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【第8章】転生して、ようやく“本当の私”になれた
最終話 転生して、ようやく“本当の私”になれた
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外に出ると、そこには二つの群れが待ち受けていた。一つはライオネルの私兵の残党、そしてもう一つはアレクシスの騎士団。――地上でもにらみ合いが続いていたようだが、神殿の崩落を前にどちらも戦意を失いかけている。
アレクシスがライオネルを探すと、遠くの岩陰に彼は立っていた。苦々しい表情で地面を蹴り、牙を剥くような目つきをする。
だがアレクシスは剣を抜くことなく、ライオネルへ向けて声を投げる。
「ライオネル、お前も見ただろう。こんな危険な代物を使って、何の国作りができる? 父王のもとへ帰れ。俺たちが争う理由などないはずだ」
ライオネルは悔しげに拳を握りしめ、私兵たちを見回しては項垂れ(うなだれ)ている。――もはや大義名分も失い、兵の士気も下がった今、これ以上戦いを続ける意味はない。
セレナは静かに一歩前へ進み、ライオネルに声をかけた。
「あなたが第二王子であるなら、正攻法で王位を目指してもいいじゃない。どうしてこんな手段に……。私が転生者であれ、関係ないわ。あなたが正々堂々と成し遂げればいいのに」
ライオネルは苦い顔で視線をそらす。――が、やがてあきらめたように息をつき、短く答える。
「……お前たち兄妹ほど、父王の信頼を得られなかった。それだけの話だ。俺にはその力がなかったんだ……」
そう言って、ライオネルはマントを翻し、私兵たちを連れて撤退する。アレクシスや騎士が追撃しようとするが、セレナは首を振る。
「今はいいわ。これ以上争っても、国が乱れるだけ。……彼らは二度と調律石は使えないし、王家としてきちんと裁けばいいんじゃない?」
アレクシスも苦々しく唇をかみながら頷く。確かに、今ここで第二王子を捕縛すると騒動が大きくなるだろう。あくまでアレクシスは“内紛を拡大させたくない”という方針だ。
こうして、第二王子派はそのまま離れ、アレクシスたちは勝利を収めた。神殿遺跡は崩壊し、調律石も消滅し、転生を巡る修正の脅威は消え去った――。
遺跡から離れた場所で、一行はとりあえず野営を張り、疲れを癒す。夕暮れの空が遠くに沈むころ、セレナとアレクシスは少し離れた岩の上に並んで座り、北の空を見つめる。
風が涼やかに頬を撫で、何事もなかったかのように虫の声が聞こえる。だが、あの神殿での激闘が終わった今、もう何も恐れることはないのだ……とセレナは思いたい。
「セレナ……ありがとう。お前が決断してくれなければ、俺はあの石をどうすればいいか迷っていただろう。破壊できて、本当によかった」
アレクシスがそっと微笑む。その横顔に、セレナの胸が温かくなる。――悪役令嬢であり、転生者の私。ゲームのセオリーから外れた私が、ここまで来られたのは王子の手を取ったからだ。
セレナは小さく吐息を漏らし、アレクシスに向き直る。
「私こそ、あなたがいなければ石に近づくこともできなかった。……いつもありがとう。これで本当に、私は“修正”を恐れなくて済むのよね?」
「もちろんだ。お前を脅かす力は、もう二度と蘇らないさ。……お前が転生者かどうかなんて、関係ない。俺はお前のことを、心から愛している」
甘い告白に、セレナは顔を赤らめながらも、もう恥ずかしがらずに応える。
「私も……あなたを誰より愛してる。転生して、最初は興味なんてなかったのに、こんなにも大切な存在になるなんて……」
二人で見つめ合い、まるで自然に唇を近づけようとした瞬間、馬車のほうでノエルの声がした。「セレナ様、殿下。夕食の準備が整いました」
――惜しいが、今は仕方ない。セレナはアレクシスと顔を見合わせ、クスリと笑う。
「ノエルが戻ってきてよかったわ。もし彼がいなかったら、ここまで来ることもできなかったかも」
「本当に。彼には何か恩賞を考えてあげないとな」
そう言い合いながら、二人は岩の上から降りて、野営地へ戻っていく。空には無数の星が瞬き、世界は静かに夜の幕を下ろす。
――かつてリリィがヒロインを名乗り、セレナが悪役だった時代は遠くなり、今はもう“誰がヒロインでもかまわない”くらいに自由な未来が広がっている。
(悪役が王子を奪うなんて、ゲームの定石を破る展開。でももう、修正なんてされない。転生して、私は自分の物語を手に入れた)
セレナは心の中でそう確信し、アレクシスと手を繋ぐ。――ずっと求めていた“誰にも壊されない幸せ”が、今こそ形をなしている。
この先、王家の内紛や第二王子派の処遇をどう乗り越えるか、その試練は残っている。だが、調律石という“最大の修正力”を断ち切った今、セレナにとっての“破滅ルート”はもはや存在しないだろう。
数日後、一行は神殿遺跡を後にし、ノエルを含め全員そろって学園へ戻った。第二王子派の者たちは王都へ撤収したが、後に“王命違反”として厳重に処罰されることが決まる。ライオネル本人も父王に呼び出され、長い謹慎生活を余儀なくされるらしい。
学園に帰着したセレナとアレクシスは、重い荷を下ろしたような解放感を得る。リリィも、第二王子派も、調律石も――もはやどんな“修正”も二人を引き離せないのだから。
夜、学園の寮のバルコニーで星空を見上げながら、セレナは静かに息を吐く。――ノエルが無事帰還し、騎士たちも無事に戻り、自分が転生者だとばれて大混乱になる未来は今のところ避けられている。
そこへ、そっと足音が近づいた。アレクシスだ。彼も同じ夜空を見たくて訪れたらしい。
「セレナ……遺跡でのことだけど、本当にありがとう。お前がいなければ、俺はすべてを失っていたかもしれない」
「私も同じよ。あなたがいなければ、きっと調律石なんて破壊できなかった。……もう、誰にも私たちの関係を否定できないわね」
小さく笑って交わす視線に、甘やかな火が灯る。アレクシスが躊躇いがちに口を開く。
「お前がもし本当に転生者だろうと、そんなことは関係ない。それでも俺は言いたい。――お前が俺の傍にいてくれれば、もう何も恐れるものはない」
セレナの心が熱くなる。リリィがヒロインだった世界で、悪役令嬢として破滅する運命を変えた今、転生者の“バグ”を超えたところに辿り着いたのは、この愛の形だ。
そして、勇気を出してセレナは言葉を紡ぐ。
「私も……転生者とか悪役とか関係なく、あなたを愛してる。転生してようやく気づいたの。ゲームに従うだけじゃ本当の恋は見つからない。――私が私の意志であなたを想うから、現実の愛になるの」
アレクシスの目が潤んだように見え、セレナをそっと抱き寄せる。夜風が髪を揺らし、星々が祝福するように瞬く。
――二人は静かに唇を寄せ合い、微かに触れるほどのキスを交わした。周囲には誰もいないと思っていたが、離れた廊下でノエルが気づいて視線を逸らしてくれているのを、二人は知らない。
(私はもう、悪役令嬢として断罪されることも、世界に修正されることもない。自分で選んだ道だから――転生して、ようやく“本当の私”になれたわ)
心の奥で確信が芽吹き、涙が一粒こぼれる。アレクシスはそれを拭いながら、セレナの名を呼ぶ。
「セレナ……これから先も、どんな困難があろうと、俺はお前を守る。そして、お前の力も借りたい。この国を一緒に変えていくんだ」
「ええ、王子としてのあなたを支えつつ、私自身の理想の未来を作るためにも……力を尽くすわ。リリィや第二王子がどうなろうと、私たちは私たちの物語を生きるもの」
星空の下、二人は確かな決意を胸に抱き合い、転生という宿命さえ乗り越えた愛をかみしめる。――かつて“悪役令嬢”と“無関心王子”だった二人は、いまや誰にも否定できない絆で結ばれているのだ。
王宮の闇や、第二王子の名残の派閥、あるいは“もう一人の転生者”が存在するかもしれないという謎は残る。だが、それもまた二人なら乗り越えられると信じ合う。
――セレナはアレクシスの腕の中、目を閉じて微笑む。転生者の自分をようやく受け入れ、悪役のレッテルを捨て去った今、本当に望む未来がはっきりと見えている。
(ありがとう、転生してくれて。リリィと闘っても、第二王子派とぶつかっても、私はもう負けない。だって、王子と共にある限り――私は私のままで幸せになれるから)
夜空に一瞬、流れ星のような光が走った気がした。――そのきらめきを見届けると、二人はそっと唇を重ね合い、静かに朝を待つ。
“悪役令嬢”と“無関心王子”の物語は、これで確かに大団円を迎える。どんなゲームの筋書きよりも、転生を超えた“本当の愛”というテーマを手に入れて――。
アレクシスがライオネルを探すと、遠くの岩陰に彼は立っていた。苦々しい表情で地面を蹴り、牙を剥くような目つきをする。
だがアレクシスは剣を抜くことなく、ライオネルへ向けて声を投げる。
「ライオネル、お前も見ただろう。こんな危険な代物を使って、何の国作りができる? 父王のもとへ帰れ。俺たちが争う理由などないはずだ」
ライオネルは悔しげに拳を握りしめ、私兵たちを見回しては項垂れ(うなだれ)ている。――もはや大義名分も失い、兵の士気も下がった今、これ以上戦いを続ける意味はない。
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「……お前たち兄妹ほど、父王の信頼を得られなかった。それだけの話だ。俺にはその力がなかったんだ……」
そう言って、ライオネルはマントを翻し、私兵たちを連れて撤退する。アレクシスや騎士が追撃しようとするが、セレナは首を振る。
「今はいいわ。これ以上争っても、国が乱れるだけ。……彼らは二度と調律石は使えないし、王家としてきちんと裁けばいいんじゃない?」
アレクシスも苦々しく唇をかみながら頷く。確かに、今ここで第二王子を捕縛すると騒動が大きくなるだろう。あくまでアレクシスは“内紛を拡大させたくない”という方針だ。
こうして、第二王子派はそのまま離れ、アレクシスたちは勝利を収めた。神殿遺跡は崩壊し、調律石も消滅し、転生を巡る修正の脅威は消え去った――。
遺跡から離れた場所で、一行はとりあえず野営を張り、疲れを癒す。夕暮れの空が遠くに沈むころ、セレナとアレクシスは少し離れた岩の上に並んで座り、北の空を見つめる。
風が涼やかに頬を撫で、何事もなかったかのように虫の声が聞こえる。だが、あの神殿での激闘が終わった今、もう何も恐れることはないのだ……とセレナは思いたい。
「セレナ……ありがとう。お前が決断してくれなければ、俺はあの石をどうすればいいか迷っていただろう。破壊できて、本当によかった」
アレクシスがそっと微笑む。その横顔に、セレナの胸が温かくなる。――悪役令嬢であり、転生者の私。ゲームのセオリーから外れた私が、ここまで来られたのは王子の手を取ったからだ。
セレナは小さく吐息を漏らし、アレクシスに向き直る。
「私こそ、あなたがいなければ石に近づくこともできなかった。……いつもありがとう。これで本当に、私は“修正”を恐れなくて済むのよね?」
「もちろんだ。お前を脅かす力は、もう二度と蘇らないさ。……お前が転生者かどうかなんて、関係ない。俺はお前のことを、心から愛している」
甘い告白に、セレナは顔を赤らめながらも、もう恥ずかしがらずに応える。
「私も……あなたを誰より愛してる。転生して、最初は興味なんてなかったのに、こんなにも大切な存在になるなんて……」
二人で見つめ合い、まるで自然に唇を近づけようとした瞬間、馬車のほうでノエルの声がした。「セレナ様、殿下。夕食の準備が整いました」
――惜しいが、今は仕方ない。セレナはアレクシスと顔を見合わせ、クスリと笑う。
「ノエルが戻ってきてよかったわ。もし彼がいなかったら、ここまで来ることもできなかったかも」
「本当に。彼には何か恩賞を考えてあげないとな」
そう言い合いながら、二人は岩の上から降りて、野営地へ戻っていく。空には無数の星が瞬き、世界は静かに夜の幕を下ろす。
――かつてリリィがヒロインを名乗り、セレナが悪役だった時代は遠くなり、今はもう“誰がヒロインでもかまわない”くらいに自由な未来が広がっている。
(悪役が王子を奪うなんて、ゲームの定石を破る展開。でももう、修正なんてされない。転生して、私は自分の物語を手に入れた)
セレナは心の中でそう確信し、アレクシスと手を繋ぐ。――ずっと求めていた“誰にも壊されない幸せ”が、今こそ形をなしている。
この先、王家の内紛や第二王子派の処遇をどう乗り越えるか、その試練は残っている。だが、調律石という“最大の修正力”を断ち切った今、セレナにとっての“破滅ルート”はもはや存在しないだろう。
数日後、一行は神殿遺跡を後にし、ノエルを含め全員そろって学園へ戻った。第二王子派の者たちは王都へ撤収したが、後に“王命違反”として厳重に処罰されることが決まる。ライオネル本人も父王に呼び出され、長い謹慎生活を余儀なくされるらしい。
学園に帰着したセレナとアレクシスは、重い荷を下ろしたような解放感を得る。リリィも、第二王子派も、調律石も――もはやどんな“修正”も二人を引き離せないのだから。
夜、学園の寮のバルコニーで星空を見上げながら、セレナは静かに息を吐く。――ノエルが無事帰還し、騎士たちも無事に戻り、自分が転生者だとばれて大混乱になる未来は今のところ避けられている。
そこへ、そっと足音が近づいた。アレクシスだ。彼も同じ夜空を見たくて訪れたらしい。
「セレナ……遺跡でのことだけど、本当にありがとう。お前がいなければ、俺はすべてを失っていたかもしれない」
「私も同じよ。あなたがいなければ、きっと調律石なんて破壊できなかった。……もう、誰にも私たちの関係を否定できないわね」
小さく笑って交わす視線に、甘やかな火が灯る。アレクシスが躊躇いがちに口を開く。
「お前がもし本当に転生者だろうと、そんなことは関係ない。それでも俺は言いたい。――お前が俺の傍にいてくれれば、もう何も恐れるものはない」
セレナの心が熱くなる。リリィがヒロインだった世界で、悪役令嬢として破滅する運命を変えた今、転生者の“バグ”を超えたところに辿り着いたのは、この愛の形だ。
そして、勇気を出してセレナは言葉を紡ぐ。
「私も……転生者とか悪役とか関係なく、あなたを愛してる。転生してようやく気づいたの。ゲームに従うだけじゃ本当の恋は見つからない。――私が私の意志であなたを想うから、現実の愛になるの」
アレクシスの目が潤んだように見え、セレナをそっと抱き寄せる。夜風が髪を揺らし、星々が祝福するように瞬く。
――二人は静かに唇を寄せ合い、微かに触れるほどのキスを交わした。周囲には誰もいないと思っていたが、離れた廊下でノエルが気づいて視線を逸らしてくれているのを、二人は知らない。
(私はもう、悪役令嬢として断罪されることも、世界に修正されることもない。自分で選んだ道だから――転生して、ようやく“本当の私”になれたわ)
心の奥で確信が芽吹き、涙が一粒こぼれる。アレクシスはそれを拭いながら、セレナの名を呼ぶ。
「セレナ……これから先も、どんな困難があろうと、俺はお前を守る。そして、お前の力も借りたい。この国を一緒に変えていくんだ」
「ええ、王子としてのあなたを支えつつ、私自身の理想の未来を作るためにも……力を尽くすわ。リリィや第二王子がどうなろうと、私たちは私たちの物語を生きるもの」
星空の下、二人は確かな決意を胸に抱き合い、転生という宿命さえ乗り越えた愛をかみしめる。――かつて“悪役令嬢”と“無関心王子”だった二人は、いまや誰にも否定できない絆で結ばれているのだ。
王宮の闇や、第二王子の名残の派閥、あるいは“もう一人の転生者”が存在するかもしれないという謎は残る。だが、それもまた二人なら乗り越えられると信じ合う。
――セレナはアレクシスの腕の中、目を閉じて微笑む。転生者の自分をようやく受け入れ、悪役のレッテルを捨て去った今、本当に望む未来がはっきりと見えている。
(ありがとう、転生してくれて。リリィと闘っても、第二王子派とぶつかっても、私はもう負けない。だって、王子と共にある限り――私は私のままで幸せになれるから)
夜空に一瞬、流れ星のような光が走った気がした。――そのきらめきを見届けると、二人はそっと唇を重ね合い、静かに朝を待つ。
“悪役令嬢”と“無関心王子”の物語は、これで確かに大団円を迎える。どんなゲームの筋書きよりも、転生を超えた“本当の愛”というテーマを手に入れて――。
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この場合章の下だから節、かな
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