俺の最愛の天使が処女じゃないはずないだろう!?

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 ♪~♩~♪~


 チュッ……クチュ……はぁ……ン、チュッ……

 国内外から王族貴族を招待し、盛大に開かれている王宮舞踏会。そのホールの喧騒から少し離れた一室で、1組の男女がソファーの上で縺れ合いながらリップ音と荒い息遣いを響かせている。
「はぁ……美しいレディー。情熱の赤髪、すべすべの小麦色の肌。そして太股までスリットの入った魅惑的なドレス……さては君は南のアシャ国から来た妖精だね?」
 男が女の肌に手を滑らせながら問う。
「あ、ンッ……もう……悪いお方。私は貴方の国の話が聞きたいって言っただけですのに」
「チュッ……教えてあげるよもちろん……この国の事が知りたいなら、ペロッ……まずは俺の事をよく知った方が早いよ」
「あんッ……どうして?」
「クスッだって俺は……」

 バンッ!!
「アレン・ベルート第3王子殿下!」
 (はぁーもう見つかったか)
「何されてるんですか!その御方はアシャ国国王陛下の側妃様ですよ!?」
「………………は?」
「あら、ばれちゃいましたね。クスッ」


 オワッタ……

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