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3 まさかの再会
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そういえば二人で並んで歩くなんて初めてかもしれない。だって今まではカウンター越しに会話をしたことしかなかったから。
隣に立つと、背の高い翔を見上げるような目線に胸が高鳴った。今まで仕事一本でやってきたし、恋はしないと決めていたから、私自身がそういう気持ちになることはなかった。
だけどなんでかな……翔さんだけは昔からどこか別格だった。柔らかい雰囲気、包み込んでくれるような優しさ。初めてお店に行った時に話してから、私はずっと彼に憧れている。
もっとお話したいな……お近付きになりたいな……そんな想いをこっそり抱き続けていた。
「月がキレイですね」
「えっ、あっ、本当! ここはやっぱり空がキレイに見えますよね。私、ここから見る星空が大好きなんです……いつまでもここにいたくなっちゃう」
萌音の言葉を聞いた翔はクスクスと笑う。
「わ、私、何か変なことを言いましたか⁈」
「いえいえ、そんな萌音さんが可愛いなぁと思っただけです。気にしないでください」
「……なんだか気になります……」
自分が何か失敗をしたような気がした萌音は、不安げに下を向く。すると翔は立ち止まり、萌音の顔を覗き込んだ。
「大丈夫ですよ。言葉のままですから。あっ、萌音さん、良かったら手を繋ぎませんか? この先の道の一部が舗装されていないんです。危ないので私に掴まってください」
「手⁉︎ ですか⁉︎」
萌音は一瞬取り乱したが、ゴクリと唾を飲み込んでから、戸惑いながらも翔に手を差し出す。その手を翔が微笑みながら取ると、そっと口づける。
「か、翔さん⁉︎」
「ふふ。相変わらず素直で可愛いですね」
彼の満足げな顔をみながら、昔カフェで何かやらかしたのかと記憶を辿ろうとしたが、
「さっ、行きましょう」
と手を引かれたため、それ以上は考えるのをやめてしまった。
「あの……カフェの方から連絡はありましたか?」
萌音が来たことを伝えるとは言ってくれたが、それ以外連絡はなかった。
「ええ。でもあなたの連絡先を知らないし、また来るのを待つしかないのかなぁと思っていたんです」
「あれ……私の連絡先って伝えてなかったですっけ……?」
「そうですねぇ。今日はいいと言って店を後にしたと聞いてますよ。でもここであなたを見つけられたのはラッキーですね。下手な邪魔も入らないですから」
「邪魔?」
「都内にいたら来客も多いし、仕事も忙しないですからね。ここなら幾分静かですから」
「なるほど」
翔に手を引かれたまま歩いて行くと、突然目の前にプロヴァンス風の建物が並ぶ空間が現れた。
隣に立つと、背の高い翔を見上げるような目線に胸が高鳴った。今まで仕事一本でやってきたし、恋はしないと決めていたから、私自身がそういう気持ちになることはなかった。
だけどなんでかな……翔さんだけは昔からどこか別格だった。柔らかい雰囲気、包み込んでくれるような優しさ。初めてお店に行った時に話してから、私はずっと彼に憧れている。
もっとお話したいな……お近付きになりたいな……そんな想いをこっそり抱き続けていた。
「月がキレイですね」
「えっ、あっ、本当! ここはやっぱり空がキレイに見えますよね。私、ここから見る星空が大好きなんです……いつまでもここにいたくなっちゃう」
萌音の言葉を聞いた翔はクスクスと笑う。
「わ、私、何か変なことを言いましたか⁈」
「いえいえ、そんな萌音さんが可愛いなぁと思っただけです。気にしないでください」
「……なんだか気になります……」
自分が何か失敗をしたような気がした萌音は、不安げに下を向く。すると翔は立ち止まり、萌音の顔を覗き込んだ。
「大丈夫ですよ。言葉のままですから。あっ、萌音さん、良かったら手を繋ぎませんか? この先の道の一部が舗装されていないんです。危ないので私に掴まってください」
「手⁉︎ ですか⁉︎」
萌音は一瞬取り乱したが、ゴクリと唾を飲み込んでから、戸惑いながらも翔に手を差し出す。その手を翔が微笑みながら取ると、そっと口づける。
「か、翔さん⁉︎」
「ふふ。相変わらず素直で可愛いですね」
彼の満足げな顔をみながら、昔カフェで何かやらかしたのかと記憶を辿ろうとしたが、
「さっ、行きましょう」
と手を引かれたため、それ以上は考えるのをやめてしまった。
「あの……カフェの方から連絡はありましたか?」
萌音が来たことを伝えるとは言ってくれたが、それ以外連絡はなかった。
「ええ。でもあなたの連絡先を知らないし、また来るのを待つしかないのかなぁと思っていたんです」
「あれ……私の連絡先って伝えてなかったですっけ……?」
「そうですねぇ。今日はいいと言って店を後にしたと聞いてますよ。でもここであなたを見つけられたのはラッキーですね。下手な邪魔も入らないですから」
「邪魔?」
「都内にいたら来客も多いし、仕事も忙しないですからね。ここなら幾分静かですから」
「なるほど」
翔に手を引かれたまま歩いて行くと、突然目の前にプロヴァンス風の建物が並ぶ空間が現れた。
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