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7 恋するドレス
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萌音と紗世が部屋を出てから、残された翔と波斗は向かいあってお喋りを楽しんでいた。
「みんなは元気にしてる? 特に大崎」
大崎というのは翔の後輩で、波斗の親友でもある。学生時代に問題児として有名だった大崎は、イタズラをするたびに生徒会会計の津山に追いかけられて厳しく注意をされていた。そのため、生徒会長を務めていた翔は二人の間に入ることが多く、大崎と一緒にいた波斗とも親交が深まったのだ。
その大崎の結婚式があったのが三年前。その時は紗世のことを"同じ大学のサークルの後輩"と紹介していたが、実は彼女だったと知ったのは最近のことだった。
「元気ですよ。昨日の夜に電話して今日のことを伝えたら、先輩にすごく会いたがってました」
「へぇ。俺も久しぶりに会いたいなぁ」
「それよりびっくりなのが津山先輩です」
「津山がどうかしたの? あれ、アメリカに転勤してたよね?」
「半年くらい前に帰国したんですけど、先輩が今同棲してる子が、なんと大崎の妹だったんですよ! まさかあの二人が義理の兄弟になるかもしれないなんて、誰も思わなかったですよね」
翔は頭の中で二人が兄弟になった姿を想像する。あまりの違和感に、思わず吹き出してしまった。
まぁさすがに二人とも大人になったし、あんなふうにやりあうことはないだろうけど……でもなんか見てみたいなぁ。
「そういう上野もとうとう結婚だしな。あの頃は大崎とばかり一緒にいたから、上野が女性と一緒にいるなんて不思議な気分だよ」
「あはは! 確かにそうですね。俺も……健以外で一緒にいたいって思える人に出会えたのは奇跡な気がしてます」
学生時代は大崎についているだけだった彼が、ちゃんと自分の意思で彼女を選んだ。幸せそうに笑う波斗を見ながら、翔は安堵の笑みを浮かべた。
萌音と紗世が部屋を出てから、残された翔と波斗は向かいあってお喋りを楽しんでいた。
「みんなは元気にしてる? 特に大崎」
大崎というのは翔の後輩で、波斗の親友でもある。学生時代に問題児として有名だった大崎は、イタズラをするたびに生徒会会計の津山に追いかけられて厳しく注意をされていた。そのため、生徒会長を務めていた翔は二人の間に入ることが多く、大崎と一緒にいた波斗とも親交が深まったのだ。
その大崎の結婚式があったのが三年前。その時は紗世のことを"同じ大学のサークルの後輩"と紹介していたが、実は彼女だったと知ったのは最近のことだった。
「元気ですよ。昨日の夜に電話して今日のことを伝えたら、先輩にすごく会いたがってました」
「へぇ。俺も久しぶりに会いたいなぁ」
「それよりびっくりなのが津山先輩です」
「津山がどうかしたの? あれ、アメリカに転勤してたよね?」
「半年くらい前に帰国したんですけど、先輩が今同棲してる子が、なんと大崎の妹だったんですよ! まさかあの二人が義理の兄弟になるかもしれないなんて、誰も思わなかったですよね」
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「あはは! 確かにそうですね。俺も……健以外で一緒にいたいって思える人に出会えたのは奇跡な気がしてます」
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