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✴︎
「古の聖戦の壁画か?」
俺は,宮殿の最下層の壁画を見てそう言った。
おかしい。
古の聖戦には,
「英雄が一人足りない、とおっしゃりたいのですよね?」
俺は,とっさに身構えた。
「大丈夫ですよ。私は,あなたの味方です」
「どうして断言できる?」
俺は,警戒の目を解かずに睨み続ける。
そこにいた人は,少女だった。
少女は,口を開けて、
「あ,そうそう。あなたの血反吐とゲロ、美味し……」
「それ以上言うなッ!」
俺は,叫んでいた。
いやいや,血反吐とゲロを少女がしかも,美少女が食べたってこいつ言ってんだぞ。
「ごちそうさまでした」
美少女は,笑っていた。
唇から血を垂らしながら。
「お,お前,よく食えたな……」
「だって,私,最下層の住人ですもの」
最下層の住人、てことは,
「じゃ,お前が……」
「残念ながら違います」
彼女は,即答した。
しかし,俺は,一歩も引かない。
「いや、お前が……」
「シドリアか?と聞きたいのでしょう。私は,『雷帝』ミルフレリア・シャクナ・タットリーナ。長ったらしいので,ミルとお呼びください」
『雷帝』と名乗る少女。
「ま,まさか,お前が雷帝⁉︎」
「そうでございますが?」
また,俺は,驚く羽目になった。
「古の聖戦の壁画か?」
俺は,宮殿の最下層の壁画を見てそう言った。
おかしい。
古の聖戦には,
「英雄が一人足りない、とおっしゃりたいのですよね?」
俺は,とっさに身構えた。
「大丈夫ですよ。私は,あなたの味方です」
「どうして断言できる?」
俺は,警戒の目を解かずに睨み続ける。
そこにいた人は,少女だった。
少女は,口を開けて、
「あ,そうそう。あなたの血反吐とゲロ、美味し……」
「それ以上言うなッ!」
俺は,叫んでいた。
いやいや,血反吐とゲロを少女がしかも,美少女が食べたってこいつ言ってんだぞ。
「ごちそうさまでした」
美少女は,笑っていた。
唇から血を垂らしながら。
「お,お前,よく食えたな……」
「だって,私,最下層の住人ですもの」
最下層の住人、てことは,
「じゃ,お前が……」
「残念ながら違います」
彼女は,即答した。
しかし,俺は,一歩も引かない。
「いや、お前が……」
「シドリアか?と聞きたいのでしょう。私は,『雷帝』ミルフレリア・シャクナ・タットリーナ。長ったらしいので,ミルとお呼びください」
『雷帝』と名乗る少女。
「ま,まさか,お前が雷帝⁉︎」
「そうでございますが?」
また,俺は,驚く羽目になった。
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