地下牢に閉じ込められていたシリアスキラーが20年後に突然解放されたら、勇者は、雑魚だった。

魔狼ちゃん

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30.

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✴︎
 ゲームオーバーなんて言葉は,知らない。
 だから,俺は,負けない。
 知ってたら,負けるだろ。
 なんでだと思う。
 そこで限界を決めてしまうからだよ。
灼熱の突風フレア・バーンッ!」
 そう叫び、魔神化したミルのもとに飛んでいく。
 そして,ミルの右腕を斬る。
 すると,ミルは,
「グギャャャャャャー」
 と言葉にならない叫び声をあげる。
 それは,ただの奇声だ。
流星の青道ストライク・ブルウッ!」
 俺は,そう言って、青い流星群を放つ。
 その流星群は、魔神にあたり,両方の足が消滅する。
「ウギャャャャャャー」
 ミルは,さらに奇声をあげる
 そして,ミルは,右腕で額をさすり、白い角を生やす。
 そして,俺に向かって,
「デッドサイエンス」
「な,言語攻撃だと……」
 魔人がしゃべった。
 そんなことを思っている余裕は,なく、デッドサイエンス、通称死人の実験室は、魔人のエリアである。
 まずいことになったな。
 内心では,そう思っているが,顔には,出さない。
 それが鉄則。
「うりゃゃゃゃゃっ!」
 俺は,剣を振り、魔人の角に激突させる。
「救ってやるからッ!」
 俺は,そう言って,剣に力を込めた。
「さっさと救われろよッ!」
 そして,感動の瞬間は,突然起こる。
 パキッピシッと,音を立てて、角にヒビが入った。
 そのまま,強く力を込める。
 すると,魔力回路が暴走し、爆発した。
「あ?」
 俺は,爆風で吹き飛ばされた。
 同時にミルも吹き飛ばされたようだ。
 俺とミルは,一緒のところにいた。
 しかし,シドリアは,いなかった。
「あいつ……」
 俺がそう言うと、
「ま,今回の収穫は,ここら辺でいっか。帰ろ」
 そう言って、シドリアは,謎のゲートを開き、その中に入っていった。
 それを見て,俺は,固まったまま動けなかった。
 それと,ミルが上に乗っているからもあるけど。
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