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同衾
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「もういいよ。鈴木君。他はどうでもいいから1つだけ教えて。」
「ハイ。何なりと。」
もうあんな髭親父はどうでもいいから。
鈴木君に彼女(もしくは彼氏)がいるかどうかだけ聞きたい。
もはや血涙が出そうなくらい、聞きたい。
「姫茸先生は独身ですよ。」
そんなことは、ビタイチ聞きたくないのに。
・・・もう質問タイムは終了なの?
「では姫茸先生に紹介しますね。」
何か嫌な予感しかしないよ・・・。
髭のおっさんに呼びかける。
「姫茸先生、例の鬼畜作家を連れてきましたよ~。」
大声で言わないでよ、鈴木君。
あと私を『例の鬼畜作家』呼ばわりしないでくれないかな。
「ああ。鈴木さん。この女子力が低い人が、例の人?」
近寄ってきた髭親父は予想以上にデカい。
縦も横も無駄にデカい。
鈴木君が昔、こいつに組み敷かれていたらどうしよう。
ホソッコイ鈴木君は逃げられないだろうし・・・。
「姫茸先生、しかし久しぶりですね。」
「本当ね。鈴木君とは昨年の忘年会で無理やり同衾させた時以来かしら?」
鈴木君、やられてんじゃん!
気にしてなさそうだけど。
「ハイ。何なりと。」
もうあんな髭親父はどうでもいいから。
鈴木君に彼女(もしくは彼氏)がいるかどうかだけ聞きたい。
もはや血涙が出そうなくらい、聞きたい。
「姫茸先生は独身ですよ。」
そんなことは、ビタイチ聞きたくないのに。
・・・もう質問タイムは終了なの?
「では姫茸先生に紹介しますね。」
何か嫌な予感しかしないよ・・・。
髭のおっさんに呼びかける。
「姫茸先生、例の鬼畜作家を連れてきましたよ~。」
大声で言わないでよ、鈴木君。
あと私を『例の鬼畜作家』呼ばわりしないでくれないかな。
「ああ。鈴木さん。この女子力が低い人が、例の人?」
近寄ってきた髭親父は予想以上にデカい。
縦も横も無駄にデカい。
鈴木君が昔、こいつに組み敷かれていたらどうしよう。
ホソッコイ鈴木君は逃げられないだろうし・・・。
「姫茸先生、しかし久しぶりですね。」
「本当ね。鈴木君とは昨年の忘年会で無理やり同衾させた時以来かしら?」
鈴木君、やられてんじゃん!
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