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連載
朝食と女神達!
「チーちゃん、朝ごはん食べるかい?」
「んぁ~・・・はっ!?おばぁちゃん!?」
「お婆ちゃんだよー、寝ぼけてるのかい?」
「そっか、昨日泊ったんだっけ。」
芋祭りが終わり、千春は源治の家に泊まり一夜を過ごした、神は帰り、他の聖女達もジブラロールに戻り、源治の家には千春、春恵、そしてルプが残っていた。
「おかぁさんはー?」
「朝ごはん作ってるよ。」
「そっか・・・あれ?ルプ居ない!」
枕になっていたはずのルプが居ない事に驚く千春、必ず千春が目を覚ました時には横にいるルプ、千春は驚き文恵に問いかける。
「ああ、爺さんと朝ごはん獲りに行ってるよ。」
「朝ごはん獲りに行くとか意味わかんないんだけど。」
布団を畳みながら文恵に言う千春、そして千春を起こした文恵は台所に戻る、千春は着替えを終わらせると台所へ向かった。
-------------------------
「おはよう千春、よく寝てたわね。」
「寝るの遅かったからね、神様達いつまで飲んでたの?」
「日の出前には帰ったわよ。」
「・・・朝じゃん!」
「千春、これ、木花咲耶姫様から預かってるわよ。」
「なにこれ。」
「安産のお守り、綾音先生にって。」
「おお!これで安産確定だ!」
「木花咲耶姫様は安産と子育ての守護神だものね。」
物凄く綺麗な玉子焼きを作り上げた春恵は、綺麗に切りそろえお皿に盛り付ける、お守りを手にした千春はアイテムボックスを開こうと手を広げる。
「やっぱり無理か。」
「アイテムボックス?」
「昨日ウルズ様が魂のなんちゃらでなんちゃらして、私のアイテムボックスからお酒とお餅取り出したでしょ。」
「やってたわね、こうでしょ?」
春恵は千春の手を取ると、アイテムボックスを開く。
「は!?おかぁさんも出来るの!?」
「昨日見たから覚えたわよ?」
「神様チートだぁ!あ、コレ入れといて。」
千春は木花咲耶姫の安産御守りをアイテムボックスにそっと入れると、朝食の準備を手伝い始めた。
-------------------------
「爺さん、いっぱいいるぞ。」
「ああ、そいつはニジマスだな。」
「獲っても良いのか?」
「おう、いくらでも獲っていいぞ。」
「・・・禁漁期間とかじゃねえよな?」
「土地神もそんな事気にするのか?」
「爺さんの迷惑になったら嫌だろ。」
「はっはっは!こいつ等はいくらでも増えるからな、それに外来種だ、減らした方が良い。」
流れる綺麗な川の深い所には虹鱒が我が物顔で泳いでいる、源治はタモを持ちルプへ言う。
「そこだな。」
「おう。」
ルプは術を使い川だまりへピンポイントで電撃を当てる、プカプカと浮いた虹鱒を源治は掬い上げ籠へ入れる。
「こいつは大きいな、ルプ用だな。」
「爺さんが食えば良いじゃねえか。」
「はっはっは!それ食ったら魚だけで腹いっぱいになっちまうじゃねぇか。」
「あー、飯か。」
「おう、そろそろ帰るか。」
源治が言うと、ルプが背を降ろす、源治は慣れた様にルプにまたがるとルプは空を駆け抜け家に戻る、家に戻ると文恵たちは魚を受け取りすぐに調理し始めた。
-------------------------
「うわぁ!これおこわ!?おこわ?!」
千春は並べられた炊飯ジャーを開け声を上げる。
「こっちは昨日のさつまいも、こっちは栗、こっちは山で取れた山菜と茸だよ。」
「うぉぉぉ・・・もしかしてモチ米は。」
「あっちのだよ。」
「神様来るじゃん!」
「来るかねぇ。」
千春と文恵が話していると、春恵がクスクス笑う。
「もう来てるわよ♪」
窓を開けると、庭に作られた鳥居から女神達が出て来る所だった。
「数時間前まで呑んでたんだよね?」
「呑んでたわね。」
「胃袋も神様チートってずるいなぁ。」
そう呟きながらも楽し気な千春は、炊飯ジャーからおこわをおひつに入れ混ぜ合わせる。
「おじゃましますわー。」
律儀に声を掛けながら家に入って来る天照大御神と宇迦之御魂、その後ろから迦具夜比売命と木花咲耶姫もついて来る。
「いらっしゃいませ。」
春恵が言うと、千春が呟く。
「おかえりじゃない?」
「ただいま、千春ちゃん♪」
天照大御神はいつもの神々しい服ではなく、カーディガンにワイドパンツとラフな格好だ、宇迦之御魂はジャケットを羽織り、ぱっと見OLのようだ。
「おかえりなさい、朝ごはんの準備出来たら持って行きますからあっちでくつろいでて下さい。」
「あら、手伝うわよ?」
即答で答える宇迦之御魂。
「神様が?」
「ダメかしら?」
「・・・いえ、良いですけれども。」
日本の女神達は、当たり前のように皿を受け取り運び始める。
「バチ当たらないよね?」
思わず呟く千春、だが、普段から女神をこき使っている事に気付いていないのか、春恵は苦笑いだ、そして文恵も笑いながら答えた。
「バチ与える側の神様が自分達でやってるんだから当たらないよ、チーちゃんはこれを持って行って。」
「はーい。」
千春は返事を返すと、女神達の待つ応接間へ料理を運んだ。
◆◇あとがきてきななにか!◇◆
10月9日(木曜日)
10月11日(土曜日)
更新お休みになります。
理由は飲み会だからでっす!
寿司じゃー!焼肉じゃー!イエーイ!
「んぁ~・・・はっ!?おばぁちゃん!?」
「お婆ちゃんだよー、寝ぼけてるのかい?」
「そっか、昨日泊ったんだっけ。」
芋祭りが終わり、千春は源治の家に泊まり一夜を過ごした、神は帰り、他の聖女達もジブラロールに戻り、源治の家には千春、春恵、そしてルプが残っていた。
「おかぁさんはー?」
「朝ごはん作ってるよ。」
「そっか・・・あれ?ルプ居ない!」
枕になっていたはずのルプが居ない事に驚く千春、必ず千春が目を覚ました時には横にいるルプ、千春は驚き文恵に問いかける。
「ああ、爺さんと朝ごはん獲りに行ってるよ。」
「朝ごはん獲りに行くとか意味わかんないんだけど。」
布団を畳みながら文恵に言う千春、そして千春を起こした文恵は台所に戻る、千春は着替えを終わらせると台所へ向かった。
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「おはよう千春、よく寝てたわね。」
「寝るの遅かったからね、神様達いつまで飲んでたの?」
「日の出前には帰ったわよ。」
「・・・朝じゃん!」
「千春、これ、木花咲耶姫様から預かってるわよ。」
「なにこれ。」
「安産のお守り、綾音先生にって。」
「おお!これで安産確定だ!」
「木花咲耶姫様は安産と子育ての守護神だものね。」
物凄く綺麗な玉子焼きを作り上げた春恵は、綺麗に切りそろえお皿に盛り付ける、お守りを手にした千春はアイテムボックスを開こうと手を広げる。
「やっぱり無理か。」
「アイテムボックス?」
「昨日ウルズ様が魂のなんちゃらでなんちゃらして、私のアイテムボックスからお酒とお餅取り出したでしょ。」
「やってたわね、こうでしょ?」
春恵は千春の手を取ると、アイテムボックスを開く。
「は!?おかぁさんも出来るの!?」
「昨日見たから覚えたわよ?」
「神様チートだぁ!あ、コレ入れといて。」
千春は木花咲耶姫の安産御守りをアイテムボックスにそっと入れると、朝食の準備を手伝い始めた。
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「爺さん、いっぱいいるぞ。」
「ああ、そいつはニジマスだな。」
「獲っても良いのか?」
「おう、いくらでも獲っていいぞ。」
「・・・禁漁期間とかじゃねえよな?」
「土地神もそんな事気にするのか?」
「爺さんの迷惑になったら嫌だろ。」
「はっはっは!こいつ等はいくらでも増えるからな、それに外来種だ、減らした方が良い。」
流れる綺麗な川の深い所には虹鱒が我が物顔で泳いでいる、源治はタモを持ちルプへ言う。
「そこだな。」
「おう。」
ルプは術を使い川だまりへピンポイントで電撃を当てる、プカプカと浮いた虹鱒を源治は掬い上げ籠へ入れる。
「こいつは大きいな、ルプ用だな。」
「爺さんが食えば良いじゃねえか。」
「はっはっは!それ食ったら魚だけで腹いっぱいになっちまうじゃねぇか。」
「あー、飯か。」
「おう、そろそろ帰るか。」
源治が言うと、ルプが背を降ろす、源治は慣れた様にルプにまたがるとルプは空を駆け抜け家に戻る、家に戻ると文恵たちは魚を受け取りすぐに調理し始めた。
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「うわぁ!これおこわ!?おこわ?!」
千春は並べられた炊飯ジャーを開け声を上げる。
「こっちは昨日のさつまいも、こっちは栗、こっちは山で取れた山菜と茸だよ。」
「うぉぉぉ・・・もしかしてモチ米は。」
「あっちのだよ。」
「神様来るじゃん!」
「来るかねぇ。」
千春と文恵が話していると、春恵がクスクス笑う。
「もう来てるわよ♪」
窓を開けると、庭に作られた鳥居から女神達が出て来る所だった。
「数時間前まで呑んでたんだよね?」
「呑んでたわね。」
「胃袋も神様チートってずるいなぁ。」
そう呟きながらも楽し気な千春は、炊飯ジャーからおこわをおひつに入れ混ぜ合わせる。
「おじゃましますわー。」
律儀に声を掛けながら家に入って来る天照大御神と宇迦之御魂、その後ろから迦具夜比売命と木花咲耶姫もついて来る。
「いらっしゃいませ。」
春恵が言うと、千春が呟く。
「おかえりじゃない?」
「ただいま、千春ちゃん♪」
天照大御神はいつもの神々しい服ではなく、カーディガンにワイドパンツとラフな格好だ、宇迦之御魂はジャケットを羽織り、ぱっと見OLのようだ。
「おかえりなさい、朝ごはんの準備出来たら持って行きますからあっちでくつろいでて下さい。」
「あら、手伝うわよ?」
即答で答える宇迦之御魂。
「神様が?」
「ダメかしら?」
「・・・いえ、良いですけれども。」
日本の女神達は、当たり前のように皿を受け取り運び始める。
「バチ当たらないよね?」
思わず呟く千春、だが、普段から女神をこき使っている事に気付いていないのか、春恵は苦笑いだ、そして文恵も笑いながら答えた。
「バチ与える側の神様が自分達でやってるんだから当たらないよ、チーちゃんはこれを持って行って。」
「はーい。」
千春は返事を返すと、女神達の待つ応接間へ料理を運んだ。
◆◇あとがきてきななにか!◇◆
10月9日(木曜日)
10月11日(土曜日)
更新お休みになります。
理由は飲み会だからでっす!
寿司じゃー!焼肉じゃー!イエーイ!
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