「魔力がない」と婚約破棄されましたが、私を拾ったのは剣聖と呼ばれる傭兵王でした〜金で地位を買った元婚約者様、私の夫に勝てると思いましたか?〜

放浪人

文字の大きさ
5 / 20

第五話:戦場へのピクニック〜純銀の鎧で着飾った元婚約者様、その重装備で泥の森を歩けるのですか?〜

しおりを挟む
 国境付近での紛争勃発に伴い、私たち傭兵団『鉄の牙』にも、王国の正規軍への協力要請が届いた。  名目は「後方支援」および「遊撃部隊」。  聞こえはいいが、要するに「面倒な汚れ仕事や危険な偵察は、使い捨ての傭兵にやらせろ」ということだ。

 砦の広場で、出陣の準備が進められている。  以前とは見違えるほど手入れが行き届いた剣、補修された革鎧、そして全員の背中に背負われた新型のクロスボウ。  だが、私が今回もっとも力を入れて準備させたのは、武器ではなかった。

「総員、確認してください! 腰のポーチに『携帯用スコップ』と『石灰袋』は入っていますか? 水筒の中身は必ず『一度沸騰させた湯』を入れること! 生水は厳禁です!」

 私の指示に、屈強な傭兵たちが「おう!」と野太い声で応える。  彼らの荷物には、通常の糧食に加え、乾燥させた野菜、清潔な布、そして簡易トイレ用の道具が詰め込まれていた。

「軍師様、なんでまたスコップなんて持ってくんだ? 剣で穴くらい掘れるぜ?」

 古株の傭兵が不思議そうに尋ねてくる。  私は呆れたように溜息をつき、彼のお尻を指揮棒(ただの木の枝だが)でペンと叩いた。

「剣は敵を斬るものです。土を掘って刃こぼれさせたら、修理費を給料から引きますよ。いいですか、野営地での排泄は必ず指定の場所で穴を掘って行い、石灰をかけて埋めること。これを守らない者は、食事抜きです」

「ひえっ、メシ抜きは勘弁してくれ!」

 男たちが青ざめる。  今や、私の作る(正確には私がレシピを考案し、料理番に作らせている)食事は、彼らにとって何よりの楽しみになっていた。  胃袋を掴むとはよく言ったものだが、食への執着を利用すれば、衛生観念の乏しい荒くれ者たちを統率することなど造作もない。

「戦場での最大の敵は、敵兵ではありません。『疫病』です。不衛生な水と環境が引き起こす下痢や高熱は、矢傷よりも確実に軍隊を崩壊させます。あなたたちには、つまらない病気で死んでほしくないのです」

 私が真剣な眼差しで告げると、傭兵たちは少し照れくさそうに鼻をこすった。

「へっ、軍師様は心配性だなぁ」 「俺たちの身体のこと、気遣ってくれてんだよ」 「よっしゃ、トイレ掃除でもなんでもやってやるぜ!」

 単純で、愛すべき馬鹿者たちだ。  ヴォルフガングが、愛馬の鞍を整えながらニヤリと笑いかけてきた。

「エリス、準備完了だ。お前の言う通り、全部積み込んだぞ」 「ありがとうございます、団長。では、出発しましょう」

 私たちは砦を後にした。  目指すは国境近くの駐屯地。そこには、王都から派遣された『王立騎士団』が到着しているはずだ。  そう、私の元婚約者、フェルディナンドが率いる、金ピカの騎士団が。

          ◇

 数日間の行軍を経て、私たちは国境手前の森林地帯にある合流地点に到着した。  そこには既に、王立騎士団の本陣が設営されていた。

 ……呆れた。  一目見て、私は開いた口が塞がらなかった。

 森の入り口にある開けた平地に、色鮮やかなテントが乱立している。  赤、青、金。まるでサーカスか、貴族の園遊会の会場のようだ。  各テントの前には家紋入りの旗がはためき、従者たちが忙しなく動き回っている。  あちこちから、肉を焼く匂いと、優雅な弦楽器の音色まで聞こえてくる。

「おいおい、これから戦争だってのに、祭りでもやってんのか?」

 ヴォルフガングが呆れ声を出した。  同感だ。緊張感の欠片もない。  彼らにとって、この遠征は『戦争』ではなく、地方への『ピクニック』なのだ。

 私たちが到着すると、入り口の歩哨に立った若き騎士が、露骨に顔をしかめた。

「止まれ! 薄汚い連中め、ここは高貴なる王立騎士団の野営地だ。物乞いなら他を当たれ」 「……増援要請を受けて参じた、傭兵団『鉄の牙』だ。団長のヴォルフガングと、副官のエリスだ。通せ」

 ヴォルフガングが低い声で告げると、騎士は驚いたように目を見開いたが、すぐに侮蔑的な笑みを浮かべた。

「ああ、あの野良犬どもか。ふん、遅いぞ。まあいい、端の方にでも転がっておけ。ただし、臭いが移るから風下にな」

 ヴォルフガングの眉間が一瞬ピクリと動いたが、私は彼の手をそっと握って制した。  ここで騒ぎを起こしても意味がない。  私たちは黙って、指定された森の端、湿気の多いジメジメした場所に陣を張ることにした。

 陣の設営中、騒がしい声とともに、一台の豪奢な馬車が通りかかった。  窓から顔を出したのは、見覚えのある軽薄な男。  フェルディナンドだ。

「おや? 何かドブ臭いと思ったら、君かエリス」

 彼はわざとらしく鼻をつまみ、私を見下ろした。  隣には、あのアマ――失礼、ミリア嬢も乗っている。彼女は戦場に似つかわしくない、フリルのついたピンク色のドレスを着ていた。

「フェルディナンド様。お久しぶりですわ」 「ふん、相変わらず貧乏くさい格好だな。どうだ、私の新しい鎧は? 王都の職人に特注させた最高傑作だぞ」

 彼は馬車から降り立ち、自慢げにポーズを取った。  全身を覆う、純銀メッキのフルプレートアーマー。  太陽の光を反射してギラギラと輝き、胸元には巨大なルビーが埋め込まれている。  ……絶句した。  前回の試着の時よりも、さらに装飾が増えている。肩には巨大な羽飾りがつき、マントはベルベット製だ。

「……素晴らしい輝きですね。敵の弓兵にとって、これ以上ない『的』になりそうです」 「なっ! 貴様、僻みか! これは『威厳』だ! 戦場において、指揮官の威厳こそが兵を鼓舞するのだ!」

 フェルディナンドは顔を真っ赤にして怒鳴った。  ミリアがクスクスと笑いながら、彼の腕に絡みつく。

「フェルディナンド様ぁ、そんな野良犬に構っちゃダメですわ。それより、早く『狩り』に行きましょうよぉ。森の奥で、可愛いウサギさんを見つけたいですぅ」 「おお、そうだなミリア。……おい、傭兵ども! 貴様らに最初の任務を与える!」

 フェルディナンドは尊大な態度で、ヴォルフガングを指さした。

「これから我々は、士気高揚のために森で『魔獣狩り』を行う。貴様らは勢子(せこ)として、獲物を我々の前に追い込め。いいな?」

 勢子。  それは、狩りの際に獲物を追い立てる、召使いの役割だ。  天下の『鉄の牙』に対して、あまりの侮辱。  傭兵たちが色めき立ち、武器に手をかける。

 だが、ヴォルフガングは不敵に笑った。

「へぇ、狩りか。いいぜ、付き合ってやるよ。……ただし、泣きっ面かいても知らねぇぞ?」

          ◇

 鬱蒼とした森の中。  足元は腐葉土と泥でぬかるみ、絡みつく蔦が歩行を妨げる。  私たちは軽装の革鎧にブーツという出立ちで、音もなく森を進んでいた。  一方、少し離れた場所からは、ガチャガチャという金属音と、品の悪い笑い声が聞こえてくる。

「あー、もう! 汚れるじゃないの! フェルディナンド様、おんぶしてぇ!」 「よ、よしよし。しかしこの鎧、重くてな……足が沈んで……くそっ!」

 騎士たちは悲惨だった。  総重量四十キロを超えるプレートアーマーは、平らな石畳の上ならともかく、ぬかるんだ森の中ではただの枷(かせ)だ。  一歩踏み出すたびに足首まで泥に埋まり、バランスを崩して転倒する者が続出している。  煌びやかだった純銀のメッキは、すでに泥と泥水で汚れ、見る影もない。

「バカだねぇ。あんな格好で森に入るなんて、自殺志願者か?」

 隣を歩くヴォルフガングが、呆れたように呟く。  彼は黒塗りの実用的な鎧を身につけ、背中の大剣を軽々と担いでいる。足取りは驚くほど軽い。

「彼らにとって、戦争は『儀式』なのです。泥にまみれることなど想定していないのでしょう。……ですが、この森の主は、そんな甘い客を歓迎してくれるでしょうか」

 私は周囲の気配を探った。  風の音。鳥の声。  ……いや、静かすぎる。  小動物の気配が消えている。それは、捕食者が近くにいる証拠だ。

「団長、来ますよ」 「ああ、わかってる。……デカいのが来るな」

 その時だった。  ズシン、ズシン、と地響きが鳴り始めた。  騎士たちが騒ぎ出す。

「な、なんだこの揺れは!?」 「地震か!?」

 木々がなぎ倒される音と共に、茂みの奥から巨大な影が飛び出した。  それは、全身が剛毛に覆われた、体長五メートルはあろうかという巨熊――『キラーベア』だった。  ただの熊ではない。魔力を帯びた爪と牙を持ち、その一撃は岩をも砕くと言われる高ランクの魔獣だ。

「グオォォォォォッ!!」

 キラーベアの咆哮が、森の空気を震わせる。  目の前に現れた怪物に、ミリアが悲鳴を上げて腰を抜かした。

「きゃぁぁぁっ! く、クマさん! いやぁぁ!」 「ひ、ひぃぃッ! なんだあの化け物は!」

 フェルディナンドも顔面蒼白だ。  彼は震える手で剣を抜こうとするが、装飾過多な鞘が何かに引っかかって抜けない。  他の騎士たちもパニックに陥り、我先に逃げ出そうとするが、重い鎧が邪魔をして泥に足を取られ、無様に転がり回るだけだ。

「た、助けてくれぇ!」 「おい傭兵! なんとかしろ!」

 自分たちで『獲物を追い込め』と命じておきながら、いざ獲物が現れるとこの有様だ。  私は溜息をつき、ヴォルフガングに合図を送った。

「団長、お客様がお困りのようです。……『接客』をお願いします」 「了解。特別サービスだ、高くつくぜ?」

 ヴォルフガングが前へ出る。  同時に、私が合図の手を振り下ろした。

「クロスボウ部隊、展開! 目標、キラーベアの両眼、および関節部! 撃てっ!」

 ヒュンヒュンヒュンッ!!

 木々の陰に潜んでいた傭兵たちが、一斉にトリガーを引いた。  放たれた『徹甲ボルト』が、正確無比にキラーベアの急所を襲う。  鋼鉄のように硬い毛皮も、改良されたクロスボウの貫通力の前には無力だった。

「ガアァッ!?」

 目に矢を受け、膝を撃ち抜かれたキラーベアが、苦悶の声を上げて体勢を崩す。  その隙を、ヴォルフガングは見逃さなかった。

「オラァッ!!」

 黒い疾風となって駆け抜けた彼は、すれ違いざまに大剣を一閃させた。  ゴッ、という鈍い音が響き、次の瞬間――キラーベアの巨体が、どうと地に伏した。  首が半分ほど断ち切られている。  恐るべき膂力と切れ味だ。

 静寂が戻った森に、ヴォルフガングが剣を納める音だけが響いた。

「……ふぅ。ちょっと硬かったな」

 彼は何でもないことのように言い捨て、腰の布で返り血を拭った。  騎士たちは、ポカンと口を開けてその光景を見ていた。  自分たちが手も足も出なかった怪物を、たった一撃で葬り去った男。  その圧倒的な実力差を、まざまざと見せつけられたのだ。

「す、すごい……」

 誰かが呟いた。  フェルディナンドは、泥まみれになりながら、顔を真っ赤にして立ち上がった。  プライドの高い彼が、このまま引き下がるはずがない。

「ぐ、偶然だ! たまたま当たり所が良かっただけだ!」

 彼は声を張り上げた。

「それに、我々が囮になって奴の注意を引きつけていたからこそ、貴様らが隙を突けたのだ! そうだ、これは我々の手柄だ! 貴様らはただのトドメ役だ!」

 見苦しい。  あまりにも見苦しすぎて、怒り通り越して哀れみさえ感じる。  だが、ヴォルフガングは怒ることもなく、ニヤリと笑って肩をすくめた。

「へいへい、そういうことにしておきましょうかね。旦那方の『泥まみれの熱演』のおかげで、楽させてもらいましたよ」

 その皮肉たっぷりの言葉に、周囲の傭兵たちがクスクスと笑う。  フェルディナンドは屈辱に顔を歪めたが、言い返す言葉もなかった。  彼の自慢の純銀の鎧は、今はただの泥だらけの鉄屑にしか見えなかった。

「さあ、帰りましょう団長。これ以上ここにいても、時間の無駄です。……それに、衛生管理の観点からも、あまり長居したくありませんわ」

 私はわざとらしく鼻をつまみ、フェルディナンドたちの方を見た。  恐怖で失禁した騎士が数名いたからだ。  彼らは森の獣よりも始末に負えない『汚染源』になりつつあった。

          ◇

 野営地に戻った私たちは、温かいお湯で体を拭き、清潔な衣服に着替えて夕食をとった。  今日のメニューは、干し肉と根菜のポトフ。塩気が効いていて、疲れた体に染み渡る。  一方、騎士団の陣地からは、相変わらず騒がしい声が聞こえてくるが、そのトーンは明らかに下がっていた。  泥だらけになった鎧の手入れに追われ、従者たちを怒鳴り散らしているのだろう。

「しかし、傑作だったな。あの金ピカ野郎の情けねぇ顔」

 ヴォルフガングがスプーンを片手に笑う。

「ああいう手合いは、一度痛い目を見ないとわからねぇんだよ。……ま、これで少しは懲りただろうぜ」 「どうでしょうね。喉元過ぎれば熱さを忘れる、と言いますし」

 私はスープを啜りながら、冷ややかに言った。  フェルディナンドは、自分の無能さを認めることができるような器ではない。  きっと、この失敗を他人のせいにし、さらに見栄を張ろうとするだろう。  そして、そのツケを払うのは、戦場で命を懸ける兵士たちだ。

「……次の戦場は、平原ではありません」

 私は地図を広げた。  国境付近の地形図だ。

「連日の雨で、国境沿いの平野部はぬかるんでいます。今日の森と同じ、いや、それ以上に足場の悪い泥沼になっているはずです」 「あー……つまり、あの重たい鎧を着た連中は……」 「カカシ同然です。動くこともできず、ただの『的』になります」

 私は残酷な未来を予見した。  隣国の軍は、山岳地帯出身の傭兵を主力としている。彼らは軽装で、悪路での機動力に長けている。  重装騎兵の突撃を信条とする王立騎士団とは、最悪の相性だ。

「ヴォルフ、私たちは高みの見物をしましょう。彼らが泥沼で踊る様を、特等席で」 「性格悪ぃなぁ、お前。……ま、嫌いじゃねぇけどな」

 ヴォルフガングは楽しそうに笑い、私の肩を叩いた。

 夜が更けていく。  遠くで雷鳴が轟いた。  雨の匂いがする。  明日も、雨だろう。  それは、金で地位を買った騎士たちへの、天からの『死の宣告』のようだった。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます

腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった! 私が死ぬまでには完結させます。 追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。 追記2:ひとまず完結しました!

婚約破棄から50年後

あんど もあ
ファンタジー
王立学園の卒業パーティーで、王子が婚約者に婚約破棄を宣言した。王子は真に愛する女性と結ばれ、めでたしめでたし。 そして50年後、王子の孫の王子は、婚約破棄された女性の孫と婚約する事に。そこで明かされた婚約破棄の真実とは。

悪役令嬢発溺愛幼女着

みおな
ファンタジー
「違います!わたくしは、フローラさんをいじめてなどいません!」  わたくしの声がホールに響いたけれど、誰もわたくしに手を差し伸べて下さることはなかった。  響いたのは、婚約者である王太子殿下の冷たい声。  わたくしに差し伸べられたのは、騎士団長のご子息がわたくしを強く床に押し付ける腕。  冷ややかな周囲のご令嬢ご令息の冷笑。  どうして。  誰もわたくしを信じてくれないまま、わたくしは冷たい牢の中で命を落とした。

無魔力の令嬢、婚約者に裏切られた瞬間、契約竜が激怒して王宮を吹き飛ばしたんですが……

タマ マコト
ファンタジー
王宮の祝賀会で、無魔力と蔑まれてきた伯爵令嬢エリーナは、王太子アレクシオンから突然「婚約破棄」を宣告される。侍女上がりの聖女セレスが“新たな妃”として選ばれ、貴族たちの嘲笑がエリーナを包む。絶望に胸が沈んだ瞬間、彼女の奥底で眠っていた“竜との契約”が目を覚まし、空から白銀竜アークヴァンが降臨。彼はエリーナの涙に激怒し、王宮を半壊させるほどの力で彼女を守る。王国は震え、エリーナは自分が竜の真の主であるという運命に巻き込まれていく。

完結 辺境伯様に嫁いで半年、完全に忘れられているようです   

ヴァンドール
恋愛
実家でも忘れられた存在で 嫁いだ辺境伯様にも離れに追いやられ、それすら 忘れ去られて早、半年が過ぎました。

兄のお嫁さんに嫌がらせをされるので、全てを暴露しようと思います

きんもくせい
恋愛
リルベール侯爵家に嫁いできた子爵令嬢、ナタリーは、最初は純朴そうな少女だった。積極的に雑事をこなし、兄と仲睦まじく話す彼女は、徐々に家族に受け入れられ、気に入られていく。しかし、主人公のソフィアに対しては冷たく、嫌がらせばかりをしてくる。初めは些細なものだったが、それらのいじめは日々悪化していき、痺れを切らしたソフィアは、両家の食事会で……

王国最強の天才魔導士は、追放された悪役令嬢の息子でした

由香
ファンタジー
追放された悪役令嬢が選んだのは復讐ではなく、母として息子を守ること。 無自覚天才に育った息子は、魔法を遊び感覚で扱い、王国を震撼させてしまう。 再び招かれたのは、かつて母を追放した国。 礼儀正しく圧倒する息子と、静かに完全勝利する母。 これは、親子が選ぶ“最も美しいざまぁ”。

婚約者の態度が悪いので婚約破棄を申し出たら、えらいことになりました

神村 月子
恋愛
 貴族令嬢アリスの婚約者は、毒舌家のラウル。  彼と会うたびに、冷たい言葉を投げつけられるし、自分よりも妹のソフィといるほうが楽しそうな様子を見て、アリスはとうとう心が折れてしまう。  「それならば、自分と妹が婚約者を変わればいいのよ」と思い付いたところから、えらいことになってしまうお話です。  登場人物たちの不可解な言動の裏に何があるのか、謎解き感覚でお付き合いください。   ※当作品は、「小説家になろう」、「カクヨム」にも掲載しています

処理中です...