85 / 88
第三章
84.
しおりを挟む
✴︎
勇者は、後ずさろうとして手を後ろにすると何かに手が当たった。
それを見て勇者は、焦った。
それは、壁だった。
勇者は、追い込まれたのだ。
「さて、どうすんの?私さ、別にあんたが剣抜いたら、見逃してあげるんだけどさ、抜くの?抜かないの?」
ヘスティアは、勇者に向かってそう言った。
しかし、勇者は、動かない。
「てかさ、あんたって確かもう勇者じゃないよね?じゃあさ、勝ち目なくない?どうやって勝たせるつもりなんだろうな~」
ヘスティアは、一人でぶつぶつと独り言を言っている。
勇者は、この隙を見て、
「ガジェットッ!」
そう叫び、前方にぶっ飛ぶ。
前方には、よそ見したヘスティアがいる。
勇者は、ここを切り抜けられると踏んだ。
しかし、現実は、そう甘くない。
「いやぁ、案はいいけど、行動力がその案を全て消してるよね。いや、逆に悪くなってるんじゃない?」
そう言って、ヘスティアは、勇者が真下に来た時に鎌を振り下ろす。
しかし、当たったのは、
「床?」
ヘスティアは、目を見開いた。
「ガジェット二段構えは、流石にきついね」
勇者は、そう言って魔王の間の扉のとこに立っていた。
「勇者……」
「僕は、今、勇者じゃない。僕は、今、王国の道具じゃない。だから、僕の名前は、カロン・アルバート。カロンでいいや……」
「喋ってる暇あんなら、剣を抜きな」
ヘスティアは、そう言って、鎌を再び構え、振りかざす。
しかし、その鎌は、勇者に当たらず壁を打ち抜いた。
「人の話最後まで聞きなよ。でも、僕は、勇者の力がまだある。ならさ、これで、魔王を殺すよ」
そう言って、勇者否、カロンは、魔王の間をを飛び出した。
その後をヘスティアが追う。
勇者は、後ずさろうとして手を後ろにすると何かに手が当たった。
それを見て勇者は、焦った。
それは、壁だった。
勇者は、追い込まれたのだ。
「さて、どうすんの?私さ、別にあんたが剣抜いたら、見逃してあげるんだけどさ、抜くの?抜かないの?」
ヘスティアは、勇者に向かってそう言った。
しかし、勇者は、動かない。
「てかさ、あんたって確かもう勇者じゃないよね?じゃあさ、勝ち目なくない?どうやって勝たせるつもりなんだろうな~」
ヘスティアは、一人でぶつぶつと独り言を言っている。
勇者は、この隙を見て、
「ガジェットッ!」
そう叫び、前方にぶっ飛ぶ。
前方には、よそ見したヘスティアがいる。
勇者は、ここを切り抜けられると踏んだ。
しかし、現実は、そう甘くない。
「いやぁ、案はいいけど、行動力がその案を全て消してるよね。いや、逆に悪くなってるんじゃない?」
そう言って、ヘスティアは、勇者が真下に来た時に鎌を振り下ろす。
しかし、当たったのは、
「床?」
ヘスティアは、目を見開いた。
「ガジェット二段構えは、流石にきついね」
勇者は、そう言って魔王の間の扉のとこに立っていた。
「勇者……」
「僕は、今、勇者じゃない。僕は、今、王国の道具じゃない。だから、僕の名前は、カロン・アルバート。カロンでいいや……」
「喋ってる暇あんなら、剣を抜きな」
ヘスティアは、そう言って、鎌を再び構え、振りかざす。
しかし、その鎌は、勇者に当たらず壁を打ち抜いた。
「人の話最後まで聞きなよ。でも、僕は、勇者の力がまだある。ならさ、これで、魔王を殺すよ」
そう言って、勇者否、カロンは、魔王の間をを飛び出した。
その後をヘスティアが追う。
0
あなたにおすすめの小説
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
勇者パーティーを追放されました。国から莫大な契約違反金を請求されると思いますが、払えますよね?
猿喰 森繁
ファンタジー
「パーティーを抜けてほしい」
「え?なんて?」
私がパーティーメンバーにいることが国の条件のはず。
彼らは、そんなことも忘れてしまったようだ。
私が聖女であることが、どれほど重要なことか。
聖女という存在が、どれほど多くの国にとって貴重なものか。
―まぁ、賠償金を支払う羽目になっても、私には関係ないんだけど…。
前の話はテンポが悪かったので、全文書き直しました。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
異世界転生してしまった。どうせ死ぬのに。
あんど もあ
ファンタジー
好きな人と結婚して初めてのクリスマスに事故で亡くなった私。異世界に転生したけど、どうせ死ぬなら幸せになんてなりたくない。そう思って生きてきたのだけど……。
乙女ゲームの正しい進め方
みおな
恋愛
乙女ゲームの世界に転生しました。
目の前には、ヒロインや攻略対象たちがいます。
私はこの乙女ゲームが大好きでした。
心優しいヒロイン。そのヒロインが出会う王子様たち攻略対象。
だから、彼らが今流行りのザマァされるラノベ展開にならないように、キッチリと指導してあげるつもりです。
彼らには幸せになってもらいたいですから。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる