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第三章
77.
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✴︎
和解計画は、順調とまではいかないが進んでいた。
「魔王様っ!」
「ヘスティア、お前には、名で呼ぶことを命じたが?」
「あ、忘れてました、てへ」
可愛らしい笑い方で俺を見た。
それは、いつかのあいつと同じような顔をしていた。
「で、何だ?」
「向こうの王様が公式訪問を許可してくださいました」
「なるほどな」
「ですので、今から向かいたいと思います!」
「まて」
「何でですか?」
「罠かもしれない」
俺は、ヘスティアにそう言った。
すると、魔王城の扉が開いて、
「おっ久ー」
「あ?お前……」
「そ、エキドナちゃんだよー」
赤色の光沢を帯びた尻尾を持つ魔族。
赤蛇族と呼ばれている族長エキドナ。
彼女は、圧倒的力の元である双剣で赤蛇族を率いている。
彼女の双剣は、炎の方に赤く輝いている。
その輝きから熱ば発しているのだが、その熱は、普通の魔族や人が近づくと丸焼きになるぐらい熱い。
その双剣を自由自在に振り回す魔族。
それが、
「エキドナ……」
「?」
「お前、今更何しにきた?」
俺は、そう言ってエキドナを睨んだ。
和解計画は、順調とまではいかないが進んでいた。
「魔王様っ!」
「ヘスティア、お前には、名で呼ぶことを命じたが?」
「あ、忘れてました、てへ」
可愛らしい笑い方で俺を見た。
それは、いつかのあいつと同じような顔をしていた。
「で、何だ?」
「向こうの王様が公式訪問を許可してくださいました」
「なるほどな」
「ですので、今から向かいたいと思います!」
「まて」
「何でですか?」
「罠かもしれない」
俺は、ヘスティアにそう言った。
すると、魔王城の扉が開いて、
「おっ久ー」
「あ?お前……」
「そ、エキドナちゃんだよー」
赤色の光沢を帯びた尻尾を持つ魔族。
赤蛇族と呼ばれている族長エキドナ。
彼女は、圧倒的力の元である双剣で赤蛇族を率いている。
彼女の双剣は、炎の方に赤く輝いている。
その輝きから熱ば発しているのだが、その熱は、普通の魔族や人が近づくと丸焼きになるぐらい熱い。
その双剣を自由自在に振り回す魔族。
それが、
「エキドナ……」
「?」
「お前、今更何しにきた?」
俺は、そう言ってエキドナを睨んだ。
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