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第12話 惑う心と差し出される火花
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「あっ」
「っ!!」
今日も魅環ちゃんに逃げられた。
練習をしている時に出会った日はたまたまあの場所に居たのかと思ったけど、どうも違うみたいだ。
魅環ちゃんは僕が魔法の練習をしていると、必ず物陰から僕を見つめていたんだ。
そして発見されると今みたいに逃げ出してしまう。
「何か用でもあるのかなぁ?」
でもそんな用が出来る程仲良くもないんだよね。
休み時間とか、気が付くと姿が消えてるから、仲良くしようがないし。
「別にいいんじゃないかな」
と訓練を見学していた燐瑚ちゃんが呟いた。
「あの子が何も言わないなら何も言ってほしくないんだよ」
そういうものなのかなぁ……?
「燐瑚ちゃんは大丈夫? 言いたい事は無い?」
ふと、いつも練習を見るだけの燐瑚ちゃんに不満はないのかと心配になってきた。
きっと退屈で仕方ないだろうからなぁ。
「ううん、私は咲良ちゃんが魔法の練習をしてる姿を見るのが好きだから大丈夫」
「そ、そなの?」
「うん、でもたまには呪術の練習もしてくれると、私も一緒に練習出来て良いのになって思うけど」
あっ、やっぱ不満はあったんだ。
「じゃあ今日は呪術の練習をしようか」
「うん!」
こうしてその日は燐瑚ちゃんと呪術の練習に専念したおかげで、燐瑚ちゃんの機嫌が凄く良くなったんだ。
「……二人の学校で初めての共同作業……これはもう夫婦だよね」
◆
それからも魅環ちゃんは僕を物陰から見ては逃げ出すといった行動を続けていた。
今日までは。
「あっ」
「っ!!」
いつものように僕が魅環ちゃんを見つけると、魅環ちゃんは慌てて逃げ出そうとする。
けれど何故か今日の魅環ちゃんは動きが鈍く、まるで怪我でもしているかのようなぎこちない動き方だった。
「魅環ちゃん、大丈夫?」
さすがにコレは心配になったので、ボクは魅環ちゃんに駆け寄っていく。
「だ、大丈……夫ですから」
動きだけでなく、ちょっと走っただけなのに息も絶え絶えの様子が大丈夫とはとても思えない。
「具合が悪いんなら、保健室に行こう」
「保健室!?」
燐瑚ちゃん、何で保健室でそんなに反応するの?
「いい……ですから。放っておいて……」
「さすがにそんな姿を放っておくことなんてできないよ」
僕は魅環ちゃんを抱き上げると、保健室に向かう。
「キャァァァァ!」
と、突然燐瑚ちゃんが悲鳴を上げたんだ。
「どうしたの燐瑚ちゃん!?」
「さ、さ……」
さ?
「咲良ちゃんがお姫様だっこをしてるぅぅぅぅぅ!!」
「へっ?」
ああまぁ言われてみればそうかもしれないけど。
「私が初めてのお姫様抱っこをされたかったのに……」
「やめて……私は大丈夫ですから……」
そこで燐瑚ちゃんとの会話で注意を逸らしていたことが不味かった。
魅環ちゃんが強引に降りようともがいたもんだからとっさにバランスが取れず体がふらつく。
そして今の僕は女の子だから、当然筋力もその程度と言う訳で……
「うわぁぁぁっ!?」
結果、僕は抜け出そうとした魅環ちゃんに巻き込まれる事で、いっしょに地面に倒れ込んでしまったんだ。
「さ、咲良ちゃん大丈夫!?」
「大丈夫大丈……夫」
確かに僕は大丈夫だった。でも、その代わりにとんでもない光景を見てしまったんだ。
倒れた拍子で魅環ちゃんの上着がめくれ、その下から幾つもの青あざが付けられた肌を見てしまったんだ。
「魅環ちゃん、その怪我は……」
「な、何でもないです!」
服の下に隠された怪我を見られたからか、魅環ちゃんが顔を青くして服を直す。
「やっぱり保健室に行った方が良いんじゃ……」
いやむしろこれは暴行事件として、警察か児童相談所に相談する必要があるんじゃないの!?
これ完全に殴られた跡だよ! 普通の怪我とかじゃないから!
「いいんです! こんなのすぐ治りますから!」
けれど、魅環ちゃんは 頑なに保健室に行く事を拒絶する。
あんなに動くのも辛そうだったのに。
「……分かった。保健室には連れて行かない。でも回復魔法はかけさせて」
「え?」
「ローヒール」
僕は魅環ちゃんが返事をする前に勝手に下級治癒魔法をかける。
「あ、あの……」
「これは練習だから。回復魔法の練習をしているだけだから」
そう、練習をしているだけなら彼女の事情に口を突っ込んでいることにならない。
魅環ちゃんが断る理由もなくなるって寸法だ。
「あっ、痛みが……」
良かった。どうやら下級回復魔法は効いたみたいだね。
この魔法もさすがに怪我人を探して練習したり出来ないからなぁ。
といっても自分を傷つけて治すってのも周りが怒りそうだし、僕もわざわざ痛い思いをしたくないから出来ないんだよなぁ。
「柚木さんは良いな……」
「え? 何が?」
魅環ちゃんがぽつりとつぶやいた言葉に僕は首を傾げる。
「私には何もないですけど、貴女は何でも持ってる……」
え? 僕が何でも?
「魔法の才能がある人が羨ましい。私には才能なんて無いですから」
あっ、もしかして魅環ちゃんが言ってるのは僕の使える魔法属性の多さの事か!?
「でも僕はお金持ちの子でも権力を持った王様の子供でもないよ。ただ人よりちょっと使える魔法の数が多いだけだよ」
そう、僕は何処にでもいる一般人の子供だ。
最初は魔法の才能も腐らせることになるかも知れなかったんだからね。
教育委員会が貴重だからって理由で訓練の費用を持ってくれなかったら、僕も多くて2属性くらいしか使いものにならなかっただろう。
「っ! それが凄いんですよ! それに貴女は魔法だって上手に使えるじゃないですか! 私とは違うんです!」
けれど何かが魅環ちゃんの癇に障ったのか、逆に怒らせてしまったみたいだった。
「貴女、全然わかってない」
そんな時だった。突然燐瑚ちゃんが僕と魅環ちゃんの間に割って入ってきたんだ。
「咲良ちゃんが魔法を上手に扱えるのは、才能じゃなくて練習をしてるからだよ」
「そ、それだって才能があるから上手く出来るんじゃないですか! 才能がない人間はどれだけ頑張っても上手に出来ないんですよ!」
「だから何もせずに隠れて羨ましがってるの? 咲良ちゃんは貴女が隠れて見ている間もずっと魔法の練習を続けていたじゃないの。その時貴女は何をしていたの?」
「っ!?」
痛い所を突かれたのか、魅環ちゃんが言葉に詰まる。
「あ、貴女に私の気持ちなんて……」
「分かる訳ないわ。だって私は家に帰ったら必死で魔法の練習をしているもの」
「っ!」
えと、これ本当に小学一年生の会話?
それともいまどきの女の子って皆こんなに真剣に人生を考えてるの?
僕の小学一年生の時はゲームと漫画の事しか考えてなかったんだけど……
けどこれは不味い。入学してまだ一か月も経っていないのにクラスメート同士でギスギスするのは精神衛生上とても良くない。主に僕の胃が。
「あ、あのさ……」
この状況を打開すべく、僕は魅環ちゃんにある提案をしてみた。
「それなら、魅環ちゃんも一緒に身体強化魔法の練習をしない?」
「え?」
「一人で練習してても行き詰って上手くいかないだろうし、それなら一緒に教え合いながら練習しようよ。放課後なら授業と違って時間内に急いで出来るようにならなくて済むよ」
「で、でも……」
「もちろん無理にとは言わないけ……」
「そんなのズルい!」
「え?」
そこに声を上げたのは燐瑚ちゃんだった。
「私も咲良ちゃんとみっちゃ、訓練したい!」
「え? でも燐瑚ちゃんは身体強化魔法が使えないし……」
「でもやりたいー!」
え、えーと……どうしよう。
「……分かりました。一緒に練習しましょう」
「え?」
どうやって燐瑚ちゃんを説得したもんかと思ったら、突然さっきまで渋っていた魅環ちゃんがOKを出してきたんだ。
「あれ? 良かったの?」
「はい。気が変わりました。良く考えたら次の授業でも身体強化の練習はしないといけないですし、それなら一緒に練習した方が良いですよね」
「う、うん、そうだね」
すると魅環ちゃんが燐瑚ちゃんに顔を向けてこう告げる。
「一緒に、です」
「っ! むきーっ!!」
バチバチと二人の間で火花が散る……というか本当に散ってるけどこれってマンガ的演出とかじゃないの!?
ちなみにあとで先生から教えてもらったんだけど、強いライバル意識を持った人達がお互いに意識し合うと、空気中の魔力が反応して色んな反応が起きる事があるんだとか。
魔法世界の常識凄いなぁ……
ともあれそんな訳で、魅環ちゃんは僕達と一緒に魔法の特訓をする事になるのだった。
「くくく、密着も……しちゃいますよ」
「ふ、ふしだらーっ!」
……だ、大丈夫かな?
「っ!!」
今日も魅環ちゃんに逃げられた。
練習をしている時に出会った日はたまたまあの場所に居たのかと思ったけど、どうも違うみたいだ。
魅環ちゃんは僕が魔法の練習をしていると、必ず物陰から僕を見つめていたんだ。
そして発見されると今みたいに逃げ出してしまう。
「何か用でもあるのかなぁ?」
でもそんな用が出来る程仲良くもないんだよね。
休み時間とか、気が付くと姿が消えてるから、仲良くしようがないし。
「別にいいんじゃないかな」
と訓練を見学していた燐瑚ちゃんが呟いた。
「あの子が何も言わないなら何も言ってほしくないんだよ」
そういうものなのかなぁ……?
「燐瑚ちゃんは大丈夫? 言いたい事は無い?」
ふと、いつも練習を見るだけの燐瑚ちゃんに不満はないのかと心配になってきた。
きっと退屈で仕方ないだろうからなぁ。
「ううん、私は咲良ちゃんが魔法の練習をしてる姿を見るのが好きだから大丈夫」
「そ、そなの?」
「うん、でもたまには呪術の練習もしてくれると、私も一緒に練習出来て良いのになって思うけど」
あっ、やっぱ不満はあったんだ。
「じゃあ今日は呪術の練習をしようか」
「うん!」
こうしてその日は燐瑚ちゃんと呪術の練習に専念したおかげで、燐瑚ちゃんの機嫌が凄く良くなったんだ。
「……二人の学校で初めての共同作業……これはもう夫婦だよね」
◆
それからも魅環ちゃんは僕を物陰から見ては逃げ出すといった行動を続けていた。
今日までは。
「あっ」
「っ!!」
いつものように僕が魅環ちゃんを見つけると、魅環ちゃんは慌てて逃げ出そうとする。
けれど何故か今日の魅環ちゃんは動きが鈍く、まるで怪我でもしているかのようなぎこちない動き方だった。
「魅環ちゃん、大丈夫?」
さすがにコレは心配になったので、ボクは魅環ちゃんに駆け寄っていく。
「だ、大丈……夫ですから」
動きだけでなく、ちょっと走っただけなのに息も絶え絶えの様子が大丈夫とはとても思えない。
「具合が悪いんなら、保健室に行こう」
「保健室!?」
燐瑚ちゃん、何で保健室でそんなに反応するの?
「いい……ですから。放っておいて……」
「さすがにそんな姿を放っておくことなんてできないよ」
僕は魅環ちゃんを抱き上げると、保健室に向かう。
「キャァァァァ!」
と、突然燐瑚ちゃんが悲鳴を上げたんだ。
「どうしたの燐瑚ちゃん!?」
「さ、さ……」
さ?
「咲良ちゃんがお姫様だっこをしてるぅぅぅぅぅ!!」
「へっ?」
ああまぁ言われてみればそうかもしれないけど。
「私が初めてのお姫様抱っこをされたかったのに……」
「やめて……私は大丈夫ですから……」
そこで燐瑚ちゃんとの会話で注意を逸らしていたことが不味かった。
魅環ちゃんが強引に降りようともがいたもんだからとっさにバランスが取れず体がふらつく。
そして今の僕は女の子だから、当然筋力もその程度と言う訳で……
「うわぁぁぁっ!?」
結果、僕は抜け出そうとした魅環ちゃんに巻き込まれる事で、いっしょに地面に倒れ込んでしまったんだ。
「さ、咲良ちゃん大丈夫!?」
「大丈夫大丈……夫」
確かに僕は大丈夫だった。でも、その代わりにとんでもない光景を見てしまったんだ。
倒れた拍子で魅環ちゃんの上着がめくれ、その下から幾つもの青あざが付けられた肌を見てしまったんだ。
「魅環ちゃん、その怪我は……」
「な、何でもないです!」
服の下に隠された怪我を見られたからか、魅環ちゃんが顔を青くして服を直す。
「やっぱり保健室に行った方が良いんじゃ……」
いやむしろこれは暴行事件として、警察か児童相談所に相談する必要があるんじゃないの!?
これ完全に殴られた跡だよ! 普通の怪我とかじゃないから!
「いいんです! こんなのすぐ治りますから!」
けれど、魅環ちゃんは 頑なに保健室に行く事を拒絶する。
あんなに動くのも辛そうだったのに。
「……分かった。保健室には連れて行かない。でも回復魔法はかけさせて」
「え?」
「ローヒール」
僕は魅環ちゃんが返事をする前に勝手に下級治癒魔法をかける。
「あ、あの……」
「これは練習だから。回復魔法の練習をしているだけだから」
そう、練習をしているだけなら彼女の事情に口を突っ込んでいることにならない。
魅環ちゃんが断る理由もなくなるって寸法だ。
「あっ、痛みが……」
良かった。どうやら下級回復魔法は効いたみたいだね。
この魔法もさすがに怪我人を探して練習したり出来ないからなぁ。
といっても自分を傷つけて治すってのも周りが怒りそうだし、僕もわざわざ痛い思いをしたくないから出来ないんだよなぁ。
「柚木さんは良いな……」
「え? 何が?」
魅環ちゃんがぽつりとつぶやいた言葉に僕は首を傾げる。
「私には何もないですけど、貴女は何でも持ってる……」
え? 僕が何でも?
「魔法の才能がある人が羨ましい。私には才能なんて無いですから」
あっ、もしかして魅環ちゃんが言ってるのは僕の使える魔法属性の多さの事か!?
「でも僕はお金持ちの子でも権力を持った王様の子供でもないよ。ただ人よりちょっと使える魔法の数が多いだけだよ」
そう、僕は何処にでもいる一般人の子供だ。
最初は魔法の才能も腐らせることになるかも知れなかったんだからね。
教育委員会が貴重だからって理由で訓練の費用を持ってくれなかったら、僕も多くて2属性くらいしか使いものにならなかっただろう。
「っ! それが凄いんですよ! それに貴女は魔法だって上手に使えるじゃないですか! 私とは違うんです!」
けれど何かが魅環ちゃんの癇に障ったのか、逆に怒らせてしまったみたいだった。
「貴女、全然わかってない」
そんな時だった。突然燐瑚ちゃんが僕と魅環ちゃんの間に割って入ってきたんだ。
「咲良ちゃんが魔法を上手に扱えるのは、才能じゃなくて練習をしてるからだよ」
「そ、それだって才能があるから上手く出来るんじゃないですか! 才能がない人間はどれだけ頑張っても上手に出来ないんですよ!」
「だから何もせずに隠れて羨ましがってるの? 咲良ちゃんは貴女が隠れて見ている間もずっと魔法の練習を続けていたじゃないの。その時貴女は何をしていたの?」
「っ!?」
痛い所を突かれたのか、魅環ちゃんが言葉に詰まる。
「あ、貴女に私の気持ちなんて……」
「分かる訳ないわ。だって私は家に帰ったら必死で魔法の練習をしているもの」
「っ!」
えと、これ本当に小学一年生の会話?
それともいまどきの女の子って皆こんなに真剣に人生を考えてるの?
僕の小学一年生の時はゲームと漫画の事しか考えてなかったんだけど……
けどこれは不味い。入学してまだ一か月も経っていないのにクラスメート同士でギスギスするのは精神衛生上とても良くない。主に僕の胃が。
「あ、あのさ……」
この状況を打開すべく、僕は魅環ちゃんにある提案をしてみた。
「それなら、魅環ちゃんも一緒に身体強化魔法の練習をしない?」
「え?」
「一人で練習してても行き詰って上手くいかないだろうし、それなら一緒に教え合いながら練習しようよ。放課後なら授業と違って時間内に急いで出来るようにならなくて済むよ」
「で、でも……」
「もちろん無理にとは言わないけ……」
「そんなのズルい!」
「え?」
そこに声を上げたのは燐瑚ちゃんだった。
「私も咲良ちゃんとみっちゃ、訓練したい!」
「え? でも燐瑚ちゃんは身体強化魔法が使えないし……」
「でもやりたいー!」
え、えーと……どうしよう。
「……分かりました。一緒に練習しましょう」
「え?」
どうやって燐瑚ちゃんを説得したもんかと思ったら、突然さっきまで渋っていた魅環ちゃんがOKを出してきたんだ。
「あれ? 良かったの?」
「はい。気が変わりました。良く考えたら次の授業でも身体強化の練習はしないといけないですし、それなら一緒に練習した方が良いですよね」
「う、うん、そうだね」
すると魅環ちゃんが燐瑚ちゃんに顔を向けてこう告げる。
「一緒に、です」
「っ! むきーっ!!」
バチバチと二人の間で火花が散る……というか本当に散ってるけどこれってマンガ的演出とかじゃないの!?
ちなみにあとで先生から教えてもらったんだけど、強いライバル意識を持った人達がお互いに意識し合うと、空気中の魔力が反応して色んな反応が起きる事があるんだとか。
魔法世界の常識凄いなぁ……
ともあれそんな訳で、魅環ちゃんは僕達と一緒に魔法の特訓をする事になるのだった。
「くくく、密着も……しちゃいますよ」
「ふ、ふしだらーっ!」
……だ、大丈夫かな?
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