22 / 124
第一章番外編(主人公以外の視点)
閑話《ロドリヌス編 1 前編》
しおりを挟む俺が200歳になった時、勇者という男が迎えに来た。
当年5000歳だという話だった。
ありえないだろう?
いくら魔力が高いとはいえ……だが、魔力というものは不思議な作用をもたらす力だ。
彼は、実際には勇者二代目だというのだ。
なぜか、俺に五代目を継げという。
二代目なのに?五代目?と思うだろう?もちろん、俺もそうおもったさ。
どういうことなのか?と聞けば、三代と四代はすでに亡くなったらしい。
つまりは、二代目の魔力は高すぎてということか。
で、生きている勇者の唯一ということで、元とはいえ代理をしていたが……流石にもう隠居したいと。
で、なんで俺が?
と思った。
勇者曰く、俺は稀なる7色持ち。
つまり7属性使えるわけだ。そして並々ならぬ魔力を持っていた。もちろん魔法ランクは希少なランクだ。
数属性もてるのも希少だが、全ての属性を持つのはほとんどいない。
俺は、まあ嫌になったら飛べばいいかと……勇者を継いだ。まあ、暇を持て余していたしな。
勇者の仕事は、基本『魔王』が復活しない限りはあまりない。
まあ、強い魔物や魔獣の討伐程度だ。
だが、『魔王』は復活した。
故に闘ったさ。まあ、かなり大変だったけどな。
『魔王』が率いる魔族は魔法軍団だ。かーなーり、強い。
まあ、一般の奴からが敵う相手なわけがない。
だが、ある時にふと思った。
なぜ、戦うのか?
と。
だから、率直に『魔王』問うたわけさ。
そしたらなあ、実際のところ人間の方が悪いんじゃねーのか?と思ったんだよな。
そう、見た目と強さが違うだけで、魔族を迫害する人間がな!
まあ、そんなで魔族の住む場所は人間が住むには不向きな場所が最適らしいし、魔の力を好む魔族らしい住む場所には、魔石も多い。
だから、それを輸入しないか?と持ちかけた。
もちろん、お互いのメリットはあるしな。魔石の多い地は強い魔素がある。一般の人間には毒素にしかならん。魔力が強くないとな。
そして、俺が和平を結んだわけだ。もちろん、調印は王だぞ?俺は見届け役って奴だ。
つまり、そこで俺の仕事は終わりになった。
魔王がいると、魔族もまとまった国となるしな。
だが、人の敵は人だった。
魔族と同盟したことを理由に他国にせめこまれたこともある。
しかーし、我が国には英雄がいる。
で、俺もいるわけだ。
まあ、簡単に打ち負かした。それがかれこれ500年以上まえか?
そーゆーわけでこの500年…くらいは、平和過ぎて暇だ。
勇者としては、もちろん国賓待遇。
ははは、出会った頃にガキだった奴が今や国王様だ。
俺もガキ扱いが嫌で、ある程度馬鹿にされない歳まで自分の中の『時』止めなかったが、すこしだけ男臭くなれたくらいがいいだろう?
第一年寄りのままで長く生きたくはないからな。
ミリオンもだいたいそのくらいらしいが、アイツは綺麗系のせいか若く見える。
まあ、魔力があまりない庶民の30歳近い見た目くらいになるかならないかの見た目だとおもってくれ。
馬鹿にされないくらいの見た目になったわけさ。
ああもちろん、身体能力は全盛期から一切変わっていないぞ?
まあ、これは当たり前のことだけどな?
勇者になったし、女にも不自由しなかったが……俺の魔力を受け止められる女はまったくいなかった。
まあ、まずは最低でも4属性持たねば、ことには進めないしな。
魔力が強すぎる弊害というやつだな。
二代目の勇者も寂しそうだったしな。
たぶん、子種を注いだ途端……魔力が暴走して相手は死ぬのだろう。
俺自身は聞いた話だから、なんとも言えないが。
つまり、俺は子を望めないどころか、中に出すことさえも不可能ってことだ。たぶん、並以上の魔力と五属性は必要だ。
女の中は気持ちがいいが、終わった後にものすごく虚しくなるばかりだった。
おかげで、今では枯れたおっさんだ。
楽しくないし、虚しいなら右手だけで充分だろ?ただ、それさえも考えなかったが。俺の生活は、ほぼ、引きこもりだな。
金自体は、ギルド登録して冒険者していた時に稼いだものが、使いきれねーほどあるしな。
城での生活は、金がかからねーし。
もうな、いろんなことがめんどーで、髭もそのままにしていた。
まあ、死のうってことだけは思わなかったのが幸いか。
俺の強い力や富や権力に惹かれ、女も男も寄っては来るが、本当にめんどうなだけだったしな。
そんな風な過ごすうちに王の子に見込みのある子をみつけた。そう、ミリオンだ。
早々に鍛えてそいつを次期にしてしまうことにした。
まあ、そいつも城に篭りたくないらしく、一応は受けてくれたしな。
鍛えるなら、冒険者でクエストをこなすのが一番だ。二人でいろいろまわった。なかなか楽しかったしな。
え?ミリオン?好みじゃあない。
俺は、見た目も性格も可愛い女が好きなんだ!
ある程度鍛えたらさっさと隠居しようと思っていたよ。
そうこうする間に、すでに生まれて1000年以上が過ぎた。
流石のあのジジイも、とうとうくたばっちまった。
俺はランクも魔力もあのじじいより高い。
いったい、いつまで生きればいいのかなあ……あのジジイは死ぬまで、可愛い嫁が欲しいって言っていた。その気持ちは、よっく、わかる!
できたら、子はいなくてもいいから!
可愛い嫁が欲しい!
しかし……欲しいと思える女も抱きたいと思える女すら、今やいない。
気分はすでに童貞かもしれない。
いや、いたしたことはある。だがなあ。
よく、処女膜はいつかは再生するというだろう?だからな気持ち的かもしれないが……童貞も復活するんじゃねーかな?
いや、枯れちまうのかなあ。
まあ現在は、ただただ自堕落な生活をしていた。酒にも溺れてみたりな。
しかし、それでも魔力に自信がある女がいい寄ってくるんだから始末に悪いんだよな。
おまえ程度が何を言う。
と言ってやりたい。
が、貴族の娘だったりすると後が面倒でな。
だから、引きこもっていた。
そんなある日だ。
たまたま、王に呼び出しを受けていた。
王曰く、見合いをしないかと。
かなり力がある女騎士がいると。ちらりとみたが、とても無理だと言った。
そもそも、ガタイが良すぎて好みじゃねーし。魔力はたりてねーしな。
まだ、ラナンのがマシだと思ったくらいだ。
だが、ラナンは男嫌いだからな……まあ、よくミリオンが相棒にできたなと思うくらいだから相当だぜ?
まあそこは、ミリオンだからか……。
他愛ない話で場を濁してるときだった。
そう、まさに、その時だ。
大地が揺れた。
あ れ は!
こ れ は!
この力の波動!強い魔力の波動!
俺はすぐさま飛んだ。
もちろん、王に断りなんかせずにな?
そんな暇はない。
逃げられたくはなかったから!
場所は、鍛錬場か!
すごい!すごいぞ!
男だろうなあ……まあ、男だとてかまわん。
宗旨替えしてもいい!
せめて、好みの姿ならいいな後は思うが……側にいてもらうだけでもいいか?
この力……絶対に逃しはしない!
ドンッとつんざく音をさせ、その場に立った。
「よう、ミリオン。お前か?
いや。違うな。お前の色じゃあない。それに感じる魔力の波動がまったく違う。まさかだが……もしなかして……戻したのか?アレを。」
ミリオンがしまったという顔をした。
こいつじゃねえ。誰だ?
あの壁に破壊した痕跡がある。だが、それを一瞬で戻したのか?
どんだけ、魔力持ちなんだ?
ふと見るとちっこい子供、だが、可愛い。妖艶で魔力の塊のような子供。精霊族か?まさかだろ?
「んーー、ん?なんだ、そのちっこい魔力の塊は。まさか、精霊か?」
「ちっこいはよけいだ!あたちはにんげんだも。」
「うん。あーー、そうだな。うん、お前だな。この魔力だ。この波動。色。全く一緒だ。だが、精霊じゃないなら魔族なのか?いや、それも違うな。こんなすごい力……今まで感じことはない。
お前は、いったい何者なんだ?」
この波動、間違いない。
だが、これはすごいな。
「貴方こそ、いきなり現れて誰なんですか?ママをいじめるなら許さないんだからね!」
「ん?んん?お前もずいぶんとすごいな。なんだいったい、何が起きてる?こんなに強い魔力を感じたのは生まれて初めてだぞ?」
7色持ちに5色持ちだと?ありえん!
「ちびっこ、お前ら何者だ?」
鑑定石を持って来ればよかった。
なんだ?
凄まじいほどの魔力。
一体何者だ?本当に。
「わかんにゃいんだよ!きじゅいたら、森だったもん!ちょかとふたいだったんだも!」
突然、キレられたが……いつのまにかいたなら。
誰のものでもないな。それにこの国の人間でもないということか。
だからなのか?この凄まじい魔力は。
「ふーん。しかし、力が普通じゃねーだろ?」
「普通じゃないの?」
すこし上の子供が頭をかしげる。これを普通というのか!
ありえなかろう?だが、面白い。
「まってくれ。たしかにソカやショウの魔法はすごいが。二人は体力が普通以下なんだ。
魔力な特化しているだけじゃないのか?」
ハロルドが二人をかばう。だが、ハロルドまでいるのか。体力が普通以下で魔力がコレ?ありえねーだろ。つまり、もともと魔力が強くランクも高いのか?
「そうなのか?だが、これは魔力が、高すぎる。特にこのちびっこ……。もしかしてお前、女か?女なのか?」
魔力の高さと子供すぎて気がつかなかった。男でもいいと思っていたし、そもそもだ女で魔力が強いのは希少だからな。
「いや、ソカという子が女だというのはわかった……というか一目瞭然だ。だが、お前の力……強すぎるからな。そっちばかりに目がいった。それになあ……見た目がそれだからなあ。どっちかわからなかった。というか考えが浮かばなかった。まあ、別段……どちらでも構わないんだが。しかし、そーか。女か……。
決めた。
よし、お前、俺の子をうめ。」
そうだ、結婚して俺が養ってやればいい。こいつなら、結婚だけじゃなく、いつか俺の子も産めるかも。
まだ、小さいが受け答えから身体が小さいだけだろう。たぶん年齢は割と高いのだろう。
姉が10、この子は6になるくらいでいいのか?だが、それにしては小さいがな。
「聞こえたか?もちろん今すぐじゃあないぞ?まあ、10年くらい待てば、なんとかなるか……なるだろう?」
今は婚約くらいで、養ってやればいい。かなり可愛いしな。将来が楽しみだ。それに姉を見る限り、華奢に育ちそうだ。
だが、本当に人間なのだろうか?それは怪しいが。もしかしたら、精霊の血をひいているとか言わないよな?
「いやに決まってる!」
だが、即答!なんでだ。俺を拒否するのか?拒否されるのか?
「なんで?」
「いや!へんちゃい!」
へんちゃい?いや、変態か?
いやいや、俺は、まともだ。別にすぐにと言ってるわけじゃないが、結婚の申し込みは普通だろう?
「さっきも言ったが、すぐじゃなくていい。お前くらい高い魔力の女じゃなきゃダメなんだ!」
「ほか、ちゃがちぇ!」
くっ、あくまで俺を?なら、だ。たぶん、お互いが大事というなら。
「ほー、ならソカとか言ったな?まあ、ちと足りないが……いくつだ?」
「ちょかはダメ!あげにゃい!」
「私は、おじさんは趣味じゃないからいや。」
だが、ソカという姉の方にも完全に断られた。
「ソカをあんたにやる気はないよ?」
「同じくショウもやる気はない!」
ラナンとハリーにまで言われた。だが、お前ら俺から奪えるのか?
「力尽くでも、俺は欲しいなら奪うがな?」
しかしなんで、二人に速攻で断りを入れられるのだ?
俺は余裕ぶってはいたが、かなり動揺していた。
勇者に……元とはいえ……選ばれるなら最高の誉れじゃあないのか?
それに、『俺の子供を産んで欲しい』っていうのは、求愛の言葉で一位になった言葉だろう?前に聞いたぞ?
「なあ?強い男の子供を産めるんだ。良くないか?」
そう、皆が望む男の子供を産めるかもしれない結婚なんだぞ?
最高だろう?俺は全てを守ってやる!
「むかつおとこの子供をうむわけないだろ!バカにゃの?」
「「「「「ばかって?いったぞ……。」」」」」
ズキリと胸が痛んだ。俺の子は嫌だと。しかし相手は子供。なら、すこし挑発しとみるか?そう、乗るかもしれない。
「ほー?なら、俺と勝負しないか?」
しかし、頭が回る子だった。理想だ。頭の回転もよく、可愛いし力が強い。
「にゃんで?あたちは、なんも益がにゃい!」
まったく乗らない。
コソコソとミリオンが姉だというソカと話している。
「ねえ、本当にこの子3歳なの?なんか……子供に思えないんだけど。」
俺もそう思う。ん?3歳?
「んー、そうよねー。私も、ときたま思うよ。でも、これが正真正銘の子供なんよね。それにさあ、ママは、おっさんにとーってもモテるんだよ。本人全く気づかないんだけどね。」
「それは、なんというか……危ういわね?でも、わかる気はするわ。」
「うん。」
危険じゃないか。なら、なおさら俺が保護しなければ!
「ちょこ!あたちはちんけんなんらけろ!」
姉は妹に一度謝り、俺の方をむいて腰に手をあてる。
「ごめーん。でもさあ、おじさん。名前も名乗らず、ちょーっと失礼じゃない?それとも、私たちが子供だとか、庶民だとかで見下してるの?」
説教ムードなのは、何故なのか?
だが、やはり知らないのか。ならば、仕方がないのか?俺がだれかわかれば、もしかしたら色好い返事がもらえるかもしれない。
「ん?知らんのか?やはり、勇者だったとはいえ、認知度すくねーなあ。まあ、最近は仕事してないしな。すまなかったな。遅くなったが俺はロドリヌス。元勇者だ。」
「そうなんだ。私はソカ。妹はショウ。でもね、私たちはおじさんに付き合う気はないんだよ。」
おじさん……だが。たしかに。
しかし、だ。と言葉をひねり出す前にそこにいた兵士の頭が言った。
「いやいや。お嬢ちゃん。ロドリヌス様ほどの方の種を貰うなら、皆喜んで足を開くんじゃないかな?君たちも魔力は高い…「「ふざ(じゃ)けんな!」」
余計なことを!おかげですこぶる俺の評価が下がった。
そして、さらにラナンさえも怒らせる結果になった。
「元勇者だろうと、なかろうと。女がすぐ足を開くと思ったら大間違いだよ!全く。
ソカ、ショウ。練習にあまりならなかったが、胸糞悪い。帰ろうぜ。」
「らにゃんしゃん。」
「ラナンさん。」
「それだけ魔法が使えるなら、実践で大丈夫だよ。あたいが一緒に行ってやるし、二人くらい楽に抱っこできるから安心おし。
さ、こんな馬鹿な男どもはほって帰ろう。」
「「うん。」」
「いや、まてまてまてまて。」
言ったのは俺ではない。頼むから、話を聞いてほしい。
下からだけではだめか?すこし強めに?いや、さらに怒らせるだろ。
そうだ、まずはやはり謝らねばなるまい。怒らせたわけだからな。
「わかった。悪かった。」
「「「おい、ロドリヌス様が謝って……。」」」
周りがざわつく。
「らなんしゃん、ちょっととまって。」
謝ったのがよかったのか、とりあえず聞いてくれる気になったか?
ショウは、大きく息を吸ってから一気に喋った。それも大人のように淀みなく。
「あのね、ロドリヌスさん。あなたがどんなに偉くても、ソカやわたしには関係ないの。
初めて会ってだよ?いきなり子供を産め?バカにしているの?それとも、身分のない子供だから、自由になると思ったの?
それも魔力が高いからとか!ありえないね!
だったら探せばいいじゃない!
きっと、貴方みたいな『ゲス』な考えに賛同してくれる女性も、どこかにはいるかもしれない。その馬鹿な男たちと同じようにね。
でも、あたしとソカにそれを求めないでちょうだい。
もしも、次にあったときに、同じことを言うなら……あたしは死ぬ気でお相手するわ。自分の全ての力を使ってあなたを殺してあげる。ソカを守るためなら、私は一切手加減なんかしないから!」
にっこりと笑った顔がなんとも可愛らしくて、それでいて色気が。
どうも魔法で喋ったらしく、かなり魔力を使ったらしく終わるとぐったりとラナンにもたれる。……羨ましい。
「らなんしゃん、つかれた……。」
「え?あ、言葉……。」
「まほうつ、かったのー、つかれた。これ、ものちゅごくつかれる。」
「ママ、大丈夫?」
「ん、もう、やどにかえりたい。」
「ああ、そうだね。行こう。というわけだから、ミリ、ハロルド、ハリー。あたしらは宿に戻るよ!早いけどね。」
その場にいたものは、唖然とし見送る状態となってしまった。
しかし、俺は諦めなかった。
いや、絶対に諦めてなるものか。
10
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる