器用貧乏の底辺冒険者~俺だけ使える『ステータスボード』で最強になる!~

夢・風魔

文字の大きさ
40 / 41

40

しおりを挟む
「ルナは斥候、にゃびは……なんだこれ?」
「えっと……ロイドの従魔、斥候。ロイドの従魔、魔術師? そんな職業があるの?」
「おいにゃもこんなの知らないにゃあ」

 もしかして、冒険者に登録したことで変わったのか?
 ルナの方は、職業を選択する前にあった斥候が候補に入っている。
 にゃびは斥候と魔術師。だけど「ロイドの従魔」は固定のままなんだな。

「にゃび、二つもあるなんてずるい」
「ふにゃっはっは」
「ん? 転職するのには条件があるみたいだ」

 にゃびの転職候補に触れると、【スキルポイントを1消費します。よろしいですか?】という文字が浮かんだ。
 転職にスキルポイントが必要なのか。貴重なポイントなんだがなぁ。

「スキルポイントを消費して転職なんて……」
「にゃ~。でも1ポイントだけにゃよ。転職してレベル2以上あげれば元は取れるにゃ」
「確かに……そうね」
「どうする? 転職するかい?」

 二人は悩んだ末、ルナはインパクトアローをレベル10にしてレベル上限に達成。残りポイント1を消費して斥候に転職した。
 にゃびは転職用に1ポイント消費させただけで、スキルはそのままだ。



【名 前】ロイド
【年 齢】16歳
【種 族】人間
【職 業】見習い魔術師 レベル39 +

【筋 力】392+124
【体 力】392+124
【敏捷力】392+124
【集中力】392+124
【魔 力】392+124
【 運 】392+124

【ユニークスキル】
 平均化

【習得スキル】
『プチバッシュ レベル15上限』『プチ忍び足 レベル10』『プチ鷹の目 レベル1』
『プチ・ヒール レベル10』『プチ・ファイア レベル10』『魔法操作・味方認識 レベル1上限』

【獲得可能スキル一覧】+

【獲得スキル】
●強化系スキル
『筋力プチ強化 レベル10』『魔力プチ強化 レベル12』
『体力プチ強化 レベル10』『敏捷力プチ強化 レベル10』
『集中力プチ強化 レベル10』 『運プチ強化 レベル10』

●アクティブスキル
『バーストブレイク レベル10』『プチ・スラッシュ レベル10』
『プチ隠密 レベル10』『プチ・ブレッシング レベル10』
『プチ・アイス レベル1』『プチ・サンダー レベル5』
『プチ・ロック レベル10』『プチ・カッター レベル10』
『プチ・ファイアストーム レベル10上限』
『プチ・ロックウォーツ レベル10上限』

●パッシブスキル
『見習い職業時の獲得経験値増加 レベル10上限』
『魔法操作 レベル5』『スキルポイントアップ レベル1上限』


【ステータスポイント】0
【スキルポイント】68

*******●パーティーメンバー*******

【名 前】ルナリア
【年 齢】16歳
【種 族】兎人
【職 業】斥候 レベル1 +


【筋 力】40
【体 力】55
【敏捷力】470
【集中力】495+50
【魔 力】26
【 運 】13

【習得スキル】

【獲得可能スキル一覧】+

【獲得スキル】
『射速 レベル5』『標的認識 レベル5』『ツインアロー レベル10上限』
『集中力強化 レベル10』『インパクトアロー レベル10上限』

【ステータスポイント】0
【スキルポイント】0

------------------------------

【名 前】にゃび
【年 齢】35歳
【種 族】ネコマタ
【職 業】ロイドの従魔・斥候レベル1 +

【筋 力】159
【体 力】82
【敏捷力】541
【集中力】50
【魔 力】479
【 運 】443

【習得スキル】
『月光の爪 レベル15上限』『夜目 レベル10上限』『忍び足 レベル10上限』
『弱点看破 レベル1上限』『爆連 レベル4』

【獲得可能スキル一覧】+

【獲得スキル】
『風のマント レベル10上限』『紅い月 レベル10上限』『鋭利な爪 レベル5』
『影 レベル10上限』『肉球もみもみ レベル3』

【ステータスポイント】5
【スキルポイント】4



 俺のスキルが増えすぎたせいか、獲得スキル欄に整理機能が追加されていた。
 これで見やすくなる。
 職業はこのままで。
 転職可能一覧に、『見習い精霊使い』と『見習い召喚士』『見習い魔導師』が薄灰色の文字で出ているからだ。
 これもコポトから贈られた知識を、ステータスボードが解析して具体的な転職条件を表記したのだろう。
 その条件が、見習い魔術師のレベルが50に達すること──だった。

 たぶん他の職業でも同じ条件て、上位職に転職出来るはずだ。

「せっかく転職しても、暫くは街道を歩くしモンスターとの遭遇も滅多にないんだけどね」
「そうね。でも転職して困る訳でもないし」

 それもそうか。
 見習い戦士に転職しても、魔法スキルはいつも通り使える。
 ルナも斥候になっても弓を扱えるだろう。
 斥候で弓を使っている人も、たまにだけどいるしね。

「それじゃ、ルナのお尻の具合も大丈夫そうなら、明日の朝出発でいいかな?」

 隣のベッドに視線を向けると、親指を立ててオッケーサインをするにゃびと、何故か顔を真っ赤にしたルナが──そっぽを向いた。

 ん?
 俺、なんかマズいことでも言ったかな?





 翌朝は早い時間から宿を出た。
 こんな時間でも町の露店通りは賑わっていて、昼に食べるものや水、遅くなった時のことも考えて夕食まで買い込む。

「空間収納袋だと、中で食べ物が腐らないってのが助かるね」
「美味しいお肉がずっと美味しいにゃんて、天国にゃ」

 食材だろうと調理済みの料理だろうと、袋に入れておけば腐らない。温かい状態で入れれば、それすら保たれているんだ。
 マジックアイテムって凄いな。

「ルナは何食べる? 好きなもの選んでよ」
「べ、別に……なんでもいいもん」
「なんでも? でも好き嫌いとかあるだろ? それにこんなに沢山店があるんだ。なんだって好きなもの選べるんだぞ?」

 彼女の顔を覗き込むと、一瞬目線が合って、それからプイっとそっぽを向かれた。
 顔が少し赤い気がする。昨晩のあの時のように。

 もしかして……

「ルナ、ちょっとごめん」

 二日間も馬車の中で、ずっと同じ姿勢。お尻が痛いだけじゃなく、体調が悪くなっていたって不思議じゃない。
 なんで俺はそんなことにも気づけなかったんだ。
 ごめん、ルナ。ごめん。

「熱は……」

 彼女のおデコに手を当ててみるけど、特に熱いとは感じないな。
 俺の手が温もってる?
 念のためおデコ同士をくっつける。

「うん、熱はないようだけど。具合が悪かったりしないか?」

 彼女を放してからもう一度顔を覗き込む。
 さっきより赤い!?

「な、なな、な、なん、なんでもないからっ。あ、あれ。私あれにするっ」

 何故か慌てた様子でルナは、超肉モリモリサンドと看板に描かれた露店へと駆けだした。
 そんなに肉、食べたかったのか。

しおりを挟む
感想 12

あなたにおすすめの小説

最弱無双は【スキルを創るスキル】だった⁈~レベルを犠牲に【スキルクリエイター】起動!!レベルが低くて使えないってどういうこと⁈~

華音 楓
ファンタジー
『ハロ~~~~~~~~!!地球の諸君!!僕は~~~~~~~~~~!!神…………デス!!』 たったこの一言から、すべてが始まった。 ある日突然、自称神の手によって世界に配られたスキルという名の才能。 そして自称神は、さらにダンジョンという名の迷宮を世界各地に出現させた。 それを期に、世界各国で作物は不作が発生し、地下資源などが枯渇。 ついにはダンジョンから齎される資源に依存せざるを得ない状況となってしまったのだった。 スキルとは祝福か、呪いか…… ダンジョン探索に命を懸ける人々の物語が今始まる!! 主人公【中村 剣斗】はそんな大災害に巻き込まれた一人であった。 ダンジョンはケントが勤めていた会社を飲み込み、その日のうちに無職となってしまう。 ケントは就職を諦め、【探索者】と呼ばれるダンジョンの資源回収を生業とする職業に就くことを決心する。 しかしケントに授けられたスキルは、【スキルクリエイター】という謎のスキル。 一応戦えはするものの、戦闘では役に立たづ、ついには訓練の際に組んだパーティーからも追い出されてしまう。 途方に暮れるケントは一人でも【探索者】としてやっていくことにした。 その後明かされる【スキルクリエイター】の秘密。 そして、世界存亡の危機。 全てがケントへと帰結するとき、物語が動き出した…… ※登場する人物・団体・名称はすべて現実世界とは全く関係がありません。この物語はフィクションでありファンタジーです。

終末世界の解析者~現代ダンジョンに滅ぼされた世界で最強クラフトスキルを駆使して送る、快適楽園スローライフ!~

はむかつ
ファンタジー
目が覚めたら世界が滅んでいた!? 世界中に突如現れた現代ダンジョンにより、世界人口の大半が死滅した。 植物が侵食し都市機能がマヒした世界で、生き延びたわずかな人同士で物資を奪い合うディストピア。 研究施設で目覚めた朝霧ユウトは、そんな終末世界で生き延びるために最適なスキル『解析・修理・復元』が使えるようになっていた。 物資調達に来ていた美人姉妹との出会い。 極悪な集落との決別、新しい拠点づくり。 現代知識を駆使した快適なスローライフ。 次々に増える居住者(ハーレム要素あり) 極悪な元集落へのざまぁ展開。 そしてダンジョンの謎、この世界の行く末は……。 個性豊かなキャラクターとともにサバイバルを生き抜いていく、時にシリアス、時にほのぼのなストーリー、ここに開幕。

なんとなく歩いてたらダンジョンらしき場所に居た俺の話

TB
ファンタジー
岩崎理(いわさきおさむ)40歳バツ2派遣社員。とっても巻き込まれ体質な主人公のチーレムストーリーです。

オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】

山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。 失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。 そんな彼が交通事故にあった。 ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。 「どうしたものかな」 入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。 今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。 たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。 そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。 『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』 である。 50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。 ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。 俺もそちら側の人間だった。 年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。 「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」 これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。 注意事項 50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。 あらかじめご了承の上読み進めてください。 注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。 注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。

社畜おっさんは巻き込まれて異世界!? とにかく生きねばなりません!

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
私の名前はユアサ マモル 14連勤を終えて家に帰ろうと思ったら少女とぶつかってしまった とても人柄のいい奥さんに謝っていると一瞬で周りの景色が変わり 奥さんも少女もいなくなっていた 若者の間で、はやっている話を聞いていた私はすぐに気持ちを切り替えて生きていくことにしました いや~自炊をしていてよかったです

大学生活を謳歌しようとしたら、女神の勝手で異世界に転送させられたので、復讐したいと思います

町島航太
ファンタジー
2022年2月20日。日本に住む善良な青年である泉幸助は大学合格と同時期に末期癌だという事が判明し、短い人生に幕を下ろした。死後、愛の女神アモーラに見初められた幸助は魔族と人間が争っている魔法の世界へと転生させられる事になる。命令が嫌いな幸助は使命そっちのけで魔法の世界を生きていたが、ひょんな事から自分の死因である末期癌はアモーラによるものであり、魔族討伐はアモーラの私情だという事が判明。自ら手を下すのは面倒だからという理由で夢のキャンパスライフを失った幸助はアモーラへの復讐を誓うのだった。

どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん
ファンタジー
ある日、友達に誘われ始めたMMORPG…[アルバスクロニクルオンライン] 何の変哲も無くゲームを始めたつもりがしかし!?… たった一つのスキルのせい?…で起きる波乱万丈な冒険物語。 ※本作品はPCで編集・改行がされて居る為、スマホ・タブレットにおける 縦読みでの読書は読み難い点が出て来ると思います…それでも良いと言う方は…… ゆっくりしていってね!!! ※ 現在書き直し慣行中!!!

最強の職業は付与魔術師かもしれない

カタナヅキ
ファンタジー
現実世界から異世界に召喚された5人の勇者。彼等は同じ高校のクラスメイト同士であり、彼等を召喚したのはバルトロス帝国の3代目の国王だった。彼の話によると現在こちらの世界では魔王軍と呼ばれる組織が世界各地に出現し、数多くの人々に被害を与えている事を伝える。そんな魔王軍に対抗するために帝国に代々伝わる召喚魔法によって異世界から勇者になれる素質を持つ人間を呼びだしたらしいが、たった一人だけ巻き込まれて召喚された人間がいた。 召喚された勇者の中でも小柄であり、他の4人には存在するはずの「女神の加護」と呼ばれる恩恵が存在しなかった。他の勇者に巻き込まれて召喚された「一般人」と判断された彼は魔王軍に対抗できないと見下され、召喚を実行したはずの帝国の人間から追い出される。彼は普通の魔術師ではなく、攻撃魔法は覚えられない「付与魔術師」の職業だったため、この職業の人間は他者を支援するような魔法しか覚えられず、強力な魔法を扱えないため、最初から戦力外と判断されてしまった。 しかし、彼は付与魔術師の本当の力を見抜き、付与魔法を極めて独自の戦闘方法を見出す。後に「聖天魔導士」と名付けられる「霧崎レナ」の物語が始まる―― ※今月は毎日10時に投稿します。

処理中です...