156 / 201
第156話【国境越え】
しおりを挟む
「ダルべシア国所属のロロシエル商会筆頭御者のトトルです。
アランガスタの王都から仕入れた商品を運んでおり、ダルべシア王都の本店へ向かう予定です。
こちらが積荷のリストになりますのでご確認ください」
関所に着いたトトルは事前に作っておいた商品のリストを役人へと手渡し内容の説明をする。
「だいたいいつもと同じ荷物内容のようだが少しばかり数か多いな。
馬車の台数はいつもどおりだが一体どうやってこれだけの品を積んでいるんだ?」
荷物検査の担当者はトトルとは顔なじみの様子で気軽に話を聞いてくる。
「旅の途中の荷物持ちを雇ったら凄く優秀だっただけですよ」
「なんだそりゃ?
荷台に効率よく積み込む達人でもいたのか?」
「まあ似たようなものです」
「なんだかよく分からんが、なんにしても商売がうまくいくと良いな。
この後はいつも通りにマーグの街を経由して王都へ向かうんだろ?
このところ道中の治安不安が聞こえてくるようだから気をつけるようにしてくれ。
まあ、あんたの商会はきちんとした護衛を連れているからそうそう襲われることはないと思うがな」
役人の男性はそう言って税額の書かれた紙をトトルに渡す。
「それは気になる情報ですね。
実は先日、私たちの商隊を盗賊が襲ってきましてね。
もちろん返り討ちにしてやりましたが警戒を続けるのも必要と考えています。
ですので今回はマーグの街経由で王都へ向かうのではなく日頃はあまり行かないいくつかある村をまわりながら話を聞いてみたいと思ってます」
「なんだって!?
あんたの商隊を襲う盗賊が居たのか?
まったく馬鹿な事をする盗賊もいたもんだ。
まあ、とにかく気をつけて行ってくれ。
知り合いの商隊が襲われて壊滅とか絶対に聞きたくない話だからな」
「はっはっは。
私も伊達にロロシエル商会の筆頭御者を務めているわけではありませんからね。
盗賊の扱いは間違えませんよ」
トトルはそう言うと役人に指定された金額の入った袋を渡して支払済証明書を受け取り馬車の御者台へと乗り込んだ。
「では、出発いたします。
前方分かれ道を左に向かい、日が落ちるまでにベリルの村へ到着させますのでしっかりとついてくるように」
トトルは後ろに控える馬車の御者に向けて指示を出してから手綱をひいた。
「ベリルの村まではだいたい半日と少しの予定ですが途中休憩や馬の調子次第で少しばかり遅れるかもしれません。
それと道幅が本線にくらべて狭いところがありますので万一馬車同士がかち合えば躱すのに時間がかかるかもしれません」
トトルが御者台の上から後ろに乗っている僕たちに今後の運行予定とトラブルの可能性について説明をしたので僕もすぐに自分に出来ることを伝えた。
「その時は言ってください。
大抵のことならば僕の収集スキルでカバー出来ると思いますから相談してください」
「ははは。
その時は頼りにしていますよ」
トトルは微笑みながら僕にそう答えた。
* * *
関所を出発して2時間ほど進んだ所に開けた水場がありそのほとりでは多くの花が咲いていた。
「この辺りは綺麗な花が多く咲いていますね」
ちょうどそこで休憩となり馬車から降りたノエルが咲き乱れる花に感嘆の声をあげる。
「このあたりはまだまだ人の手が入ってませんのでこういった野草花の群生地となっているようです。
お恥ずかしながら私どもも移動日数を優先するあまり、こちらのルートを通るのは久しぶりでこのような光景があることを忘れていました」
「商人が利益を考えて行動するのは普通のことですからそれも仕方ないことかもしれませんね。
それにしても綺麗なお花ですね、少し貰って行っても大丈夫でしょうか?」
ノエルがそう言って花の側にしゃがみこんで花を見つめる。
「荒らさなければ大丈夫だと思いますよ。
もともと野草花ですので誰かが売るために植えたわけではありませんから。
逆に街で売ろうとしてもあまり良い値段はつかないと思いますよ。
まあ、部屋に飾るくらいならば良いかもしれませんね」
トトルがそう言うとノエルは僕の方を見て何か言いたそうにしている。
「いいよ。
必要な分だけ貰っていくとしようか。
刈り取って切り花として飾る方がいい?
それとも根元の土ごとにして何処かの花壇に植え替える方がいい?」
僕がノエルにそう聞くと彼女は少し考えて「無理のない範囲で根元から欲しいです」と答えた。
「分かった。
植え替えの出来るように手のひらほどの土をつけたまま回収していこう。
20~30本ほどあればお店の花壇に植えることが出来るかな?」
「大丈夫だと思います」
ノエルの答えに僕はうなずいて一本ずつ丁寧に花をカード化していった。
「これで良いだろう。
カード化していればしおれたり枯れたりすることは無いから帰るまでこうしておけば大丈夫だね」
「ありがとうございます。
一緒に植え替えをしましょうね」
ノエルはそう言って優しく微笑んだ。
「そろそろ出発しますので準備をお願いします」
花の回収が終わったのを見計らってトトルが僕たちにそう告げた。
「ここからならばもう2時間も進めば目的地のベリルの村になります。
小さな村ですので宿屋は以前訪れた時にはありませんでした。
そして、その時には雑貨屋に食堂が併設されたお店があっただけという記憶がありますが、もしかするとあれから少しは発展しているかもしれません」
「宿屋がなければ泊まりはどうするのですか?」
「村の広場を間借りして野営をします。
まあ、小さい村と言っても普通に野営をするよりは格段に安全性は高いですので安心してください」
「なるほど。
野営に関してはわかりました。
それに商店があるそうですので必要なものがあれば卸すのもありですよね」
「確かに村に雑貨屋はありますが小さい商店ですので大量には仕入れられないと思いますし、資金もそれほどあるわけじゃないでしょうからあまり商売には期待をしない方が正解かもしれません」
進み出した馬車の上では「期待はするな」と言われても何かあるかもしれないと密かに期待をする僕たちがいた。
アランガスタの王都から仕入れた商品を運んでおり、ダルべシア王都の本店へ向かう予定です。
こちらが積荷のリストになりますのでご確認ください」
関所に着いたトトルは事前に作っておいた商品のリストを役人へと手渡し内容の説明をする。
「だいたいいつもと同じ荷物内容のようだが少しばかり数か多いな。
馬車の台数はいつもどおりだが一体どうやってこれだけの品を積んでいるんだ?」
荷物検査の担当者はトトルとは顔なじみの様子で気軽に話を聞いてくる。
「旅の途中の荷物持ちを雇ったら凄く優秀だっただけですよ」
「なんだそりゃ?
荷台に効率よく積み込む達人でもいたのか?」
「まあ似たようなものです」
「なんだかよく分からんが、なんにしても商売がうまくいくと良いな。
この後はいつも通りにマーグの街を経由して王都へ向かうんだろ?
このところ道中の治安不安が聞こえてくるようだから気をつけるようにしてくれ。
まあ、あんたの商会はきちんとした護衛を連れているからそうそう襲われることはないと思うがな」
役人の男性はそう言って税額の書かれた紙をトトルに渡す。
「それは気になる情報ですね。
実は先日、私たちの商隊を盗賊が襲ってきましてね。
もちろん返り討ちにしてやりましたが警戒を続けるのも必要と考えています。
ですので今回はマーグの街経由で王都へ向かうのではなく日頃はあまり行かないいくつかある村をまわりながら話を聞いてみたいと思ってます」
「なんだって!?
あんたの商隊を襲う盗賊が居たのか?
まったく馬鹿な事をする盗賊もいたもんだ。
まあ、とにかく気をつけて行ってくれ。
知り合いの商隊が襲われて壊滅とか絶対に聞きたくない話だからな」
「はっはっは。
私も伊達にロロシエル商会の筆頭御者を務めているわけではありませんからね。
盗賊の扱いは間違えませんよ」
トトルはそう言うと役人に指定された金額の入った袋を渡して支払済証明書を受け取り馬車の御者台へと乗り込んだ。
「では、出発いたします。
前方分かれ道を左に向かい、日が落ちるまでにベリルの村へ到着させますのでしっかりとついてくるように」
トトルは後ろに控える馬車の御者に向けて指示を出してから手綱をひいた。
「ベリルの村まではだいたい半日と少しの予定ですが途中休憩や馬の調子次第で少しばかり遅れるかもしれません。
それと道幅が本線にくらべて狭いところがありますので万一馬車同士がかち合えば躱すのに時間がかかるかもしれません」
トトルが御者台の上から後ろに乗っている僕たちに今後の運行予定とトラブルの可能性について説明をしたので僕もすぐに自分に出来ることを伝えた。
「その時は言ってください。
大抵のことならば僕の収集スキルでカバー出来ると思いますから相談してください」
「ははは。
その時は頼りにしていますよ」
トトルは微笑みながら僕にそう答えた。
* * *
関所を出発して2時間ほど進んだ所に開けた水場がありそのほとりでは多くの花が咲いていた。
「この辺りは綺麗な花が多く咲いていますね」
ちょうどそこで休憩となり馬車から降りたノエルが咲き乱れる花に感嘆の声をあげる。
「このあたりはまだまだ人の手が入ってませんのでこういった野草花の群生地となっているようです。
お恥ずかしながら私どもも移動日数を優先するあまり、こちらのルートを通るのは久しぶりでこのような光景があることを忘れていました」
「商人が利益を考えて行動するのは普通のことですからそれも仕方ないことかもしれませんね。
それにしても綺麗なお花ですね、少し貰って行っても大丈夫でしょうか?」
ノエルがそう言って花の側にしゃがみこんで花を見つめる。
「荒らさなければ大丈夫だと思いますよ。
もともと野草花ですので誰かが売るために植えたわけではありませんから。
逆に街で売ろうとしてもあまり良い値段はつかないと思いますよ。
まあ、部屋に飾るくらいならば良いかもしれませんね」
トトルがそう言うとノエルは僕の方を見て何か言いたそうにしている。
「いいよ。
必要な分だけ貰っていくとしようか。
刈り取って切り花として飾る方がいい?
それとも根元の土ごとにして何処かの花壇に植え替える方がいい?」
僕がノエルにそう聞くと彼女は少し考えて「無理のない範囲で根元から欲しいです」と答えた。
「分かった。
植え替えの出来るように手のひらほどの土をつけたまま回収していこう。
20~30本ほどあればお店の花壇に植えることが出来るかな?」
「大丈夫だと思います」
ノエルの答えに僕はうなずいて一本ずつ丁寧に花をカード化していった。
「これで良いだろう。
カード化していればしおれたり枯れたりすることは無いから帰るまでこうしておけば大丈夫だね」
「ありがとうございます。
一緒に植え替えをしましょうね」
ノエルはそう言って優しく微笑んだ。
「そろそろ出発しますので準備をお願いします」
花の回収が終わったのを見計らってトトルが僕たちにそう告げた。
「ここからならばもう2時間も進めば目的地のベリルの村になります。
小さな村ですので宿屋は以前訪れた時にはありませんでした。
そして、その時には雑貨屋に食堂が併設されたお店があっただけという記憶がありますが、もしかするとあれから少しは発展しているかもしれません」
「宿屋がなければ泊まりはどうするのですか?」
「村の広場を間借りして野営をします。
まあ、小さい村と言っても普通に野営をするよりは格段に安全性は高いですので安心してください」
「なるほど。
野営に関してはわかりました。
それに商店があるそうですので必要なものがあれば卸すのもありですよね」
「確かに村に雑貨屋はありますが小さい商店ですので大量には仕入れられないと思いますし、資金もそれほどあるわけじゃないでしょうからあまり商売には期待をしない方が正解かもしれません」
進み出した馬車の上では「期待はするな」と言われても何かあるかもしれないと密かに期待をする僕たちがいた。
7
あなたにおすすめの小説
大学生活を謳歌しようとしたら、女神の勝手で異世界に転送させられたので、復讐したいと思います
町島航太
ファンタジー
2022年2月20日。日本に住む善良な青年である泉幸助は大学合格と同時期に末期癌だという事が判明し、短い人生に幕を下ろした。死後、愛の女神アモーラに見初められた幸助は魔族と人間が争っている魔法の世界へと転生させられる事になる。命令が嫌いな幸助は使命そっちのけで魔法の世界を生きていたが、ひょんな事から自分の死因である末期癌はアモーラによるものであり、魔族討伐はアモーラの私情だという事が判明。自ら手を下すのは面倒だからという理由で夢のキャンパスライフを失った幸助はアモーラへの復讐を誓うのだった。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
ボッチになった僕がうっかり寄り道してダンジョンに入った結果
安佐ゆう
ファンタジー
第一の人生で心残りがあった者は、異世界に転生して未練を解消する。
そこは「第二の人生」と呼ばれる世界。
煩わしい人間関係から遠ざかり、のんびり過ごしたいと願う少年コイル。
学校を卒業したのち、とりあえず幼馴染たちとパーティーを組んで冒険者になる。だが、コイルのもつギフトが原因で、幼馴染たちのパーティーから追い出されてしまう。
ボッチになったコイルだったが、これ幸いと本来の目的「のんびり自給自足」を果たすため、町を出るのだった。
ロバのポックルとのんびり二人旅。ゴールと決めた森の傍まで来て、何気なくフラっとダンジョンに立ち寄った。そこでコイルを待つ運命は……
基本的には、ほのぼのです。
設定を間違えなければ、毎日12時、18時、22時に更新の予定です。
異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)
【一時完結】スキル調味料は最強⁉︎ 外れスキルと笑われた少年は、スキル調味料で無双します‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
調味料…それは、料理の味付けに使う為のスパイスである。
この世界では、10歳の子供達には神殿に行き…神託の儀を受ける義務がある。
ただし、特別な理由があれば、断る事も出来る。
少年テッドが神託の儀を受けると、神から与えられたスキルは【調味料】だった。
更にどんなに料理の練習をしても上達しないという追加の神託も授かったのだ。
そんな話を聞いた周りの子供達からは大爆笑され…一緒に付き添っていた大人達も一緒に笑っていた。
少年テッドには、両親を亡くしていて妹達の面倒を見なければならない。
どんな仕事に着きたくて、頭を下げて頼んでいるのに「調味料には必要ない!」と言って断られる始末。
少年テッドの最後に取った行動は、冒険者になる事だった。
冒険者になってから、薬草採取の仕事をこなしていってったある時、魔物に襲われて咄嗟に調味料を魔物に放った。
すると、意外な効果があり…その後テッドはスキル調味料の可能性に気付く…
果たして、その可能性とは⁉
HOTランキングは、最高は2位でした。
皆様、ありがとうございます.°(ಗдಗ。)°.
でも、欲を言えば、1位になりたかった(⌒-⌒; )
異世界へ行って帰って来た
バルサック
ファンタジー
ダンジョンの出現した日本で、じいさんの形見となった指輪で異世界へ行ってしまった。
そして帰って来た。2つの世界を往来できる力で様々な体験をする神須勇だった。
【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです
yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~
旧タイトルに、もどしました。
日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。
まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。
劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。
日々の衣食住にも困る。
幸せ?生まれてこのかた一度もない。
ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・
目覚めると、真っ白な世界。
目の前には神々しい人。
地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・
短編→長編に変更しました。
R4.6.20 完結しました。
長らくお読みいただき、ありがとうございました。
神様に与えられたのは≪ゴミ≫スキル。家の恥だと勘当されたけど、ゴミなら何でも再生出来て自由に使えて……ゴミ扱いされてた古代兵器に懐かれました
向原 行人
ファンタジー
僕、カーティスは由緒正しき賢者の家系に生まれたんだけど、十六歳のスキル授与の儀で授かったスキルは、まさかのゴミスキルだった。
実の父から家の恥だと言われて勘当され、行く当ても無く、着いた先はゴミだらけの古代遺跡。
そこで打ち捨てられていたゴミが話し掛けてきて、自分は古代兵器で、助けて欲しいと言ってきた。
なるほど。僕が得たのはゴミと意思疎通が出来るスキルなんだ……って、嬉しくないっ!
そんな事を思いながらも、話し込んでしまったし、連れて行ってあげる事に。
だけど、僕はただゴミに協力しているだけなのに、どこかの国の騎士に襲われたり、変な魔法使いに絡まれたり、僕を家から追い出した父や弟が現れたり。
どうして皆、ゴミが欲しいの!? ……って、あれ? いつの間にかゴミスキルが成長して、ゴミの修理が出来る様になっていた。
一先ず、いつも一緒に居るゴミを修理してあげたら、見知らぬ銀髪美少女が居て……って、どういう事!? え、こっちが本当の姿なの!? ……とりあえず服を着てっ!
僕を命の恩人だって言うのはさておき、ご奉仕するっていうのはどういう事……え!? ちょっと待って! それくらい自分で出来るからっ!
それから、銀髪美少女の元仲間だという古代兵器と呼ばれる美少女たちに狙われ、返り討ちにして、可哀想だから修理してあげたら……僕についてくるって!?
待って! 僕に奉仕する順番でケンカするとか、訳が分かんないよっ!
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる