2 / 60
第2話:痛快なる反撃の狼煙
しおりを挟む
分厚い書類の束を、私は一枚、また一枚と、ゆっくりとめくってみせる。
その仕草一つで、会場の注目がさらに私へと集中するのが分かった。
いいわ、いいわよ。
もっと見て。
悪役令嬢イザベラの、最後の晴れ舞台を。
「まず、リリア様が階段から転落したとされる日の件。こちらに、現場に居合わせた複数名の生徒からの署名入り証言書がございます」
私は一枚の羊皮紙を、エドワード殿下の目の前に突きつけた。
そこには、十数名もの生徒の名前が、美しい筆記体で記されている。
「『リリア様は、急いで階段を駆け下りようとして、ご自分で足を踏み外された』……皆様、同じことを証言しておりますわ。殿下、これでもわたくしが突き落としたと仰いますの?」
「ぐっ……こ、これは貴様が無理やり書かせたに違いない!」
まだ往生際が悪い。
でも、その反応も計算済みだ。
「ご冗談を。ヴァインベルク公爵家の名誉にかけて、不正は一切ございません。それに……」
私はちらり、と会場の隅に視線を送る。
そこには、この国の治安を司る騎士団の、しかも団長自らが、厳しい表情で成り行きを見守っていた。
もちろん、私が事前に根回ししておいた人物だ。
「この証言書は全て、騎士団の方々の立ち会いの下で作成していただいた、正式なものでございます」
騎士団長が、重々しく頷く。
その動作一つで、殿下の言葉がただの「言い掛かり」であったことが、誰の目にも明らかになった。
エドワード殿下の顔が、みるみるうちに青ざめていく。
ざわめきが、波のように会場全体に広がっていく。
「つ、次に! 教科書を隠した件はどうなのだ!」
「そちらも、もちろん調べてございますわ」
私は次の書類を提示する。
そこには、一人の男子生徒の反省文が、涙の跡も生々しく添付されていた。
「リリア様に恋焦がれるあまり、気を引きたい一心で教科書を隠してしまった、と。彼は深く反省しております。もっとも、彼の恋心はリリア様に弄ばれていたようですが」
「なっ……!?」
リリアが、息を呑む。
図星だったらしい。
私は彼女を真っ直ぐに見つめて、慈しむような笑みを浮かべた。
「リリア様、おいたわしや。殿下という方がいながら、他の殿方にも思わせぶりな態度を取らねばならなかったなんて。さぞ、お辛かったことでしょう」
「ひっ……!」
これは、ただの皮肉じゃない。
牽制だ。
「これ以上、あなたの周囲の男性関係を洗いざらい公表されたくなければ、大人しくしていなさい」という、無言の圧力。
リリアの顔から血の気が引き、カタカタと震え始めた。
その様子に、さすがに周囲も「おや?」という雰囲気になる。
健気な聖女様にしては、少々、様子がおかしい。
「さ、最後にドレスの件だ! あれは間違いなく貴様の仕業だろう!」
もはやヤケクソ気味に叫ぶ殿下に、私は最後の一枚を差し出した。
「こちらが、給仕係の少年……ピーター君のお母様からの感謝状ですわ」
「……感謝状?」
訳が分からない、という顔の殿下。
無理もない。彼のシナリオには、こんな展開は無かったはずだから。
「ピーター君は、あの日、リリア様のドレスを汚してしまった責任を感じ、仕事を辞めようとしておりました。ですがわたくしは、彼を庇い、新しい仕事先まで斡旋して差し上げたのです。これはそのお礼のお手紙。……殿下、人の善意まで、わたくしの罪だと仰るのですか?」
静かな、しかし芯の通った声で問いかける。
もう、誰も私を疑う者はいなかった。
むしろ、非難の視線は、壇上で立ち尽くす王太子とヒロインへと、ゆっくりと向きを変え始めていた。
『なんてことだ……殿下は、無実のヴァインベルク嬢を……』
『リリア様も、なぜ黙っていたのかしら……』
『これは、とんでもない冤罪事件なのでは?』
空気が、完全にひっくり返った。
形勢逆転。
私の、完全勝利だ。
私は優雅に一礼し、書類の束を侍女に戻した。
そして、顔面蒼白のエドワード殿下に向き直り、はっきりと告げた。
「殿下。ご理解いただけましたでしょうか? わたくしは、あなたが仰るような罪は、一つとして犯しておりません」
「あ……う……」
言葉を失った殿下の隣で、リリアがしくしくと泣き始める。
あらあら、今度は同情を引く作戦かしら?
でも、もう遅い。
「そして、もう一つ。重大なことを申し上げなければなりません」
私は、すぅ、と息を吸い込んだ。
この日のために、ずっと練習してきたセリフ。
ずっと、言いたかった言葉。
「これほどまでにわたくしを信頼せず、一方的な思い込みで公衆の面前で辱めようとなさった方と、未来を共に歩むことなど到底できません」
だから、
「エドワード殿下。このイザベラ・フォン・ヴァインベルクより、貴方との婚約を破棄させていただきますわ!」
高らかに、晴れやかに。
私は人生で一番の笑顔で、そう言い放った。
やった……!
やったわ!
これで長年の呪縛から解放される!
待ってて、私のスローライフ!
そんな達成感に打ち震える私の耳に、予想だにしなかった声が、凛と響いた。
「――実に、見事な手際だ」
その声に、会場の誰もが息を呑み、一斉にある一点に注目した。
私も、例外ではなかった。
そこに立っていたのは、銀色の髪を月光のように輝かせ、氷の彫像のような美貌を持つ、一人の青年。
アレクシス・フォン・シュヴァルツシルト公爵。
『氷の公爵』と畏れられる、この国の若き英雄。
そして……ゲームでは、ヒロインの攻略対象の一人だったはずの、彼が。
なぜか、燃えるような、それでいて凍てつくような不思議な瞳で、私だけを真っ直ぐに見つめていた。
その仕草一つで、会場の注目がさらに私へと集中するのが分かった。
いいわ、いいわよ。
もっと見て。
悪役令嬢イザベラの、最後の晴れ舞台を。
「まず、リリア様が階段から転落したとされる日の件。こちらに、現場に居合わせた複数名の生徒からの署名入り証言書がございます」
私は一枚の羊皮紙を、エドワード殿下の目の前に突きつけた。
そこには、十数名もの生徒の名前が、美しい筆記体で記されている。
「『リリア様は、急いで階段を駆け下りようとして、ご自分で足を踏み外された』……皆様、同じことを証言しておりますわ。殿下、これでもわたくしが突き落としたと仰いますの?」
「ぐっ……こ、これは貴様が無理やり書かせたに違いない!」
まだ往生際が悪い。
でも、その反応も計算済みだ。
「ご冗談を。ヴァインベルク公爵家の名誉にかけて、不正は一切ございません。それに……」
私はちらり、と会場の隅に視線を送る。
そこには、この国の治安を司る騎士団の、しかも団長自らが、厳しい表情で成り行きを見守っていた。
もちろん、私が事前に根回ししておいた人物だ。
「この証言書は全て、騎士団の方々の立ち会いの下で作成していただいた、正式なものでございます」
騎士団長が、重々しく頷く。
その動作一つで、殿下の言葉がただの「言い掛かり」であったことが、誰の目にも明らかになった。
エドワード殿下の顔が、みるみるうちに青ざめていく。
ざわめきが、波のように会場全体に広がっていく。
「つ、次に! 教科書を隠した件はどうなのだ!」
「そちらも、もちろん調べてございますわ」
私は次の書類を提示する。
そこには、一人の男子生徒の反省文が、涙の跡も生々しく添付されていた。
「リリア様に恋焦がれるあまり、気を引きたい一心で教科書を隠してしまった、と。彼は深く反省しております。もっとも、彼の恋心はリリア様に弄ばれていたようですが」
「なっ……!?」
リリアが、息を呑む。
図星だったらしい。
私は彼女を真っ直ぐに見つめて、慈しむような笑みを浮かべた。
「リリア様、おいたわしや。殿下という方がいながら、他の殿方にも思わせぶりな態度を取らねばならなかったなんて。さぞ、お辛かったことでしょう」
「ひっ……!」
これは、ただの皮肉じゃない。
牽制だ。
「これ以上、あなたの周囲の男性関係を洗いざらい公表されたくなければ、大人しくしていなさい」という、無言の圧力。
リリアの顔から血の気が引き、カタカタと震え始めた。
その様子に、さすがに周囲も「おや?」という雰囲気になる。
健気な聖女様にしては、少々、様子がおかしい。
「さ、最後にドレスの件だ! あれは間違いなく貴様の仕業だろう!」
もはやヤケクソ気味に叫ぶ殿下に、私は最後の一枚を差し出した。
「こちらが、給仕係の少年……ピーター君のお母様からの感謝状ですわ」
「……感謝状?」
訳が分からない、という顔の殿下。
無理もない。彼のシナリオには、こんな展開は無かったはずだから。
「ピーター君は、あの日、リリア様のドレスを汚してしまった責任を感じ、仕事を辞めようとしておりました。ですがわたくしは、彼を庇い、新しい仕事先まで斡旋して差し上げたのです。これはそのお礼のお手紙。……殿下、人の善意まで、わたくしの罪だと仰るのですか?」
静かな、しかし芯の通った声で問いかける。
もう、誰も私を疑う者はいなかった。
むしろ、非難の視線は、壇上で立ち尽くす王太子とヒロインへと、ゆっくりと向きを変え始めていた。
『なんてことだ……殿下は、無実のヴァインベルク嬢を……』
『リリア様も、なぜ黙っていたのかしら……』
『これは、とんでもない冤罪事件なのでは?』
空気が、完全にひっくり返った。
形勢逆転。
私の、完全勝利だ。
私は優雅に一礼し、書類の束を侍女に戻した。
そして、顔面蒼白のエドワード殿下に向き直り、はっきりと告げた。
「殿下。ご理解いただけましたでしょうか? わたくしは、あなたが仰るような罪は、一つとして犯しておりません」
「あ……う……」
言葉を失った殿下の隣で、リリアがしくしくと泣き始める。
あらあら、今度は同情を引く作戦かしら?
でも、もう遅い。
「そして、もう一つ。重大なことを申し上げなければなりません」
私は、すぅ、と息を吸い込んだ。
この日のために、ずっと練習してきたセリフ。
ずっと、言いたかった言葉。
「これほどまでにわたくしを信頼せず、一方的な思い込みで公衆の面前で辱めようとなさった方と、未来を共に歩むことなど到底できません」
だから、
「エドワード殿下。このイザベラ・フォン・ヴァインベルクより、貴方との婚約を破棄させていただきますわ!」
高らかに、晴れやかに。
私は人生で一番の笑顔で、そう言い放った。
やった……!
やったわ!
これで長年の呪縛から解放される!
待ってて、私のスローライフ!
そんな達成感に打ち震える私の耳に、予想だにしなかった声が、凛と響いた。
「――実に、見事な手際だ」
その声に、会場の誰もが息を呑み、一斉にある一点に注目した。
私も、例外ではなかった。
そこに立っていたのは、銀色の髪を月光のように輝かせ、氷の彫像のような美貌を持つ、一人の青年。
アレクシス・フォン・シュヴァルツシルト公爵。
『氷の公爵』と畏れられる、この国の若き英雄。
そして……ゲームでは、ヒロインの攻略対象の一人だったはずの、彼が。
なぜか、燃えるような、それでいて凍てつくような不思議な瞳で、私だけを真っ直ぐに見つめていた。
247
あなたにおすすめの小説
なりゆきで妻になった割に大事にされている……と思ったら溺愛されてた
たぬきち25番
恋愛
男爵家の三女イリスに転生した七海は、貴族の夜会で相手を見つけることができずに女官になった。
女官として認められ、夜会を仕切る部署に配属された。
そして今回、既婚者しか入れない夜会の責任者を任せられた。
夜会当日、伯爵家のリカルドがどうしても公爵に会う必要があるので夜会会場に入れてほしいと懇願された。
だが、会場に入るためには結婚をしている必要があり……?
※本当に申し訳ないです、感想の返信できないかもしれません……
※他サイト様にも掲載始めました!
死亡予定の脇役令嬢に転生したら、断罪前に裏ルートで皇帝陛下に溺愛されました!?
六角
恋愛
「え、私が…断罪?処刑?――冗談じゃないわよっ!」
前世の記憶が蘇った瞬間、私、公爵令嬢スカーレットは理解した。
ここが乙女ゲームの世界で、自分がヒロインをいじめる典型的な悪役令嬢であり、婚約者のアルフォンス王太子に断罪される未来しかないことを!
その元凶であるアルフォンス王太子と聖女セレスティアは、今日も今日とて私の目の前で愛の劇場を繰り広げている。
「まあアルフォンス様! スカーレット様も本当は心優しい方のはずですわ。わたくしたちの真実の愛の力で彼女を正しい道に導いて差し上げましょう…!」
「ああセレスティア!君はなんて清らかなんだ!よし、我々の愛でスカーレットを更生させよう!」
(…………はぁ。茶番は他所でやってくれる?)
自分たちの恋路に酔いしれ、私を「救済すべき悪」と見なすめでたい頭の二人組。
あなたたちの自己満足のために私の首が飛んでたまるものですか!
絶望の淵でゲームの知識を総動員して見つけ出した唯一の活路。
それは血も涙もない「漆黒の皇帝」と万人に恐れられる若き皇帝ゼノン陛下に接触するという、あまりに危険な【裏ルート】だった。
「命惜しさにこの私に魂でも売りに来たか。愚かで滑稽で…そして実に唆る女だ、スカーレット」
氷の視線に射抜かれ覚悟を決めたその時。
冷酷非情なはずの皇帝陛下はなぜか私の悪あがきを心底面白そうに眺め、その美しい唇を歪めた。
「良いだろう。お前を私の『籠の中の真紅の鳥』として、この手ずから愛でてやろう」
その日から私の運命は激変!
「他の男にその瞳を向けるな。お前のすべては私のものだ」
皇帝陛下からの凄まじい独占欲と息もできないほどの甘い溺愛に、スカーレットの心臓は鳴りっぱなし!?
その頃、王宮では――。
「今頃スカーレットも一人寂しく己の罪を反省しているだろう」
「ええアルフォンス様。わたくしたちが彼女を温かく迎え入れてあげましょうね」
などと最高にズレた会話が繰り広げられていることを、彼らはまだ知らない。
悪役(笑)たちが壮大な勘違いをしている間に、最強の庇護者(皇帝陛下)からの溺愛ルート、確定です!
バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました
美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?
逃げたい悪役令嬢と、逃がさない王子
ねむたん
恋愛
セレスティーナ・エヴァンジェリンは今日も王宮の廊下を静かに歩きながら、ちらりと視線を横に流した。白いドレスを揺らし、愛らしく微笑むアリシア・ローゼンベルクの姿を目にするたび、彼女の胸はわずかに弾む。
(その調子よ、アリシア。もっと頑張って! あなたがしっかり王子を誘惑してくれれば、私は自由になれるのだから!)
期待に満ちた瞳で、影からこっそり彼女の奮闘を見守る。今日こそレオナルトがアリシアの魅力に落ちるかもしれない——いや、落ちてほしい。
断罪中、味方が多すぎて王子が孤立している件について
夏乃みのり
恋愛
バーンスタイン伯爵家の令嬢ラミリアは、魔力も剣の才能もない「ごく普通」の地味な女性。
ある日のパーティーで、婚約者であるジェラルド第二王子から「地味で無能で嫉妬深い」と罵られ、身に覚えのない罪で婚約破棄を突きつけられてしまう。
しかし、断罪劇は予想外の展開へ。
偽聖女と追放された私は、辺境で定食屋をはじめます~こっそり生活魔法で味付けしていたら、氷の騎士団長様が毎日通ってくるんですけど!?~
咲月ねむと
恋愛
【アルファポリス女性向けHOTランキング1位達成作品!!】
あらすじ
「役立たずの偽聖女め、この国から出て行け!」
聖女として召喚されたものの、地味な【生活魔法】しか使えず「ハズレ」の烙印を押されたエリーナ。
彼女は婚約者である王太子に婚約破棄され、真の聖女と呼ばれる義妹の陰謀によって国外追放されてしまう。
しかし、エリーナはめげなかった。
実は彼女の【生活魔法】は、一瞬で廃墟を新築に変え、どんな食材も極上の味に変えるチートスキルだったのだ!
北の辺境の地へ辿り着いたエリーナは、念願だった自分の定食屋『陽だまり亭』をオープンする。
すると、そこへ「氷の騎士団長」と恐れられる冷徹な美形騎士・クラウスがやってきて――。
「……味がする。お前の料理だけが、俺の呪いを解いてくれるんだ」
とある呪いで味覚を失っていた彼は、エリーナの料理にだけ味を感じると判明。
以来、彼は毎日のように店に通い詰め、高額な代金を置いていったり、邪魔する敵を排除したりと、エリーナを過保護なまでに溺愛し始める。
最強の騎士団長と騎士たちに胃袋を掴んで守られながら、エリーナは辺境で幸せなスローライフを満喫中?
ヒロインしか愛さないはずの公爵様が、なぜか悪女の私を手放さない
魚谷
恋愛
伯爵令嬢イザベラは多くの男性と浮名を流す悪女。
そんな彼女に公爵家当主のジークベルトとの縁談が持ち上がった。
ジークベルトと対面した瞬間、前世の記憶がよみがえり、この世界が乙女ゲームであることを自覚する。
イザベラは、主要攻略キャラのジークベルトの裏の顔を知ってしまったがために、冒頭で殺されてしまうモブキャラ。
ゲーム知識を頼りに、どうにか冒頭死を回避したイザベラは最弱魔法と言われる付与魔法と前世の知識を頼りに便利グッズを発明し、離婚にそなえて資金を確保する。
いよいよジークベルトが、乙女ゲームのヒロインと出会う。
離婚を切り出されることを待っていたイザベラだったが、ジークベルトは平然としていて。
「どうして俺がお前以外の女を愛さなければならないんだ?」
予想外の溺愛が始まってしまう!
(世界の平和のためにも)ヒロインに惚れてください、公爵様!!
虚弱体質?の脇役令嬢に転生したので、食事療法を始めました
たくわん
恋愛
「跡継ぎを産めない貴女とは結婚できない」婚約者である公爵嫡男アレクシスから、冷酷に告げられた婚約破棄。その場で新しい婚約者まで紹介される屈辱。病弱な侯爵令嬢セラフィーナは、社交界の哀れみと嘲笑の的となった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる