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風使いと〈斬撃の巫女〉
閑話休題
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全く進まなかった話もようやく動き始める。刹菜が志乃弄りに飽きたのだ。
「さて、楽しいお話もここまでにしまして、本題へと移ります。魔導教団とは教団の名を掲げてはいるものの正しくは宗教ではありません。魔法使いを支援して互いに手を取り合って高め合うような、そんな場所を目指す魔法研究機関兼魔法使いギルドとでも呼べばいいでしょうか、そんな感じの場所です」
そして志乃は三人に紙を渡す。
「さあ、そこに記名を」
白紙に名を書く三人。
前原 一真
唐津 美雪
マリリン・イマリン
二人ほどの偽名はこれからバレてしまうのだろうか、紙は志乃に手渡される。
「マリリンはただふざけてるだけとしまして、美雪さんは確実に偽名ですね、ねえ、お姉さん」
-バレた!? しかも私がお姉さんって。どうして私のことを知ってるの、どうして妹の名前を知ってるの-
気が付いた志乃の目をじっと睨み付ける那雪。祈りの心構えをする、かつて呪いとして扱っていた負の方向の祈りを。
「まあいいです、美雪さんのお姉さん、本名を名乗って」
それから那雪は名乗ることにした。
「唐津 小雪です」
知られているのか、知られていないのか。そこまで探りを入れていく。出来る限り情報を引き出す、出来る限り相手を知る。
ひたすら志乃を見つめる一真。
とにかく平常心をたもつ那雪。
ただニヤけている刹菜。
数秒の空白の後、志乃は笑顔を浮かべた。
「入信ありがとうございます、一真さん、小雪さん、刹菜」
「あちゃあ、私の本名知られてたかあ。知らなきゃ良かったね。その名を三回呼んだら死ぬんだからな」
「おい、それが本当なら今ここに刹菜しかいないぞ」
一真のツッコミに刹菜はいつものニヤけを浮かべるのみ。
潜入はこれから始まるのであった。
「さて、楽しいお話もここまでにしまして、本題へと移ります。魔導教団とは教団の名を掲げてはいるものの正しくは宗教ではありません。魔法使いを支援して互いに手を取り合って高め合うような、そんな場所を目指す魔法研究機関兼魔法使いギルドとでも呼べばいいでしょうか、そんな感じの場所です」
そして志乃は三人に紙を渡す。
「さあ、そこに記名を」
白紙に名を書く三人。
前原 一真
唐津 美雪
マリリン・イマリン
二人ほどの偽名はこれからバレてしまうのだろうか、紙は志乃に手渡される。
「マリリンはただふざけてるだけとしまして、美雪さんは確実に偽名ですね、ねえ、お姉さん」
-バレた!? しかも私がお姉さんって。どうして私のことを知ってるの、どうして妹の名前を知ってるの-
気が付いた志乃の目をじっと睨み付ける那雪。祈りの心構えをする、かつて呪いとして扱っていた負の方向の祈りを。
「まあいいです、美雪さんのお姉さん、本名を名乗って」
それから那雪は名乗ることにした。
「唐津 小雪です」
知られているのか、知られていないのか。そこまで探りを入れていく。出来る限り情報を引き出す、出来る限り相手を知る。
ひたすら志乃を見つめる一真。
とにかく平常心をたもつ那雪。
ただニヤけている刹菜。
数秒の空白の後、志乃は笑顔を浮かべた。
「入信ありがとうございます、一真さん、小雪さん、刹菜」
「あちゃあ、私の本名知られてたかあ。知らなきゃ良かったね。その名を三回呼んだら死ぬんだからな」
「おい、それが本当なら今ここに刹菜しかいないぞ」
一真のツッコミに刹菜はいつものニヤけを浮かべるのみ。
潜入はこれから始まるのであった。
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