43 / 43
43 大団円ですよね?
しおりを挟む
それから三日ほど予定を延期した私たちは、お世話になった皆さんにお別れを告げて馬に跨りました。
一緒に乗りたがるルイス様を宥めて、それぞれの馬でゆっくりと進みます。
途中何度も休憩したので、結局タウンハウスに帰ったのは一週間後でした。
「ルシアちゃん!お帰りなさい!」
お義母様が駆け寄って迎えてくれました。
アレンさんもランディさんもノベックさんもいます。
もちろんジュリアもリリさんもマリーさんもみんな揃っています。
「ただいま帰りました。長い間すみませんでした」
「青春は満喫できたかい?」
お義父様がいつものように頭を撫でながら言いました。
「はい!とても楽しかったです」
エルランドのタウンハウスを見上げて改めて帰ってきたという実感が湧きました。
ジュリアがそっと言いました。
「姉さんも義兄さんも良い顔になったね」
「ありがとうジュリア。あなたもね?」
ジュリアが真っ赤になっています。
疑惑は確信に変わりました。
私は寛大な姉なので、それ以上は勘弁してやりました。
「奥様、ミッションは最終段階となりました。来週早々にニューアリジゴク開店でございます」
「はやっ!」
「気合を入れて一か月で結果を出してしまいましょう。ニューアリジゴクは宿泊施設も備えておりますので、宿泊料でもぼったくれますから。プロの男娼も準備しましたので相当いけますよ」
「えげつないですね」
「ええ、早く結婚式を挙げたいでしょ?」
「よろしくお願いします」
「お任せください。ああ、それとナンバーワンは初日にチラッと顔を見せるだけで、後は熱烈なファンの方に買い占められているという設定にします。その方が値段も上がりますからね。もちろん買い占めるのはルシア様ですからね」
「そんなにお金無いですよ」
「一生かけて払ってください」
そんな会話をしていたら、黙って聞いていたルイス様に後ろから抱きしめられました。
「お買い上げありがとうございます。人生をかけて幸せにします」
皆さんが大笑いをしながら拍手をしてくださいました。
その後、約一か月で予定通り破産してくれたサウザンドの女王はイーリスと一緒にめでたく辺境の地に去って行きました。
ミニアの女王は自分が幽閉した次女と同じ塔に入れられたそうです。
ハブとマングース状態になるのでしょうか?
ノースの女王は王配と共に寝たきりですが、皇太子が王位を継承した同日に我が国の属国になる宣言をされました。
これでノースの子供たちに手が差し伸べられます。
サウザンド国もミニア国も後継者を立てて国としての形は残しますが、王制は廃止して後継者は『象徴』という存在になります。
我が国は予定通り王制を継続しますが、三つの国を従えたので帝国という形になりました。
笑えますが、その頂点はあの王配です。
まさに裸の王様です。ぷぷぷ!
いろいろありましたが、傾国級の美人を旦那様にした私の一人勝ちです。
めでたしめでたし。
本編は完結しました
これにて本編は完結です。
後はそれぞれのお話しをぽちぽちと書いていきます。
ニューアリジゴクの様子なども載せていきますので、今後もよろしくお願いいたします。
一緒に乗りたがるルイス様を宥めて、それぞれの馬でゆっくりと進みます。
途中何度も休憩したので、結局タウンハウスに帰ったのは一週間後でした。
「ルシアちゃん!お帰りなさい!」
お義母様が駆け寄って迎えてくれました。
アレンさんもランディさんもノベックさんもいます。
もちろんジュリアもリリさんもマリーさんもみんな揃っています。
「ただいま帰りました。長い間すみませんでした」
「青春は満喫できたかい?」
お義父様がいつものように頭を撫でながら言いました。
「はい!とても楽しかったです」
エルランドのタウンハウスを見上げて改めて帰ってきたという実感が湧きました。
ジュリアがそっと言いました。
「姉さんも義兄さんも良い顔になったね」
「ありがとうジュリア。あなたもね?」
ジュリアが真っ赤になっています。
疑惑は確信に変わりました。
私は寛大な姉なので、それ以上は勘弁してやりました。
「奥様、ミッションは最終段階となりました。来週早々にニューアリジゴク開店でございます」
「はやっ!」
「気合を入れて一か月で結果を出してしまいましょう。ニューアリジゴクは宿泊施設も備えておりますので、宿泊料でもぼったくれますから。プロの男娼も準備しましたので相当いけますよ」
「えげつないですね」
「ええ、早く結婚式を挙げたいでしょ?」
「よろしくお願いします」
「お任せください。ああ、それとナンバーワンは初日にチラッと顔を見せるだけで、後は熱烈なファンの方に買い占められているという設定にします。その方が値段も上がりますからね。もちろん買い占めるのはルシア様ですからね」
「そんなにお金無いですよ」
「一生かけて払ってください」
そんな会話をしていたら、黙って聞いていたルイス様に後ろから抱きしめられました。
「お買い上げありがとうございます。人生をかけて幸せにします」
皆さんが大笑いをしながら拍手をしてくださいました。
その後、約一か月で予定通り破産してくれたサウザンドの女王はイーリスと一緒にめでたく辺境の地に去って行きました。
ミニアの女王は自分が幽閉した次女と同じ塔に入れられたそうです。
ハブとマングース状態になるのでしょうか?
ノースの女王は王配と共に寝たきりですが、皇太子が王位を継承した同日に我が国の属国になる宣言をされました。
これでノースの子供たちに手が差し伸べられます。
サウザンド国もミニア国も後継者を立てて国としての形は残しますが、王制は廃止して後継者は『象徴』という存在になります。
我が国は予定通り王制を継続しますが、三つの国を従えたので帝国という形になりました。
笑えますが、その頂点はあの王配です。
まさに裸の王様です。ぷぷぷ!
いろいろありましたが、傾国級の美人を旦那様にした私の一人勝ちです。
めでたしめでたし。
本編は完結しました
これにて本編は完結です。
後はそれぞれのお話しをぽちぽちと書いていきます。
ニューアリジゴクの様子なども載せていきますので、今後もよろしくお願いいたします。
184
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(78件)
あなたにおすすめの小説
このたび、あこがれ騎士さまの妻になりました。
若松だんご
恋愛
「リリー。アナタ、結婚なさい」
それは、ある日突然、おつかえする王妃さまからくだされた命令。
まるで、「そこの髪飾りと取って」とか、「窓を開けてちょうだい」みたいなノリで発せられた。
お相手は、王妃さまのかつての乳兄弟で護衛騎士、エディル・ロードリックさま。
わたしのあこがれの騎士さま。
だけど、ちょっと待って!! 結婚だなんて、いくらなんでもそれはイキナリすぎるっ!!
「アナタたちならお似合いだと思うんだけど?」
そう思うのは、王妃さまだけですよ、絶対。
「試しに、二人で暮らしなさい。これは命令です」
なーんて、王妃さまの命令で、エディルさまの妻(仮)になったわたし。
あこがれの騎士さまと一つ屋根の下だなんてっ!!
わたし、どうなっちゃうのっ!? 妻(仮)ライフ、ドキドキしすぎで心臓がもたないっ!!
無能だとクビになったメイドですが、今は王宮で筆頭メイドをしています
如月ぐるぐる
恋愛
「お前の様な役立たずは首だ! さっさと出て行け!」
何年も仕えていた男爵家を追い出され、途方に暮れるシルヴィア。
しかし街の人々はシルビアを優しく受け入れ、宿屋で住み込みで働く事になる。
様々な理由により職を転々とするが、ある日、男爵家は爵位剥奪となり、近隣の子爵家の代理人が統治する事になる。
この地域に詳しく、元男爵家に仕えていた事もあり、代理人がシルヴィアに協力を求めて来たのだが……
男爵メイドから王宮筆頭メイドになるシルビアの物語が、今始まった。
結婚結婚煩いので、愛人持ちの幼馴染と偽装結婚してみた
夏菜しの
恋愛
幼馴染のルーカスの態度は、年頃になっても相変わらず気安い。
彼のその変わらぬ態度のお陰で、周りから男女の仲だと勘違いされて、公爵令嬢エーデルトラウトの相手はなかなか決まらない。
そんな現状をヤキモキしているというのに、ルーカスの方は素知らぬ顔。
彼は思いのままに平民の娘と恋人関係を持っていた。
いっそそのまま結婚してくれれば、噂は間違いだったと知れるのに、あちらもやっぱり公爵家で、平民との結婚など許さんと反対されていた。
のらりくらりと躱すがもう限界。
いよいよ親が煩くなってきたころ、ルーカスがやってきて『偽装結婚しないか?』と提案された。
彼の愛人を黙認する代わりに、贅沢と自由が得られる。
これで煩く言われないとすると、悪くない提案じゃない?
エーデルトラウトは軽い気持ちでその提案に乗った。
【電子書籍化進行中】声を失った令嬢は、次期公爵の義理のお兄さまに恋をしました
八重
恋愛
※発売日少し前を目安に作品を引き下げます
修道院で生まれ育ったローゼマリーは、14歳の時火事に巻き込まれる。
その火事の唯一の生き残りとなった彼女は、領主であるヴィルフェルト公爵に拾われ、彼の養子になる。
彼には息子が一人おり、名をラルス・ヴィルフェルトといった。
ラルスは容姿端麗で文武両道の次期公爵として申し分なく、社交界でも評価されていた。
一方、怠惰なシスターが文字を教えなかったため、ローゼマリーは読み書きができなかった。
必死になんとか義理の父や兄に身振り手振りで伝えようとも、なかなか伝わらない。
なぜなら、彼女は火事で声を失ってしまっていたからだ──
そして次第に優しく文字を教えてくれたり、面倒を見てくれるラルスに恋をしてしまって……。
これは、義理の家族の役に立ちたくて頑張りながら、言えない「好き」を内に秘める、そんな物語。
※小説家になろうが先行公開です
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
【完結】不誠実な旦那様、目が覚めたのでさよならです。
完菜
恋愛
王都の端にある森の中に、ひっそりと誰かから隠れるようにしてログハウスが建っていた。
そこには素朴な雰囲気を持つ女性リリーと、金髪で天使のように愛らしい子供、そして中年の女性の三人が暮らしている。この三人どうやら訳ありだ。
ある日リリーは、ケガをした男性を森で見つける。本当は困るのだが、見捨てることもできずに手当をするために自分の家に連れて行くことに……。
その日を境に、何も変わらない日常に少しの変化が生まれる。その森で暮らしていたリリーには、大好きな人から言われる「愛している」という言葉が全てだった。
しかし、あることがきっかけで一瞬にしてその言葉が恐ろしいものに変わってしまう。人を愛するって何なのか? 愛されるって何なのか? リリーが紆余曲折を経て辿り着く愛の形。(全50話)
残念な顔だとバカにされていた私が隣国の王子様に見初められました
月(ユエ)/久瀬まりか
恋愛
公爵令嬢アンジェリカは六歳の誕生日までは天使のように可愛らしい子供だった。ところが突然、ロバのような顔になってしまう。残念な姿に成長した『残念姫』と呼ばれるアンジェリカ。友達は男爵家のウォルターただ一人。そんなある日、隣国から素敵な王子様が留学してきて……
【完結】転生したぐうたら令嬢は王太子妃になんかになりたくない
金峯蓮華
恋愛
子供の頃から休みなく忙しくしていた貴子は公認会計士として独立するために会社を辞めた日に事故に遭い、死の間際に生まれ変わったらぐうたらしたい!と願った。気がついたら中世ヨーロッパのような世界の子供、ヴィヴィアンヌになっていた。何もしないお姫様のようなぐうたらライフを満喫していたが、突然、王太子に求婚された。王太子妃になんかなったらぐうたらできないじゃない!!ヴィヴィアンヌピンチ!
小説家になろうにも書いてます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
ご指摘ありがとうございます
修正しました
ぼちぼちおいおいって感じです。
熱の方に買い占められ…→別の方?
《承認不要です》
ありがとうございます。修正しました。今後ともよろしくお願いします。