娘と二人、異世界に来たようです……頑張る母娘の異世界生活……ラブ少し!

十夜海

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第一章番外編(主人公以外の視点)

閑話《ロドリヌス編 1 前編》

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俺が200歳になった時、勇者という男が迎えに来た。
当年5000歳だという話だった。
ありえないだろう?
いくら魔力が高いとはいえ……だが、魔力というものは不思議な作用をもたらす力だ。
彼は、実際には勇者二代目だというのだ。
なぜか、俺に五代目を継げという。
二代目なのに?五代目?と思うだろう?もちろん、俺もそうおもったさ。
どういうことなのか?と聞けば、三代と四代はすでに亡くなったらしい。
つまりは、二代目の魔力は高すぎてということか。
で、生きている勇者の唯一ということで、元とはいえ代理をしていたが……流石にもう隠居したいと。
で、なんで俺が?
と思った。
勇者曰く、俺は稀なる7色持ち。
つまり7属性使えるわけだ。そして並々ならぬ魔力を持っていた。もちろん魔法ランクは希少なランクだ。
数属性もてるのも希少だが、全ての属性を持つのはほとんどいない。
俺は、まあ嫌になったら飛べばいいかと……勇者を継いだ。まあ、暇を持て余していたしな。
勇者の仕事は、基本『魔王』が復活しない限りはあまりない。
まあ、強い魔物や魔獣の討伐程度だ。

だが、『魔王』は復活した。

故に闘ったさ。まあ、かなり大変だったけどな。
『魔王』が率いる魔族は魔法軍団だ。かーなーり、強い。
まあ、一般の奴からが敵う相手なわけがない。

だが、ある時にふと思った。
なぜ、戦うのか?
と。
だから、率直に『魔王』問うたわけさ。
そしたらなあ、実際のところ人間の方が悪いんじゃねーのか?と思ったんだよな。
そう、見た目と強さが違うだけで、魔族を迫害する人間がな!
まあ、そんなで魔族の住む場所は人間が住むには不向きな場所が最適らしいし、魔の力を好む魔族らしい住む場所には、魔石も多い。
だから、それを輸入しないか?と持ちかけた。
もちろん、お互いのメリットはあるしな。魔石の多い地は強い魔素がある。一般の人間には毒素にしかならん。魔力が強くないとな。
そして、俺が和平を結んだわけだ。もちろん、調印は王だぞ?俺は見届け役って奴だ。
つまり、そこで俺の仕事は終わりになった。
魔王がいると、魔族もまとまった国となるしな。
だが、人の敵は人だった。
魔族と同盟したことを理由に他国にせめこまれたこともある。
しかーし、我が国には英雄がいる。
で、俺もいるわけだ。
まあ、簡単に打ち負かした。それがかれこれ500年以上まえか?
そーゆーわけでこの500年…くらいは、平和過ぎて暇だ。
勇者としては、もちろん国賓待遇。
ははは、出会った頃にガキだった奴が今や国王様だ。
俺もガキ扱いが嫌で、ある程度馬鹿にされない歳まで自分の中の『時』止めなかったが、すこしだけ男臭くなれたくらいがいいだろう?
第一年寄りのままで長く生きたくはないからな。
ミリオンもだいたいそのくらいらしいが、アイツは綺麗系のせいか若く見える。
まあ、魔力があまりない庶民の30歳近い見た目くらいになるかならないかの見た目だとおもってくれ。
馬鹿にされないくらいの見た目になったわけさ。
ああもちろん、身体能力は全盛期から一切変わっていないぞ?
まあ、これは当たり前のことだけどな?

勇者になったし、女にも不自由しなかったが……俺の魔力を受け止められる女はいなかった。

まあ、まずは最低でも4属性持たねば、ことには進めないしな。
魔力が強すぎる弊害というやつだな。
二代目の勇者も寂しそうだったしな。

たぶん、子種を注いだ途端……魔力が暴走して相手は死ぬのだろう。
俺自身は聞いた話だから、なんとも言えないが。
つまり、俺は子を望めないどころか、中に出すことさえも不可能ってことだ。たぶん、並以上の魔力と五属性は必要だ。
女の中は気持ちがいいが、終わった後にものすごく虚しくなるばかりだった。
おかげで、今では枯れたおっさんだ。
楽しくないし、虚しいなら右手だけで充分だろ?ただ、それさえも考えなかったが。俺の生活は、ほぼ、引きこもりだな。
金自体は、ギルド登録して冒険者していた時に稼いだものが、使いきれねーほどあるしな。
城での生活は、金がかからねーし。
もうな、いろんなことがめんどーで、髭もそのままにしていた。
まあ、死のうってことだけは思わなかったのが幸いか。
俺の強い力や富や権力に惹かれ、女も男も寄っては来るが、本当にめんどうなだけだったしな。

そんな風な過ごすうちに王の子に見込みのある子をみつけた。そう、ミリオンだ。
早々に鍛えてそいつを次期にしてしまうことにした。
まあ、そいつも城に篭りたくないらしく、一応は受けてくれたしな。
鍛えるなら、冒険者でクエストをこなすのが一番だ。二人でいろいろまわった。なかなか楽しかったしな。
え?ミリオン?好みじゃあない。
俺は、見た目も性格も可愛い女が好きなんだ!

ある程度鍛えたらさっさと隠居しようと思っていたよ。

そうこうする間に、すでに生まれて1000年以上が過ぎた。
流石のあのジジイも、とうとうくたばっちまった。
俺はランクも魔力もあのじじいより高い。
いったい、いつまで生きればいいのかなあ……あのジジイは死ぬまで、可愛い嫁が欲しいって言っていた。その気持ちは、よっく、わかる!
できたら、子はいなくてもいいから!
可愛い嫁が欲しい!
しかし……欲しいと思える女も抱きたいと思える女すら、今やいない。
気分はすでに童貞かもしれない。
いや、いたしたことはある。だがなあ。
よく、処女膜はいつかは再生するというだろう?だからな気持ち的かもしれないが……童貞も復活するんじゃねーかな?
いや、枯れちまうのかなあ。
まあ現在は、ただただ自堕落な生活をしていた。酒にも溺れてみたりな。
しかし、それでも魔力に自信がある女がいい寄ってくるんだから始末に悪いんだよな。

おまえ程度が何を言う。

と言ってやりたい。
が、貴族の娘だったりすると後が面倒でな。
だから、引きこもっていた。

そんなある日だ。

たまたま、王に呼び出しを受けていた。
王曰く、見合いをしないかと。
かなり力がある女騎士がいると。ちらりとみたが、とても無理だと言った。
そもそも、ガタイが良すぎて好みじゃねーし。魔力はたりてねーしな。
まだ、ラナンのがマシだと思ったくらいだ。
だが、ラナンは男嫌いだからな……まあ、よくミリオンが相棒にできたなと思うくらいだから相当だぜ?
まあそこは、ミリオンだからか……。

他愛ない話で場を濁してるときだった。
そう、まさに、その時だ。

大地が揺れた。

あ   れ    は!
こ   れ   は!

この力の波動!強い魔力の波動!

俺はすぐさま飛んだ。
もちろん、王に断りなんかせずにな?
そんな暇はない。
逃げられたくはなかったから!
場所は、鍛錬場か!
すごい!すごいぞ!
男だろうなあ……まあ、男だとてかまわん。
宗旨替えしてもいい!
せめて、好みの姿ならいいな後は思うが……側にいてもらうだけでもいいか?

この力……絶対に逃しはしない!

ドンッとつんざく音をさせ、その場に立った。

「よう、ミリオン。お前か?
いや。違うな。お前の色じゃあない。それに感じる魔力の波動がまったく違う。まさかだが……もしなかして……戻したのか?アレを。」

ミリオンがしまったという顔をした。
こいつじゃねえ。誰だ?
あの壁に破壊した痕跡がある。だが、それを一瞬で戻したのか?
どんだけ、魔力持ちなんだ?
ふと見るとちっこい子供、だが、可愛い。妖艶で魔力の塊のような子供。精霊族か?まさかだろ?

「んーー、ん?なんだ、そのちっこい魔力の塊は。まさか、精霊か?」
「ちっこいはよけいだ!あたちはにんげんだも。」
「うん。あーー、そうだな。うん、お前だな。この魔力だ。この波動。色。全く一緒だ。だが、精霊じゃないなら魔族なのか?いや、それも違うな。こんなすごい力……今まで感じことはない。
お前は、いったい何者なんだ?」

この波動、間違いない。
だが、これはすごいな。

「貴方こそ、いきなり現れて誰なんですか?ママをいじめるなら許さないんだからね!」
「ん?んん?お前もずいぶんとすごいな。なんだいったい、何が起きてる?こんなに強い魔力を感じたのは生まれて初めてだぞ?」

7色持ちに5色持ちだと?ありえん!

「ちびっこ、お前ら何者だ?」

鑑定石を持って来ればよかった。
なんだ?
凄まじいほどの魔力。
一体何者だ?本当に。

「わかんにゃいんだよ!きじゅいたら、森だったもん!ちょかとふたいだったんだも!」

突然、キレられたが……いつのまにかいたなら。
誰のものでもないな。それにこの国の人間でもないということか。
だからなのか?この凄まじい魔力は。

「ふーん。しかし、力が普通じゃねーだろ?」
「普通じゃないの?」

すこし上の子供が頭をかしげる。これを普通というのか!
ありえなかろう?だが、面白い。

「まってくれ。たしかにソカやショウの魔法はすごいが。二人は体力が普通以下なんだ。
魔力な特化しているだけじゃないのか?」

ハロルドが二人をかばう。だが、ハロルドまでいるのか。体力が普通以下で魔力がコレ?ありえねーだろ。つまり、もともと魔力が強くランクも高いのか?

「そうなのか?だが、これは魔力が、高すぎる。特にこのちびっこ……。もしかしてお前、女か?女なのか?」

魔力の高さと子供すぎて気がつかなかった。男でもいいと思っていたし、そもそもだ女で魔力が強いのは希少だからな。

「いや、ソカという子が女だというのはわかった……というか一目瞭然だ。だが、お前の力……強すぎるからな。そっちばかりに目がいった。それになあ……見た目がそれだからなあ。どっちかわからなかった。というか考えが浮かばなかった。まあ、別段……どちらでも構わないんだが。しかし、そーか。女か……。
決めた。
よし、お前、俺の子をうめ。」

そうだ、結婚して俺が養ってやればいい。こいつなら、結婚だけじゃなく、いつか俺の子も産めるかも。
まだ、小さいが受け答えから身体が小さいだけだろう。たぶん年齢は割と高いのだろう。
姉が10、この子は6になるくらいでいいのか?だが、それにしては小さいがな。

「聞こえたか?もちろん今すぐじゃあないぞ?まあ、10年くらい待てば、なんとかなるか……なるだろう?」

今は婚約くらいで、養ってやればいい。かなり可愛いしな。将来が楽しみだ。それに姉を見る限り、華奢に育ちそうだ。
だが、本当に人間なのだろうか?それは怪しいが。もしかしたら、精霊の血をひいているとか言わないよな?

「いやに決まってる!」

だが、即答!なんでだ。俺を拒否するのか?拒否されるのか?

「なんで?」
「いや!へんちゃい!」

へんちゃい?いや、変態か?
いやいや、俺は、まともだ。別にすぐにと言ってるわけじゃないが、結婚の申し込みは普通だろう?

「さっきも言ったが、すぐじゃなくていい。お前くらい高い魔力の女じゃなきゃダメなんだ!」
「ほか、ちゃがちぇ!」

くっ、あくまで俺を?なら、だ。たぶん、お互いが大事というなら。

「ほー、ならソカとか言ったな?まあ、ちと足りないが……いくつだ?」
「ちょかはダメ!あげにゃい!」
「私は、は趣味じゃないからいや。」

だが、ソカという姉の方にも完全に断られた。

「ソカをあんたにやる気はないよ?」
「同じくショウもやる気はない!」

ラナンとハリーにまで言われた。だが、お前ら俺から奪えるのか?

「力尽くでも、俺は欲しいなら奪うがな?」

しかしなんで、二人に速攻で断りを入れられるのだ?
俺は余裕ぶってはいたが、かなり動揺していた。
勇者に……元とはいえ……選ばれるなら最高の誉れじゃあないのか?
それに、『俺の子供を産んで欲しい』っていうのは、求愛の言葉で一位になった言葉だろう?前に聞いたぞ?

「なあ?強い男の子供を産めるんだ。良くないか?」

そう、皆が望む男の子供を産めるかもしれない結婚なんだぞ?
最高だろう?俺は全てを守ってやる!

「むかつおとこの子供をうむわけないだろ!バカにゃの?」

「「「「「ばかって?いったぞ……。」」」」」

ズキリと胸が痛んだ。俺の子は嫌だと。しかし相手は子供。なら、すこし挑発しとみるか?そう、乗るかもしれない。

「ほー?なら、俺と勝負しないか?」

しかし、頭が回る子だった。理想だ。頭の回転もよく、可愛いし力が強い。

「にゃんで?あたちは、なんも益がにゃい!」

まったく乗らない。

コソコソとミリオンが姉だというソカと話している。

「ねえ、本当にこの子3歳なの?なんか……子供に思えないんだけど。」

俺もそう思う。ん?3歳?

「んー、そうよねー。私も、ときたま思うよ。でも、これが正真正銘の子供なんよね。それにさあ、ママは、おっさんにとーってもモテるんだよ。本人全く気づかないんだけどね。」
「それは、なんというか……危ういわね?でも、わかる気はするわ。」
「うん。」

危険じゃないか。なら、なおさら俺が保護しなければ!

「ちょこ!あたちはちんけんなんらけろ!」

姉は妹に一度謝り、俺の方をむいて腰に手をあてる。

「ごめーん。でもさあ、おじさん。名前も名乗らず、ちょーっと失礼じゃない?それとも、私たちが子供だとか、庶民だとかで見下してるの?」

説教ムードなのは、何故なのか?
だが、やはり知らないのか。ならば、仕方がないのか?俺がだれかわかれば、もしかしたら色好い返事がもらえるかもしれない。


「ん?知らんのか?やはり、勇者だったとはいえ、認知度すくねーなあ。まあ、最近は仕事してないしな。すまなかったな。遅くなったが俺はロドリヌス。元勇者だ。」
「そうなんだ。私はソカ。妹はショウ。でもね、私たちはおじさんに付き合う気はないんだよ。」

おじさん……だが。たしかに。
しかし、だ。と言葉をひねり出す前にそこにいた兵士の頭が言った。

「いやいや。お嬢ちゃん。ロドリヌス様ほどの方の種を貰うなら、皆喜んで足を開くんじゃないかな?君たちも魔力は高い…「「ふざ(じゃ)けんな!」」

余計なことを!おかげですこぶる俺の評価が下がった。
そして、さらにラナンさえも怒らせる結果になった。

「元勇者だろうと、なかろうと。女がすぐ足を開くと思ったら大間違いだよ!全く。
ソカ、ショウ。練習にあまりならなかったが、胸糞悪い。帰ろうぜ。」
「らにゃんしゃん。」
「ラナンさん。」
「それだけ魔法が使えるなら、実践で大丈夫だよ。あたいが一緒に行ってやるし、二人くらい楽に抱っこできるから安心おし。
さ、こんな馬鹿な男どもはほって帰ろう。」
「「うん。」」
「いや、まてまてまてまて。」

言ったのは俺ではない。頼むから、話を聞いてほしい。
下からだけではだめか?すこし強めに?いや、さらに怒らせるだろ。
そうだ、まずはやはり謝らねばなるまい。怒らせたわけだからな。

「わかった。悪かった。」
「「「おい、ロドリヌス様が謝って……。」」」

周りがざわつく。

「らなんしゃん、ちょっととまって。」

謝ったのがよかったのか、とりあえず聞いてくれる気になったか?
ショウは、大きく息を吸ってから一気に喋った。それも大人のように淀みなく。

「あのね、ロドリヌスさん。あなたがどんなに偉くても、ソカやわたしには関係ないの。
初めて会ってだよ?いきなり子供を産め?バカにしているの?それとも、身分のない子供だから、自由になると思ったの?
それも魔力が高いからとか!ありえないね!
だったら探せばいいじゃない!
きっと、貴方みたいな『ゲス』な考えに賛同してくれる女性も、どこかにはいるかもしれない。その馬鹿な男たちと同じようにね。
でも、あたしとソカにそれを求めないでちょうだい。
もしも、次にあったときに、同じことを言うなら……あたしは死ぬ気でお相手するわ。自分の全ての力を使ってあなたを殺してあげる。ソカを守るためなら、私は一切手加減なんかしないから!」

にっこりと笑った顔がなんとも可愛らしくて、それでいて色気が。
どうも魔法で喋ったらしく、かなり魔力を使ったらしく終わるとぐったりとラナンにもたれる。……羨ましい。

「らなんしゃん、つかれた……。」
「え?あ、言葉……。」
「まほうつ、かったのー、つかれた。これ、ものちゅごくつかれる。」
「ママ、大丈夫?」
「ん、もう、やどにかえりたい。」
「ああ、そうだね。行こう。というわけだから、ミリ、ハロルド、ハリー。あたしらは宿に戻るよ!早いけどね。」

その場にいたものは、唖然とし見送る状態となってしまった。

しかし、俺は諦めなかった。
いや、絶対に諦めてなるものか。




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