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型紙の総面積は変えられない。
錬成って0から1は作れないし、1から2でもダメ。
1は1。2は2。
増やすことも減らすことも出来ないの。
あ。でも余り物を作ることで減らすことは出来るし、1+1で2にすることも出来る。
だけど型紙はダメだった。
他の型紙と合わせて1+1の方法で錬成しようとすると【総面積の変更は出来ません』ってシステムメッセージが。
うぅ、いじわるぅ。
「ってことなので、面積の多い長袖の型紙をこうしました!」
丈を短くした分、ボリュームを出してバルーンやパフ、ケープといったタイプに変更。
長袖でも元々ボリュームのあった型紙を使って袖口をカッコいいカフスに錬成しなおしたり。
襟は丸襟を改造して詰襟にして、カッコいいカフスと合わせれば騎士みたいになっちゃうよね!
「女の子用は襟無しの型紙を使って、胸元をアレンジすれば可愛いのがたくさんできますよ」
「「おぉ~」」
前身ごろの種類は10種類に。後ろ見ごろも5種類に増え、袖は15種類、襟5種類に。
男女比で言うと、やっぱり女の子の方が多くなっちゃったけど。
「ワンポイントとか付けられないんですか? 例えばリボンを胸元にとか」
「あ、出来るよ。前後袖にそれぞれ一カ所ずつまでね」
「じゃあそういうところでも違いを出せますね!」
でもそこはやっぱり、NPC売りだと種類が少なく、課金しなきゃ可愛いのもカッコいいのもないんだって。
「出来れば無課金で遊びたいっていうプレイヤーもいるからねぇ」
「ワタシモソウシタイデス」
ご、ごひゃくえんぐらいなら課金してもいいですよ?
でも公式ショップみると、アバターのガチャガチャですら一回250円なんだもん。
二回やったら無くなっちゃうじゃない。
「あはは、そうだよねぇ」
「よし! 無課金プレイヤー応援キャンペーンですね!」
「え? な、なんのこと?」
工房NPCの所で木製ボタンを購入。
色は木目を生かした木の色そのままのと、赤、青、黄、白の五つだけ。
これ、赤と青を一つずつ錬成陣に乗せて、それぞれ混ぜたりとか出来ないのかなぁ。
赤半分、青半分で紫のボタン二つに──って、出来た!?
え、出来るじゃん。
じ、じゃあ──
赤と黄色でオレンジ。黄色と白でレモン色──いろいろ作れちゃう!
「ね、ねぇ君。そのボタンどこで売ってたんだい?」
「わっわっ。いろんな色がある。私も知りたい。情報料払うから、教えて?」
「ほえっ。い、いえ、その、私、錬金術師なんです。ここで売ってるボタンをこうして──」
集まって来た生産職の人に、実際に錬成するところを見せてあげた。
「おぉ! 錬金術でそんなことが出来るのか」
「お店で売ってるボタンの色って……都合よく色を組み合わせられる奴じゃない?」
「じゃあ錬金されることを前提で並んでいたってこと? うへー、マジかよ」
「ねぇ、お金払うからそのボタン──」
もちろん、売ります!
ボタンは10個セットで50EN。
錬成陣のこともあるけど、大量錬成できるから──
「錬成陣代も入れていいですか? でも大量生産できるので、10個セット51ENでいいです」
「たった1EN上乗せ? いいのかそんなに安くしてもらって」
「はい。最初は実験用で一度の錬成にボタン二個しか使いませんでいたが──ほら、こうやって」
錬成陣の上に、青と白のボタンをそれぞれ20個ずつ乗せて錬成。
出来上がった水色のボタンは40個に。
ボタンだけならもっと乗せられるんだけどね。
「その水色可愛い。20個ください! あとピンクの錬成もお願いできる?」
「あのさ、さっきの紫に白を混ぜたりできないか? ごら、菫色っていうの?」
「あ、それもいい! わぁ、錬金術師に頼めば、今まで以上にバリエーション増えるじゃない!」
型紙も錬成出来るんですよ……と言おうとしたけど、今の状況を見るとちぅうもんが殺到しそう。
これって、私が錬成して販売なんてのも出来るのかなぁ。
「あ、あのぉ。ボタンを練成して販売したら、売れると思いますか?」
「そりゃあ売れるよ。まぁ買うのは俺たちみたいな生産者限定だけどね」
「露店を出すなら、場所も考えた方がいいわよ。実は工房の中にも露店スペースがあるの。ほら、あそこ」
お姉さんが工房の奥の壁を指さす。
あ、本当だ。露店が何軒かあるのが見える。でも誰もいないみたい。放置露店なのかな。
「買い取って欲しい素材とかを置いて、そのまま放置設定にしてるんだよ」
「ほえぇ~。じゃあ私もいろんな色のボタンとかリボンを並べようかなぁ」
「その方がいいわよ。あなたも私たちの依頼を、ずっと聞いてたら外に行けないでしょ?」
「露店するなら価格は見直したほうがいいぞ~。露店費用も掛かるからねぇ」
「うんうん。10個55ENぐらいなら即買いよ!」
よぉし!
頑張って錬成しちゃおう!
お願いされたボタン錬成を済ませてから、ロックんさんの個人工房に戻って紅葉ちゃんと合流した。
錬成って0から1は作れないし、1から2でもダメ。
1は1。2は2。
増やすことも減らすことも出来ないの。
あ。でも余り物を作ることで減らすことは出来るし、1+1で2にすることも出来る。
だけど型紙はダメだった。
他の型紙と合わせて1+1の方法で錬成しようとすると【総面積の変更は出来ません』ってシステムメッセージが。
うぅ、いじわるぅ。
「ってことなので、面積の多い長袖の型紙をこうしました!」
丈を短くした分、ボリュームを出してバルーンやパフ、ケープといったタイプに変更。
長袖でも元々ボリュームのあった型紙を使って袖口をカッコいいカフスに錬成しなおしたり。
襟は丸襟を改造して詰襟にして、カッコいいカフスと合わせれば騎士みたいになっちゃうよね!
「女の子用は襟無しの型紙を使って、胸元をアレンジすれば可愛いのがたくさんできますよ」
「「おぉ~」」
前身ごろの種類は10種類に。後ろ見ごろも5種類に増え、袖は15種類、襟5種類に。
男女比で言うと、やっぱり女の子の方が多くなっちゃったけど。
「ワンポイントとか付けられないんですか? 例えばリボンを胸元にとか」
「あ、出来るよ。前後袖にそれぞれ一カ所ずつまでね」
「じゃあそういうところでも違いを出せますね!」
でもそこはやっぱり、NPC売りだと種類が少なく、課金しなきゃ可愛いのもカッコいいのもないんだって。
「出来れば無課金で遊びたいっていうプレイヤーもいるからねぇ」
「ワタシモソウシタイデス」
ご、ごひゃくえんぐらいなら課金してもいいですよ?
でも公式ショップみると、アバターのガチャガチャですら一回250円なんだもん。
二回やったら無くなっちゃうじゃない。
「あはは、そうだよねぇ」
「よし! 無課金プレイヤー応援キャンペーンですね!」
「え? な、なんのこと?」
工房NPCの所で木製ボタンを購入。
色は木目を生かした木の色そのままのと、赤、青、黄、白の五つだけ。
これ、赤と青を一つずつ錬成陣に乗せて、それぞれ混ぜたりとか出来ないのかなぁ。
赤半分、青半分で紫のボタン二つに──って、出来た!?
え、出来るじゃん。
じ、じゃあ──
赤と黄色でオレンジ。黄色と白でレモン色──いろいろ作れちゃう!
「ね、ねぇ君。そのボタンどこで売ってたんだい?」
「わっわっ。いろんな色がある。私も知りたい。情報料払うから、教えて?」
「ほえっ。い、いえ、その、私、錬金術師なんです。ここで売ってるボタンをこうして──」
集まって来た生産職の人に、実際に錬成するところを見せてあげた。
「おぉ! 錬金術でそんなことが出来るのか」
「お店で売ってるボタンの色って……都合よく色を組み合わせられる奴じゃない?」
「じゃあ錬金されることを前提で並んでいたってこと? うへー、マジかよ」
「ねぇ、お金払うからそのボタン──」
もちろん、売ります!
ボタンは10個セットで50EN。
錬成陣のこともあるけど、大量錬成できるから──
「錬成陣代も入れていいですか? でも大量生産できるので、10個セット51ENでいいです」
「たった1EN上乗せ? いいのかそんなに安くしてもらって」
「はい。最初は実験用で一度の錬成にボタン二個しか使いませんでいたが──ほら、こうやって」
錬成陣の上に、青と白のボタンをそれぞれ20個ずつ乗せて錬成。
出来上がった水色のボタンは40個に。
ボタンだけならもっと乗せられるんだけどね。
「その水色可愛い。20個ください! あとピンクの錬成もお願いできる?」
「あのさ、さっきの紫に白を混ぜたりできないか? ごら、菫色っていうの?」
「あ、それもいい! わぁ、錬金術師に頼めば、今まで以上にバリエーション増えるじゃない!」
型紙も錬成出来るんですよ……と言おうとしたけど、今の状況を見るとちぅうもんが殺到しそう。
これって、私が錬成して販売なんてのも出来るのかなぁ。
「あ、あのぉ。ボタンを練成して販売したら、売れると思いますか?」
「そりゃあ売れるよ。まぁ買うのは俺たちみたいな生産者限定だけどね」
「露店を出すなら、場所も考えた方がいいわよ。実は工房の中にも露店スペースがあるの。ほら、あそこ」
お姉さんが工房の奥の壁を指さす。
あ、本当だ。露店が何軒かあるのが見える。でも誰もいないみたい。放置露店なのかな。
「買い取って欲しい素材とかを置いて、そのまま放置設定にしてるんだよ」
「ほえぇ~。じゃあ私もいろんな色のボタンとかリボンを並べようかなぁ」
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「露店するなら価格は見直したほうがいいぞ~。露店費用も掛かるからねぇ」
「うんうん。10個55ENぐらいなら即買いよ!」
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