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第二章
34.
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✴︎
心では,ダメ人間だってわかってる。
だけど,それは,心だけ。
そう,心だけの話なのだ。
ダメ人間は,本質を理解しようとは,しない。
それは,俺も同じだ。
どうにか,この状況を変えたいと願ったとしても,この状況を変えるだけの力は,俺には,ない、あるわけが無いんだ。
あったら,とっくにどうにかしてる。
今の俺に必要なものさえ分からないのに。
いったい俺は,どうしたら,幸せになれるのか。
ずっとそればかり考えてきた俺も、もうダメだった。
俺は,ダメ人間になった。
何故なんだって言いたいと思う。
でも,今の自分は,ダメ人間なんだ。
どうしようもない。
ダメ人間なんだ。
✴︎
小鳥の囀りが聞こえる。
五月蝿い虫の音も聞こえる。
そして,しまいには,
「おっはよー」
騒がしいミルがいる。
人生は,いづれ終わりを迎えるとは,言えど、今は,まだ,終われない気がする。
今終われば,どうしようもない苦しみに追われる気がしてくる。
だから、諦められない。
どうしても諦めがつかないのだ。
「お,おう。おはよ」
俺は,そう言って起き上がった。
その時、小鳥の囀りが止まった。
そして、五月蝿い虫の音が消えた。
さらに、ミルが硬直する。
何があったのか。
俺は,ミルの視線を追い、それを見ようとした。
しかし,前から見るに抱きしめられる。
強く胸が当たった。
「な……」
一体何があるって言うんだ。
「貴方が何故ここに……」
「その理由は,至ってシンプルな答えだ。私がここに用があるからだ」
「その用は、何?」
「その用が何かって?そんなの聞かずともわかるだろう?」
会話を俺は,耳で聞き取る。
目が塞がれてしまっている以上、耳で聞くしかない。
「そこの小僧に用がある」
「この人は,関係な……」
「それは,お主が決めることでは,ない。この我々が決めることである」
「違うっ!それは,間違ってるっ!」
ミルが壊れる。
そして発狂する。
「それは,お主が決めることでない。だから,決定権は,貴方が持っているわけでない」
「ふざけるなっ!」
「誰一人として……いえ、お主以外は,ふざけてなどいない」
「間違ってるっ!」
ミルは,さらに叫んだ。
そして,ミルの俺を抱きしめる手が強くなる。
「絶対に渡させないっ!」
「なるほど,貴方がお主を狂乱の神にさせたのか。そう説明すれば,すぐにでも援護部隊を要請し,貴方を殺すことができるでしょう。お主、戻ってきては,いかがかね?こんな,汚い貴方に抱かれて……」
「ふざけるなっ!それ以上……」
「それ以上言うなら殺す,とでも言いたげな様子ですね。さて、私を殺せますか?貴方が」
「く……」
ミルは,さらに俺を抱く手を強くする。
流石に俺が潰れそうだ。
てか,胸が強く当たりすぎて、そろそろ、骨と手で押し潰されそうだ。
「私は,まだ引きませんよ。お主が帰ってくると言うまで……」
ちょっと待て、お主と貴方は、一体誰を指しているんだ。
まさか、俺のことでは,ないか。
「ミル……」
「え?ちょ……」
俺は,空いている二つの手で、ミルの服の中に手を突っ込んだ。
これで,手の緩みでもあればいいと思ったのだが,顔を真っ赤にして睨んでいる。
睨んでいることが確認できると言うことは,もうわかるだろう。
俺は,そいつを見ずに、
「俺は,誰だ?」
そう言った。
すると,
「お主,何を言っておるのですか?」
「やっぱりそうか……」
俺は,そう言って、魔天剣を手に取り、抜いた。
そして、後ろに振り返る。
心では,ダメ人間だってわかってる。
だけど,それは,心だけ。
そう,心だけの話なのだ。
ダメ人間は,本質を理解しようとは,しない。
それは,俺も同じだ。
どうにか,この状況を変えたいと願ったとしても,この状況を変えるだけの力は,俺には,ない、あるわけが無いんだ。
あったら,とっくにどうにかしてる。
今の俺に必要なものさえ分からないのに。
いったい俺は,どうしたら,幸せになれるのか。
ずっとそればかり考えてきた俺も、もうダメだった。
俺は,ダメ人間になった。
何故なんだって言いたいと思う。
でも,今の自分は,ダメ人間なんだ。
どうしようもない。
ダメ人間なんだ。
✴︎
小鳥の囀りが聞こえる。
五月蝿い虫の音も聞こえる。
そして,しまいには,
「おっはよー」
騒がしいミルがいる。
人生は,いづれ終わりを迎えるとは,言えど、今は,まだ,終われない気がする。
今終われば,どうしようもない苦しみに追われる気がしてくる。
だから、諦められない。
どうしても諦めがつかないのだ。
「お,おう。おはよ」
俺は,そう言って起き上がった。
その時、小鳥の囀りが止まった。
そして、五月蝿い虫の音が消えた。
さらに、ミルが硬直する。
何があったのか。
俺は,ミルの視線を追い、それを見ようとした。
しかし,前から見るに抱きしめられる。
強く胸が当たった。
「な……」
一体何があるって言うんだ。
「貴方が何故ここに……」
「その理由は,至ってシンプルな答えだ。私がここに用があるからだ」
「その用は、何?」
「その用が何かって?そんなの聞かずともわかるだろう?」
会話を俺は,耳で聞き取る。
目が塞がれてしまっている以上、耳で聞くしかない。
「そこの小僧に用がある」
「この人は,関係な……」
「それは,お主が決めることでは,ない。この我々が決めることである」
「違うっ!それは,間違ってるっ!」
ミルが壊れる。
そして発狂する。
「それは,お主が決めることでない。だから,決定権は,貴方が持っているわけでない」
「ふざけるなっ!」
「誰一人として……いえ、お主以外は,ふざけてなどいない」
「間違ってるっ!」
ミルは,さらに叫んだ。
そして,ミルの俺を抱きしめる手が強くなる。
「絶対に渡させないっ!」
「なるほど,貴方がお主を狂乱の神にさせたのか。そう説明すれば,すぐにでも援護部隊を要請し,貴方を殺すことができるでしょう。お主、戻ってきては,いかがかね?こんな,汚い貴方に抱かれて……」
「ふざけるなっ!それ以上……」
「それ以上言うなら殺す,とでも言いたげな様子ですね。さて、私を殺せますか?貴方が」
「く……」
ミルは,さらに俺を抱く手を強くする。
流石に俺が潰れそうだ。
てか,胸が強く当たりすぎて、そろそろ、骨と手で押し潰されそうだ。
「私は,まだ引きませんよ。お主が帰ってくると言うまで……」
ちょっと待て、お主と貴方は、一体誰を指しているんだ。
まさか、俺のことでは,ないか。
「ミル……」
「え?ちょ……」
俺は,空いている二つの手で、ミルの服の中に手を突っ込んだ。
これで,手の緩みでもあればいいと思ったのだが,顔を真っ赤にして睨んでいる。
睨んでいることが確認できると言うことは,もうわかるだろう。
俺は,そいつを見ずに、
「俺は,誰だ?」
そう言った。
すると,
「お主,何を言っておるのですか?」
「やっぱりそうか……」
俺は,そう言って、魔天剣を手に取り、抜いた。
そして、後ろに振り返る。
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