47 / 50
打ち合わせはパンケーキ屋さんで
しおりを挟む
「まさか、まさか本当に実在の人物だったなんて・・・。」
キノコ野郎、人を都市伝説扱いしてたのね。
「でもそれならば、さっき、初めて会った時のどす黒いオーラも理解できるわ。」
ん?
さっきはあんた、人の事を二時間ドラマの冒頭で速攻殺されそうな地味な女、乳パッド多めって言ってたじゃん!
あたしも自分の悪口となると、結構長い文章も簡単に覚えてるし・・・。
「まるで安達ヶ原で鬼婆に遭遇したような。」
「ここは代官山でしょ! 鈴木君、このおっさんに何か言ってやってよ。」
「鬼婆っていうか、地獄の獄卒って感じですけどね。」
「鈴木君、何でもっとひどい表現にグレードアップさせてるの!?」
「しかも牛頭のほう。」
「何ですって!?」
「まあまあ両先生、すっかりと打ち解けたところで、」
「どこがよ! 熱戦真っ最中じゃないの!?」
「作品の打ち合わせ、どこでします?」
「話を聞いてよ!」
「あたしのお気に入りのパンケーキ屋さんがあるんだけど。」
「キノコ野郎、あんたもだよ!」
「パンケーキ! いいですね。俺、大好きですよ。」
「おいしいわよね。フワッフワでちょっと酸味の効いたホイップクリームをたくさん付けて。」
「いいっすね。」
それはいい。実にいい。
「そこに大量のメープルをかけて」
「そこは惜しまずにガッと沢山いきたいですよね。」
それはいい。実にいい。
「鈴木君自身をおいしくいただく、と。」
キノコ野郎、それはいい。実にいいぞ。
キノコ野郎、人を都市伝説扱いしてたのね。
「でもそれならば、さっき、初めて会った時のどす黒いオーラも理解できるわ。」
ん?
さっきはあんた、人の事を二時間ドラマの冒頭で速攻殺されそうな地味な女、乳パッド多めって言ってたじゃん!
あたしも自分の悪口となると、結構長い文章も簡単に覚えてるし・・・。
「まるで安達ヶ原で鬼婆に遭遇したような。」
「ここは代官山でしょ! 鈴木君、このおっさんに何か言ってやってよ。」
「鬼婆っていうか、地獄の獄卒って感じですけどね。」
「鈴木君、何でもっとひどい表現にグレードアップさせてるの!?」
「しかも牛頭のほう。」
「何ですって!?」
「まあまあ両先生、すっかりと打ち解けたところで、」
「どこがよ! 熱戦真っ最中じゃないの!?」
「作品の打ち合わせ、どこでします?」
「話を聞いてよ!」
「あたしのお気に入りのパンケーキ屋さんがあるんだけど。」
「キノコ野郎、あんたもだよ!」
「パンケーキ! いいですね。俺、大好きですよ。」
「おいしいわよね。フワッフワでちょっと酸味の効いたホイップクリームをたくさん付けて。」
「いいっすね。」
それはいい。実にいい。
「そこに大量のメープルをかけて」
「そこは惜しまずにガッと沢山いきたいですよね。」
それはいい。実にいい。
「鈴木君自身をおいしくいただく、と。」
キノコ野郎、それはいい。実にいいぞ。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
54
1 / 2
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる