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そして出会う俺とお前
やっと見つけた宝物2(公爵視点)
結局眠ることが出来ずに朝を迎えた。なんなら興奮し過ぎて3回も抜いてしまった。アルディウスを想像するだけで、私の欲望は留まらず太陽が顔を出して燦々と輝き始めても己が息子の主張は治まらなかった。
気合でなんとか通常に戻ってもらい、冷水のシャワーを頭から浴びて浮ついた熱を取り払う。それでも、心の中で燻るアルディウスへの欲望は決して消えることは無かった。
アルディウスに会うのだから、格好良くて美しくしていかないと。私だけを見てもらいたいから。自慢の黒髪を香油で整え、肌は念入りに美容液と乳液でピチピチにした。触り心地は申し分ない。
よし、私はいつも通りだ!格好良くて美しくて、誰よりもアルディウスの為に整えてきたアルディウスの為の私なのだ。ぬかりなどない。お気に入りの群青のマントを羽織って準備は完了……あぁ、緊張してまた勃起しそうだ。
特に約束をしたわけでもないのに、エリンティウスがホテルのロビーにいた。そこには仏頂面のフィリスティウスもいるが、そわそわと落ち着かない様子でいる。それはそうか、16年振りのアルディウスだからな。
予定の時間よりもかなり早めにギルドに到着し、時計の音だけが響く空間で待たされる。会議室というだけあって、余計なものはない。
無言が続く中で、時たまギルドマスターが様子を伺うようにこちらを見ている。時間を確認すれば、間もなく予定の時間になる。
ドキドキと心臓が激しくなる。早く、早く来ないかな……。
トントンッ、と扉がノックされた音が会議室に響く。ゆっくりと扉が開いていくのを呆然と眺めていると、ついに彼の姿が正面からハッキリと見ることが出来た。
綺麗に整えられたダークグレーの髪は前回見た時よりも艷やかで美しかった。長めの前髪は相変わらず目元を隠しているが、それでもアルディウスは格好いい。
長い前髪の隙間から覗く真紅の瞳はゾクリとするほど艶めかしい。今、何を考えているのかな…その瞳と視線が絡むと私はもう目を離せなくなった。
まじまじと眺めるほど頭の中が蕩けていく。あぁっ、本物のアルディウス…美しくて凛々しい私のアルディウス…。ドクドク、心臓は高鳴りっぱなしだ。
いつまでも眺めていられる、もっと近くで見ていたいな…話し合いをする場ではあるが、私はアルディウスを目に焼き付けるのに夢中で、どんな話をしていたかなんて全く頭の中に入ってこなかった。
いつの間にか和解したのかフィリスティウスとエリンティウスは穏やかな表情でアルディウスと言葉を交わしていた。おい、ズルいじゃないか!
「ロンバウト様は本当に気持ち悪いですねぇ…。」
「お前は頭ん中腐ってっから気持ち悪いんだよ。気づけ。」
「うるさい兄弟だ。私は真面目にアルディウスのことを考えているだけだ。気持ち悪いのはお前らだろうに。」
「私達は大事な弟の身を案じているだけです。貴方と一緒にしないでください。」
「俺らはお前みたいな突拍子なことはしていない。黙ってなストーカー。」
私はストーカーではない!アルディウスの騎士だ!失礼な!!
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