂きたいんです」
「彼をどうするつもりですか?」
ルルベはあごに手をあてて考えこむようにしてそう聞き返す。
「まだ決めてはいませんが僕は彼を許すつもりはありませんので条件が揃えばそれ相応の罰を受けさせるつもりですよ」
「そうですか……。
わかりました。
ならばザガンの件についてはあなたに全てお任せしましょう。
もとより彼はこちらの国の住人ではありませんし、魔道具を使った犯罪もそちらの国での事ですのでこの国の法律で裁くのが正解かどうかは分からなかったんです」
ルルベはそう言うと僕に頭をさげて礼をして「お願いします」と締めくくった。
「では、僕たちは早急に王都から離れることにしますね」
「どちらに向かわれるか……は聞かない方が良いですね。
知らなければ答えようがないですから……」
「せっかくの縁が切れてしまうのは残念ですが仕方ないですね。
ですが、アランガスタに来た事でノエルが救われた事は間違いないですので感謝しています。
ザガンの件が落ち着いたらまたお会いできるかもしれません。
では、またお会い出来ることがありますように」
僕はルルベとゾラにそう言うとノエルたちと共にギルドを後にした。
* * *
「時間はあまり無いと思った方がいいね。
今からだと準備しても出発が夕方になってしまうだろうから今日は買い物をして明日出発することにしよう」
僕たちはギルドを出てから商業施設が立ち並ぶ通りの食事処の個室でこれからの事を話し合っていた。
「ミナトさんはこれから何処に向かうつもりですか?」
明日出発するとの意見にマリアーナがそう聞いてくる。
「ロギナスにはまだ戻らない方が良さそうだしこの王都近辺の街は情報が漏れる危険があるから反対の国へ行ってみようと思ってるよ」
「そうですか。
……では、私は国に戻ることにしますね。
本当はもう少しミナトさんの側でいろいろと見て見たかったのですけど、私も立場がありますのでこちらでの仕事が完了したならば報告をしなければならないのですよ」
「……ああ、そういえばマリアーナさんはギルドのサブマスでしたね。
あまりにも自由人でしたのですっかり忘れていました」
「……言ってくれますね。
まあ、それは置いておいてギルドへの報告をどうするかですね。
今回私が受けている任務はミナトさんをアランガスタへ無事に送り届ける事なのでそれに関しては問題ありませんが大義名分として魔道具の制作依頼をするためとしているので何か成果を示す必要があるんです」
「具体的にどんな魔道具を頼むつもりだったんですか?」
「特に決めていないのですけど仕事の効率が上がるものがあれば実績として申し分ないですね」
「仕事の効率が上がるもの……ですか」
僕はそうつぶやいて何かないかと考え込む。
「……作れるかどうかは分かりませんがアイデアだけで良いなら幾つかありますが聞いてみます?」
「そうですね。
何かヒントがあるかもしれませんのでお願いします」
マリアーナはそう言うとメモをとる準備をする。
「それ、それですよ。
たとえば『自動書記ペン』とか。
僕たちはスキルで鑑定を持っていますがそうでない人が鑑定出来る『鑑定メガネ』とか……。
あとは書類の複写をする魔道具とかあれば書類の整理が楽になると思うんですけど……。
やっぱり無理ですかね?」
僕が思いつきで話す魔道具の案にマリアーナは笑うでもなく真剣にメモをとり「なるほど、それは画期的ね」と答えた。
「……今の話をルルベに持っていけば動いてくれるかもしれないから私はもう少し留まる事にするわね」
少し考えたマリアーナはそう結論を出して「もし、採用されたらアイデア料はあなたに渡さないといけないから必ずロギナスへ戻って来なさいよ」と言って笑った。
「アイデア料はともかくロギナスにはノエルの家もあるし知り合いもたくさんいますので必ず戻りますよ。
少しばかり後になるかもしれませんけどね」
僕はそう言ってマリアーナにつられて笑い返した。
「……となると移動の手段も確保しないといけないな。
馬車はマリアーナさんのものだし、そもそも僕は御者の経験がないから運転も出来ないから馬車を買っても仕方ないんだよな」
「私、出来ますよ……御者」
僕が悩んでいると突然ノエルがそう言った。
「私は商人スキルがあるので御者の訓練も受けています。
普通に走らせるだけならば問題なく出来ると思いますよ」
ノエルの発言を受けて僕は頭の中で効率とリスクの計算を始めた。
7
あなたにおすすめの小説
大学生活を謳歌しようとしたら、女神の勝手で異世界に転送させられたので、復讐したいと思います
町島航太
ファンタジー
2022年2月20日。日本に住む善良な青年である泉幸助は大学合格と同時期に末期癌だという事が判明し、短い人生に幕を下ろした。死後、愛の女神アモーラに見初められた幸助は魔族と人間が争っている魔法の世界へと転生させられる事になる。命令が嫌いな幸助は使命そっちのけで魔法の世界を生きていたが、ひょんな事から自分の死因である末期癌はアモーラによるものであり、魔族討伐はアモーラの私情だという事が判明。自ら手を下すのは面倒だからという理由で夢のキャンパスライフを失った幸助はアモーラへの復讐を誓うのだった。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
ボッチになった僕がうっかり寄り道してダンジョンに入った結果
安佐ゆう
ファンタジー
第一の人生で心残りがあった者は、異世界に転生して未練を解消する。
そこは「第二の人生」と呼ばれる世界。
煩わしい人間関係から遠ざかり、のんびり過ごしたいと願う少年コイル。
学校を卒業したのち、とりあえず幼馴染たちとパーティーを組んで冒険者になる。だが、コイルのもつギフトが原因で、幼馴染たちのパーティーから追い出されてしまう。
ボッチになったコイルだったが、これ幸いと本来の目的「のんびり自給自足」を果たすため、町を出るのだった。
ロバのポックルとのんびり二人旅。ゴールと決めた森の傍まで来て、何気なくフラっとダンジョンに立ち寄った。そこでコイルを待つ運命は……
基本的には、ほのぼのです。
設定を間違えなければ、毎日12時、18時、22時に更新の予定です。
異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)
【一時完結】スキル調味料は最強⁉︎ 外れスキルと笑われた少年は、スキル調味料で無双します‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
調味料…それは、料理の味付けに使う為のスパイスである。
この世界では、10歳の子供達には神殿に行き…神託の儀を受ける義務がある。
ただし、特別な理由があれば、断る事も出来る。
少年テッドが神託の儀を受けると、神から与えられたスキルは【調味料】だった。
更にどんなに料理の練習をしても上達しないという追加の神託も授かったのだ。
そんな話を聞いた周りの子供達からは大爆笑され…一緒に付き添っていた大人達も一緒に笑っていた。
少年テッドには、両親を亡くしていて妹達の面倒を見なければならない。
どんな仕事に着きたくて、頭を下げて頼んでいるのに「調味料には必要ない!」と言って断られる始末。
少年テッドの最後に取った行動は、冒険者になる事だった。
冒険者になってから、薬草採取の仕事をこなしていってったある時、魔物に襲われて咄嗟に調味料を魔物に放った。
すると、意外な効果があり…その後テッドはスキル調味料の可能性に気付く…
果たして、その可能性とは⁉
HOTランキングは、最高は2位でした。
皆様、ありがとうございます.°(ಗдಗ。)°.
でも、欲を言えば、1位になりたかった(⌒-⌒; )
異世界へ行って帰って来た
バルサック
ファンタジー
ダンジョンの出現した日本で、じいさんの形見となった指輪で異世界へ行ってしまった。
そして帰って来た。2つの世界を往来できる力で様々な体験をする神須勇だった。
【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです
yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~
旧タイトルに、もどしました。
日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。
まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。
劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。
日々の衣食住にも困る。
幸せ?生まれてこのかた一度もない。
ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・
目覚めると、真っ白な世界。
目の前には神々しい人。
地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・
短編→長編に変更しました。
R4.6.20 完結しました。
長らくお読みいただき、ありがとうございました。
神様に与えられたのは≪ゴミ≫スキル。家の恥だと勘当されたけど、ゴミなら何でも再生出来て自由に使えて……ゴミ扱いされてた古代兵器に懐かれました
向原 行人
ファンタジー
僕、カーティスは由緒正しき賢者の家系に生まれたんだけど、十六歳のスキル授与の儀で授かったスキルは、まさかのゴミスキルだった。
実の父から家の恥だと言われて勘当され、行く当ても無く、着いた先はゴミだらけの古代遺跡。
そこで打ち捨てられていたゴミが話し掛けてきて、自分は古代兵器で、助けて欲しいと言ってきた。
なるほど。僕が得たのはゴミと意思疎通が出来るスキルなんだ……って、嬉しくないっ!
そんな事を思いながらも、話し込んでしまったし、連れて行ってあげる事に。
だけど、僕はただゴミに協力しているだけなのに、どこかの国の騎士に襲われたり、変な魔法使いに絡まれたり、僕を家から追い出した父や弟が現れたり。
どうして皆、ゴミが欲しいの!? ……って、あれ? いつの間にかゴミスキルが成長して、ゴミの修理が出来る様になっていた。
一先ず、いつも一緒に居るゴミを修理してあげたら、見知らぬ銀髪美少女が居て……って、どういう事!? え、こっちが本当の姿なの!? ……とりあえず服を着てっ!
僕を命の恩人だって言うのはさておき、ご奉仕するっていうのはどういう事……え!? ちょっと待って! それくらい自分で出来るからっ!
それから、銀髪美少女の元仲間だという古代兵器と呼ばれる美少女たちに狙われ、返り討ちにして、可哀想だから修理してあげたら……僕についてくるって!?
待って! 僕に奉仕する順番でケンカするとか、訳が分かんないよっ!
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる