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第一章
修学旅行②
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修学旅行出発の日。
私達は、バスに乗り込みました。
バスガイドさんが一生懸命場を盛り上げようと頑張っていましたが面白くなかったので音楽を聴いて時間を潰しました。
バスが止まり電車に乗り換え広島に向かいました。
ようやく到着し私達は、原爆ドームに向かいました。
目的地に到着しお決まりの集合写真を全員で撮りました。
そして原爆ドームの元へ向かい私は、初めて目にしました。
凄い存在感で今では、平和な日本では考えられない焼け跡のドームでした。
本当に日本であった出来事なんだと改めて思い暫くじっと眺めていました。
先生の「次行きますよ」の声にハッとなりその場を後にしました。
私達が向かったのは、資料館でした。
一部改装中で回れない所もありましたが私達は、十分すぎるぐらい勉強になりました。
当時の服や靴、小物が沢山焼けた状態で展示してありました。
私達が住んでる所が平和なんだと実感しました。
数時間資料館を見学して先生が言いました。
「自由行動にしましょう」
その言葉で一斉に散らばりました。
私は、奈瑠ちゃんと莉子ちゃんと合流し資料館周りを探検しました。
あっという間に日が暮れ私達は、宿泊するホテルに向かいました。
ホテルに着き先生が言いました。
「7時に夜ご飯ですよ」
そう言い私達は、部屋に向かいました。
6人部屋という事もあり十分すぎるぐらい広かったのを覚えています。
私達は、夜ご飯までゆっくりする事にしましたが、ドアがガチャンと開きました。
誰かと思い6人がドアの方を向きました。
そこには、
那央と孝之と他3人の男子の姿がありました。
「俺らお化け屋敷するんだけど来て」
そう言いました。
私達は、「どうする」と悩んでいると
恵美ちゃんとすみれちゃん2人口を合わせて
「私達は、パス」
そう言いました。
私と奈瑠ちゃんと莉子ちゃんが仕方なく行く事にし「俺ら先戻るからゆっくり来て」そう言い走って部屋に帰って行きました。
「行こか」と重たい腰をあげて私達の部屋を後にし那央達の部屋に行きました。
部屋に到着しゆっくりドアを開けました。
当然部屋の中は、真っ暗。
何のテレビを見て勉強したのか分からないがゾンビみたいな動きをしてお化けを演じていました。
私達は、逃げる風を装いそれに付き合いました。
正直全然面白くないし何をしたかったのかよく分かりませんでした。
数分那央達に付き合い「そろそろご飯だし戻るよ」そう言い男子の部屋を出ました。
「何か疲れたね」
そう奈瑠ちゃんと話しながら部屋に戻りました。
戻って数分後夜ご飯の時間になり私達6人は、広間に向かいました。
凄く豪華で美味しそうな料理がずらりと並びバイキングだったので沢山取り沢山食べました。
お腹いっぱいになってきた頃先生が
「お風呂は、女子が先ですよ
20時までですからね男子は、その後入って下さいね」
そう言いました。
「え、8時ってもう7時前じゃん早く行かなきゃ」
そう言い女子全員お風呂場に向かいました。
人数が多いし時間制限があるのでゆっくり入る事が出来ずバタバタと入りバタバタと全員出ました。
部屋に戻ろうとしたら先生が
「今からの時間男子部屋行くの禁止ですからね」
そう言いました。
時間は、20時過ぎ
恵美ちゃんとすみれちゃんは、テレビを見て私と奈瑠ちゃんと莉子ちゃんは、トランプをしていました。
亜子ちゃんは、1人ぽつんと座り絵を描いていました。
そんな事をしていたら時間は、21時を過ぎていました。
そろそろ就寝の時間です。
ですが、そんな時間に寝れる訳も無く私達は、恋バナをして盛り上がっていました。
恋バナに夢中になっていたら時間は、22時になっていました。
すみれちゃんは、いつの間にか寝てしまい恵美ちゃんも寝る体制に入っていました。
私も亜子ちゃんも寝る体制に入っていましたが奈瑠ちゃんと莉子ちゃんは、みんなの邪魔にならない所でトランプをしていました。
私もなかなか眠れずぼーっと天井を見ていたら何処かから物音がしました。
隣にいる亜子ちゃんが声を出し怯えていました。
私は、「大丈夫」そう言い宥めましたがまたガタンと物音がしました。
修学旅行あるあるお化けかもしれないと言う現象です。
さっきまで物音だけでしたが次第に誰かが階段を往復して上り下りする足跡までも聞こえて来ました。
私と奈瑠ちゃん、莉子ちゃん、亜子ちゃん、まだ起きてた恵美ちゃん全員が何の音なのか気になって寝れない状態でしたが誰もドアを開ける事が出来なく足音と共に時間が過ぎて行きました。
ですが、あまりにも足音が続くので奈瑠ちゃんと莉子ちゃんがドアを開けましたがそこには、誰もいませんでした。
でも、私達の恐怖は、続き誰かが「男子を呼ぼう」と言ってきました。
起きてる全員「何言ってんの」と言う空気に包まれましたがその空気を壊したのが奈瑠ちゃんと莉子ちゃんでした。
「そうだね、男子部屋に行こう」
そう言いました。
私と恵美ちゃんは、何言ってんのと言う顔を隠しきれず
「先生に怒られるよ
すみれちゃんも寝てるし私達も大人しく寝ようよ」
そう言いましたが、その声は届かず奈瑠ちゃんと莉子ちゃんは出て行きました。
その後を何故か亜子ちゃんも着いていきました。
暫くして亜子ちゃんが「こっちこっち」と手招きしながら那央と孝之と2人の男子が私達の部屋にやって来ました。
私は、必死に止めました。
「すみれちゃん寝てるから帰って」
そう言いましたが
「足音するんだろ怖いんだろ」
そう言い私を退け部屋に入って行きました。
「こいつの寝方やば」
そう言いすみれちゃんの方を見ていました。
その数分後、見回りに来ていた先生が急いで私達の部屋にきました。
「あなた達何してるの」
そう言い男子に「部屋に戻りなさい」と強い口調で言いました。
その時隣の6人部屋から泣き声が聞こえそっと覗くと愛海ちゃんと麻子ちゃんグループの全員が足音や物音が聞こえ怖いと泣いていました。
私達は、当然お説教を食らいその日の夜先生が一晩中私達の部屋にいました。
その日少し蒸し暑かったが罰として冷房を入れてもらえず蒸し暑い中で私達は、就寝しました。
今でも何故男子を呼んだのか本当に謎でしかありません。
そしてそれを呼んだと思われる張本人が亜子ちゃんと言う事になっていました。
私達のドタバタな修学旅行1日目は、こんな感じで終わりを迎えました。
私達は、バスに乗り込みました。
バスガイドさんが一生懸命場を盛り上げようと頑張っていましたが面白くなかったので音楽を聴いて時間を潰しました。
バスが止まり電車に乗り換え広島に向かいました。
ようやく到着し私達は、原爆ドームに向かいました。
目的地に到着しお決まりの集合写真を全員で撮りました。
そして原爆ドームの元へ向かい私は、初めて目にしました。
凄い存在感で今では、平和な日本では考えられない焼け跡のドームでした。
本当に日本であった出来事なんだと改めて思い暫くじっと眺めていました。
先生の「次行きますよ」の声にハッとなりその場を後にしました。
私達が向かったのは、資料館でした。
一部改装中で回れない所もありましたが私達は、十分すぎるぐらい勉強になりました。
当時の服や靴、小物が沢山焼けた状態で展示してありました。
私達が住んでる所が平和なんだと実感しました。
数時間資料館を見学して先生が言いました。
「自由行動にしましょう」
その言葉で一斉に散らばりました。
私は、奈瑠ちゃんと莉子ちゃんと合流し資料館周りを探検しました。
あっという間に日が暮れ私達は、宿泊するホテルに向かいました。
ホテルに着き先生が言いました。
「7時に夜ご飯ですよ」
そう言い私達は、部屋に向かいました。
6人部屋という事もあり十分すぎるぐらい広かったのを覚えています。
私達は、夜ご飯までゆっくりする事にしましたが、ドアがガチャンと開きました。
誰かと思い6人がドアの方を向きました。
そこには、
那央と孝之と他3人の男子の姿がありました。
「俺らお化け屋敷するんだけど来て」
そう言いました。
私達は、「どうする」と悩んでいると
恵美ちゃんとすみれちゃん2人口を合わせて
「私達は、パス」
そう言いました。
私と奈瑠ちゃんと莉子ちゃんが仕方なく行く事にし「俺ら先戻るからゆっくり来て」そう言い走って部屋に帰って行きました。
「行こか」と重たい腰をあげて私達の部屋を後にし那央達の部屋に行きました。
部屋に到着しゆっくりドアを開けました。
当然部屋の中は、真っ暗。
何のテレビを見て勉強したのか分からないがゾンビみたいな動きをしてお化けを演じていました。
私達は、逃げる風を装いそれに付き合いました。
正直全然面白くないし何をしたかったのかよく分かりませんでした。
数分那央達に付き合い「そろそろご飯だし戻るよ」そう言い男子の部屋を出ました。
「何か疲れたね」
そう奈瑠ちゃんと話しながら部屋に戻りました。
戻って数分後夜ご飯の時間になり私達6人は、広間に向かいました。
凄く豪華で美味しそうな料理がずらりと並びバイキングだったので沢山取り沢山食べました。
お腹いっぱいになってきた頃先生が
「お風呂は、女子が先ですよ
20時までですからね男子は、その後入って下さいね」
そう言いました。
「え、8時ってもう7時前じゃん早く行かなきゃ」
そう言い女子全員お風呂場に向かいました。
人数が多いし時間制限があるのでゆっくり入る事が出来ずバタバタと入りバタバタと全員出ました。
部屋に戻ろうとしたら先生が
「今からの時間男子部屋行くの禁止ですからね」
そう言いました。
時間は、20時過ぎ
恵美ちゃんとすみれちゃんは、テレビを見て私と奈瑠ちゃんと莉子ちゃんは、トランプをしていました。
亜子ちゃんは、1人ぽつんと座り絵を描いていました。
そんな事をしていたら時間は、21時を過ぎていました。
そろそろ就寝の時間です。
ですが、そんな時間に寝れる訳も無く私達は、恋バナをして盛り上がっていました。
恋バナに夢中になっていたら時間は、22時になっていました。
すみれちゃんは、いつの間にか寝てしまい恵美ちゃんも寝る体制に入っていました。
私も亜子ちゃんも寝る体制に入っていましたが奈瑠ちゃんと莉子ちゃんは、みんなの邪魔にならない所でトランプをしていました。
私もなかなか眠れずぼーっと天井を見ていたら何処かから物音がしました。
隣にいる亜子ちゃんが声を出し怯えていました。
私は、「大丈夫」そう言い宥めましたがまたガタンと物音がしました。
修学旅行あるあるお化けかもしれないと言う現象です。
さっきまで物音だけでしたが次第に誰かが階段を往復して上り下りする足跡までも聞こえて来ました。
私と奈瑠ちゃん、莉子ちゃん、亜子ちゃん、まだ起きてた恵美ちゃん全員が何の音なのか気になって寝れない状態でしたが誰もドアを開ける事が出来なく足音と共に時間が過ぎて行きました。
ですが、あまりにも足音が続くので奈瑠ちゃんと莉子ちゃんがドアを開けましたがそこには、誰もいませんでした。
でも、私達の恐怖は、続き誰かが「男子を呼ぼう」と言ってきました。
起きてる全員「何言ってんの」と言う空気に包まれましたがその空気を壊したのが奈瑠ちゃんと莉子ちゃんでした。
「そうだね、男子部屋に行こう」
そう言いました。
私と恵美ちゃんは、何言ってんのと言う顔を隠しきれず
「先生に怒られるよ
すみれちゃんも寝てるし私達も大人しく寝ようよ」
そう言いましたが、その声は届かず奈瑠ちゃんと莉子ちゃんは出て行きました。
その後を何故か亜子ちゃんも着いていきました。
暫くして亜子ちゃんが「こっちこっち」と手招きしながら那央と孝之と2人の男子が私達の部屋にやって来ました。
私は、必死に止めました。
「すみれちゃん寝てるから帰って」
そう言いましたが
「足音するんだろ怖いんだろ」
そう言い私を退け部屋に入って行きました。
「こいつの寝方やば」
そう言いすみれちゃんの方を見ていました。
その数分後、見回りに来ていた先生が急いで私達の部屋にきました。
「あなた達何してるの」
そう言い男子に「部屋に戻りなさい」と強い口調で言いました。
その時隣の6人部屋から泣き声が聞こえそっと覗くと愛海ちゃんと麻子ちゃんグループの全員が足音や物音が聞こえ怖いと泣いていました。
私達は、当然お説教を食らいその日の夜先生が一晩中私達の部屋にいました。
その日少し蒸し暑かったが罰として冷房を入れてもらえず蒸し暑い中で私達は、就寝しました。
今でも何故男子を呼んだのか本当に謎でしかありません。
そしてそれを呼んだと思われる張本人が亜子ちゃんと言う事になっていました。
私達のドタバタな修学旅行1日目は、こんな感じで終わりを迎えました。
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