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閑話:果実と神と聖女たち!
冬の夕暮れ、校舎の窓には霜がついていた。高校の授業を終えたユラたちは家に帰ると、異世界に戻り千春へ声をかける。
「チハルおねーちゃん、フルーツある?」
「ん?何がいるの?」
「色々ほしいんだけど・・・」
ユラは考えながら呟くと、イーレンとイーナが横から千春に言う。
「フルーツケーキを作りたいんです♪」
「クリスマスケーキなのですよ?」
千春はポンと手を叩く。
「クリスマスか!忘れてたわ!」
千春はハッとした顔でユラを見て答える。
「クリスマスケーキ作るんだ、私も高校んときクリスマスケーキ作ったなぁ。」
「おねーちゃんも作ったの?」
「うん・・・ん?いや・・・ルノアーさんが作ってたな、私も作ったけど、私のは味見って言いながらこっちで食べたわ。」
昔の事を思い出す千春は苦笑いで答える。
「ルノアーさんのケーキかー。」
ユラはウーンと唸ると、イーレンが言う。
「私達で作ってみたいんですよ。」
「イーナもがんばるのです。」
「良いよー。」
千春はそう言うとアイテムボックスから世界樹の実を取り出す。
「・・・チハルおねーちゃん、それはダメでしょ。」
「え?私の時はコレ使ったよ?」
「えぇぇ!?」
「誰が食べるの?」
「・・・高校の友達とクリパするから、8人くらいかな。」
「日本だよね?」
「うん、日本。」
「ばれへんばれへん♪」
「そういう問題じゃないんだけどなぁ。」
ユラは苦笑いで答えると、のんびりとくつろいでいたルプが立ち上がり声を掛ける。
「買いに行けば良いじゃねえか。」
「こっちのフルーツって日本に比べたら微妙なのが多いよ?」
ユラがそう言うと、ルプはニヤリと笑う。
「フルーツが美味い国があんだろ、俺が護衛で付いて行ってやる。」
ルプが言うと、千春は頷く。
「それ良いね、デサッバ・ルブなら日本に負けないくらい美味しいフルーツが沢山あるし、買いに行く?」
「「「行きます!」」」
「それじゃお手紙書くからちょっとまってね。」
千春はアイテムボックスから書簡用の紙を取り出し、サラサラと文字を書く、そして印をポンと押すとユラに渡す。
「はい、お金は後で送るから好きなだけ買って来なー。」
「お金あるよ?」
「多分ね、支払いしなくても良いよ、全部タダでくれるから。」
「そうなの?」
「うん、後でお金押し付けるから、気兼ねなく行っといで♪」
「はーい!ルプおねがい!」
ユラはルプの大きな体に抱きつくと、ユラの付き人、コラリーとドロテが声を掛ける。
「ユラ様、イーレン様、イーナ様、お着換えが先です。」
「・・・これでよくない?」
「それは学校の制服で御座います、聖女のローブで行きますのでお着換え下さいね♪」
ニッコリ笑うコラリー、ほんのりと感じる圧にユラは返事を返し、3人は聖女のローブに着替える、そしてルプと一緒にフェアリーリングに入ると、ユラの肩に乗ったルル、そしてイーレンの肩に乗ったポポがフェアリーリングを飛び回る。
「それじゃ、デサッバにいくわよー!」
「いくぜー!」
2人は魔力を解放し、3聖女とルプ、侍女を連れデサッバに向かった。
-------------------------
「ようこそ聖女様。」
フェアリーリングを警備していた兵士がユラ達に声を掛ける。
「あ、どうも、おじゃまします。」
「こちらへ。」
兵士に言われ、城へ案内される3人。
「・・・来るの言ってないよね。」
ユラがイーレンを見ながら言うと、イーレンも頷き答える。
「だって、行くって言って数分だもん、チハルお姉様も言う暇無かったよ?」
イーレンも不思議そうに言うと、イーナが兵士に話しかける。
「私達が来るの知ってたのです?」
「いえ、フェアリーリングは24時間常に誰かが守っておりますので。」
「「「・・・」」」
3人は思わず黙りこむ、そして王族用の客間に案内されると、兵士は礼をし部屋を出て行く。
「・・・買い物だよね?」
ユラが言うと、ルプはクックックと笑いながら答える。
「この国では聖女は神と変わらない扱いされるぞ。」
「そうなの!?」
「ああ、特にユラ、レン、イーナ、お前達は誰の聖女だ?」
「モートさん。」
「モート様です。」
「モート様なのです。」
「この国はモート連邦国との繋がりが強い、教会もモート教だ、同じ聖女でもお前達は千春より扱いが上だぞ。」
「うそでしょ。」
「きいてない・・・」
「知らなかったのです。」
3人は思わずルプに言うと、後ろから声が聞こえ、3人は振り返る。
「気にせず楽しめばいい。」
「モートさん!?呼びましたっけ?」
「名前を呼んだだろ。」
「まぁ名前は言いましたけど、アイトネ様みたいに名前言うだけで来ます?」
『呼んだー?』
「よんでませええん!」
『あらいけずぅ~♪』
2柱はユラ達の前に座ると、扉のノックが鳴り、侍女が入って来る。
「お茶をお持ち・・・!?」
「あ、すみません!ありがとうございます!」
増えた客人に驚く侍女へ、ユラが声を掛け謝る。
「いえ、申し訳ありません、お二方のご準備もすぐに致しますので少々お待ちくださいませ。」
そう言うと、1人の侍女はすぐに部屋を出て行く、残った侍女はユラたちにお茶を淹れる、微かに震える手を見てユラは侍女の手をそっと触る。
「ごめんね?ありがとう。」
「いえ、滅相も御座いません。」
ニコッと微笑むユラに侍女も微笑み返す、そしてお茶を淹れると・・・
「あ、先にアイトネ様とモートさんに。」
ユラが言うと、ホッとしたように侍女は2柱へお茶を出す、そして直ぐにカップを持った侍女が部屋へ入って来る。
「イーナ、お菓子ある?」
ユラが言うと、イーナはアイテムボックスから日本のお菓子を取り出す。
「さっき買ったスイーツも食べるのです?」
「うん、アイトネ様も食べますよね?」
『ええ♪頂くわ♪』
「アイトネ・・・お前イーナのアイテムボックスの中身見て来ただろ。」
『・・・ソンナ事アルワケナイジャナイ。』
フッと目を逸らし答えるアイトネ、その姿を見て、ユラ、イーレン、イーナはクスクス笑う、空気が和らぎ、5人がのんびり話をしていると扉のノックが鳴る、そして現れたのは・・・
「ようこそ御出で下さいました、聖女ユラ様、聖女イーレン様、聖女イーナ様・・・神モート様!?女神アイトネ様もいらっしゃったのですか!?」
部屋に入って来たのは、ヘリン・ルブ・デサッバ王妃だ。
『お邪魔してるわ~♪』
「急に悪いな。」
2人が言うと、膝をつくヘリン王妃。
「神と聖女をお迎えできるなんて、この上ない光栄でございます!デサッバ王国にとって、これ以上の喜びはございません。どうぞごゆるりとお過ごしください。何かご用命がございましたら、すぐにでもご用意いたします。」
ヘリン王妃はそう言って、深々と頭を下げる。ユラは少し照れながら手を振る。
「そんな、堅苦しくされないでください。買い物しに来ただですから♪」
そう言うとユラは千春の手紙を渡す。
「買い物、ですか?」
ヘリン王妃が驚いたように目を丸くすると、イーレンがニコニコと続ける。
「フルーツケーキを作るんです!デサッバのフルーツ、すっごく美味しいって聞いて!」
楽しそうに言うイーレンの言葉に、ヘリン王妃は嬉しそうに頷く。
「それはそれは!ならば、私どもの市場で最高のフルーツをご案内させていただきます!」
ヘリン王妃は目を輝かせ、ユラたちを歓迎する準備を整えるのだった。
「チハルおねーちゃん、フルーツある?」
「ん?何がいるの?」
「色々ほしいんだけど・・・」
ユラは考えながら呟くと、イーレンとイーナが横から千春に言う。
「フルーツケーキを作りたいんです♪」
「クリスマスケーキなのですよ?」
千春はポンと手を叩く。
「クリスマスか!忘れてたわ!」
千春はハッとした顔でユラを見て答える。
「クリスマスケーキ作るんだ、私も高校んときクリスマスケーキ作ったなぁ。」
「おねーちゃんも作ったの?」
「うん・・・ん?いや・・・ルノアーさんが作ってたな、私も作ったけど、私のは味見って言いながらこっちで食べたわ。」
昔の事を思い出す千春は苦笑いで答える。
「ルノアーさんのケーキかー。」
ユラはウーンと唸ると、イーレンが言う。
「私達で作ってみたいんですよ。」
「イーナもがんばるのです。」
「良いよー。」
千春はそう言うとアイテムボックスから世界樹の実を取り出す。
「・・・チハルおねーちゃん、それはダメでしょ。」
「え?私の時はコレ使ったよ?」
「えぇぇ!?」
「誰が食べるの?」
「・・・高校の友達とクリパするから、8人くらいかな。」
「日本だよね?」
「うん、日本。」
「ばれへんばれへん♪」
「そういう問題じゃないんだけどなぁ。」
ユラは苦笑いで答えると、のんびりとくつろいでいたルプが立ち上がり声を掛ける。
「買いに行けば良いじゃねえか。」
「こっちのフルーツって日本に比べたら微妙なのが多いよ?」
ユラがそう言うと、ルプはニヤリと笑う。
「フルーツが美味い国があんだろ、俺が護衛で付いて行ってやる。」
ルプが言うと、千春は頷く。
「それ良いね、デサッバ・ルブなら日本に負けないくらい美味しいフルーツが沢山あるし、買いに行く?」
「「「行きます!」」」
「それじゃお手紙書くからちょっとまってね。」
千春はアイテムボックスから書簡用の紙を取り出し、サラサラと文字を書く、そして印をポンと押すとユラに渡す。
「はい、お金は後で送るから好きなだけ買って来なー。」
「お金あるよ?」
「多分ね、支払いしなくても良いよ、全部タダでくれるから。」
「そうなの?」
「うん、後でお金押し付けるから、気兼ねなく行っといで♪」
「はーい!ルプおねがい!」
ユラはルプの大きな体に抱きつくと、ユラの付き人、コラリーとドロテが声を掛ける。
「ユラ様、イーレン様、イーナ様、お着換えが先です。」
「・・・これでよくない?」
「それは学校の制服で御座います、聖女のローブで行きますのでお着換え下さいね♪」
ニッコリ笑うコラリー、ほんのりと感じる圧にユラは返事を返し、3人は聖女のローブに着替える、そしてルプと一緒にフェアリーリングに入ると、ユラの肩に乗ったルル、そしてイーレンの肩に乗ったポポがフェアリーリングを飛び回る。
「それじゃ、デサッバにいくわよー!」
「いくぜー!」
2人は魔力を解放し、3聖女とルプ、侍女を連れデサッバに向かった。
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「ようこそ聖女様。」
フェアリーリングを警備していた兵士がユラ達に声を掛ける。
「あ、どうも、おじゃまします。」
「こちらへ。」
兵士に言われ、城へ案内される3人。
「・・・来るの言ってないよね。」
ユラがイーレンを見ながら言うと、イーレンも頷き答える。
「だって、行くって言って数分だもん、チハルお姉様も言う暇無かったよ?」
イーレンも不思議そうに言うと、イーナが兵士に話しかける。
「私達が来るの知ってたのです?」
「いえ、フェアリーリングは24時間常に誰かが守っておりますので。」
「「「・・・」」」
3人は思わず黙りこむ、そして王族用の客間に案内されると、兵士は礼をし部屋を出て行く。
「・・・買い物だよね?」
ユラが言うと、ルプはクックックと笑いながら答える。
「この国では聖女は神と変わらない扱いされるぞ。」
「そうなの!?」
「ああ、特にユラ、レン、イーナ、お前達は誰の聖女だ?」
「モートさん。」
「モート様です。」
「モート様なのです。」
「この国はモート連邦国との繋がりが強い、教会もモート教だ、同じ聖女でもお前達は千春より扱いが上だぞ。」
「うそでしょ。」
「きいてない・・・」
「知らなかったのです。」
3人は思わずルプに言うと、後ろから声が聞こえ、3人は振り返る。
「気にせず楽しめばいい。」
「モートさん!?呼びましたっけ?」
「名前を呼んだだろ。」
「まぁ名前は言いましたけど、アイトネ様みたいに名前言うだけで来ます?」
『呼んだー?』
「よんでませええん!」
『あらいけずぅ~♪』
2柱はユラ達の前に座ると、扉のノックが鳴り、侍女が入って来る。
「お茶をお持ち・・・!?」
「あ、すみません!ありがとうございます!」
増えた客人に驚く侍女へ、ユラが声を掛け謝る。
「いえ、申し訳ありません、お二方のご準備もすぐに致しますので少々お待ちくださいませ。」
そう言うと、1人の侍女はすぐに部屋を出て行く、残った侍女はユラたちにお茶を淹れる、微かに震える手を見てユラは侍女の手をそっと触る。
「ごめんね?ありがとう。」
「いえ、滅相も御座いません。」
ニコッと微笑むユラに侍女も微笑み返す、そしてお茶を淹れると・・・
「あ、先にアイトネ様とモートさんに。」
ユラが言うと、ホッとしたように侍女は2柱へお茶を出す、そして直ぐにカップを持った侍女が部屋へ入って来る。
「イーナ、お菓子ある?」
ユラが言うと、イーナはアイテムボックスから日本のお菓子を取り出す。
「さっき買ったスイーツも食べるのです?」
「うん、アイトネ様も食べますよね?」
『ええ♪頂くわ♪』
「アイトネ・・・お前イーナのアイテムボックスの中身見て来ただろ。」
『・・・ソンナ事アルワケナイジャナイ。』
フッと目を逸らし答えるアイトネ、その姿を見て、ユラ、イーレン、イーナはクスクス笑う、空気が和らぎ、5人がのんびり話をしていると扉のノックが鳴る、そして現れたのは・・・
「ようこそ御出で下さいました、聖女ユラ様、聖女イーレン様、聖女イーナ様・・・神モート様!?女神アイトネ様もいらっしゃったのですか!?」
部屋に入って来たのは、ヘリン・ルブ・デサッバ王妃だ。
『お邪魔してるわ~♪』
「急に悪いな。」
2人が言うと、膝をつくヘリン王妃。
「神と聖女をお迎えできるなんて、この上ない光栄でございます!デサッバ王国にとって、これ以上の喜びはございません。どうぞごゆるりとお過ごしください。何かご用命がございましたら、すぐにでもご用意いたします。」
ヘリン王妃はそう言って、深々と頭を下げる。ユラは少し照れながら手を振る。
「そんな、堅苦しくされないでください。買い物しに来ただですから♪」
そう言うとユラは千春の手紙を渡す。
「買い物、ですか?」
ヘリン王妃が驚いたように目を丸くすると、イーレンがニコニコと続ける。
「フルーツケーキを作るんです!デサッバのフルーツ、すっごく美味しいって聞いて!」
楽しそうに言うイーレンの言葉に、ヘリン王妃は嬉しそうに頷く。
「それはそれは!ならば、私どもの市場で最高のフルーツをご案内させていただきます!」
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