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第五章 俺の扱い雑すぎませんか??
第七話*side陽真
しおりを挟むご褒美の時間だ。
バスローブでベッドに寝転ぶ衛はなんとも官能的で、クルものがある。
真面目を絵に書いたような男がだらしなく胸や足をはだけさせ、惚けた顔で見上げてくる。
僕以外には絶対に見せない姿が目の前にあるという優越感。
ここまで我慢した甲斐があったと言うものだ。
土御門伯爵令嬢たちに絡まれた衛は体よりも心に傷を受けていた。
体の方はあれだけの人数を相手にした割には腕や足のあざ程度で、かなり軽症だ。
ただ、尻にあった手形だけは絶対に許さない。犯人は聞き出したので厳重に処罰しよう。死にたいと望む程度の地獄は味わってもらうので覚悟しておくといい。と、それはさておき。
衛の性格からしてあの程度の私刑を恐れることはないと思ってはいたが、成る程、話を聞き納得した。
恐れていたのは私刑されかけたことでも、強姦されかけたことでもない。
己の内にある残虐性に恐怖していたのだ。
衛はそれをバケモノと呼んでいるようだ。
……本当に、衛は真面目でいい子で純粋なのだと改めて実感する事案である。
僕など毎日何十人と脳内で葬り、平均すれば日に何人か社会的に、あるいは物理的に息の根を止めているというのに……衛は殺そうとしただけでこんなにも儚く、消えてしまいそうなほど思い悩み、震えてしまう。
弱くて、強くて、なんて美しいのだろう。
怯えて心を閉じたのかと思えば、僕にだけ甘えて全てを委ねてくる。
この愛らしさたるや!!
憔悴し、会話もできないようであればメチャクチャに突き上げて何も考えなくて良いようにしてあげようと思っていたのに、フワフワと微睡む衛を凌辱するほど僕は鬼畜ではなかったようだ。
ふふ、今までの僕なら有無を言わさず思い通りにしていただろう。
衛の認識で言えば間違いなくバケモノの僕を、踏み留まらせる衛という存在はやはり特別だ。
ゆっくりと衛のまとうバスローブの中に手を這わせる。
胸の二つの慎ましい尖りに指をかければ優しく捏ねるように転がした。
「……んっ、くすぐったい、です」
衛はまぐわい絶頂させなくても、優しく体中を撫でるだけでトロトロに蕩けてしまう。これは新たな発見だ。
勿論、ここまで無防備にさらけ出して触らせるのは僕にだけだろう。否、僕以外にはそんなことはさせないから、僕限定なのは確定だ。
「衛、今日はご褒美だから、して欲しいことを言ってごらん?」
指で少し硬くなってきた可愛い胸の果実を摘んだり捏ねたりしながら、出来るだけ優しく衛に微笑みかける。
すれば衛は徐々に顔を赤くしながら口を横にギュッと引き結んだかと思うと、ややしてから蚊の鳴くような声で「キスしたい……です」と呟いた。
はぁ、可愛い。
僕は衛の希望通り触れるだけの口付けを何度も繰り返す。わざと音を立てるのも忘れない。だけど深い口付けはまだだ。
焦らして焦らして、衛に「もっと」と強請らせるのだ。
僕は柔らかくて甘い衛の唇にしゃぶりつきたいのをグッと我慢する。
そう、僕は先程からずっと我慢を繰り返している。
二人でシャワーを浴び体を清めていた時など、本当に僕は良く耐え忍んだ。
ペニスを勃起させることもなく、紳士的な態度で衛に接したことで、かなりの信頼を勝ち得たはずだ。
だから、これは衛へのご褒美でもあり、僕へのご褒美でもある。
「しょぅ……はるま、さまぁ」
衛が甘えるように僕の名を呼べば、両手を伸ばして頭を抱き寄せる。
「なんだい衛? ちゃんと言わないとわからないよ」
「うっ……」
僕が意地悪を言えば衛は言葉を詰まらせたが、実力行使に出てきた。
「んっ……」
「ふふ、口の中も寂しかった?」
「……ぁ、ぅむんっ……んんっ…」
僕の唇を割り開き、舌を差し入れたかと思えば絡め取ってすぐに自身の口内へと導く。
誘われればいつものように衛の口の中を舌で弄り蹂躙した。歯列をなぞり上顎あたりの敏感な部分を執拗に愛撫すれば衛の身体がビクビクと揺れる。
叱るように胸の突起をキツく抓りあげれば、面白いくらい衛は下半身をビクつかせた。
ふふ、やはり胸も触ってほしかったんだね。
自分のことを良くわかっていない衛だから仕方がない。
まだ気持ちのいい場所はいっぱいあるのだと、しっかり教えてあげなくちゃあね。
僕は胸への愛撫を一旦やめると衛の両耳を手で塞ぎ、頭を固定してグチュグチュとわざと卑猥な音をたてて、はしたなく衛の口を貪り食った。
「ふっ……ぅんっ、はぁア、ァンッ……」
「気持ちいい、かい?」
「ん…ぁ……気持ちい、ぃ……いいっ、ぅむ んっ……」
どちらのものかもわからない唾液を口端からはしたなく溢れさせながら、衛はドロリとした目で僕を見る。
「ほら、衛。お願いしないと口付けだけで終わってしまうよ?」
勿論そんなつもりはないが、ご褒美なので今日の僕は衛の言いなりなのだ。
バスローブの上から衛のペニスを太腿でゆるく刺激する。
すれば当たり前のように衛が僕の足に固くなったそれを擦りつけて、腰を振り始めた。
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