『婚約破棄されたので、王宮の柱を素手でへし折って実家に帰りますわ。~「か弱い令嬢」の演技は疲れました。

放浪人

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第10話 商会設立「マッスル商会」

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「いいですか、皆様。商売の基本は『笑顔』と『真心』、そして『圧倒的な商品力』です」

 ベルシュタイン領、中央広場に面した一等地に建設された(私が三日で建てた)石造りの巨大な店舗。  その前で、私は従業員たちに訓示を行っていた。

 目の前に整列しているのは、ボブをはじめとする元盗賊団――『ベルシュタイン家雑用部隊』の面々だ。  彼らは今日、いつもの薄汚れた革鎧や作業着ではない。  私の指示で新調した、揃いの制服(燕尾服風のデザインだが、素材は伸縮性と防刃性に優れたワイバーンの皮製)を身に纏い、髪をポマードで撫で付け、緊張した面持ちで直立不動の姿勢をとっていた。

「ボブ、背筋が曲がっていますわよ。腹筋に力を入れて!」

「は、はいッ! 総長……いえ、会長!」

 ボブがビシッと姿勢を正す。  そう、今日から私は『マッスル商会』の初代会長であり、彼らはその精鋭社員なのだ。

 王都の商業ギルドから嘆願書が届いてから一週間。  私たちは急ピッチで準備を進めてきた。  領内で余剰となっていた魔獣肉や巨大野菜の加工作業、商品のパッケージング、そして物流ルートの確保。  セバスチャンによる地獄の接客マナー研修(笑顔が引きつったらデコピンの刑)を乗り越え、彼らは見違えるような「商社マン」へと変貌を遂げた……はずだ。

「開店まであと一時間。商品の陳列は完璧かしら?」

「はい! 店内中央には『S級魔獣肉コーナー』、右側には『巨大野菜マルシェ』、左側には『美肌温泉水コーナー』を配置しております!」

「よろしい。では、最終確認を行います」

 私は店舗の入り口を見上げた。  そこには、巨大な一枚岩を削り出して作った看板が掲げられている。  私の直筆(指で彫った)による力強い文字で、こう刻まれていた。

 『マッスル商会 ~筋肉と健康をあなたに~』

 ……うん、素晴らしい。  シンプルかつ、企業理念が一目で伝わる良い名前だ。  セバスチャンは「少々、貴族向けの店舗としては野性的すぎでは……」と難色を示していたが、インパクトが大事なのだ。一度聞いたら忘れない名前こそが、ブランド力となる。

「それでは、マッスル商会、開店ですわ!」

 私が合図を送ると、ボブたちが一斉に店の扉を開け放った。

          ◇

 開店と同時に、どっと客が押し寄せた……というわけではない。  ここは辺境の地。  主な顧客は領民たちと、隣国のドラグノフ帝国から来る商人たちだ。  しかし、彼らの熱気は凄まじかった。

「おい、聞いたか? お嬢様が店を開いたらしいぞ!」 「あの巨大トマトが買えるのか!?」 「ワイバーンの肉が格安だって!?」

 領民たちは、私の作った野菜や肉の味を(お裾分けで)知っているため、開店前から行列を作っていた。  彼らは籠いっぱいに野菜を詰め込み、嬉しそうにレジへ向かう。

「へい、らっしゃい! 今日のトマトは特にデカいですよ!」 「こちらのオーク肉の燻製、試食いかがっすか!」

 ボブたちの接客も、最初はぎこちなかったが、徐々に板についてきたようだ。  元盗賊だけあって、声が大きいのは良いことだ。活気がある。

 そして、昼過ぎ。  王都からの第一陣となるキャラバンが到着した。  商業ギルドから派遣された大商人たちだ。  彼らは店の前で馬車を降りると、その異様な看板を見て一様に顔を引きつらせた。

「マ、マッスル商会……?」 「なんという名前だ……気品のかけらもない」 「しかし、ここがエレオノーラ様のお店だという情報は確かなはずだ」

 恐る恐る店内に入ってきた彼らを、私が笑顔で出迎えた。

「いらっしゃいませ。遠路はるばるようこそお越しくださいました」

「おお、エレオノーラ様! ご無沙汰しております!」

 代表の商人が、揉み手をして近づいてくる。  彼は以前、私が王都で懇意にしていた宝石商だったが、今は食料不足で宝石が売れず、商売替えをしたらしい。

「王都の状況はいかがですか?」

「酷いものです。野菜は枯れ、肉は高騰し、パン一枚買うのにも金貨が必要な有様でして……。貴族の方々も、連日の粗食に耐えかねてイライラされております」

「それは大変ですわね(棒読み)。で、我が商会に何を求めて?」

「も、もちろん、食料です! 噂に聞く『奇跡の野菜』や『極上の魔獣肉』を、ぜひ卸していただきたく!」

 商人の目が、店内に並ぶ商品を見てギラリと光った。  特に、彼の視線が釘付けになったのは、ガラスケースの中に鎮座する『キラーベアの掌の煮込み(真空パック詰め)』だ。

「あ、あれは伝説の珍味……! 市場に出れば家が一軒建つと言われるシロモノ!」

「ええ、昨日獲れたてですわ。コラーゲンたっぷりで、お肌プルプルになりますのよ」

「か、買います! 言い値で買います! 全部ください!」

「あら、太っ腹。でも、独占は困りますわ。他のお客様もいらっしゃいますから」

 私は商談用テーブルに彼らを案内した。  そこには、試食用の料理が並べられている。

「まずは召し上がってみてください。商品の価値を理解していただかないと、適正価格も決まりませんから」

 商人たちは、出された『マッスル特製ランチプレート』を前に、ゴクリと唾を飲み込んだ。  オーク肉のハンバーグ、巨大ナスのステーキ、そして新鮮なトマトサラダ。  湯気と共に立ち上る香りが、彼らの理性を揺さぶる。

「い、いただきますッ!」

 彼らはナイフとフォークを手に取り、料理に飛びついた。

「……ッ!!」

 一口食べた瞬間、商会代表の目から涙が溢れ出した。

「う、美味い……! なんだこの肉の弾力は! 噛めば噛むほど力が湧いてくる!」 「この野菜、甘いぞ! 果物みたいだ!」 「ああ、生き返る……! 王都の乾燥したパンとは大違いだ!」

 彼らは夢中で皿を空にした。  そして、食べ終わる頃には、彼らの顔色は見違えるほど良くなり、何やら筋肉がパンプアップしたようにすら見えた。

「素晴らしい……! エレオノーラ様、これは革命です! 王都で売れば、間違いなく爆発的にヒットします!」

「でしょう? では、契約のお話をしましょうか」

 私はニッコリと微笑み、セバスチャンが用意した契約書(厚さ五センチ)を差し出した。

「我が商会の商品は、すべて『ベルシュタイン・ブランド』として販売すること。価格決定権はこちらにあること。そして、売上の三割をロイヤリティとして支払うこと。……いかがかしら?」

「さ、三割!? それは少々、暴利では……」

「あら、嫌なら結構ですのよ? 隣国のジークフリート殿下は、もっと好条件で契約してくださいましたけれど」

 私がチラリと、店の奥に積まれた帝国向けの出荷荷物(『御用達』の焼印付き)を見せると、商人は顔色を変えた。

「わ、分かりました! 契約します! いや、させてください!」

「ありがとうございます。末永いお付き合いを」

 こうして、マッスル商会の王都進出が決定した。

          ◇

 それから数日後。  王都の市場に、『マッスル商会』の出張店舗がオープンした。

 最初は、その奇抜な名前と、店員(ボブたち)の強面なルックスに、市民たちは遠巻きに見ているだけだった。  しかし、漂ってくる強烈に良い匂いと、「試食無料!」という看板に釣られ、一人の勇気ある主婦が足を止めたのが始まりだった。

「あら、美味しい! このお肉、とっても柔らかいわ!」 「奥さん、それはオーク肉ですよ。美容にもいいんです」 「まあ、本当? じゃあこれ、二ついただくわ」

 その口コミは、燎原の火のごとく広がった。

「マッスル商会の野菜を食べたら、持病の腰痛が治った!」 「あそこのスープを飲んだら、禿げ上がっていた夫の頭に産毛が生えてきた!」 「ワイバーンの唐揚げを食べたら、喧嘩で負けなしになった!」

 尾ひれがついた噂もあったが、商品の品質が本物であることは疑いようがなかった。  店には連日長蛇の列ができ、商品は飛ぶように売れた。  王都の民衆は、飢えから救われ、そして謎の活力を手に入れたのである。

 そして、その波は貴族街にも押し寄せた。

「お父様、わたくしも『マッスル・コスメ』が欲しいですわ!」 「なんだそれは?」 「辺境の温泉水を使った化粧水ですの。なんでも、お肌が十歳若返るとか!」 「なにっ!? ならば余(パパ)も買おう! 育毛トニックもあると聞いたぞ!」

 プライドの高い貴族たちも、「マッスル」という名前には眉をひそめつつも、その効果には抗えなかった。  彼らはこぞって使用人を走らせ、あるいは変装して自ら行列に並び、商品を買い求めた。

 結果。  王都の資金――金貨、銀貨、宝石などが、恐ろしい勢いでベルシュタイン領へと流出し始めたのである。  王都の金庫が空になる一方で、我が家の地下金庫(元ダンジョンの一部を改装したもの)は、輝く黄金で埋め尽くされようとしていた。

          ◇

 そんな王都の熱狂を、苦々しい思いで見つめる者たちがいた。  王城の一室。  ジェラルド王子と、聖女ミリアである。

「くそっ……! どいつもこいつも、マッスル、マッスルと……! 馬鹿じゃないのか!」

 ジェラルドはワイングラスを床に叩きつけた。  今日の食事も、干からびたパンと、具のないスープだった。  王家のメンツにかけて、自分を追放した(と思っている)エレオノーラの商会から食材を買うことなどできなかったのだ。

「ひどいですぅ……。私の肌、カサカサになっちゃいました……」

 ミリアが手鏡を見て嘆く。  ストレスと栄養不足で、自慢の肌荒れが深刻化していた。  彼女はチラリと、テーブルの隅に置かれた小包を見た。  それは、彼女がメイドに命じて、こっそりと買ってこさせた『マッスル商会製・高濃度魔力美容液(プレミアム版)』だった。

「……これを使えば、治るのかしら」

 彼女はジェラルドの目を盗んで、小包に手を伸ばそうとした。

「おいミリア! 何をしている!」

「ひゃっ!?」

 ジェラルドに見つかり、彼女は慌てて手を引っ込めた。

「そ、それは……ゴミですわ! 捨てようと思って!」

「ゴミ? ……待て、その包装紙。あの忌々しい筋肉マークがついているではないか!」

 ジェラルドが小包を奪い取る。  そこには、私の横顔シルエット(力こぶを作っているポーズ)が箔押しされた、高級感あふれるロゴマークが輝いていた。

「き、貴様……! 裏切ったな!? あの女の商品を買うなど、私の敵に金を払うのと同じだぞ!」

「だってぇ! 背に腹は代えられないじゃないですかぁ! 殿下だって、昨日こっそり『マッスル・エナジードリンク』を飲んでたの知ってますよ!」

「なっ……! あれは毒見だ! 毒が入っていないか確認するために……!」

「嘘つき! 『うまい、力がみなぎる!』って叫んでたじゃないですか!」

 醜い言い争いが始まった。  王族と聖女のプライドは、食欲と美容への執着の前には脆くも崩れ去っていたのである。

          ◇

 その頃、私はベルシュタイン領の屋敷で、帳簿を見ながらご満悦だった。

「今月の売上、過去最高ですわね。利益率も驚異的だわ」

「はい。特に『キラーベアの掌』は、王都のオークションで金貨五百枚の値がつきました」

 セバスチャンが紅茶を注ぎながら報告する。  金貨五百枚といえば、小貴族の年収に匹敵する額だ。  熊の手一つでそれが稼げるのだから、スローライフ(狩り)はやめられない。

「この資金があれば、領地のインフラ整備も進みますわね。街道を舗装して、温泉街を拡張して……あと、研究費も増やせるわ」

「研究費、でございますか?」

「ええ。もっと効率よく野菜を育てるための『自動水やりゴーレム』とか、温泉の熱を利用した『床暖房システム』とか。開発したい魔道具がたくさんあるの」

 私の夢は広がるばかりだ。  お金はあるに越したことはない。  それが、嫌いな相手(王都の貴族たち)から巻き上げたものなら尚更だ。

「……しかし、お嬢様。少し気になる情報もございます」

 セバスチャンの声のトーンが下がった。

「王都の支店長……ボブからの報告ですが。最近、王都の地下から『妙な振動』が頻繁に感じられるそうです」

「振動?」

「はい。地震とは違う、もっと生物的な……鼓動のような振動だとか。さらに、夜な夜な地下から不気味な呻き声が聞こえるという噂も広まっており、市民の不安を煽っています」

「ふむ……」

 私はティーカップを置いた。  王都の地下には、広大な古代遺跡(ダンジョン)が眠っている。  私がいた頃は、定期的にボスをシメていたので大人しかったが、抑止力がなくなって数週間。  そろそろ彼らも、我慢の限界を迎えているのかもしれない。

「スタンピード(魔獣の氾濫)の前兆、かしらね」

「その可能性が高いかと。もし王都でスタンピードが起きれば、商売どころではありません。物流も止まりますし、何より……お得意様(王都民)が死んでしまっては、売上が下がります」

 セバスチャンは冷徹な事実を指摘した。  そう、マッスル商会にとって、王都は最大の市場だ。  そこが壊滅するのは、経営戦略的に非常にマズい。

「……面倒ね」

 私は頬杖をついた。  助ける義理はない。  でも、私のお店のお客様たちが困るのは嫌だ。  それに、私が作った美味しい野菜や肉が、魔獣に踏み荒らされるのも許せない。

「まあ、いざとなったら……『出張サービス』をするしかないかしらね」

「出張サービス、でございますか?」

「ええ。マッスル商会の新サービス。『害虫駆除(物理)』よ」

 私は悪戯っぽく笑った。  もちろん、タダでやるつもりはない。  今度こそ、王家には骨の髄まで支払ってもらうつもりだ。

 その時。  ズズズン……。  微かだが、遠く離れた王都の方角から、空気が震えるような重低音が響いてきた気がした。

 嵐の前の静けさは終わりを告げようとしていた。  商売繁盛の裏で、世界は確実に破滅(クライマックス)へと向かって動き出していたのである。

「セバスチャン、ボブに伝えて。商品の在庫を王都支店に集めなさい。それと……『戦闘準備』も怠らないようにとね」

「御意。……やはり、お嬢様は戦いの匂いがお好きですな」

「失礼ね。私は平和主義者よ。ただ、自分の利益を守るためには手段を選ばないだけですわ」

 私は残りの紅茶を飲み干した。  その味は、嵐の予感を含んで、少しだけ渋く感じられた。
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