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エピローグ
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「萌音はさ、二人の再会は大学の時だって思ってる?」
「えっ……思ってるよ。まさか違うの?」
驚いたように翔の顔を見上げると、彼はニヤニヤしながら萌音にキスをした。
「実はそれより前に一度会って話してるんだ」
「……いつ?」
「実はね、最初の顔合わせの時に日本庭園で話したんだよ」
顔合わせ……日本庭園……すると一つの記憶が蘇ってくる。それから青ざめた顔であんぐりと口を開けてしまう。
「ちょ、ちょっと待って……! だ、だってあの時に日本庭園で話した人って……」
「『逃げちゃえばどうです? あの雲みたいに』」
その言葉を聞いて唖然とする。それから不思議そうに尋ねた。
「……どうして私に逃げろなんて言ったの?」
「ん? まぁなんていうか、あの時はまだ時期じゃないって思ったんだ。俺も萌音も夢を叶えてないし、今結婚なんかしたら後悔するような気がしてさ。それに萌音は俺の名前も聞いてないっていうし、それならお互い自由にやるのもいいのかなって」
その時萌音の頭に、元基に言われた言葉が思い出される。
『大丈夫大丈夫。翔を信じてください。ちゃんとハッピーエンドになりますから。何てったって、何度もあなたの背中を押してきた張本人ですからね』
あの時は何のことかさっぱりわからなかったけど、今ならわかる。私に結婚が迫るたびに、翔さんが何かしら手を貸してくれていたんだ。
「翔さんはずっと私を見守ってくれていたのね……ありがとう……」
「萌音を見てると、やる気が出るんだ。俺にももっとやれることがあるんじゃないかって、前に進もうって思える。これからは萌音と一緒に進んでいきたいって思うんだ」
「元基さんには全てお見通しだったわけね」
「一番始めからね。だとしても……俺はもう萌音を逃すつもりはないから」
「……大丈夫。逃げたりなんかしないから……でもちゃんと捕まえていてね」
翔は嬉しそうに萌音の頬を撫でてからキスをする。
「ちゃんとハッピーエンドになったかな?」
問いかけた翔に、萌音は不敵な笑みを浮かべて首を横に振る。
「まだ終わりじゃないでしょ? 始まったばかりだもの。これからたくさんの幸せを二人で探して行こう」
「あはは! 本当にその通りだね。でもとりあえず第一章はハッピーで締められそうかな?」
「もちろん!」
恋をしないはずだった。だけどあなたに恋をしないなんて無理な話だったの。だって私の心はずっと昔からあなたに囚われていて、あなた以外の人と恋をする必要はないって思っていたから。
誰よりも特別なあなたと、マカロンのように甘くて鮮やかな時間を過ごしていきたい。
私の心を溶かせるのはあなただけ……あなたに溶かされ、私は愛を知ったの。
「えっ……思ってるよ。まさか違うの?」
驚いたように翔の顔を見上げると、彼はニヤニヤしながら萌音にキスをした。
「実はそれより前に一度会って話してるんだ」
「……いつ?」
「実はね、最初の顔合わせの時に日本庭園で話したんだよ」
顔合わせ……日本庭園……すると一つの記憶が蘇ってくる。それから青ざめた顔であんぐりと口を開けてしまう。
「ちょ、ちょっと待って……! だ、だってあの時に日本庭園で話した人って……」
「『逃げちゃえばどうです? あの雲みたいに』」
その言葉を聞いて唖然とする。それから不思議そうに尋ねた。
「……どうして私に逃げろなんて言ったの?」
「ん? まぁなんていうか、あの時はまだ時期じゃないって思ったんだ。俺も萌音も夢を叶えてないし、今結婚なんかしたら後悔するような気がしてさ。それに萌音は俺の名前も聞いてないっていうし、それならお互い自由にやるのもいいのかなって」
その時萌音の頭に、元基に言われた言葉が思い出される。
『大丈夫大丈夫。翔を信じてください。ちゃんとハッピーエンドになりますから。何てったって、何度もあなたの背中を押してきた張本人ですからね』
あの時は何のことかさっぱりわからなかったけど、今ならわかる。私に結婚が迫るたびに、翔さんが何かしら手を貸してくれていたんだ。
「翔さんはずっと私を見守ってくれていたのね……ありがとう……」
「萌音を見てると、やる気が出るんだ。俺にももっとやれることがあるんじゃないかって、前に進もうって思える。これからは萌音と一緒に進んでいきたいって思うんだ」
「元基さんには全てお見通しだったわけね」
「一番始めからね。だとしても……俺はもう萌音を逃すつもりはないから」
「……大丈夫。逃げたりなんかしないから……でもちゃんと捕まえていてね」
翔は嬉しそうに萌音の頬を撫でてからキスをする。
「ちゃんとハッピーエンドになったかな?」
問いかけた翔に、萌音は不敵な笑みを浮かべて首を横に振る。
「まだ終わりじゃないでしょ? 始まったばかりだもの。これからたくさんの幸せを二人で探して行こう」
「あはは! 本当にその通りだね。でもとりあえず第一章はハッピーで締められそうかな?」
「もちろん!」
恋をしないはずだった。だけどあなたに恋をしないなんて無理な話だったの。だって私の心はずっと昔からあなたに囚われていて、あなた以外の人と恋をする必要はないって思っていたから。
誰よりも特別なあなたと、マカロンのように甘くて鮮やかな時間を過ごしていきたい。
私の心を溶かせるのはあなただけ……あなたに溶かされ、私は愛を知ったの。
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