4 / 8
1章
認識
しおりを挟む
「レキ様!!レキ様!!」
レイナが至近距離で顔を覗き込む。
「おはようレイナ、男的にはグッとくるシチュエーションだけど今は少し離れよっか。」
「…………あわわわわー!!レキ様すみません!!」
レイナは顔を真っ赤にして飛び上がる。
「やぁ、レキ君いつの間にそんな仲になったんだい?妬けるじゃないかぁ。」
部屋の椅子に座ったルインズが、レイナを生暖かい目で見ながら冷やかす。
「と、まぁ戯れはその位にして、君の倒したトロールの死骸見させてもらったよ。アレは、確かにトロールだったよ。」
「この辺では、珍しいのですか?」
「そうだね、まずは、その辺から話していこうか。アースウルフなど魔獣型は大体何処でもいるモンスターだ。だけど、トロール等の魔人型のモンスターは、洞窟や古い遺跡にしか生息していない筈だったんだよ。」
ルインズは、深刻そうな面持ちで此方を見ている。
「仮説だが、放流者つまり君の召喚によって生態系が変わってしまったとか、要因は幾つか考えられる。」
「つまり、放流者が現れた地域は魔物が活性化でもするって言うんですか?」
「もしくは、モンスターを操る何者かがいるとかね。」
部屋中が静まり返る。
「待って下さい。ルインズ様......そうすると堕神が付近にいるかもしれないと言うのですか?」
「堕ちたと言っても神だからね。何が出来たとしても不思議ではないだろう。」
「そして、レキ君の出した黒い炎なのだが、水で消えずにトロールを焼き終えるまで消えなかったんだ。何よりも奇妙なのはトロール以外は何も燃やしてないんだよ。」
「どういう事ですか? 物理的に有得ないですよね?」
「その通りだ。どの火のエレメントにもそのような事例は観測されていない。」
「レキ様が、黒い炎を出した時ですが右目も同じように黒い炎で燃えておりました。」
自身に起こった事だが、無我夢中であった為に全く覚えていなかった。
「レキの四番目のスキル叛逆に関係が有るのではないか?」
習得してしまったS評価スキルの事を忘れていた。
「それが全能力とは断定出来ないが、能力の断片なのかもしれないな。とにかく今日はご苦労だったね、今夜はゆっくり休んでくれ。なんならレイナとよろしくしても良いが...」
「しませんっ!!!!」レイナは顔を真っ赤に染めて即答する。
「お~怖い怖い。私はそろそろ退散するよ。」ルインズは立ち上がり部屋を出て行った。
「レキ様、私も隣の部屋に居りますので、何か御用が有れば気軽にお声掛け下さい。」
「レイナもご苦労様。また明日から宜しくね。」
「はい!!」レイナは少しご機嫌な様子で部屋から出ていった。
部屋が静まり、布団に意識を吸われるかのように眠りについた。
ーーーー翌朝ーーーー
イスト全体に、朝をしらせる鳥の鳴き声が響き渡る。
隣部屋の扉が閉まる音が聞こえた。
「レイナか?」重たい瞼を擦りながら、布団から出る。
宿の亭主に挨拶をして、宿の外へ出る。
「はあっ!!」宿の隣接する広場から声が聞こえた。
広場で一人、華麗な剣捌きで凄まじい閃光二筋煌めく。
自分と歳も離れていない筈の少女の動きではなかった。
いったいどれだけの修羅場を潜ってきたのだろうか。
「レキ様。起こしてしまいましたか?」こちら気づいたレイナは駆け寄ってきた。
「おはようレイナ。邪魔しちゃったね。」
「いえ、軽く動いてただけなので大丈夫ですよ。」
「もしレイナが良かったら、朝食の後に稽古をつけてもらえないかな?」
「......わかりました。」レイナは、少し驚いた様子だったが了承してもらった。
二人で宿に戻り、朝食を済ませて再び広場へ向かった。
「まずは、レキ様の属性憑依を使用してみてください。」
「わかった。」そっと目を閉じて、右手持ち上げながら意識を集中させる。
すると右手を包むかの様に、炎が球体の様に渦巻く。
「そのままで属性を切り替えてみてください。」
言われた通りに、炎を水に変化するイメージをする。
すると、右手を覆っていた暖かい感覚が、冷たい感覚へと切り替わった。
「レキ様、そのまま拳を突き出してみて下さい。」
全力で拳を突き出すと同時に爆音が響き、咄嗟に目を開く。
「う...嘘だろ......。」
自分の目を疑った、拳を起点に扇状に十メートル程を覆うように氷柱が現れていたのだ。
「...レキ様......す、すごいです。」レイナは、呆気にとられている。
「それでは、属性憑依と身体強化を使って私と模擬戦を行いたいと思います。レキ様は、昨日と同様に魔鉱剣を使って下さい。」
そう告げると、距離を取りレイナは腰のホルダーから二本の剣を抜いた。
「双剣なのか?長さが違うみたいだけど。」
「そうですね、私はショートソードと大型のナイフ使います。相図ですがコインを飛ばして、地面に落ちたら開始にしますね。」
レイナはコインを構える。「いきます。」コインと弾かれピンッと甲高く音が響く。
コインは空中で回転しながら地面を目指す。
そのコインを目で追うのを止めて、レイナをジッと見ながら落下音が響くのに集中する。
一瞬の筈がとても長く感じながら、その時がやってきた。
空中を舞っていたコインが地面と接触し転がる。
レイナへ向けて距離を詰めようと足へ力を巡らせる。
「遅いです。」一言聞こえた時点でレイナの姿がない。
目を周囲へ向けると、自分の足元に風圧を感じ咄嗟にバックステップする。
自分が居た場所を両断する閃光が走るのが見える。
「かわされましたか。流石レキ様ですね、次は少し本気を出させて頂きます。」
レイナの威圧感が跳ね上がるの感じた。
初段を何とかかわしたが、そう何度も続かないのは明確だった。
背後にまた風圧を感じた回避が遅れ、一閃を左肩を捉え傷みが走る。
「チッ!!」右手に握られている魔鉱剣を振るが、レイナの姿はもう無い。
「レキ様、闇雲に剣を振っても当たりませんよ。」
高速治癒で傷はみるみる治っていく。
レイナは高速で移動しているせいで風圧を隠せていない......なら!!
再び風圧が来たと同時に左手を伸ばす。
中指と薬指の間に感じた事のない激痛が走る。
左手がナイフで半分まで切り開かれているが、レイナの右手を掴み属性憑依の氷で固定する。
「痛ってぇぇけど捕まえたぜ。」
レイナが目を見開き、咄嗟に左のショートソードを振り上げようとする。
だが、魔鉱剣がショートソードの側面を捉え弾き飛ばし、そのままの速度でレイナへ切っ先を向けて制止する。
「ま...参りました。」
レイナがその場で膝をついて少し息を吐き出し立ち上がった。
「レキ様、手の方は大丈夫でしょうか?」
「あ……どうしよこれ……めっちゃ痛い、マジで痛い」
「ど、どうしましょう……」
裂けた左手が治癒されるまで、数十秒間痛さにピクピクしながら葛藤するのだった。
「レキ様は治癒が早いだけで、不死身では無いんですから戦い方を覚えていきましょう。」
レイナが、戦闘の時とはまた違う真剣な眼差しで告げた内容に、訓練の必要性を痛感するのだった。
「レイナ…ありがとな!!」
「レキ様?」
「戦う為に必要な事をもっと勉強するよ!!」
「レキ様……私もお手伝いします!!」
この事がキッカケになって、約半年の間、レイナと町の護衛をこなしながら修行を行った。
何度か危ない状況に遭遇もしたけど、帰ってからの反省と修正を繰り返しどんどん強くなっていった。
町の人々とも良い関係を築けてきた。
そして…
運命の日が訪れたんだ…
レイナが至近距離で顔を覗き込む。
「おはようレイナ、男的にはグッとくるシチュエーションだけど今は少し離れよっか。」
「…………あわわわわー!!レキ様すみません!!」
レイナは顔を真っ赤にして飛び上がる。
「やぁ、レキ君いつの間にそんな仲になったんだい?妬けるじゃないかぁ。」
部屋の椅子に座ったルインズが、レイナを生暖かい目で見ながら冷やかす。
「と、まぁ戯れはその位にして、君の倒したトロールの死骸見させてもらったよ。アレは、確かにトロールだったよ。」
「この辺では、珍しいのですか?」
「そうだね、まずは、その辺から話していこうか。アースウルフなど魔獣型は大体何処でもいるモンスターだ。だけど、トロール等の魔人型のモンスターは、洞窟や古い遺跡にしか生息していない筈だったんだよ。」
ルインズは、深刻そうな面持ちで此方を見ている。
「仮説だが、放流者つまり君の召喚によって生態系が変わってしまったとか、要因は幾つか考えられる。」
「つまり、放流者が現れた地域は魔物が活性化でもするって言うんですか?」
「もしくは、モンスターを操る何者かがいるとかね。」
部屋中が静まり返る。
「待って下さい。ルインズ様......そうすると堕神が付近にいるかもしれないと言うのですか?」
「堕ちたと言っても神だからね。何が出来たとしても不思議ではないだろう。」
「そして、レキ君の出した黒い炎なのだが、水で消えずにトロールを焼き終えるまで消えなかったんだ。何よりも奇妙なのはトロール以外は何も燃やしてないんだよ。」
「どういう事ですか? 物理的に有得ないですよね?」
「その通りだ。どの火のエレメントにもそのような事例は観測されていない。」
「レキ様が、黒い炎を出した時ですが右目も同じように黒い炎で燃えておりました。」
自身に起こった事だが、無我夢中であった為に全く覚えていなかった。
「レキの四番目のスキル叛逆に関係が有るのではないか?」
習得してしまったS評価スキルの事を忘れていた。
「それが全能力とは断定出来ないが、能力の断片なのかもしれないな。とにかく今日はご苦労だったね、今夜はゆっくり休んでくれ。なんならレイナとよろしくしても良いが...」
「しませんっ!!!!」レイナは顔を真っ赤に染めて即答する。
「お~怖い怖い。私はそろそろ退散するよ。」ルインズは立ち上がり部屋を出て行った。
「レキ様、私も隣の部屋に居りますので、何か御用が有れば気軽にお声掛け下さい。」
「レイナもご苦労様。また明日から宜しくね。」
「はい!!」レイナは少しご機嫌な様子で部屋から出ていった。
部屋が静まり、布団に意識を吸われるかのように眠りについた。
ーーーー翌朝ーーーー
イスト全体に、朝をしらせる鳥の鳴き声が響き渡る。
隣部屋の扉が閉まる音が聞こえた。
「レイナか?」重たい瞼を擦りながら、布団から出る。
宿の亭主に挨拶をして、宿の外へ出る。
「はあっ!!」宿の隣接する広場から声が聞こえた。
広場で一人、華麗な剣捌きで凄まじい閃光二筋煌めく。
自分と歳も離れていない筈の少女の動きではなかった。
いったいどれだけの修羅場を潜ってきたのだろうか。
「レキ様。起こしてしまいましたか?」こちら気づいたレイナは駆け寄ってきた。
「おはようレイナ。邪魔しちゃったね。」
「いえ、軽く動いてただけなので大丈夫ですよ。」
「もしレイナが良かったら、朝食の後に稽古をつけてもらえないかな?」
「......わかりました。」レイナは、少し驚いた様子だったが了承してもらった。
二人で宿に戻り、朝食を済ませて再び広場へ向かった。
「まずは、レキ様の属性憑依を使用してみてください。」
「わかった。」そっと目を閉じて、右手持ち上げながら意識を集中させる。
すると右手を包むかの様に、炎が球体の様に渦巻く。
「そのままで属性を切り替えてみてください。」
言われた通りに、炎を水に変化するイメージをする。
すると、右手を覆っていた暖かい感覚が、冷たい感覚へと切り替わった。
「レキ様、そのまま拳を突き出してみて下さい。」
全力で拳を突き出すと同時に爆音が響き、咄嗟に目を開く。
「う...嘘だろ......。」
自分の目を疑った、拳を起点に扇状に十メートル程を覆うように氷柱が現れていたのだ。
「...レキ様......す、すごいです。」レイナは、呆気にとられている。
「それでは、属性憑依と身体強化を使って私と模擬戦を行いたいと思います。レキ様は、昨日と同様に魔鉱剣を使って下さい。」
そう告げると、距離を取りレイナは腰のホルダーから二本の剣を抜いた。
「双剣なのか?長さが違うみたいだけど。」
「そうですね、私はショートソードと大型のナイフ使います。相図ですがコインを飛ばして、地面に落ちたら開始にしますね。」
レイナはコインを構える。「いきます。」コインと弾かれピンッと甲高く音が響く。
コインは空中で回転しながら地面を目指す。
そのコインを目で追うのを止めて、レイナをジッと見ながら落下音が響くのに集中する。
一瞬の筈がとても長く感じながら、その時がやってきた。
空中を舞っていたコインが地面と接触し転がる。
レイナへ向けて距離を詰めようと足へ力を巡らせる。
「遅いです。」一言聞こえた時点でレイナの姿がない。
目を周囲へ向けると、自分の足元に風圧を感じ咄嗟にバックステップする。
自分が居た場所を両断する閃光が走るのが見える。
「かわされましたか。流石レキ様ですね、次は少し本気を出させて頂きます。」
レイナの威圧感が跳ね上がるの感じた。
初段を何とかかわしたが、そう何度も続かないのは明確だった。
背後にまた風圧を感じた回避が遅れ、一閃を左肩を捉え傷みが走る。
「チッ!!」右手に握られている魔鉱剣を振るが、レイナの姿はもう無い。
「レキ様、闇雲に剣を振っても当たりませんよ。」
高速治癒で傷はみるみる治っていく。
レイナは高速で移動しているせいで風圧を隠せていない......なら!!
再び風圧が来たと同時に左手を伸ばす。
中指と薬指の間に感じた事のない激痛が走る。
左手がナイフで半分まで切り開かれているが、レイナの右手を掴み属性憑依の氷で固定する。
「痛ってぇぇけど捕まえたぜ。」
レイナが目を見開き、咄嗟に左のショートソードを振り上げようとする。
だが、魔鉱剣がショートソードの側面を捉え弾き飛ばし、そのままの速度でレイナへ切っ先を向けて制止する。
「ま...参りました。」
レイナがその場で膝をついて少し息を吐き出し立ち上がった。
「レキ様、手の方は大丈夫でしょうか?」
「あ……どうしよこれ……めっちゃ痛い、マジで痛い」
「ど、どうしましょう……」
裂けた左手が治癒されるまで、数十秒間痛さにピクピクしながら葛藤するのだった。
「レキ様は治癒が早いだけで、不死身では無いんですから戦い方を覚えていきましょう。」
レイナが、戦闘の時とはまた違う真剣な眼差しで告げた内容に、訓練の必要性を痛感するのだった。
「レイナ…ありがとな!!」
「レキ様?」
「戦う為に必要な事をもっと勉強するよ!!」
「レキ様……私もお手伝いします!!」
この事がキッカケになって、約半年の間、レイナと町の護衛をこなしながら修行を行った。
何度か危ない状況に遭遇もしたけど、帰ってからの反省と修正を繰り返しどんどん強くなっていった。
町の人々とも良い関係を築けてきた。
そして…
運命の日が訪れたんだ…
0
あなたにおすすめの小説
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
弁えすぎた令嬢
ねこまんまときみどりのことり
ファンタジー
元公爵令嬢のコロネ・ワッサンモフは、今は市井の食堂の2階に住む平民暮らしをしている。彼女が父親を亡くしてからの爵位は、叔父(父親の弟)が管理してくれていた。
彼女には亡き父親の決めた婚約者がいたのだが、叔父の娘が彼を好きだと言う。
彼女は思った。
(今の公爵は叔父なのだから、その娘がこの家を継ぐ方が良いのではないか)と。
今後は彼らの世話にならず、一人で生きていくことにしよう。そんな気持ちで家を出たコロネだった。
小説家になろうさん、カクヨムさんにも載せています。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
神は激怒した
まる
ファンタジー
おのれえええぇえぇぇぇ……人間どもめぇ。
めっちゃ面倒な事ばっかりして余計な仕事を増やしてくる人間に神様がキレました。
ふわっとした設定ですのでご了承下さいm(_ _)m
世界の設定やら背景はふわふわですので、ん?と思う部分が出てくるかもしれませんがいい感じに個人で補完していただけると幸いです。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
『異世界に転移した限界OL、なぜか周囲が勝手に盛り上がってます』
宵森みなと
ファンタジー
ブラック気味な職場で“お局扱い”に耐えながら働いていた29歳のOL、芹澤まどか。ある日、仕事帰りに道を歩いていると突然霧に包まれ、気がつけば鬱蒼とした森の中——。そこはまさかの異世界!?日本に戻るつもりは一切なし。心機一転、静かに生きていくはずだったのに、なぜか事件とトラブルが次々舞い込む!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる