12 / 31
第十二話 “愛さない契約”なのに、宰相様の世話焼きが止まらない
しおりを挟む
勝利の朝は、甘い香りと共にやってきた。
「……ん」
私が目を開けると、そこは天蓋付きのキングサイズベッドの上だった。 隣を見ると、すでにアシュ様の姿はない。 代わりに、サイドテーブルには湯気を立てる紅茶と、山盛りの焼き菓子が置かれていた。
「起きたか、リディア」
部屋の奥にあるウォークインクローゼットから、着替えを済ませたアシュ様が出てきた。 今日も今日とて、非の打ち所がない完璧な宰相スタイルだ。
「おはようございます、アシュ様。このお菓子は……」
「昨日の公約だ。君の脳は昨日の法廷闘争で大量の糖分を消費した。よって、朝食前に摂取するのが最も合理的だ」
アシュ様は真顔で言いながら、ベッドサイドに歩み寄ってきた。 そして、私が起き上がろうとするのを手で制し、マカロンを一つ摘んで私の口元に差し出した。
「あーん」
「は?」
思考が停止した。 今、この氷の宰相様は、幼児にするような真似を私に求めているの?
「手が汚れるだろう。私が直接供給する方が効率的だ」
「い、いえ! 自分で食べられますわ! それに、まだ顔も洗っていませんし……」
「君の寝起き顔は、すでに観測済みだ。多少髪が爆発していようと、私の評価(スペック査定)に変動はない。さあ、口を開けろ」
有無を言わせぬ圧力。 私は抵抗を諦め、パクりとマカロンを口にした。 サクッとした食感と、フランボワーズの甘酸っぱさが広がる。美味しい。悔しいけれど、最高に美味しい。
「よろしい」
アシュ様は満足げに頷くと、今度は私の乱れた髪に手を伸ばした。 彼の長い指が、櫛のように髪を梳いていく。
「ちょ、アシュ様!?」
「じっとしていろ。寝癖がついている。このままでは宰相夫人としての品位に関わる」
彼はドレッサーから本物の櫛を持ってくると、私の背後に回り、丁寧に髪を整え始めた。 その手つきは、驚くほど優しい。 普段、書類を捌いている時の機械的な動きとは大違いだ。
「……あの、アシュ様。こういうのはメイドの仕事では?」
「ニナは今、君のドレスのアイロンがけに回している。人手が足りない以上、私が実行するのが最適解だ」
嘘がつけない契約。 つまり、彼は本気で「自分がやるのが一番早い」と思っているのだ。 でも。
「……髪質が良いな。触れていて心地いい」
ボソリと、独り言のような本音が頭上から降ってきた。
ドクン。 心臓が跳ねる。 鏡越しに見えるアシュ様は、いつもの無表情だ。でも、その手は私の髪を慈しむように、何度も何度も撫でている。
これ、本当に『愛さない契約』してます? もしかして契約書に『妻をペットのように愛でる』という隠し条項でもありましたっけ?
「終わったぞ。……完璧だ」
アシュ様は私の髪に、仕上げのキス――のような吐息を落とし、離れた。 私は顔が沸騰しそうで、鏡を見ることができなかった。
◇
その後、私たちは揃って宰相府へと出勤した。 昨日の今日だ。私が執務室に入ると、部下の文官たちが一斉に起立し、尊敬と畏怖の混じった眼差しで迎えてくれた。 「悪魔(教会)を論破した女神」という新しい二つ名が聞こえた気がするけど、聞かなかったことにしよう。
「リディア、君の席はここだ」
アシュ様が指差したのは、彼の執務机の真横――もはや合体していると言ってもいい距離――に新設されたデスクだった。
「……近くありませんこと?」
「遠いと書類の受け渡しに〇・五秒のロスが生じる。非効率だ」
はいはい、合理的合理的。 私は溜息をつきつつ、席に着いた。
仕事が始まると、アシュ様はやはり『氷の宰相』だった。 凄まじい速度で決裁を行い、部下に冷徹な指示を飛ばす。 私も負けじと、昨日の裁判で押収した教会側の裏帳簿の解析を始めた。数字と契約書の矛盾を見つけるのは、私の得意分野だ。
「……アシュ様。ここの支出、おかしいですわ。修繕費名目で、巨額の資金が『闇ギルド』らしき口座に流れています」
「ほう。見せてみろ」
アシュ様が私の手元を覗き込む。 その時、彼の手が私の手に重なった。 ビクッとして引っ込めようとしたが、彼はさらに強く握り込んできた。
「動くな。指差している箇所が見えない」
「口で説明しますから!」
「視覚情報と君の解説、両方を同時に処理する方が確実だ」
彼はそう言って、私を背後から包み込むような体勢で、書類を読み込み始めた。 彼の体温が背中に伝わる。 耳元で彼の吐息が聞こえる。 部下たちが「見ちゃいけないものを見た」という顔で書類に顔を埋めているのが視界の端に見える。
これは……職場内セクハラ(無自覚)では? でも、『嘘がつけない』彼が平然としているということは、本当に邪念がないのだ。 邪念がないなら、ドキドキしている私の方が不純だというの?
「……素晴らしいな、リディア」
不意に、アシュ様が耳元で囁いた。
「この隠蔽工作、通常の監査官なら見落とすレベルだ。それを一瞬で見抜くとは。……やはり君は、私の最高の相棒(パートナー)だ」
相棒。 その言葉に、胸の奥がじんわりと温かくなる。 王太子には「可愛げがない」「理屈っぽい」と疎まれた私の才能。 それを、この人は「素晴らしい」と肯定してくれる。 必要としてくれる。
「……ありがとう、ございます」
私が小さく呟くと、アシュ様の左手の指輪がチクリと熱を持った。 『――愛おしい』
え? 今、何か聞こえた? アシュ様の口は動いていない。 でも、指輪を通じて、直接脳内に響いてきたような……。
私が驚いて振り返ると、アシュ様はハッとしたように顔を背けた。 その耳は、朝よりもさらに赤くなっていた。
「……休憩だ。コーヒーを淹れる」
彼は逃げるように給湯室へと向かってしまった。 残された私は、自分の薬指の指輪を見つめる。 この『真実の誓約印』。 もしかして、言葉にしなくても、強すぎる本音(感情)が漏れ聞こえてしまう機能までついているんじゃ……。
だとしたら、今の『愛おしい』って……。
いやいやいや! まさかね! きっと「(有能な部下として)愛おしい」って意味よ! 私は必死に自分に言い聞かせ、赤くなった頬をパタパタと扇いだ。
◇
そんな、甘くも胃の痛い平和な時間が破られたのは、夕刻のことだった。
執務室の扉が乱暴に叩かれ、顔色を変えた警備隊長が飛び込んできた。
「閣下! 緊急事態です!」
「騒々しい。簡潔に報告しろ」
アシュ様はコーヒーカップを置き、瞬時に冷徹な宰相の顔に戻った。
「『セーフハウス・ベータ』より入電! 襲撃を受けています!」
ガタッ。 私が椅子を蹴って立ち上がった。 セーフハウス・ベータ。 そこは、昨夜保護したミレイユ様を匿っている場所だ。
「襲撃者は?」
「所属不明の武装集団ですが……装備が『聖騎士団』の非正規部隊と酷似しているとのこと。数が多く、現地の警備兵だけでは持ちこたえられません!」
「……なるほど。法で勝てぬなら暴力か。野蛮な連中だ」
アシュ様の瞳が、凍てつくような殺気を帯びた。 彼は立ち上がり、壁にかけてあった漆黒のマントを羽織った。
「リディア、行くぞ」
「はい!」
「君はここで待機……と言っても聞かないだろう?」
「当然です。ミレイユ様は私の大切な『共犯者』ですもの。それに、私が行けば、彼らに『法的・政治的な手出し』を躊躇させられます」
アシュ様はニヤリと笑った。
「合理的だ。いいだろう、ついて来い。……ただし」
彼は私の腰に手を回し、ぐっと引き寄せた。
「私の背中から離れるな。傷一つでもつけたら、教会ごと地図から消すことになるからな」
「……善処しますわ」
私たちは執務室を飛び出した。 平和な夫婦ごっこ(契約)はここまで。 ここからは、悪役令嬢と氷の宰相による、実力行使の時間だ。
待っていなさい、ミレイユ。 そして、往生際の悪いおっさんたち。 私とアシュ様の『新婚旅行』の行き先が、あなたたちの殲滅現場になるとは運がないわね!
「……ん」
私が目を開けると、そこは天蓋付きのキングサイズベッドの上だった。 隣を見ると、すでにアシュ様の姿はない。 代わりに、サイドテーブルには湯気を立てる紅茶と、山盛りの焼き菓子が置かれていた。
「起きたか、リディア」
部屋の奥にあるウォークインクローゼットから、着替えを済ませたアシュ様が出てきた。 今日も今日とて、非の打ち所がない完璧な宰相スタイルだ。
「おはようございます、アシュ様。このお菓子は……」
「昨日の公約だ。君の脳は昨日の法廷闘争で大量の糖分を消費した。よって、朝食前に摂取するのが最も合理的だ」
アシュ様は真顔で言いながら、ベッドサイドに歩み寄ってきた。 そして、私が起き上がろうとするのを手で制し、マカロンを一つ摘んで私の口元に差し出した。
「あーん」
「は?」
思考が停止した。 今、この氷の宰相様は、幼児にするような真似を私に求めているの?
「手が汚れるだろう。私が直接供給する方が効率的だ」
「い、いえ! 自分で食べられますわ! それに、まだ顔も洗っていませんし……」
「君の寝起き顔は、すでに観測済みだ。多少髪が爆発していようと、私の評価(スペック査定)に変動はない。さあ、口を開けろ」
有無を言わせぬ圧力。 私は抵抗を諦め、パクりとマカロンを口にした。 サクッとした食感と、フランボワーズの甘酸っぱさが広がる。美味しい。悔しいけれど、最高に美味しい。
「よろしい」
アシュ様は満足げに頷くと、今度は私の乱れた髪に手を伸ばした。 彼の長い指が、櫛のように髪を梳いていく。
「ちょ、アシュ様!?」
「じっとしていろ。寝癖がついている。このままでは宰相夫人としての品位に関わる」
彼はドレッサーから本物の櫛を持ってくると、私の背後に回り、丁寧に髪を整え始めた。 その手つきは、驚くほど優しい。 普段、書類を捌いている時の機械的な動きとは大違いだ。
「……あの、アシュ様。こういうのはメイドの仕事では?」
「ニナは今、君のドレスのアイロンがけに回している。人手が足りない以上、私が実行するのが最適解だ」
嘘がつけない契約。 つまり、彼は本気で「自分がやるのが一番早い」と思っているのだ。 でも。
「……髪質が良いな。触れていて心地いい」
ボソリと、独り言のような本音が頭上から降ってきた。
ドクン。 心臓が跳ねる。 鏡越しに見えるアシュ様は、いつもの無表情だ。でも、その手は私の髪を慈しむように、何度も何度も撫でている。
これ、本当に『愛さない契約』してます? もしかして契約書に『妻をペットのように愛でる』という隠し条項でもありましたっけ?
「終わったぞ。……完璧だ」
アシュ様は私の髪に、仕上げのキス――のような吐息を落とし、離れた。 私は顔が沸騰しそうで、鏡を見ることができなかった。
◇
その後、私たちは揃って宰相府へと出勤した。 昨日の今日だ。私が執務室に入ると、部下の文官たちが一斉に起立し、尊敬と畏怖の混じった眼差しで迎えてくれた。 「悪魔(教会)を論破した女神」という新しい二つ名が聞こえた気がするけど、聞かなかったことにしよう。
「リディア、君の席はここだ」
アシュ様が指差したのは、彼の執務机の真横――もはや合体していると言ってもいい距離――に新設されたデスクだった。
「……近くありませんこと?」
「遠いと書類の受け渡しに〇・五秒のロスが生じる。非効率だ」
はいはい、合理的合理的。 私は溜息をつきつつ、席に着いた。
仕事が始まると、アシュ様はやはり『氷の宰相』だった。 凄まじい速度で決裁を行い、部下に冷徹な指示を飛ばす。 私も負けじと、昨日の裁判で押収した教会側の裏帳簿の解析を始めた。数字と契約書の矛盾を見つけるのは、私の得意分野だ。
「……アシュ様。ここの支出、おかしいですわ。修繕費名目で、巨額の資金が『闇ギルド』らしき口座に流れています」
「ほう。見せてみろ」
アシュ様が私の手元を覗き込む。 その時、彼の手が私の手に重なった。 ビクッとして引っ込めようとしたが、彼はさらに強く握り込んできた。
「動くな。指差している箇所が見えない」
「口で説明しますから!」
「視覚情報と君の解説、両方を同時に処理する方が確実だ」
彼はそう言って、私を背後から包み込むような体勢で、書類を読み込み始めた。 彼の体温が背中に伝わる。 耳元で彼の吐息が聞こえる。 部下たちが「見ちゃいけないものを見た」という顔で書類に顔を埋めているのが視界の端に見える。
これは……職場内セクハラ(無自覚)では? でも、『嘘がつけない』彼が平然としているということは、本当に邪念がないのだ。 邪念がないなら、ドキドキしている私の方が不純だというの?
「……素晴らしいな、リディア」
不意に、アシュ様が耳元で囁いた。
「この隠蔽工作、通常の監査官なら見落とすレベルだ。それを一瞬で見抜くとは。……やはり君は、私の最高の相棒(パートナー)だ」
相棒。 その言葉に、胸の奥がじんわりと温かくなる。 王太子には「可愛げがない」「理屈っぽい」と疎まれた私の才能。 それを、この人は「素晴らしい」と肯定してくれる。 必要としてくれる。
「……ありがとう、ございます」
私が小さく呟くと、アシュ様の左手の指輪がチクリと熱を持った。 『――愛おしい』
え? 今、何か聞こえた? アシュ様の口は動いていない。 でも、指輪を通じて、直接脳内に響いてきたような……。
私が驚いて振り返ると、アシュ様はハッとしたように顔を背けた。 その耳は、朝よりもさらに赤くなっていた。
「……休憩だ。コーヒーを淹れる」
彼は逃げるように給湯室へと向かってしまった。 残された私は、自分の薬指の指輪を見つめる。 この『真実の誓約印』。 もしかして、言葉にしなくても、強すぎる本音(感情)が漏れ聞こえてしまう機能までついているんじゃ……。
だとしたら、今の『愛おしい』って……。
いやいやいや! まさかね! きっと「(有能な部下として)愛おしい」って意味よ! 私は必死に自分に言い聞かせ、赤くなった頬をパタパタと扇いだ。
◇
そんな、甘くも胃の痛い平和な時間が破られたのは、夕刻のことだった。
執務室の扉が乱暴に叩かれ、顔色を変えた警備隊長が飛び込んできた。
「閣下! 緊急事態です!」
「騒々しい。簡潔に報告しろ」
アシュ様はコーヒーカップを置き、瞬時に冷徹な宰相の顔に戻った。
「『セーフハウス・ベータ』より入電! 襲撃を受けています!」
ガタッ。 私が椅子を蹴って立ち上がった。 セーフハウス・ベータ。 そこは、昨夜保護したミレイユ様を匿っている場所だ。
「襲撃者は?」
「所属不明の武装集団ですが……装備が『聖騎士団』の非正規部隊と酷似しているとのこと。数が多く、現地の警備兵だけでは持ちこたえられません!」
「……なるほど。法で勝てぬなら暴力か。野蛮な連中だ」
アシュ様の瞳が、凍てつくような殺気を帯びた。 彼は立ち上がり、壁にかけてあった漆黒のマントを羽織った。
「リディア、行くぞ」
「はい!」
「君はここで待機……と言っても聞かないだろう?」
「当然です。ミレイユ様は私の大切な『共犯者』ですもの。それに、私が行けば、彼らに『法的・政治的な手出し』を躊躇させられます」
アシュ様はニヤリと笑った。
「合理的だ。いいだろう、ついて来い。……ただし」
彼は私の腰に手を回し、ぐっと引き寄せた。
「私の背中から離れるな。傷一つでもつけたら、教会ごと地図から消すことになるからな」
「……善処しますわ」
私たちは執務室を飛び出した。 平和な夫婦ごっこ(契約)はここまで。 ここからは、悪役令嬢と氷の宰相による、実力行使の時間だ。
待っていなさい、ミレイユ。 そして、往生際の悪いおっさんたち。 私とアシュ様の『新婚旅行』の行き先が、あなたたちの殲滅現場になるとは運がないわね!
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
愛していました。待っていました。でもさようなら。
彩柚月
ファンタジー
魔の森を挟んだ先の大きい街に出稼ぎに行った夫。待てども待てども帰らない夫を探しに妻は魔の森に脚を踏み入れた。
やっと辿り着いた先で見たあなたは、幸せそうでした。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
【完結】英雄様、婚約破棄なさるなら我々もこれにて失礼いたします。
紺
ファンタジー
「婚約者であるニーナと誓いの破棄を望みます。あの女は何もせずのうのうと暮らしていた役立たずだ」
実力主義者のホリックは魔王討伐戦を終結させた褒美として国王に直談判する。どうやら戦争中も優雅に暮らしていたニーナを嫌っており、しかも戦地で出会った聖女との結婚を望んでいた。英雄となった自分に酔いしれる彼の元に、それまで苦楽を共にした仲間たちが寄ってきて……
「「「ならば我々も失礼させてもらいましょう」」」
信頼していた部下たちは唐突にホリックの元を去っていった。
微ざまぁあり。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
ちゃんと忠告をしましたよ?
柚木ゆず
ファンタジー
ある日の、放課後のことでした。王立リザエンドワール学院に籍を置く私フィーナは、生徒会長を務められているジュリアルス侯爵令嬢アゼット様に呼び出されました。
「生徒会の仲間である貴方様に、婚約祝いをお渡したくてこうしておりますの」
アゼット様はそのように仰られていますが、そちらは嘘ですよね? 私は最愛の方に護っていただいているので、貴方様に悪意があると気付けるのですよ。
アゼット様。まだ間に合います。
今なら、引き返せますよ?
※現在体調の影響により、感想欄を一時的に閉じさせていただいております。
【完結】精霊に選ばれなかった私は…
まりぃべる
ファンタジー
ここダロックフェイ国では、5歳になると精霊の森へ行く。精霊に選んでもらえれば、将来有望だ。
しかし、キャロル=マフェソン辺境伯爵令嬢は、精霊に選んでもらえなかった。
選ばれた者は、王立学院で将来国の為になるべく通う。
選ばれなかった者は、教会の学校で一般教養を学ぶ。
貴族なら、より高い地位を狙うのがステータスであるが…?
☆世界観は、緩いですのでそこのところご理解のうえ、お読み下さるとありがたいです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる