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第二話
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ここが、田舎というものか。自然が豊かで、都会とは違う優しさが感じられた。
先生の持っていた紙には、ここの上の方にある神社に〇がついている。
なぜか少しだけ、懐かしいような感じがしたのは、錯覚だろうか。
長い石の階段を上り、目の前に大きな建物が見えてくる。
お参り、しようかな…。
「親友と会えますように。」
そう願うと、どこからか
「叶うよ」
と、聞こえたような気がした。最近は、錯覚が多いようだ。
少し周りを歩くと、家らしきものが建っているのに気が付いた。
これが、親友の家なのだろうか。
その近くに、また手紙があった。
「おとうさんと、おかあさんへ わたしのタイムカプセル!さがせるかな?にほみぎにいって、まえにいっぽ、
みぎにさんほでうしろにいっぽすすんで、ひだりにいっぽ、きゅうほうしろにすすんだところ!
おかあさん、おとうさん、だいすき! 」
子供らしい字で書かれた手紙は、親友のものだろうか。
親友の両親は、誰か思い出せないけど、なぜか親友の兄の姿が少しだけ思い出せた。
その兄の存在が、好きだったなと思ってしまった。なぜか知らないけど。
みぎににほ、まえにいっぽ、みぎにさんほ、うしろにいっぽ、ひだりにいっぽ、そしてうしろにきゅうほ。
先生の紙にはこのタイムカプセルの場所が〇ついていたのかもしれない。
でも、私は一度、実践してタイムカプセルを見つけたいと思って、そばにあったシャベルで掘り出そうとした。
手紙の書いてある通りに、足で進んでいった。
「みぎににほ…まえにいっぽ…みぎにさんほ…うしろにいっぽ…ひだりにいっぽ…うしろにきゅうほ…。」
確かにそこには、少し掘り出した後に埋めた感じの跡が残っていた。
両親がもう掘り出してしまったのかな…。
シャベルを突き出して、土を掘っていくと、カンッという音が響いた。
「これは…。」
「これは私の宝物、最近作ったんだ。タイムカプセルは、違うところにあるよ!子供のころの私は、こんなところにこれなかったから。」
そこには、見覚えのある貝殻…。
ピンク色のきれいなサクラガイだった。
でも、肝心なタイムカプセルは、違うところにあるらしい…。子供の頃の私は、こんなところに来れなかったから、という文字の意味が分からなかった。
よく箱を見ると、側面に付箋が貼ってあった。
「ここの海岸で拾った貝なんだ!」
そこには、私も大好きだった海の名前が書かれていた。
あの時、一緒に探していた場所にもう一度行ってみようかな。
あの頃の純粋な心が戻ってくるかもしれない。
でも、それはつい三か月前くらいの出来事だった。だって…8月に一緒に貝拾いをして…。
親友はいつ、いなくなったんだろう。
先生の持っていた紙には、ここの上の方にある神社に〇がついている。
なぜか少しだけ、懐かしいような感じがしたのは、錯覚だろうか。
長い石の階段を上り、目の前に大きな建物が見えてくる。
お参り、しようかな…。
「親友と会えますように。」
そう願うと、どこからか
「叶うよ」
と、聞こえたような気がした。最近は、錯覚が多いようだ。
少し周りを歩くと、家らしきものが建っているのに気が付いた。
これが、親友の家なのだろうか。
その近くに、また手紙があった。
「おとうさんと、おかあさんへ わたしのタイムカプセル!さがせるかな?にほみぎにいって、まえにいっぽ、
みぎにさんほでうしろにいっぽすすんで、ひだりにいっぽ、きゅうほうしろにすすんだところ!
おかあさん、おとうさん、だいすき! 」
子供らしい字で書かれた手紙は、親友のものだろうか。
親友の両親は、誰か思い出せないけど、なぜか親友の兄の姿が少しだけ思い出せた。
その兄の存在が、好きだったなと思ってしまった。なぜか知らないけど。
みぎににほ、まえにいっぽ、みぎにさんほ、うしろにいっぽ、ひだりにいっぽ、そしてうしろにきゅうほ。
先生の紙にはこのタイムカプセルの場所が〇ついていたのかもしれない。
でも、私は一度、実践してタイムカプセルを見つけたいと思って、そばにあったシャベルで掘り出そうとした。
手紙の書いてある通りに、足で進んでいった。
「みぎににほ…まえにいっぽ…みぎにさんほ…うしろにいっぽ…ひだりにいっぽ…うしろにきゅうほ…。」
確かにそこには、少し掘り出した後に埋めた感じの跡が残っていた。
両親がもう掘り出してしまったのかな…。
シャベルを突き出して、土を掘っていくと、カンッという音が響いた。
「これは…。」
「これは私の宝物、最近作ったんだ。タイムカプセルは、違うところにあるよ!子供のころの私は、こんなところにこれなかったから。」
そこには、見覚えのある貝殻…。
ピンク色のきれいなサクラガイだった。
でも、肝心なタイムカプセルは、違うところにあるらしい…。子供の頃の私は、こんなところに来れなかったから、という文字の意味が分からなかった。
よく箱を見ると、側面に付箋が貼ってあった。
「ここの海岸で拾った貝なんだ!」
そこには、私も大好きだった海の名前が書かれていた。
あの時、一緒に探していた場所にもう一度行ってみようかな。
あの頃の純粋な心が戻ってくるかもしれない。
でも、それはつい三か月前くらいの出来事だった。だって…8月に一緒に貝拾いをして…。
親友はいつ、いなくなったんだろう。
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