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第3章
一撃
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スティラside
あいつは2本の剣を持って構えている。あたしはちょっとした動作、目の動きや呼吸の間隔までも注意して、全く動かずに睨み合っている。
はじめ、もう一本剣を借りようとしたときは舐められている気がしてイライラしたが、今思えば初めて会った時も背中に2本の剣があった気がする。
あたしは今まで二刀流使いにあったことは無い。自称二刀流使いとかいう剣の基礎も出来ていないようなやつなら会ってきたが……
それ故に勝ちたいとは別の感情、本当の二刀流を見てみたいという感情がある。レイモンド流を生み出したサラ様も二刀流だったらしいけどあたしが物心つく前に亡くなってしまった。だからこそ二刀流を……いや、真のレイモンド流を見てみたい。
レイモンド流は本来二刀流の剣術だ。しかし二刀流を扱える人が全くいないため一本の剣で使えるように改良した。そしてレイモンド流の二刀流の使い方は文書に残してうちの書斎にある。それを何度も読んで何度も試したけどどうしても片方の腕に偏ったり釣られたりして上手くできなかった。
もちろんそこら辺の自称二刀流使いよりは断然使えるけど……
もし本当にあいつが二刀流を使えるとしたらその文書を読ませて実践させてやる!
お願いするにしても命令するにしてもまずは勝たなきゃいけないんだけどね。
あたしはあいつに一層意識を集中させる。
数秒睨み合うとエリックに僅かな変化があった。
(足に力を入れてる?ってことは………来るっっ!)
あたしはどんな攻撃でも受けれるようにあいつだけに集中せずに視野を広くした。
(さぁ、来なさい!…………え?)
そう心で叫んだ瞬間、視界が上に反転し左に飛ばされていた。が、反射的に反応して空中で体の向きを変え、10メートルほど飛ばされて着地できた。そしてあたしがたっていた所にはあいつが立っている。
「がはっ!」
一瞬のことで体が反応しきれてなかったのか着地した後に横腹を蹴られた反動が来た。地面を見ると血を吐いていた。
(魔力防護を貫通したの!?)
あまりの出来事に頭が追いつかない。ずっと見ていたあいつが視界外から攻撃してきた。
(今のことを考えていてもダメ。今は戦いに集中よ!)
自分にそう言い聞かせて口に付いた血を手で乱暴に拭き、もう一度剣を構え直した。
エリックside
今したことは簡単だ。
瞬間移動で真後ろに移動、そして右足でスティラの横腹を蹴った、ただそれだけだ。
エリックからすればそれだけ、だが周りはそうでは無い。
「今の新入生の動き見えたか!?」
「ほんとに何者だよあいつ!」
「まさかあのレイモンドさんに勝つのか!」
などと言ってい人もいれば
「蹴りを使うようなやつに負けるな!レイモンドさん頑張れー!」
「そうだそうだ!剣士なら剣で戦え!」
といったヤジも飛んでいる。
(俺、本当は魔法メインなんです……剣士ではないんです!)
心でそうツッコミを入れてもう一度スティラを見る。その目は一層赤く煌めき、風のせいか髪が少し揺れていてそれもまたスティラの存在感を際立てている。
「なかなかやるじゃない!でも、次はあたしの番よ!」
スティラがそう叫び、猛攻が始まった。
あいつは2本の剣を持って構えている。あたしはちょっとした動作、目の動きや呼吸の間隔までも注意して、全く動かずに睨み合っている。
はじめ、もう一本剣を借りようとしたときは舐められている気がしてイライラしたが、今思えば初めて会った時も背中に2本の剣があった気がする。
あたしは今まで二刀流使いにあったことは無い。自称二刀流使いとかいう剣の基礎も出来ていないようなやつなら会ってきたが……
それ故に勝ちたいとは別の感情、本当の二刀流を見てみたいという感情がある。レイモンド流を生み出したサラ様も二刀流だったらしいけどあたしが物心つく前に亡くなってしまった。だからこそ二刀流を……いや、真のレイモンド流を見てみたい。
レイモンド流は本来二刀流の剣術だ。しかし二刀流を扱える人が全くいないため一本の剣で使えるように改良した。そしてレイモンド流の二刀流の使い方は文書に残してうちの書斎にある。それを何度も読んで何度も試したけどどうしても片方の腕に偏ったり釣られたりして上手くできなかった。
もちろんそこら辺の自称二刀流使いよりは断然使えるけど……
もし本当にあいつが二刀流を使えるとしたらその文書を読ませて実践させてやる!
お願いするにしても命令するにしてもまずは勝たなきゃいけないんだけどね。
あたしはあいつに一層意識を集中させる。
数秒睨み合うとエリックに僅かな変化があった。
(足に力を入れてる?ってことは………来るっっ!)
あたしはどんな攻撃でも受けれるようにあいつだけに集中せずに視野を広くした。
(さぁ、来なさい!…………え?)
そう心で叫んだ瞬間、視界が上に反転し左に飛ばされていた。が、反射的に反応して空中で体の向きを変え、10メートルほど飛ばされて着地できた。そしてあたしがたっていた所にはあいつが立っている。
「がはっ!」
一瞬のことで体が反応しきれてなかったのか着地した後に横腹を蹴られた反動が来た。地面を見ると血を吐いていた。
(魔力防護を貫通したの!?)
あまりの出来事に頭が追いつかない。ずっと見ていたあいつが視界外から攻撃してきた。
(今のことを考えていてもダメ。今は戦いに集中よ!)
自分にそう言い聞かせて口に付いた血を手で乱暴に拭き、もう一度剣を構え直した。
エリックside
今したことは簡単だ。
瞬間移動で真後ろに移動、そして右足でスティラの横腹を蹴った、ただそれだけだ。
エリックからすればそれだけ、だが周りはそうでは無い。
「今の新入生の動き見えたか!?」
「ほんとに何者だよあいつ!」
「まさかあのレイモンドさんに勝つのか!」
などと言ってい人もいれば
「蹴りを使うようなやつに負けるな!レイモンドさん頑張れー!」
「そうだそうだ!剣士なら剣で戦え!」
といったヤジも飛んでいる。
(俺、本当は魔法メインなんです……剣士ではないんです!)
心でそうツッコミを入れてもう一度スティラを見る。その目は一層赤く煌めき、風のせいか髪が少し揺れていてそれもまたスティラの存在感を際立てている。
「なかなかやるじゃない!でも、次はあたしの番よ!」
スティラがそう叫び、猛攻が始まった。
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