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第二十二話 公爵の正式求婚、理屈じゃなくて言葉で
「……却下だ。その日程では、レティシアの睡眠時間が三十分削られる」 「ですが閣下! これは建国記念に合わせた国家プロジェクトでして……!」 「知ったことか。私の婚約者の健康は、国家の繁栄よりも優先順位が高い」
アルヴァレス公爵邸の応接室は、ここ数日、戦場と化していた。 相手は王宮から派遣された式典局の官僚たち。 議題は、国王陛下が発案した『クロード・アルヴァレス公爵とレティシア・ヴァルモン嬢の婚約祝賀パレード』の進行スケジュールについてだ。
私はソファの隅で、運ばれてきた季節のフルーツ(三種類)を食べながら、その光景を眺めていた。 クロード様は腕を組み、氷のような視線で官僚たちを威圧している。 官僚たちは滝のような冷や汗を流しながら、必死に食い下がっていた。
「か、閣下……。民衆は熱狂しております。お二人のパレードを一目見ようと、王都のメインストリートの沿道には、すでに徹夜組が出ているほどで……」
「徹夜? 愚かな。風邪を引くだけだ」
「それほどまでに、お二人の『真実の愛』が支持されているのです! どうか、パレードの時間はあと一時間延長を……!」
「断る。レティシアを長時間、馬車の上で晒し者にするつもりか? 紫外線と砂埃が彼女の肌に与えるダメージを計算したことがあるのか?」
クロード様は、分厚い資料をテーブルに叩きつけた。
「パレードは三十分。ルートは最短距離。警備は私の私兵団が行う。……以上だ。これ以外の条件は認めない」
「ひぃぃっ! 承知いたしましたぁ!」
官僚たちは逃げるように退室していった。 静寂が戻った部屋で、クロード様は深いため息をつき、私の方を向いた瞬間――表情筋がふにゃりと緩んだ。
「……すまない、レティシア。騒がしくしてしまったな」
「いいえ。……でも、三十分で終わるパレードなんて、前代未聞ですよ?」
「十分だ。本当は私室のバルコニーから手を振るだけで済ませたいくらいだ。……君のドレス姿を、不特定多数の有象無象に見せるなど、国家的な損失……いや、私個人の精神的損失が大きすぎる」
彼は私の隣に座り、肩に頭を預けてきた。 最強の公爵様は、どうやら「独占欲」という名の病にかかっているらしい。 先日、リオネル様に「君は綺麗だ」と言われたのが、まだ尾を引いているのかもしれない。
「クロード様。パレードは国民への感謝の印ですから、頑張りましょう? それに、皆様が祝福してくださるのは嬉しいことですわ」
私が頭を撫でてあげると、彼は気持ちよさそうに目を閉じた。
「……君がそう言うなら、我慢しよう。だが、約束してくれ」
「約束?」
「パレードの間、君はずっと私の手だけを見ていろ。他の男と目が合ったら、その瞬間にパレードを中止して、街ごと氷漬けにする」
「……善処します」
絶対にやりかねないから怖い。 私は苦笑しながら、彼のサラサラとした黒髪を梳いた。
◇
その日の夜。 夕食を終えた私たちは、屋敷の庭園にあるガゼボ(西洋風あずまや)で夜風に当たっていた。 空には満月が輝き、庭の夜光花が淡い光を放っている。 幻想的な雰囲気の中で、クロード様はいつになく無口だった。
「……レティシア」
「はい」
「私は……君に、謝らなければならないことがある」
唐突な謝罪に、私は目を丸くした。
「謝る? クロード様がですか? 甘やかしすぎたこと以外に、心当たりがありませんけれど」
「……求婚のことだ」
彼は真剣な眼差しで私を見つめた。
「一番最初、王宮の大広間で君を攫った時……私は君に、契約としての結婚を申し込んだ。『衣食住の保証』と『ストレスの排除』を条件にな」
「ええ。とても魅力的なプレゼンでしたわ」
「さらに先日、舞踏会の場でも公開プロポーズをした。あれは『ざまぁ』の演出として、周囲に見せつける意味合いが強かった」
彼は立ち上がり、私の前に立った。 月の光が、彼の整った顔立ちを彫刻のように照らし出している。 でも、その瞳は揺れていた。いつもの冷静な彼ではなく、一人の不器用な青年としての色が浮かんでいた。
「私はまだ、君に……一番大事なことを、きちんと言葉にして伝えていなかった」
「大事なこと……?」
「ああ。理屈や条件、演出抜きの……私の本心だ」
クロード様は、ジャケットのポケットから小さな小箱を取り出した。 パカッ、と蓋が開かれる。 そこに入っていたのは、派手な宝石ではなかった。 白銀の台座に、月光を閉じ込めたような不思議な石が嵌め込まれた、シンプルな指輪だった。
「これは『月長石(ムーンストーン)』。古来より、変わらぬ愛を誓う石だ。……魔力付与も、防衛機能もついていない。ただの、装飾品だ」
彼が「ただの装飾品」を選ぶなんて。 機能性重視の彼にしては、あり得ない選択だ。 それだけに、その意味の重さが伝わってくる。
「レティシア。最初は正直、君の『有能さ』に惹かれた。私の補佐ができるのは君しかいないという、合理的な判断だった」
彼は指輪を手に取り、私の左手を取った。
「だが、今は違う。……君が書類仕事ができなくても、計算が苦手でも、たとえ一日中寝てばかりいる怠け者だったとしても……私は君を離さないだろう」
「……クロード様」
「君が笑うと、私の世界が色づく。君が泣くと、私の胸が張り裂けそうになる。君がそばにいるだけで、私は私でいられる」
彼は私の薬指に、ゆっくりと指輪を通した。 ひんやりとした金属の感触。 でも、そこから伝わる彼の体温は、火傷しそうなくらい熱い。
「……好きだ、レティシア。理屈などどうでもいいくらい、君を愛している」
低く、甘く、そして飾らない言葉。 「契約」でも「排除」でもない。ただの「愛している」。 それが、どんな魔法よりも私の心に深く響いた。
涙が溢れた。 悲しいわけでもないのに、胸がいっぱいで、言葉が出てこない。 私は彼の首に腕を回し、精一杯の想いを込めて伝えた。
「……私もです。私も、不器用で優しくて、私のために一生懸命になってくれる貴方が……大好きです」
「レティシア……」
クロード様が私を抱きしめる。 力強く、けれど壊れ物を扱うように優しく。 月明かりの下、私たちは初めて、計算も駆け引きもない、ただの恋人同士としての口づけを交わした。
甘い。 ショートケーキよりも、どんな高級な蜂蜜よりも甘い。 これが、「愛される」ということ。 そして、「愛する」ということ。
「……もう、逃がさないぞ」
唇を離した彼が、熱っぽい瞳で囁く。
「覚悟しろ。これからは『婚約者』としてではなく、『妻』になる準備をしてもらう。……甘やかしのレベルも、さらに段階を引き上げるつもりだ」
「ふふ、お手柔らかにお願いしますね。……旦那様」
私がそう呼ぶと、クロード様は一瞬だけ目を見開き、それから堪えきれないように破顔した。 その笑顔は、氷の公爵の仮面が完全に溶け落ちた、ただの幸せな男の顔だった。
◇
幸せな夜が明け、翌朝。 私たちは再び、公爵邸のダイニングで朝食を摂っていた。 私の左手の薬指には、昨夜の指輪が光っている。 クロード様はそれを見るたびに、ニマニマと口元を緩ませていて、セバスやエマが生温かい目で見守っている。
そこへ、王宮からの急使が到着した。
「アルヴァレス公爵閣下。国王陛下より、書簡をお持ちいたしました」
「朝からご苦労。……またパレードの件か?」
クロード様が面倒くさそうに封を切る。 しかし、中身を読んだ瞬間、彼の表情から「デレ」が消え、鋭い「宰相補佐」の顔に戻った。
「……ほう」
「クロード様? 何か……」
「朗報だ、レティシア」
彼は手紙をテーブルに置き、私に向かって告げた。
「『最終裁定』の日取りが決まったそうだ」
「最終裁定……」
「ああ。リオネル、ジェラール、そして元宰相ヴァルダー。彼らに対する、正式な判決が下される日がな」
それはつまり、私たちを苦しめてきた「過去」が、法的に、そして社会的に完全に清算される日だ。 パレードの前日。 それが、彼らの断罪の日となる。
「陛下も粋なことをなさる。パレードの前にゴミ掃除を終わらせて、憂いなく祝えるようにという配慮だろう」
クロード様は不敵に笑った。
「行こうか、レティシア。これが最後の『仕事』だ。彼らの終焉を見届け、そして私たちは……最高の笑顔でパレードへ向かおう」
「はい。……望むところです」
私は指輪を握りしめ、力強く頷いた。 もう迷いはない。 愛の言葉という最強の武器を手に入れた私に、怖いものなど何もないのだから。
アルヴァレス公爵邸の応接室は、ここ数日、戦場と化していた。 相手は王宮から派遣された式典局の官僚たち。 議題は、国王陛下が発案した『クロード・アルヴァレス公爵とレティシア・ヴァルモン嬢の婚約祝賀パレード』の進行スケジュールについてだ。
私はソファの隅で、運ばれてきた季節のフルーツ(三種類)を食べながら、その光景を眺めていた。 クロード様は腕を組み、氷のような視線で官僚たちを威圧している。 官僚たちは滝のような冷や汗を流しながら、必死に食い下がっていた。
「か、閣下……。民衆は熱狂しております。お二人のパレードを一目見ようと、王都のメインストリートの沿道には、すでに徹夜組が出ているほどで……」
「徹夜? 愚かな。風邪を引くだけだ」
「それほどまでに、お二人の『真実の愛』が支持されているのです! どうか、パレードの時間はあと一時間延長を……!」
「断る。レティシアを長時間、馬車の上で晒し者にするつもりか? 紫外線と砂埃が彼女の肌に与えるダメージを計算したことがあるのか?」
クロード様は、分厚い資料をテーブルに叩きつけた。
「パレードは三十分。ルートは最短距離。警備は私の私兵団が行う。……以上だ。これ以外の条件は認めない」
「ひぃぃっ! 承知いたしましたぁ!」
官僚たちは逃げるように退室していった。 静寂が戻った部屋で、クロード様は深いため息をつき、私の方を向いた瞬間――表情筋がふにゃりと緩んだ。
「……すまない、レティシア。騒がしくしてしまったな」
「いいえ。……でも、三十分で終わるパレードなんて、前代未聞ですよ?」
「十分だ。本当は私室のバルコニーから手を振るだけで済ませたいくらいだ。……君のドレス姿を、不特定多数の有象無象に見せるなど、国家的な損失……いや、私個人の精神的損失が大きすぎる」
彼は私の隣に座り、肩に頭を預けてきた。 最強の公爵様は、どうやら「独占欲」という名の病にかかっているらしい。 先日、リオネル様に「君は綺麗だ」と言われたのが、まだ尾を引いているのかもしれない。
「クロード様。パレードは国民への感謝の印ですから、頑張りましょう? それに、皆様が祝福してくださるのは嬉しいことですわ」
私が頭を撫でてあげると、彼は気持ちよさそうに目を閉じた。
「……君がそう言うなら、我慢しよう。だが、約束してくれ」
「約束?」
「パレードの間、君はずっと私の手だけを見ていろ。他の男と目が合ったら、その瞬間にパレードを中止して、街ごと氷漬けにする」
「……善処します」
絶対にやりかねないから怖い。 私は苦笑しながら、彼のサラサラとした黒髪を梳いた。
◇
その日の夜。 夕食を終えた私たちは、屋敷の庭園にあるガゼボ(西洋風あずまや)で夜風に当たっていた。 空には満月が輝き、庭の夜光花が淡い光を放っている。 幻想的な雰囲気の中で、クロード様はいつになく無口だった。
「……レティシア」
「はい」
「私は……君に、謝らなければならないことがある」
唐突な謝罪に、私は目を丸くした。
「謝る? クロード様がですか? 甘やかしすぎたこと以外に、心当たりがありませんけれど」
「……求婚のことだ」
彼は真剣な眼差しで私を見つめた。
「一番最初、王宮の大広間で君を攫った時……私は君に、契約としての結婚を申し込んだ。『衣食住の保証』と『ストレスの排除』を条件にな」
「ええ。とても魅力的なプレゼンでしたわ」
「さらに先日、舞踏会の場でも公開プロポーズをした。あれは『ざまぁ』の演出として、周囲に見せつける意味合いが強かった」
彼は立ち上がり、私の前に立った。 月の光が、彼の整った顔立ちを彫刻のように照らし出している。 でも、その瞳は揺れていた。いつもの冷静な彼ではなく、一人の不器用な青年としての色が浮かんでいた。
「私はまだ、君に……一番大事なことを、きちんと言葉にして伝えていなかった」
「大事なこと……?」
「ああ。理屈や条件、演出抜きの……私の本心だ」
クロード様は、ジャケットのポケットから小さな小箱を取り出した。 パカッ、と蓋が開かれる。 そこに入っていたのは、派手な宝石ではなかった。 白銀の台座に、月光を閉じ込めたような不思議な石が嵌め込まれた、シンプルな指輪だった。
「これは『月長石(ムーンストーン)』。古来より、変わらぬ愛を誓う石だ。……魔力付与も、防衛機能もついていない。ただの、装飾品だ」
彼が「ただの装飾品」を選ぶなんて。 機能性重視の彼にしては、あり得ない選択だ。 それだけに、その意味の重さが伝わってくる。
「レティシア。最初は正直、君の『有能さ』に惹かれた。私の補佐ができるのは君しかいないという、合理的な判断だった」
彼は指輪を手に取り、私の左手を取った。
「だが、今は違う。……君が書類仕事ができなくても、計算が苦手でも、たとえ一日中寝てばかりいる怠け者だったとしても……私は君を離さないだろう」
「……クロード様」
「君が笑うと、私の世界が色づく。君が泣くと、私の胸が張り裂けそうになる。君がそばにいるだけで、私は私でいられる」
彼は私の薬指に、ゆっくりと指輪を通した。 ひんやりとした金属の感触。 でも、そこから伝わる彼の体温は、火傷しそうなくらい熱い。
「……好きだ、レティシア。理屈などどうでもいいくらい、君を愛している」
低く、甘く、そして飾らない言葉。 「契約」でも「排除」でもない。ただの「愛している」。 それが、どんな魔法よりも私の心に深く響いた。
涙が溢れた。 悲しいわけでもないのに、胸がいっぱいで、言葉が出てこない。 私は彼の首に腕を回し、精一杯の想いを込めて伝えた。
「……私もです。私も、不器用で優しくて、私のために一生懸命になってくれる貴方が……大好きです」
「レティシア……」
クロード様が私を抱きしめる。 力強く、けれど壊れ物を扱うように優しく。 月明かりの下、私たちは初めて、計算も駆け引きもない、ただの恋人同士としての口づけを交わした。
甘い。 ショートケーキよりも、どんな高級な蜂蜜よりも甘い。 これが、「愛される」ということ。 そして、「愛する」ということ。
「……もう、逃がさないぞ」
唇を離した彼が、熱っぽい瞳で囁く。
「覚悟しろ。これからは『婚約者』としてではなく、『妻』になる準備をしてもらう。……甘やかしのレベルも、さらに段階を引き上げるつもりだ」
「ふふ、お手柔らかにお願いしますね。……旦那様」
私がそう呼ぶと、クロード様は一瞬だけ目を見開き、それから堪えきれないように破顔した。 その笑顔は、氷の公爵の仮面が完全に溶け落ちた、ただの幸せな男の顔だった。
◇
幸せな夜が明け、翌朝。 私たちは再び、公爵邸のダイニングで朝食を摂っていた。 私の左手の薬指には、昨夜の指輪が光っている。 クロード様はそれを見るたびに、ニマニマと口元を緩ませていて、セバスやエマが生温かい目で見守っている。
そこへ、王宮からの急使が到着した。
「アルヴァレス公爵閣下。国王陛下より、書簡をお持ちいたしました」
「朝からご苦労。……またパレードの件か?」
クロード様が面倒くさそうに封を切る。 しかし、中身を読んだ瞬間、彼の表情から「デレ」が消え、鋭い「宰相補佐」の顔に戻った。
「……ほう」
「クロード様? 何か……」
「朗報だ、レティシア」
彼は手紙をテーブルに置き、私に向かって告げた。
「『最終裁定』の日取りが決まったそうだ」
「最終裁定……」
「ああ。リオネル、ジェラール、そして元宰相ヴァルダー。彼らに対する、正式な判決が下される日がな」
それはつまり、私たちを苦しめてきた「過去」が、法的に、そして社会的に完全に清算される日だ。 パレードの前日。 それが、彼らの断罪の日となる。
「陛下も粋なことをなさる。パレードの前にゴミ掃除を終わらせて、憂いなく祝えるようにという配慮だろう」
クロード様は不敵に笑った。
「行こうか、レティシア。これが最後の『仕事』だ。彼らの終焉を見届け、そして私たちは……最高の笑顔でパレードへ向かおう」
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