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「ここが王の間か?」
魔法の明かりで照らされた室内の奥に、立派な装飾が施された玉座があった。
室内――とはいえ、ここはれっきとした迷宮内の、現在は最下層とされる地下五十階である。
その地下五十階へと降り、ここ王の間へ真っ先に足を踏み入れたのは、全身を赤い鎧で包んだ男――相田 健司だ。
彼の後ろからヴァルジャス帝国の騎士と魔術師がそれぞれ二人、そして司祭がひとり。彼らはみな、赤いローブを着込み、騎士はその下に甲冑を纏っている。
更に相田とともにこの異世界へと召喚された、樫田 獅撃、高田 透、戸敷 聖示の三人も続く。
「なんだよ。ダンジョンボスとかいねえのか」
樫田はつまらなさそうに、その手に持った二振りの剣を鞘へと納めた。
隣に立つ高田も、重量級メイスを腰の留め金にはめ緊張を解すように肩を鳴らす。
「おいお前ら、何勝手に寛いでいるんだ。いつでも戦えるよう、臨戦態勢を整えておいてくれよな」
「あぁん? てめーこそ、勝手に指示出してんじゃねーぞオラァ」
「俺は騎士だぞ。ひ弱なお前を守ってやってるのは、盾役の俺だってこと、忘れないほうがいいぞ」
「あぁ? んだとてめーっ」
「だぁぁ、二人ともうるせえっ。高田、そいつのことなんて相手にするな」
「うっす、獅撃さん」
相田と高田の二人がいがみ合い、仲裁に入っているのかいないのか分からない樫田たちの後ろで、召喚されし者のひとり、戸敷が注意深く辺りを観察する。
"探知"、"索敵"という魔法を使うと、部屋の奥に何かを発見した。
近づこうとすると、付き添いという名目の監視役でもある帝国兵が戸敷を制する。
「トシキ様、何があるか分かりません。あれこれ触れぬよう、お願いいたします」
「……分かった」
行動を阻害され憤慨する戸敷であったが、確かに何かあれば命の危険がある。
異世界にやってきて、早々に死ぬなんてことはあってはならない。
そう思い、戸敷は大人しく彼らに従った。
だが同時に探求心というものもある。
自らが見つけた物が何なのか、戸敷はそれを知るために呪文を唱える。
鷹の目――遠くの物でも見ることができるという魔法を。
その力を借り、彼が見た物は甲冑であった。
それが九つ、床に転がっている。
(どこかの冒険者がここで倒れ、鎧だけが残った……か。いや、あの鎧……どこかで見たような?)
どこであったか、戸敷は思い出すことが出来なかった。
秀才ともてはやされた自分が思い出せないことにいら立ちを覚え、見たという記憶を気のせいであったと都合よく書き換える。
悪態をつく樫田を高田。
ひとり王の間から出て、通りかかるモンスターをなぶり殺している相田。そして甲冑を見て見ぬふりを決め込んだ戸敷。
彼ら四人から離れ、甲冑が転がる付近を調べる帝国軍魔導部隊に所属する魔術師二人は、【探知】を駆使して目的の物を探す。
ひとりが玉座に仕掛けがあるのを見つけると、もうひとりが床に何かが隠されていることを見つける。
床にあるのはおそらく隠し扉。
一見しても、目を凝らして見ても、それらしい物はどこにもない。
だが高度な【探知】魔法だと僅かな反応が見て取れる。
彼らが真にこの迷宮を目指した理由――それがこの扉だ。
もっと詳しく言えば、この扉を守っているであろう騎士の亡霊を打倒し、扉の存在を確認することであった。
幸いにも騎士の亡霊の姿はなく、成仏したのだと判断した。
そう判断するだけの材料があったからだ。
「甲冑だけが転がっているということは――」
「数百年の時が経っているのです。もう守る必要無しと判断し、成仏したのでしょう」
「亡霊の噂は昔からあったが、噂があったからこそ何かと見間違えたという可能性もあるからな」
勇者たちには聞かれぬよう、そう小声で話す帝国兵ら。
目的を達成した彼らは、勇者らの下へと戻り帰還を告げる。
「ったく! 五十階まで下りてきて、宝がないだと! あるって言ったのはお前たちじゃないかっ」
「いやぁ、守護者を倒さねば、宝箱は出現仕組みでして」
「くっそ! 御霊は手に入れているっていうのに……あぁ、腹立たしいっ」
「申し訳ございませんアイダ様。お詫びと言ってはなんですが、お戻りになったらしばらくは自由《・・》になさって構いませんので」
そう言われ相田の顔が下品に笑う。
そんな相田を見て、樫田はあからさまに不機嫌な顔になる。
(っち。相田の野郎。また奴隷女を買う気か)
迷宮に来る前、帝都にいた頃に相田は数人の奴隷女を侍らせていた。
何人もの女と性交を繰り返したと自慢げに話す相田を、樫田は快く思っていない。
母ひとり子ひとりという家庭環境で育ち、母の苦労を見て育ったが故か、女性に対して樫田は意外なほど気を使っている。
気を使いすぎてロクに会話も出来ないという弊害もあったが、逆にそれが女子生徒にうけて陰で彼を見つめる生徒もいたとかいないとか。
そんな樫田の自称弟分である高田も、彼に倣い異性には暴力的な言動を慎む紳士な不良生徒であった。
戸敷に至っては異性になど興味もなく、当然同性にも興味はない。
今現在、彼の興味はこの異世界であり、そして魔法である。
知らなかったことを知る。
その喜びに、彼は憑りつかれているのだ。
とはいえ、それも命あっての物種。
決して自分から先頭に立とうとはせず、また率先して何かをしようともしない。
だが相田は違っていた。
もともと人前に立ち、目立つことが好きだった彼は、表ではクラス委員としてムードメーカーとも言われていた。
だがその実、匿名のSNSを使って他人を陥れたり、女子生徒とのみだらな行為を撮影して弱みを握ったりと、まさに悪人のそれである。
そんな彼が異世界へと召喚された。
しかも勇者としてだ。
彼は浮かれた。これ以上ないほどに目立てると。
そして女も好き放題抱ける。誰にも咎められることもなく。
だが思いのほか上手くいかないことも多かった。
地上で御霊と再会した際にいた女のことといい、ここでのお宝のことといい。
「ま、女のひとりぐらい、いいか」
そう自分に言い聞かせて、彼は地上に戻ってからのことを想像する。
次はどの女を買わせようか。
せっかくの異世界なのだから、異種族はいないのか。
エルフは?
ドワーフ……は止めておこう。
浮足立つ相田を先頭に、一行は元来た道を戻っていく。
周囲のモンスターは、既に相田が倒し切っていたため五十階から四十九階までモンスターと遭遇することなく進んだ。
迷宮内のモンスターが復活するのはそれほど早くはない。
途中の四十五階まではさくさく進み、そこからは戦闘を交えての帰路となる。
彼らが無事に地上へと戻ってきたのはその翌日。
御霊 霊路らがヴェルタに戻って四日後の深夜であった。
魔法の明かりで照らされた室内の奥に、立派な装飾が施された玉座があった。
室内――とはいえ、ここはれっきとした迷宮内の、現在は最下層とされる地下五十階である。
その地下五十階へと降り、ここ王の間へ真っ先に足を踏み入れたのは、全身を赤い鎧で包んだ男――相田 健司だ。
彼の後ろからヴァルジャス帝国の騎士と魔術師がそれぞれ二人、そして司祭がひとり。彼らはみな、赤いローブを着込み、騎士はその下に甲冑を纏っている。
更に相田とともにこの異世界へと召喚された、樫田 獅撃、高田 透、戸敷 聖示の三人も続く。
「なんだよ。ダンジョンボスとかいねえのか」
樫田はつまらなさそうに、その手に持った二振りの剣を鞘へと納めた。
隣に立つ高田も、重量級メイスを腰の留め金にはめ緊張を解すように肩を鳴らす。
「おいお前ら、何勝手に寛いでいるんだ。いつでも戦えるよう、臨戦態勢を整えておいてくれよな」
「あぁん? てめーこそ、勝手に指示出してんじゃねーぞオラァ」
「俺は騎士だぞ。ひ弱なお前を守ってやってるのは、盾役の俺だってこと、忘れないほうがいいぞ」
「あぁ? んだとてめーっ」
「だぁぁ、二人ともうるせえっ。高田、そいつのことなんて相手にするな」
「うっす、獅撃さん」
相田と高田の二人がいがみ合い、仲裁に入っているのかいないのか分からない樫田たちの後ろで、召喚されし者のひとり、戸敷が注意深く辺りを観察する。
"探知"、"索敵"という魔法を使うと、部屋の奥に何かを発見した。
近づこうとすると、付き添いという名目の監視役でもある帝国兵が戸敷を制する。
「トシキ様、何があるか分かりません。あれこれ触れぬよう、お願いいたします」
「……分かった」
行動を阻害され憤慨する戸敷であったが、確かに何かあれば命の危険がある。
異世界にやってきて、早々に死ぬなんてことはあってはならない。
そう思い、戸敷は大人しく彼らに従った。
だが同時に探求心というものもある。
自らが見つけた物が何なのか、戸敷はそれを知るために呪文を唱える。
鷹の目――遠くの物でも見ることができるという魔法を。
その力を借り、彼が見た物は甲冑であった。
それが九つ、床に転がっている。
(どこかの冒険者がここで倒れ、鎧だけが残った……か。いや、あの鎧……どこかで見たような?)
どこであったか、戸敷は思い出すことが出来なかった。
秀才ともてはやされた自分が思い出せないことにいら立ちを覚え、見たという記憶を気のせいであったと都合よく書き換える。
悪態をつく樫田を高田。
ひとり王の間から出て、通りかかるモンスターをなぶり殺している相田。そして甲冑を見て見ぬふりを決め込んだ戸敷。
彼ら四人から離れ、甲冑が転がる付近を調べる帝国軍魔導部隊に所属する魔術師二人は、【探知】を駆使して目的の物を探す。
ひとりが玉座に仕掛けがあるのを見つけると、もうひとりが床に何かが隠されていることを見つける。
床にあるのはおそらく隠し扉。
一見しても、目を凝らして見ても、それらしい物はどこにもない。
だが高度な【探知】魔法だと僅かな反応が見て取れる。
彼らが真にこの迷宮を目指した理由――それがこの扉だ。
もっと詳しく言えば、この扉を守っているであろう騎士の亡霊を打倒し、扉の存在を確認することであった。
幸いにも騎士の亡霊の姿はなく、成仏したのだと判断した。
そう判断するだけの材料があったからだ。
「甲冑だけが転がっているということは――」
「数百年の時が経っているのです。もう守る必要無しと判断し、成仏したのでしょう」
「亡霊の噂は昔からあったが、噂があったからこそ何かと見間違えたという可能性もあるからな」
勇者たちには聞かれぬよう、そう小声で話す帝国兵ら。
目的を達成した彼らは、勇者らの下へと戻り帰還を告げる。
「ったく! 五十階まで下りてきて、宝がないだと! あるって言ったのはお前たちじゃないかっ」
「いやぁ、守護者を倒さねば、宝箱は出現仕組みでして」
「くっそ! 御霊は手に入れているっていうのに……あぁ、腹立たしいっ」
「申し訳ございませんアイダ様。お詫びと言ってはなんですが、お戻りになったらしばらくは自由《・・》になさって構いませんので」
そう言われ相田の顔が下品に笑う。
そんな相田を見て、樫田はあからさまに不機嫌な顔になる。
(っち。相田の野郎。また奴隷女を買う気か)
迷宮に来る前、帝都にいた頃に相田は数人の奴隷女を侍らせていた。
何人もの女と性交を繰り返したと自慢げに話す相田を、樫田は快く思っていない。
母ひとり子ひとりという家庭環境で育ち、母の苦労を見て育ったが故か、女性に対して樫田は意外なほど気を使っている。
気を使いすぎてロクに会話も出来ないという弊害もあったが、逆にそれが女子生徒にうけて陰で彼を見つめる生徒もいたとかいないとか。
そんな樫田の自称弟分である高田も、彼に倣い異性には暴力的な言動を慎む紳士な不良生徒であった。
戸敷に至っては異性になど興味もなく、当然同性にも興味はない。
今現在、彼の興味はこの異世界であり、そして魔法である。
知らなかったことを知る。
その喜びに、彼は憑りつかれているのだ。
とはいえ、それも命あっての物種。
決して自分から先頭に立とうとはせず、また率先して何かをしようともしない。
だが相田は違っていた。
もともと人前に立ち、目立つことが好きだった彼は、表ではクラス委員としてムードメーカーとも言われていた。
だがその実、匿名のSNSを使って他人を陥れたり、女子生徒とのみだらな行為を撮影して弱みを握ったりと、まさに悪人のそれである。
そんな彼が異世界へと召喚された。
しかも勇者としてだ。
彼は浮かれた。これ以上ないほどに目立てると。
そして女も好き放題抱ける。誰にも咎められることもなく。
だが思いのほか上手くいかないことも多かった。
地上で御霊と再会した際にいた女のことといい、ここでのお宝のことといい。
「ま、女のひとりぐらい、いいか」
そう自分に言い聞かせて、彼は地上に戻ってからのことを想像する。
次はどの女を買わせようか。
せっかくの異世界なのだから、異種族はいないのか。
エルフは?
ドワーフ……は止めておこう。
浮足立つ相田を先頭に、一行は元来た道を戻っていく。
周囲のモンスターは、既に相田が倒し切っていたため五十階から四十九階までモンスターと遭遇することなく進んだ。
迷宮内のモンスターが復活するのはそれほど早くはない。
途中の四十五階まではさくさく進み、そこからは戦闘を交えての帰路となる。
彼らが無事に地上へと戻ってきたのはその翌日。
御霊 霊路らがヴェルタに戻って四日後の深夜であった。
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