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20.

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✴︎
「あえて説明しなくていいか?」
 ドラゴン娘は,口をあんぐり開けている。
 ちょっといたずらしても今ならバレなさそうだ。
 と言う考えは,甘い。
 ちょっとその豊満な胸に手を伸ばそうとして、
「死ねっ!」
 腹を殴り飛ばされる。
 死にました。
「てか,これって簡易魔法じゃないの?」
「いやいや,絶対違うでしょ」
 あれれれ、俺簡単に使えたんだけど。
 と言う感じを俺は,叩き出す。
 さて,ドラゴン娘の豊満な胸をさわれなかった話は,さておき。
 ここからどうするか。
「宮殿に行く道だけど……」
「多分警備が頑丈になるよな……」
 そう,流石にこの爆発で警備が緩くなるはずがない。
 あそこに閉じ込められているのは,
「『黄白龍』シドリアなんだからっ!」
 その瞬間、黒いオーラを放ったドラゴン娘が俺を睨んだ。
「どうした?」
「グリッドのバカー‼︎」
 死滅拳を思っ位っきり喰らった俺は,血反吐とゲロを吐きながら,クルクルーと飛んでいき、宮殿の天井に大きな穴を開けた。
「ガチで死ぬと思った」
 俺は,宮殿の最下層まで穴を開けてしまったのだった。
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