転生公爵令嬢は、幸せを目指す!?

十夜海

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4)認識改めますわ

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わたくし、安藤りぜ5歳。

この世界に生まれつき、前世を取り戻してからはや2年。
幼子の気持ちにも引っ張られつつ、ようやく記憶が融合というのかしら、落ち着きました。

まず、そもそもの認識が間違ってましたの。
いま、わたくしがいる世界は前世とは全くの別の世界であるということに気がつきました。

遅すぎる?
それは幼児ですもの、仕方ありませんわ。
それに前世では市井に行くことも余りなく……というか、王太子妃教育でそんな暇はありませんでした。
シャルル殿下の婚約者に決まった7歳から、毎日毎日王城で朝から晩までギッチリと教育がなされて。
さらには学園に通う歳からは、家→学園→王城→家……その上成績は常に上位……(学園首席)を強要され、寝る間も惜しみ勉強してましたわ。
王城での教育には、学園の勉強は入っていないので課題も全て家に帰ってからでしたわ。
なので基本学園にいる時は、図書館でずっと勉強してましたのよ?

……少し横道にそれてしまいましたわね。
まあですので、市井には全く行けませんでしたので、生活にはうとかったのです。
もちろん経済の面では把握はしておりましたわ。月の賃金や生活水準など……ですが全て机上の数字のみ。
ゆえに、今の生活を比べる事から全て間違いでしたのだけれど。

それでですわね、この世界が全く違う世界ということでしたわね。
それに気がついたのは、この町にある図書館に初めて連れて行って頂いたのです、
本屋……新しい本がたくさんあって夢のようでした……に行った時に、本が欲しくて仕方なく……もちろん本がものすごく高価で1冊でも平民にはキツいことも存じ上げてはいましたが……ですが、幼児の意識に引っ張られるわたくしはついつい駄々をこねてしまつたのです。
1冊だけ買って頂けると言うことで、国語辞典という言葉の意味がたくさん書いてある本を買って頂きました。
それを選んだ時のお母様の顔は少しひきつっておられましたけれども……何故なんでしょう。
その本を隅から隅まで読破し……(わたくし基本は1、2度読めばほとんど記憶できますの……記憶出来ないとやっていられませんでしたわ)それを見たお母様が、本がそんなに読みたいならと……図書館に連れていってくださったのです。

そこはさらに素晴らしい世界でした。

そこで歴史などを読み漁り……別の世界だという結論にいたったのですわ。
魔術なるものはあるものの空想の世界らしく、魔法は物語の中のはなしでした。
けれども、前世からのスキルは未だ健在で自分に流れる魔力も世界を満たすマナもわたくしはみえますし感じることができるのです。
この世界は魔法を使うことなく、魔法の世界より便利に生活していることに驚きましたわ。

この世界の魔道具はすべて科学の道具……なんだとか。

つまり、魔法はなく、魔力の無いものも手軽にかつ、安価で手に入る科学の道具が発達した世界。

地球という名の星のアジアにある日本という国。

それが安藤りぜの生まれた世界でしたの。


色々……この2年でありすぎましたもの……ね。





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