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第2章
ユイの過去
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俺はみんなが寝てからタマの毛並みを整え、少しだけある実験をして休憩をしている。
「ふぅー。やりたい事は一通りできたし今からどうしようかなぁー?」
やりたいことは一通り確認できその後、すこしアレンジや調整などをして今は満足のいく結果が出たので今から何をしようか迷っていた。
寝るという選択肢もあるが、いまいち眠たくないので悩んでいた。
「う~ん......」
ガチャ。
唸っていると家のドアが開き、中からユイが出てきた。
「お、ユイ。どうした?」
「あんまり寝付けなくて、エリックがこっちにいるから、来た」
「そうか」
ユイはドアを閉めて、俺の横に座った。
「............」
「............」
話すことがなく、少しの間無言が続いた。
初めに口を開いたのはユイだった。
「......エリック、そのー、......あの時はありがとね」
不意にそんな言葉を言われて少しびっくりした。
「え?あの時って?」
「奴隷商でユイを買った後、宿の部屋で体の傷とか、直してくれたこと...」
「あぁ、あの時な。あの時は本当にびっくりしたなぁ。ユイみたいな傷だらけの子が売られてるんだなぁと思ったよ」
「うん。その、それとね、エリック。えーっと、いきなりだけど、ユイのステータス、見てくれる?」
「え?いきなりだな。いいけど、どうしてだ?」
そう聞くとユイは少し暗い顔をした。
「それは......とりあえず、先に見て」
「わ、わかったよ」
───────────────────
ユイ 14歳 Dランク冒険者
Lv149
HP 3250/3250
MP3520/3520
攻撃力 479
防御力 513
俊敏力 352
魔法攻撃力 824
〈魔法〉
火属性Lv4 光属性Lv13
〈上級スキル〉
隠蔽
〈唯一スキル〉
妖精召喚
〈称号〉
エルフの子 エルフの亡国の第1王女 生死の狭間を彷徨いし者 エルフの神の加護を受けし者
───────────────────
「......え?」
「ど、どう?見た?」
(ユイがエルフの亡国の第1王女?エルフの亡国って確か5年前くらいにお父さんとお母さんが噂してたけど本当だったんだな。でもその時は、王族、又は王族関係者は皆殺しにされたって言ってたけどまさか生きてたなんて......しかもそれがユイ!?)
「.........エリック?」
(でも待て、そうしたら俺は結構やばいことしてるんじゃないか?元とはいえ王女を奴隷として買って、戦闘で回復役として使おうとしてたのかよ!?もしこのことがエルフの人達に伝わったら俺は......いや、ルルたちまで命を狙われるかもしれない!)
「大丈夫、エリック?」
「......っ!」
その瞬間目眩が起きてユイの方に倒れてしまったが、ユイがそっと俺の体を支えてくれた。
「エリック!大丈夫!?」
「ううっ......大丈夫だ」
俺は体を起こし、きちんと座ってから目をこすった。
「ユイ、その称号にある『エルフの亡国の第1王女』って本当のことなのか?」
「うん......」
「そっか、でもなんで今まで隠してたんだ?」
「エルフの国を攻めてきたのは、人族だったから、もしエリックが、そっち側の人だったら、どうしようと、思って、言えな......かっ...た。ぐすんっ」
ユイは目に涙を溜めながらも理由を話してくれた。
「でも、ね、エリックはユイに、いつも優しく、接してくれてたから、ぐすんっ、言ってもいいと、思ったの......ぐすんっ」
今のユイは今まで見たことのないくらい、怯えて、泣きそうになっていた。
きっと攻められた時のことを思い出してしまっているのだろう。
その怖さは言葉じゃ言い表せない程のことなのだろう。
自分の住んでいる国が攻められ、エルフの民が殺されていき、挙句の果てには家族や、使用人までもが皆殺しに.........
それを隠しながら一緒に暮らしてきたことはとても辛かったのだろう。
今も泣くのを必死にこらえているのかもしれないが、目には大粒の涙が溜まっている。
「ユイ、おいで」
俺はそう言って、ユイのことを軽く抱きしめた。そして俺はユイの耳元で囁いた。
「......ごめんな、ユイ、今まで気づいてあげられなくて。」
「ううっ、ぐすんっ」
「そんな大事な、そして辛いことを抱えて、隠して一緒に暮らしてたのは辛かったな。でも大丈夫だよ。もう殺される、なんてことは思わなくていいよ。俺は......俺たちみんなはユイの味方であり、大切な仲間だよ。」
「......っ......!今まで....っすごく......ぐすんっ......怖かった...っ!」
「怖かったね」
「すごく......ぐすんっ......不安で......辛かった......」
「辛かったよね」
「でも......エリックとか、みんながいてくれて.........ぐすんっ......いっぱいお話して......ぐすんっ......楽しかった......っ!」
「みんなとお話して楽しかったね」
「今、こうして......エリックにっ......打ち明けられて......ううっ......殺されたりしないで......良かった......ぐすんっ」
「俺はそんなことはしないよ。だって、ユイは大切な仲間なんだから」
ぎゅっ
「うわぁーん!」
ユイは俺の胸元を掴んで感情が漏れ出すかのように泣き始めた。
「うわぁーん!...でも...ぐすんっ......これから......ひくっ......迷惑いっぱいかけるかも......しれないよ......ううっ」
「それは別に気にしてないよ。俺たちは仲間であり大切な友達なんだから迷惑をかけるのは当然だろ?」
ユイは泣きながらも俺の方を見て必死に言ってくる。
それを俺は笑顔で優しく返す。
「命も......狙われるかも......ぐすんっ...しれないよ......ひくっ」
「その時は俺がみんなを守る。絶対に指一本触れさしやしない。大丈夫、約束する」
「本当...に?ぐすんっ...約束、だよ?」
「ああ、約束だ」
「ぐすんっ......ありがとう」
「いいんだよ。して欲しいこととかがあれば言ってくれてもいいんだよ。ルルみたいにさ!」
「...うん、わかった。......ぐすんっ......じゃあさっそく......もう少し......ひくっ......このままで、いて......ううっ」
「分かったよ。もう少しこのままでいようか」
そう言ってユイは俺の胸に顔を埋めて、また泣き出した。
(よっぽど不安だったんだな)
ユイが奴隷になった理由は分からない。もしかしたらただの金目的で売っただけかもしれない。だが、どちらにせよユイの国を攻め滅ぼした国は
俺がこの手で滅ぼしてやるっ!
「ふぅー。やりたい事は一通りできたし今からどうしようかなぁー?」
やりたいことは一通り確認できその後、すこしアレンジや調整などをして今は満足のいく結果が出たので今から何をしようか迷っていた。
寝るという選択肢もあるが、いまいち眠たくないので悩んでいた。
「う~ん......」
ガチャ。
唸っていると家のドアが開き、中からユイが出てきた。
「お、ユイ。どうした?」
「あんまり寝付けなくて、エリックがこっちにいるから、来た」
「そうか」
ユイはドアを閉めて、俺の横に座った。
「............」
「............」
話すことがなく、少しの間無言が続いた。
初めに口を開いたのはユイだった。
「......エリック、そのー、......あの時はありがとね」
不意にそんな言葉を言われて少しびっくりした。
「え?あの時って?」
「奴隷商でユイを買った後、宿の部屋で体の傷とか、直してくれたこと...」
「あぁ、あの時な。あの時は本当にびっくりしたなぁ。ユイみたいな傷だらけの子が売られてるんだなぁと思ったよ」
「うん。その、それとね、エリック。えーっと、いきなりだけど、ユイのステータス、見てくれる?」
「え?いきなりだな。いいけど、どうしてだ?」
そう聞くとユイは少し暗い顔をした。
「それは......とりあえず、先に見て」
「わ、わかったよ」
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ユイ 14歳 Dランク冒険者
Lv149
HP 3250/3250
MP3520/3520
攻撃力 479
防御力 513
俊敏力 352
魔法攻撃力 824
〈魔法〉
火属性Lv4 光属性Lv13
〈上級スキル〉
隠蔽
〈唯一スキル〉
妖精召喚
〈称号〉
エルフの子 エルフの亡国の第1王女 生死の狭間を彷徨いし者 エルフの神の加護を受けし者
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「......え?」
「ど、どう?見た?」
(ユイがエルフの亡国の第1王女?エルフの亡国って確か5年前くらいにお父さんとお母さんが噂してたけど本当だったんだな。でもその時は、王族、又は王族関係者は皆殺しにされたって言ってたけどまさか生きてたなんて......しかもそれがユイ!?)
「.........エリック?」
(でも待て、そうしたら俺は結構やばいことしてるんじゃないか?元とはいえ王女を奴隷として買って、戦闘で回復役として使おうとしてたのかよ!?もしこのことがエルフの人達に伝わったら俺は......いや、ルルたちまで命を狙われるかもしれない!)
「大丈夫、エリック?」
「......っ!」
その瞬間目眩が起きてユイの方に倒れてしまったが、ユイがそっと俺の体を支えてくれた。
「エリック!大丈夫!?」
「ううっ......大丈夫だ」
俺は体を起こし、きちんと座ってから目をこすった。
「ユイ、その称号にある『エルフの亡国の第1王女』って本当のことなのか?」
「うん......」
「そっか、でもなんで今まで隠してたんだ?」
「エルフの国を攻めてきたのは、人族だったから、もしエリックが、そっち側の人だったら、どうしようと、思って、言えな......かっ...た。ぐすんっ」
ユイは目に涙を溜めながらも理由を話してくれた。
「でも、ね、エリックはユイに、いつも優しく、接してくれてたから、ぐすんっ、言ってもいいと、思ったの......ぐすんっ」
今のユイは今まで見たことのないくらい、怯えて、泣きそうになっていた。
きっと攻められた時のことを思い出してしまっているのだろう。
その怖さは言葉じゃ言い表せない程のことなのだろう。
自分の住んでいる国が攻められ、エルフの民が殺されていき、挙句の果てには家族や、使用人までもが皆殺しに.........
それを隠しながら一緒に暮らしてきたことはとても辛かったのだろう。
今も泣くのを必死にこらえているのかもしれないが、目には大粒の涙が溜まっている。
「ユイ、おいで」
俺はそう言って、ユイのことを軽く抱きしめた。そして俺はユイの耳元で囁いた。
「......ごめんな、ユイ、今まで気づいてあげられなくて。」
「ううっ、ぐすんっ」
「そんな大事な、そして辛いことを抱えて、隠して一緒に暮らしてたのは辛かったな。でも大丈夫だよ。もう殺される、なんてことは思わなくていいよ。俺は......俺たちみんなはユイの味方であり、大切な仲間だよ。」
「......っ......!今まで....っすごく......ぐすんっ......怖かった...っ!」
「怖かったね」
「すごく......ぐすんっ......不安で......辛かった......」
「辛かったよね」
「でも......エリックとか、みんながいてくれて.........ぐすんっ......いっぱいお話して......ぐすんっ......楽しかった......っ!」
「みんなとお話して楽しかったね」
「今、こうして......エリックにっ......打ち明けられて......ううっ......殺されたりしないで......良かった......ぐすんっ」
「俺はそんなことはしないよ。だって、ユイは大切な仲間なんだから」
ぎゅっ
「うわぁーん!」
ユイは俺の胸元を掴んで感情が漏れ出すかのように泣き始めた。
「うわぁーん!...でも...ぐすんっ......これから......ひくっ......迷惑いっぱいかけるかも......しれないよ......ううっ」
「それは別に気にしてないよ。俺たちは仲間であり大切な友達なんだから迷惑をかけるのは当然だろ?」
ユイは泣きながらも俺の方を見て必死に言ってくる。
それを俺は笑顔で優しく返す。
「命も......狙われるかも......ぐすんっ...しれないよ......ひくっ」
「その時は俺がみんなを守る。絶対に指一本触れさしやしない。大丈夫、約束する」
「本当...に?ぐすんっ...約束、だよ?」
「ああ、約束だ」
「ぐすんっ......ありがとう」
「いいんだよ。して欲しいこととかがあれば言ってくれてもいいんだよ。ルルみたいにさ!」
「...うん、わかった。......ぐすんっ......じゃあさっそく......もう少し......ひくっ......このままで、いて......ううっ」
「分かったよ。もう少しこのままでいようか」
そう言ってユイは俺の胸に顔を埋めて、また泣き出した。
(よっぽど不安だったんだな)
ユイが奴隷になった理由は分からない。もしかしたらただの金目的で売っただけかもしれない。だが、どちらにせよユイの国を攻め滅ぼした国は
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