勇者のその後~地球に帰れなくなったので自分の為に異世界を住み良くしました~

十一屋 翠

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連載

第126話 町を駆け抜ける

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 本編前に宣伝です。
 おかげさまで勇者のその後2巻の発売が決定いたしました。
 これも読者の皆様が書籍をお買いあげ下さったおかげです!
 一巻と同じく2巻にも書き下ろし要素ありです!
 
 それでは本編をどうぞ。

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「勇者トウヤは腐敗した教会の人間達とは違う! 聖女ミューラは君達を見捨てない!」

「「「「「お、おおぉぉぉぉぉっ!!」」」」」

 教会の人間が居ないのを良い事に、俺は聖教都市の住人達を扇動する。
 一般的に考えたら扇動というのは、人を騙す良くない事の様に思われるが、そもそも教会上層部の司祭達も、一部の貴族と結託して俺が国を裏切ったと言いふらしたのでお互い様だ。

「あのー、どういう事なんですかトウヤさん?」

 と、現在の状況から置いてけぼりをくらっていたミューラが、そろそろ説明して欲しいとジト目で睨んできた。
 ピュアで慈愛に満ちたミューラもこんな表情が出来るくらいに世俗に染まって来たんだと思うと感慨深いなぁ。 まぁその原因は大半が俺なんですけど。
 俺は小声でミューラに告げる。

「何でか知らないけど、この町を支配していた教会の人間達がまるごと居なくなったんだ。彼等は見た目以上に不安になっていると思うんだ。だから誰かが自分達を守ってくれるという安心感がないと、何かの拍子で暴徒になったり我先にと好き勝手な方角に逃げだして守り切れなくなるぞ」

 俺はミューラに自分の考えを教える。
 まぁ教会の信者たちを根こそぎ勇者シンパに変えようという打算はまだ言わない。
 今言ってもミューラを混乱させるだけだ。

「確かに、そういう事なら理解できます」

 市民の安全を確保する為だと言われて納得してくれるミューラ。
 本音はともかく、この状況がおかしいのは確かだ。
 教会の上層部がトンズラここうとするのは分かる。
 だが一般の神官に至るまで居ないのは明らかにおかしい。
 教会の人間が全員堕落している訳ではないのは俺だって理解している。
 中にはちゃんとまともな司祭だっている事は魔王を倒す旅で出会った司祭達を見て理解していた。まぁどうしようもないダメ司祭も一杯見てきたんだが。

 それに上の人間がわが身可愛さで逃げるのなら、下っ端神官達はむしろ盾にするのではないだろうか?
 部下に時間稼ぎをさせて、その間に自分達は逃げれば良いのだ。

 間違いなく教会側でも何か起きている。
 ミューラも納得してくれたので、俺は本来の目的である聖剣の奪取に向かう事にする。
 勿論そのついでに教会がどうなっているのかも調べないとな。

「ミューラ、町の人達は頼んだ。俺は予定通り教会本部に向かう」

「分かりました」

 俺は魔法の袋から対魔の力を持った光属性の魔法剣【輝く光帝】を取り出す。
 つっても、魔族はこの世界の一種族なので、アンデッドの様な負の属性の魔物ほど効果があったりはしない。
 単純に【偉大なる剣帝】を折られたんで、その代わりだ。

「トウヤさん」

 ミューラが俺に声をかけて来る。

「……お気をつけて」

 そう言ったミューラは、非常に複雑そうな顔だった。
 今回の戦いでは最悪シルファリアと戦う事になる。だから勝ってくださいとは言えないからこその、お気をつけてなんだろうな。

「ああ、何とかしてくるわ」

俺も同じような理由で玉虫色の返事をする。
まぁなんとかなるだろうさ。
今までだって何とかなったんだからさ。
 そうして、俺は再び聖教都市の中へと飛び込んでいった。

 ◆

 走る、走る、走る。
 足に魔力を込めて飛ぶように地面を蹴って前に跳ぶ。
 時折見えた魔物の横を通り抜けながら【輝く光帝】で横一文字に切る。
 剣から放たれた光の粒子が、地上に三日月を生む。
 そして俺が通り去った後に、真っ二つになった魔物達が倒れてゆく。

 俺は記憶を頼りに彼方に見える教会本部への道を進む。
 この都市は広い。そして建物も沢山あるので、ちゃんと地形を把握していないとすぐに迷子になってしまう。
 幸い俺は以前にここに来た事があるので、今更道に迷う事はなかった。
 決して以前来た時に盛大に迷ってなんかないんだからな。

「っと、人か」

 俺は魔物に襲われている市民を発見し加速する。
 そしてすり抜けざまに魔物を両断し、市民を見る。うん、多少傷は負っているが、重傷は負っていないな。
 俺は即座に魔法の袋から取り出したポーションを怪我人にかけると自分がやって来た方向を指さす。

「南門を出て森の中に入れ。そこに他の市民達も避難している」

 それだけ言うと俺は返事も聞かず再び教会本部へと走り出した。

 ◆

 魔物を切る、市民を救う、教会本部へ向かうを繰り返す。
 空を飛べれば教会本部までひとっ飛びなのだが、上空にはシルファリア達が居る。
 うかつに飛べばすぐに見つかってしまうだろう。
 だから戦闘もなるべく静かに行わないといけない。

「ってそういや何であいつ等動かないんだ?」

 聖剣を奪いに来たってのに、何でシルファリア達は上空でじっとしてるんだ?
 それに町を襲っているのは魔物ばかりで魔族の姿はさっきから見ていない。
 シルファリアの周囲にいる人型の連中はおそらく魔族だと思うんだが。
 まだ何か俺の考えが及ばない企みがあるのか、それとも魔物達で十分と思っているのか。

「今は考えても仕方ないか。教会本部に急ごう」

 ◆

 教会本部へとやって来た俺は、聖剣の安置されていた場所へと向かう。
 途中侵入者が入れない様に鍵や封印がかけられた扉があったが、力づくで押し通った。
 邪魔な鍵は破壊すればいいし、封印も力づくで破壊できる。
 つってもあまり派手に破壊すると、真なる魔王に力を気取られるので、力が居る封印などは周囲の壁を破壊して突破する。

 そしてどんどん奥へと進んで行く。

「やっぱりおかしいな」

 俺は何度言ったか分からない言葉を繰り返す。
 神官達の総本山にして城である教会本部に入ったというのに、未だに神官や司祭達と遭遇しないのだ。

 てっきりここに立てこもっているのかと思ったが、そうではなかったらしい。
 だとすれば町の外に逃げたのだろうか?

 などど考えている間に、俺は目的の場所へとやってきた。
 そう、聖剣の封印された聖堂だ。
 扉が破壊された形跡はない、どうやら間に合ったみたいだ。

「よし、あとは聖剣さえ先に手に入れれば」

 俺は扉を破壊して中へと飛び込んだ。

 ◆

「遅かったな勇者よ。だが扉を破壊して入ってくるとは随分と乱暴だな」

 だが、そこには予想もしていなかった人物が待ち構えていた。

「お、お前は!?」

 そこに居たのはシルファリア、いや真なる魔王の姿だった。

「何故お前がここに!?」

 真なる魔王はずっと町の上空に居たはずだ。どうやって先回りしたんだ!?

「何故? 私はずっとここに居たぞ。ここでお前が来るのを待っていたのだ」

 何だって!? 俺が来るのを待っていた!?

「けど町の上空に……」

 居た筈だ、そう言おうとした時、真なる魔王は嗤う。

「それは、本当に私だったのか?」

「っ!?」

 しまったそういう事か! 町の上空に居た真なる魔王は偽者だったんだ!
 おそらく魔法で声だけ外に飛ばしていたんだ。俺の魔王就任式典でハジメデ王国の貴族が市民に声を届ける為に使った魔法と同種のものを使ったんだろう。

「待ちくたびれたぞ。お前が何時聖剣を求めてこの町に来るのかとな」

「……」

 完全にコイツの手のひらの上かよ。

「教会の人間達はどうした?」

 コイツがここに居る以上、教会の人間が無事な保障はない。最悪全員殺されているかもな。
 だが真なる魔王はコロコロと嗤う。

「ああ、彼等なら、邪悪な気配の源を調査する為にこの町から出て行ったところだ。そして丁度留守の時に我々が襲撃を仕掛けたという訳だ」

 そんな都合の良い状況があるかよ。町中の神官達が根こそぎ居なくなっているんだぞ。

「お前、教会と手を組んだのか!?」

 俺のカマかけに、真なる魔王はクスクスと嗤うだけだった。

「人間とは本当に救いようがない生き物よな。自分の利益と安全が確保されればいくらでも同族を裏切るのだから」


 くそ、やっぱ教会上層部は敵かよ。しかも真なる魔王と知って手を組みやがったか。
 一般の神官達は騙されているだけだと信じたいが。


「さて、せっかくきてくれたのだ。精一杯持て成そうぞ」

 真なる魔王がゆらりと立ち上がると、その右手から黒く輝く邪険を産み出す。

「くっ!」

 やばい、あの邪剣は本当にヤバイ! またアレを喰らうのは簡便だ。
 俺は聖堂の中心に安置されている聖剣を目で探す。

「え?」

 だが無いのだ。
 聖堂の中心にあるはずの聖剣が、どこにも無かったのだ。

「聖剣が……無い?」

 どういう事だ!? 聖剣は勇者と聖女にしか持てない筈だ。
 他の連中には触れる事も出来ないんじゃなかったのか。

「おおそうだ。聖剣は危険なのでな、ちと場所を変えさせてもらった」

 場所を変えた!? まさか真なる魔王は聖剣の力に耐えるのか!?

「台座ごと運べば楽に移動できるのだから、神の加護も以外に穴だらけよなぁ」

 ケラケラと真なる魔王が嗤う。

「……って、どこのコントだソレぇぇぇぇ!?」

 安置された聖剣を台座ごと運んだ!? それなんてラノベ的展開だよ!
 良く見れば本当に聖剣が刺さっていた床石ごと無くなってるじゃないか!?

「そういうのは主人公サイドのするネタだろうがっ! 何で悪役のお前がそんな柔軟なマネが出来るんだよ!」
 
 くそっ! 魔王のクセに発想が柔軟すぎだろ!

「いやなに、歴代勇者達との戦いで学んだのだ。あやつ等は実に多彩な策を思いつく。我もそれに感化されたという事だろう」

 くっそ、歴代勇者が原因かよ。恨むぜ先輩達。

「まぁそういう訳だ。そういう訳なので、諦めて死ぬが良い!」

 邪剣を持った真なる魔王がシルファリアの体とは思えない速度で飛び掛ってくる。
 そして黒く輝く邪剣が振りかぶられる。

 やばい、あまりの速さに反応が遅れた。
 邪剣が振り下ろされる。

 俺は【輝く光帝】で邪剣を防ぐ。
 だが剣はあっさりと邪剣によって切り裂かれてゆく。
 くそ、光の加護の剣でも駄目かよ!

 邪剣が【輝く光帝】を切断し、俺の体に襲い掛かる。

「っ!?」

 俺は自分の体を守るべく、思わず残った左手を突き出す。
 無駄だ、こんな事をしても腕ごと両断されるだけだ。

 だが、それでも俺は自分の身を守ろうとした。

 だから、体の芯から熱いものがこみ上げてきた。

「何!?」

 真なる魔王が驚きの声をあげる。
 同時に彼女が振り下ろした邪剣が音も立てずに砕け散った。
 俺の光り輝く左手に触れたことで。

 そのまま俺の左腕は、飛び込んできた真なる魔王の体に触れる。


「グアァァァァァァァ!?」

 真なる魔王がシルファリアのものとは思えない声で悲鳴を上げた。
 そして慌てて後ろに跳び退る。

「き、貴様!? その力は!?」

 真なる魔王の目が驚きと憎しみで満たされる。

「そうか、これが」

 遅ればせながら現状を理解する。

 そうか、真なる魔王の邪剣は聖剣のような伝説の武器じゃないんだ。
 アレは真なる魔王の力を剣の形にしただけに過ぎない。
 つまり、聖剣を使わずとも対処できるものだったんだ。
 俺に目覚めたあの力を使えば、十分に対処できたんだ。

「貴様は、貴様はまだその力に目覚めていなかった筈だ!?」

 真なる魔王の言葉を否定するように、俺は体の奥底から溢れる力で全身を覆う。

「残念だったな、真なる魔王。俺は手にれたぞ」

 真なる魔王に対抗する為の唯一の手段。

「魂の力をな!」

 さぁ、ここからが反撃の時間だ!!
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