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第一話:気づいたら、悪役令嬢でした。
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ふと、意識が浮上する。
目に飛び込んできたのは、見たこともない豪奢な天蓋(てんがい)だった。
繊細な金糸の刺繍が施された、とろけるように滑らかなシルクのカーテン。
ふわりと鼻腔をくすぐる、上品で甘い花の香り。
(……どこ、ここ?)
体を起こそうとして、自分の体に違和感を覚えた。
長い。
手足が、なんだか異常に長いのだ。
おそるおそる自分の手を見れば、驚くほど白く、細く、そして華奢な指。
前世で、キーボードを叩きすぎて少し骨張っていた私の手とは似ても似つかない。
慌ててベッドサイドに置かれた、アンティーク調の大きな姿見の前に立つ。
鏡に映っていたのは――
絹のように艶やかなプラチナブロンドの髪。
夜空に浮かぶ月を閉じ込めたかのような、神秘的な紫色の瞳。
透き通るような白い肌に、薔薇色の唇。
まるで、おとぎ話のお姫様。
いや、違う。
この顔には、見覚えがあった。
「セレスティナ……・フォン・ヴァレンシュタイン……」
鏡の中の美少女が、私と同じように唇を動かす。
その名前を呟いた瞬間、頭の中に奔流のように記憶が流れ込んできた。
知らないはずの記憶。
このヴァレンシュタイン公爵家の一人娘、セレスティナとしての16年間の記憶が。
そして、それと同時に思い出す。
前世の私――ごく普通のOLとして生きていた、しがないオタクだった私の記憶を。
(う、そでしょ……!?)
セレスティナ・フォン・ヴァレンシュタイン。
彼女は、私が前世でどっぷりハマっていた乙女ゲーム、『クリムゾン・ラヴァーズ』の悪役令嬢の名前だ。
『クリムゾン・ラヴァーズ』は、王道を征く恋愛ファンタジーゲーム。
平民でありながら聖なる力に目覚めたヒロインが、王立魔導学園を舞台に、攻略対象の王子や騎士団長たちと恋に落ちていく物語。
そして、このセレスティナは、攻略対象の一人である第一王子アルフォンスの婚約者。
家柄も美貌も兼ね備えているが、プライドが高く嫉妬深い。
平民のヒロインを目の敵にし、ありとあらゆる嫌がらせを繰り返した結果――
ゲームのクライマックスである卒業パーティーで、それまでの悪事をすべて暴かれ、断罪される。
その末路は、国外追放か、良くて修道院送り。
バッドエンドによっては、闇の組織に売られて……なんていう悲惨なものまであった。
(待って、待って、待って!!)
頭が真っ白になる。
混乱する頭で必死に記憶をたどる。
ゲームの開始時期は、ヒロインが学園に入学する年。
そして断罪イベントは、その一年後の卒業パーティー。
今のセレスティナの年齢は、16歳。
断罪イベントまで、あと……ちょうど一年。
「冗談じゃないわよっ!!!!」
思わず叫んだ声は、鈴を転がすように可憐なソプラノだった。
自分の声じゃないみたいで、さらにゾッとする。
誰が好き好んで、そんな破滅ルートまっしぐらの悪役令嬢になんてなりたいものか!
私はただ、平和に生きて、時々推しのグッズを愛でるだけの慎ましい生活が送れればそれでよかったのに!
(そうだ、推し……)
『クリムゾン・ラヴァーズ』における私の最推し。
それは、攻略対象のキラキラ王子様たちではなかった。
もちろん、ヒロインでもない。
私の心を鷲掴みにして離さなかったのは、敵国であるアークライト皇国の冷酷非道な皇子――ゼノン・アークライト。
ゲーム本編では、主人公たちの前に立ちはだかる最大の敵役。
黒髪に血のような赤い瞳を持つ、息を呑むほど美しい男。
冷酷で、残忍で、目的のためなら手段を選ばない。
そんなダークヒーローっぷりが、私の厨二心を的確に撃ち抜いたのだ。
彼が主人公たちの手によって討たれるエンディングでは、三日三晩泣き明かしたものだ。
二次創作を漁り、彼が幸せになるifストーリーを妄想するのが、私の生き甲斐だったのに。
……いや、違う。
今は感傷に浸っている場合じゃない。
ゼノンは、セレスティナの破滅に一枚噛んでいる存在でもある。
彼にそそのかされ、禁断の闇魔法に手を出した結果、暴走して断罪される、という最悪のルートも存在した。
つまり、彼もまた、私の破滅フラグの一つなのだ。
(推しが破滅フラグ……なんという地獄……)
頭を抱えてベッドに突っ伏す。
ふかふかのベッドが、私の絶望を優しく受け止めてくれた。
でも。
いつまでもこうしてはいられない。
「絶対に、回避してみせる……!」
幸い、私にはゲームの知識がある。
どの選択肢が好感度を上げ、どのイベントが破滅フラグに繋がるか、すべて把握している。
ヒロインへの嫌がらせ? しません。
王子へのストーカーまがいの執着? やめます。
ゼノンの甘い言葉? 乗りません。
完璧な淑女として振る舞い、誰からも恨みを買わず、円満に婚約を解消して、あとは領地の片隅でひっそりと隠居生活を送る。
それが私の目標だ。
「よし……!」
拳を握りしめ、決意を新たにした、その時だった。
コン、コン。
控えめなノックの音と共に、扉の外から声がした。
「セレスティナお嬢様。アルフォンス殿下がお見えです」
「――は?」
アルフォンス殿下。
私の婚約者にして、この国の第一王子。
そして、ゲームのメイン攻略対象。
セレスティナが最も執着し、破滅の引き金を引くことになる相手。
(来るのが早すぎるんですけど!?)
心の準備が全くできていない!
混乱する私の耳に、侍女の困ったような声が再び届く。
「お嬢様……? 殿下をお通ししても、よろしいでしょうか?」
どうする、私!?
最初の関門は、あまりにも突然やってきた。
目に飛び込んできたのは、見たこともない豪奢な天蓋(てんがい)だった。
繊細な金糸の刺繍が施された、とろけるように滑らかなシルクのカーテン。
ふわりと鼻腔をくすぐる、上品で甘い花の香り。
(……どこ、ここ?)
体を起こそうとして、自分の体に違和感を覚えた。
長い。
手足が、なんだか異常に長いのだ。
おそるおそる自分の手を見れば、驚くほど白く、細く、そして華奢な指。
前世で、キーボードを叩きすぎて少し骨張っていた私の手とは似ても似つかない。
慌ててベッドサイドに置かれた、アンティーク調の大きな姿見の前に立つ。
鏡に映っていたのは――
絹のように艶やかなプラチナブロンドの髪。
夜空に浮かぶ月を閉じ込めたかのような、神秘的な紫色の瞳。
透き通るような白い肌に、薔薇色の唇。
まるで、おとぎ話のお姫様。
いや、違う。
この顔には、見覚えがあった。
「セレスティナ……・フォン・ヴァレンシュタイン……」
鏡の中の美少女が、私と同じように唇を動かす。
その名前を呟いた瞬間、頭の中に奔流のように記憶が流れ込んできた。
知らないはずの記憶。
このヴァレンシュタイン公爵家の一人娘、セレスティナとしての16年間の記憶が。
そして、それと同時に思い出す。
前世の私――ごく普通のOLとして生きていた、しがないオタクだった私の記憶を。
(う、そでしょ……!?)
セレスティナ・フォン・ヴァレンシュタイン。
彼女は、私が前世でどっぷりハマっていた乙女ゲーム、『クリムゾン・ラヴァーズ』の悪役令嬢の名前だ。
『クリムゾン・ラヴァーズ』は、王道を征く恋愛ファンタジーゲーム。
平民でありながら聖なる力に目覚めたヒロインが、王立魔導学園を舞台に、攻略対象の王子や騎士団長たちと恋に落ちていく物語。
そして、このセレスティナは、攻略対象の一人である第一王子アルフォンスの婚約者。
家柄も美貌も兼ね備えているが、プライドが高く嫉妬深い。
平民のヒロインを目の敵にし、ありとあらゆる嫌がらせを繰り返した結果――
ゲームのクライマックスである卒業パーティーで、それまでの悪事をすべて暴かれ、断罪される。
その末路は、国外追放か、良くて修道院送り。
バッドエンドによっては、闇の組織に売られて……なんていう悲惨なものまであった。
(待って、待って、待って!!)
頭が真っ白になる。
混乱する頭で必死に記憶をたどる。
ゲームの開始時期は、ヒロインが学園に入学する年。
そして断罪イベントは、その一年後の卒業パーティー。
今のセレスティナの年齢は、16歳。
断罪イベントまで、あと……ちょうど一年。
「冗談じゃないわよっ!!!!」
思わず叫んだ声は、鈴を転がすように可憐なソプラノだった。
自分の声じゃないみたいで、さらにゾッとする。
誰が好き好んで、そんな破滅ルートまっしぐらの悪役令嬢になんてなりたいものか!
私はただ、平和に生きて、時々推しのグッズを愛でるだけの慎ましい生活が送れればそれでよかったのに!
(そうだ、推し……)
『クリムゾン・ラヴァーズ』における私の最推し。
それは、攻略対象のキラキラ王子様たちではなかった。
もちろん、ヒロインでもない。
私の心を鷲掴みにして離さなかったのは、敵国であるアークライト皇国の冷酷非道な皇子――ゼノン・アークライト。
ゲーム本編では、主人公たちの前に立ちはだかる最大の敵役。
黒髪に血のような赤い瞳を持つ、息を呑むほど美しい男。
冷酷で、残忍で、目的のためなら手段を選ばない。
そんなダークヒーローっぷりが、私の厨二心を的確に撃ち抜いたのだ。
彼が主人公たちの手によって討たれるエンディングでは、三日三晩泣き明かしたものだ。
二次創作を漁り、彼が幸せになるifストーリーを妄想するのが、私の生き甲斐だったのに。
……いや、違う。
今は感傷に浸っている場合じゃない。
ゼノンは、セレスティナの破滅に一枚噛んでいる存在でもある。
彼にそそのかされ、禁断の闇魔法に手を出した結果、暴走して断罪される、という最悪のルートも存在した。
つまり、彼もまた、私の破滅フラグの一つなのだ。
(推しが破滅フラグ……なんという地獄……)
頭を抱えてベッドに突っ伏す。
ふかふかのベッドが、私の絶望を優しく受け止めてくれた。
でも。
いつまでもこうしてはいられない。
「絶対に、回避してみせる……!」
幸い、私にはゲームの知識がある。
どの選択肢が好感度を上げ、どのイベントが破滅フラグに繋がるか、すべて把握している。
ヒロインへの嫌がらせ? しません。
王子へのストーカーまがいの執着? やめます。
ゼノンの甘い言葉? 乗りません。
完璧な淑女として振る舞い、誰からも恨みを買わず、円満に婚約を解消して、あとは領地の片隅でひっそりと隠居生活を送る。
それが私の目標だ。
「よし……!」
拳を握りしめ、決意を新たにした、その時だった。
コン、コン。
控えめなノックの音と共に、扉の外から声がした。
「セレスティナお嬢様。アルフォンス殿下がお見えです」
「――は?」
アルフォンス殿下。
私の婚約者にして、この国の第一王子。
そして、ゲームのメイン攻略対象。
セレスティナが最も執着し、破滅の引き金を引くことになる相手。
(来るのが早すぎるんですけど!?)
心の準備が全くできていない!
混乱する私の耳に、侍女の困ったような声が再び届く。
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