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6話
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シーザー・カンタゴル侯爵とレイナ・グレートの二人がこのタイミングでやってきた……神様のいたずらとしか思えない状況だ。果たしてその神様は私の味方なのか敵なのか……どっちだろうか。
「ジェームズ様、元気なんですかね」
「しかし驚いたな、レイナがジェームズ殿と幼馴染だったとは」
「黙っていて申し訳なかったです」
「いやいや、気にしないで構わないよ……ふふふ」
聞き覚えのある声が近づいてくる。私とジェームズが居る部屋に向かっている証拠ね。はっきり聞こえてくるので、かなり大きな声で話しているみたい。
レイナには教えていないけれど、シーザー様はかなり嫉妬深い……ジェームズと私達が幼馴染だと分かっただけでも、心の中は燃えているはず。さてさて、どのようになるか。
それから程なくして、ノックの音が聞こえた。
「失礼いたします、ジェームズ・ルーグナー様。シーザー・カンタゴルでございます……突然の訪問、申し訳ありません」
「同じく、レイナ・グレートでございます」
「中へどうぞ」
ジェームズは嫌な顔を一切することなく、二人を招き入れた。まあ、私とは違ってジェームズから見れば知り合いの侯爵と、幼馴染のレイナに見えるだろうしね。
「失礼いたします、ジェームズ様」
シーザー様とレイナは中へ入ると、ジェームズに礼をした。それから……私と視線が合い驚いた表情を浮かべる。
「お姉ちゃん……? どうしてここへ?」
「レイナ……それから、シーザー様までいらっしゃるとは思いませんでした」
私は冷たい視線を二人に浴びせる。ジェームズは、彼らが来たことにより突然変化した雰囲気を敏感に察知しているようだった。
「私はお父様からジェームズ様が公爵になると聞いたから、お邪魔させていただいたのよ。レイナも同じなんじゃないの?」
「ええ……まあ、そうだけれど」
「そういうことだったか。わざわざ来てくれて感謝するよ。さあ、遠慮せずに掛けてくれ」
「それでは……失礼いたします」
レイナとシーザー様もソファに座った。丁度私の隣に並ぶ形で。
「ジェームズ様、この度は公爵閣下になられるようで……おめでとうございます」
「ありがとう、シーザー殿。貴殿からのお言葉はとても励みになるよ」
「勿体ないお言葉でございます」
シーザー様とジェームズの二人は杓子定規な会話を繰り広げた。公爵と侯爵という上位に立つ者には必須の会話といったところね。お互いの地位の確立という意味合いもある。
ジョセフは軽く唸りながらシーザー様を見ていた。敵、という認識を持っているのかもしれない。可愛かったので優しく撫でてあげる。
「それから……レイナ」
「は、はい! ジェームズ様!」
「おいおい、他人行儀だな。幼馴染なんだから、ジェームズと呼び捨てにしてくれて構わないぞ?」
「えっ、いいんですか?」
「もちろんだ」
「……」
レイナとジェームズの会話は特に違和感は感じない。でもなんだろう? シーザー様の様子がおかしいことに私は気付いた。なんだか不穏な予感がするわね……。
「ジェームズ様、元気なんですかね」
「しかし驚いたな、レイナがジェームズ殿と幼馴染だったとは」
「黙っていて申し訳なかったです」
「いやいや、気にしないで構わないよ……ふふふ」
聞き覚えのある声が近づいてくる。私とジェームズが居る部屋に向かっている証拠ね。はっきり聞こえてくるので、かなり大きな声で話しているみたい。
レイナには教えていないけれど、シーザー様はかなり嫉妬深い……ジェームズと私達が幼馴染だと分かっただけでも、心の中は燃えているはず。さてさて、どのようになるか。
それから程なくして、ノックの音が聞こえた。
「失礼いたします、ジェームズ・ルーグナー様。シーザー・カンタゴルでございます……突然の訪問、申し訳ありません」
「同じく、レイナ・グレートでございます」
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ジェームズは嫌な顔を一切することなく、二人を招き入れた。まあ、私とは違ってジェームズから見れば知り合いの侯爵と、幼馴染のレイナに見えるだろうしね。
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シーザー様とレイナは中へ入ると、ジェームズに礼をした。それから……私と視線が合い驚いた表情を浮かべる。
「お姉ちゃん……? どうしてここへ?」
「レイナ……それから、シーザー様までいらっしゃるとは思いませんでした」
私は冷たい視線を二人に浴びせる。ジェームズは、彼らが来たことにより突然変化した雰囲気を敏感に察知しているようだった。
「私はお父様からジェームズ様が公爵になると聞いたから、お邪魔させていただいたのよ。レイナも同じなんじゃないの?」
「ええ……まあ、そうだけれど」
「そういうことだったか。わざわざ来てくれて感謝するよ。さあ、遠慮せずに掛けてくれ」
「それでは……失礼いたします」
レイナとシーザー様もソファに座った。丁度私の隣に並ぶ形で。
「ジェームズ様、この度は公爵閣下になられるようで……おめでとうございます」
「ありがとう、シーザー殿。貴殿からのお言葉はとても励みになるよ」
「勿体ないお言葉でございます」
シーザー様とジェームズの二人は杓子定規な会話を繰り広げた。公爵と侯爵という上位に立つ者には必須の会話といったところね。お互いの地位の確立という意味合いもある。
ジョセフは軽く唸りながらシーザー様を見ていた。敵、という認識を持っているのかもしれない。可愛かったので優しく撫でてあげる。
「それから……レイナ」
「は、はい! ジェームズ様!」
「おいおい、他人行儀だな。幼馴染なんだから、ジェームズと呼び捨てにしてくれて構わないぞ?」
「えっ、いいんですか?」
「もちろんだ」
「……」
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